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Yamareco

記録ID: 586807
全員に公開
雪山ハイキング
東海

天子山地/毛無山

2015年02月09日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:18
距離
10.6km
登り
1,260m
下り
1,246m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:58
休憩
0:19
合計
7:17
7:53
7:53
7
8:00
8:02
214
11:36
11:37
22
11:59
11:59
26
12:25
12:38
119
14:37
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6
14:43
14:46
13
14:59
14:59
0
14:59
ゴール地点
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2015年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
◆駐車場
毛無山登山者用臨時駐車場に駐車。5台程度のスペースで今日の利用者は3台。
25分歩かないですむ毛無山登山道ゲートの脇の駐車場は1日500円の有料駐車場。ここは広く10台以上は駐車できる。
コース状況/
危険箇所等
◆道の状況
・登山者用駐車場〜登山口
朝は舗装路が全面凍結状態である意味一番危険だった。帰りには8割方融けていた。
・登山口〜稜線分岐
かなりの急登であり積雪も標高とともに増えて行った。登りではアイゼンは使わなかったが、下りでは五合目までアイゼンを着けた。しかし融雪も進んでいたので使わなくても良かった。
・稜線
膝以上の積雪だが登りの急登部と違って締まっており歩きやすい。スノーシューを持参したので大見岳まで使用したが帰路は毛無山からは外した。スノーシューを脱ぐと軽快。
毛無山登山者用駐車場からの毛無山の眺め。雪が多そうだ。
2015年02月09日 07:39撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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2/9 7:39
毛無山登山者用駐車場からの毛無山の眺め。雪が多そうだ。
出だしの舗装路が凍り付いていて神経を使った。
2015年02月09日 07:48撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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出だしの舗装路が凍り付いていて神経を使った。
一本道の突き当たりに解りやすい看板。
2015年02月09日 07:54撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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一本道の突き当たりに解りやすい看板。
林道のゲート前の看板。お宮を過ぎて堰堤を2つ越えて行く。
2015年02月09日 08:00撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
2/9 8:00
林道のゲート前の看板。お宮を過ぎて堰堤を2つ越えて行く。
ゲート前の左の先には有料駐車場(1日500円)があった。
2015年02月09日 08:01撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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ゲート前の左の先には有料駐車場(1日500円)があった。
麓宮。山行の安全を祈願して行く。
2015年02月09日 08:04撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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麓宮。山行の安全を祈願して行く。
麓宮の前に金山の遺構が据えられている。
2015年02月09日 08:06撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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麓宮の前に金山の遺構が据えられている。
地蔵峠方面と道を分ける。
2015年02月09日 08:12撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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地蔵峠方面と道を分ける。
毛無山一合目の看板。積雪のため見逃したものもあったが、一合毎に立てられているようだ。
2015年02月09日 08:22撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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毛無山一合目の看板。積雪のため見逃したものもあったが、一合毎に立てられているようだ。
はさみ岩と呼ばれているらしい。
2015年02月09日 08:28撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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はさみ岩と呼ばれているらしい。
不動ノ滝を観瀑台から望む。流芯は凍結していない。
2015年02月09日 08:37撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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不動ノ滝を観瀑台から望む。流芯は凍結していない。
毛無山三合目。この辺りからくるぶし位までが新雪に埋まるようになってきた。
2015年02月09日 08:55撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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毛無山三合目。この辺りからくるぶし位までが新雪に埋まるようになってきた。
四合目の上のレスキューポイント。
2015年02月09日 09:18撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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2/9 9:18
四合目の上のレスキューポイント。
五合目の看板はひと味違うぞ。しかもマツダランプ!
2015年02月09日 09:29撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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五合目の看板はひと味違うぞ。しかもマツダランプ!
樹間を透けて見える麓も遠くなって来た。
2015年02月09日 09:30撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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樹間を透けて見える麓も遠くなって来た。
左手には金山と雪見岳。まだあちらの方が100m以上高い。
2015年02月09日 09:51撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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左手には金山と雪見岳。まだあちらの方が100m以上高い。
パウダースノーが足首位まで。本当にサラサラでグリップしづらい。
2015年02月09日 09:51撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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パウダースノーが足首位まで。本当にサラサラでグリップしづらい。
ここは少し緩やかな所。稜線も近づいて来た。
2015年02月09日 10:16撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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ここは少し緩やかな所。稜線も近づいて来た。
また急登。左下に雪に埋もれたロープが見える。
2015年02月09日 10:53撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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2/9 10:53
また急登。左下に雪に埋もれたロープが見える。
1870m位で眺めが好い所に出合った。駿河湾から富士山までが一望できる。雲が少し湧いて来たのは残念な所。
2015年02月09日 10:56撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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1870m位で眺めが好い所に出合った。駿河湾から富士山までが一望できる。雲が少し湧いて来たのは残念な所。
九合目。あと一息で稜線。
2015年02月09日 11:03撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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九合目。あと一息で稜線。
稜線に到着。ここからの山頂稜線はこれまでと打って変わって穏やかなアップダウンに終始する。地蔵峠方面にはトレース無し。
2015年02月09日 11:07撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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2/9 11:07
稜線に到着。ここからの山頂稜線はこれまでと打って変わって穏やかなアップダウンに終始する。地蔵峠方面にはトレース無し。
稜線分岐から20m程進んだ所に南アルプスの好展望台があった。雲に隠されてはいるが赤石、荒川、それに塩見。手前は白峰南嶺。
2015年02月09日 11:16撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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稜線分岐から20m程進んだ所に南アルプスの好展望台があった。雲に隠されてはいるが赤石、荒川、それに塩見。手前は白峰南嶺。
南アルプス北部。農鳥、北岳、甲斐駒。
2015年02月09日 11:16撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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南アルプス北部。農鳥、北岳、甲斐駒。
正面に八ヶ岳。左には霧ヶ峰から美ヶ原、右手には遠く純白に包まれた浅間山が望める。
2015年02月09日 11:16撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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正面に八ヶ岳。左には霧ヶ峰から美ヶ原、右手には遠く純白に包まれた浅間山が望める。
頂上稜線では折角持って来たんでスノーシューを着ける。
2015年02月09日 11:16撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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頂上稜線では折角持って来たんでスノーシューを着ける。
膝位までの積雪。でも締まっているんでツボ足でも歩きやすそう。
2015年02月09日 11:27撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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膝位までの積雪。でも締まっているんでツボ足でも歩きやすそう。
霧氷の続く径。
2015年02月09日 11:29撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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霧氷の続く径。
青空に映える。
2015年02月09日 11:30撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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青空に映える。
毛無山山頂に到着。
2015年02月09日 11:33撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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毛無山山頂に到着。
真正面に富士山。湘南から見る富士山は慈母のようだが、こちらからは厳父の風情だ。
2015年02月09日 11:34撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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真正面に富士山。湘南から見る富士山は慈母のようだが、こちらからは厳父の風情だ。
毛無山の山頂標識。
2015年02月09日 11:35撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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毛無山の山頂標識。
天子山地の最高峰、大見岳を目指す。富士がますます絶景!
2015年02月09日 11:39撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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天子山地の最高峰、大見岳を目指す。富士がますます絶景!
再び霧氷。風は微風だったがそれでも氷片が舞う。
2015年02月09日 11:43撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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再び霧氷。風は微風だったがそれでも氷片が舞う。
目を南に転ずれば駿河湾と伊豆。
2015年02月09日 11:49撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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目を南に転ずれば駿河湾と伊豆。
ウサギの足跡もチラホラ。
2015年02月09日 11:58撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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ウサギの足跡もチラホラ。
大見岳。天子山地の最高峰だ。
2015年02月09日 12:01撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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大見岳。天子山地の最高峰だ。
最高峰も踏んだんでさあ帰ろう。
2015年02月09日 12:11撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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2/9 12:11
最高峰も踏んだんでさあ帰ろう。
田貫湖を背景にパラグライダーが沢山飛んでいた。
2015年02月09日 12:15撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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2/9 12:15
田貫湖を背景にパラグライダーが沢山飛んでいた。
北側から見た毛無山。
2015年02月09日 12:20撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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2/9 12:20
北側から見た毛無山。
毛無山に戻って来てセルフタイマーで自撮り。家では「いつも同じ格好」って言われてる。
2015年02月09日 12:26撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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2/9 12:26
毛無山に戻って来てセルフタイマーで自撮り。家では「いつも同じ格好」って言われてる。
下りでは結構雪融けが進んでいて驚いた。1200mまで降りて来た所ではもう土が見えている。登りでは真っ白だったのだが。でも丹沢のように田んぼにならないのは有り難い。
2015年02月09日 14:05撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
2/9 14:05
下りでは結構雪融けが進んでいて驚いた。1200mまで降りて来た所ではもう土が見えている。登りでは真っ白だったのだが。でも丹沢のように田んぼにならないのは有り難い。
不動ノ滝。何だか春の景色に感じる。
2015年02月09日 14:12撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
2/9 14:12
不動ノ滝。何だか春の景色に感じる。
駐車場に帰着。一日好天と富士山の展望にも恵まれた。
2015年02月09日 14:57撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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駐車場に帰着。一日好天と富士山の展望にも恵まれた。
毛無山を振り返ると、春山になっていた。
2015年02月09日 14:58撮影 by  COOLPIX P340, NIKON
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毛無山を振り返ると、春山になっていた。
撮影機器:

感想

竜ヶ岳からその先に見えた雨ヶ岳と毛無山には登ってみたいと思っていた。富士と南アルプスの好展望台である天子山地の最高峰に好展望が約束された冬の日に登り、期待通りに一日雪と戯れることができた。雨ヶ岳への縦走はならなかったがそれは次回の楽しみにと言うことだろう。

朝、東名に乗ると小雪が待っていたが、駿河湾沼津SAで夜が明ける頃には晴間が広がり、今日の好天が約束されたように感じた。富士宮道路を朝霧高原に向かい朝霧グリーンパーク入口を曲がるといきなり凍結路面になり標高800mであることを思い出す。毛無山登山者用臨時駐車場にクルマを停め、先ずは周囲の眺めを楽しみながら、準備をする。隣りに停めた男性が雪も多そうなんで行ける所までと言いながら出発してから10分後に僕も出発。ふもとっぱらの脇を抜ける杉に囲まれた一本道が凍結していて改めて気を引き締める。ゲートで林道から別れるがまだ径は平坦である。麓宮を通り堰堤を越えると沢を渡り山懐に入って行く。すぐに地蔵峠へ向かう径との分岐になる。

右へ進むと徐々に勾配もきつくなっていき、雪も増えてきた。だが不動ノ滝まではそれなりに人が入るせいか最近の降雪が少ないせいかルートは明瞭だ。しかし三合目位からは新雪が足首位まで被るようになり、踏み跡も先行者一人のものだけになった。標高と共に更に雪も増え、勾配も厳しくなり、フカフカのパウダースノーで櫂で漕ぐように進み難い。ロープが張ってある箇所も多数ある。時折緩む勾配がご褒美のようだ。

五合目で小休止しているともう一人単独行の男性がやって来て止まらずに登って行った。今年一番の寒気と言うけど暑い、と漏らしていたが確かに無風で日射もあり、気温が氷点下でも暑い。段々と麓が遠く低くなり、左手に見える金山が未だ高いものの近くなり、右手の稜線も樹々がよりはっきりと見えるようになってくる。それでも五合目から稜線までは500m程の標高差があるのでたっぷりと1時間以上費やすことになる。五合目から稜線に出合うまで休憩しないでと思ったがやっぱり休憩しないではいられなかった。

稜線に立つとやや風はあるもののそよ風と言った程度。20m程進むと西側に突き出している雪の岡がありそこに立つと西から北へ絶景が広がっていた。聖、赤石、悪沢は雲に頂上を隠されているものの塩見から北の南アルプスの山々は良く展望できた。更に北に目を転ずれば八ヶ岳があり、その左奥に霧ヶ峰から美ヶ原、右奥には真っ白な浅間山、稜線と重なるように金峰山と素晴らしい展望を味わうことができた。展望が好いと言うタカデッキまで目指そうかと考えていたがここでかなり気が済んだ。

折角持参したのでスノーシューを着けて稜線を歩いたが雪は深いもののかなり締まっていて無しでも楽に歩ける。稜線はこれまでの急登と打って変わって緩やかなアップダウンが続き、明確にピークかは解らないうちに毛無山に届いた。しかし天子山地の最高峰はそこから600m北東の大見岳にあるのでそこまではと目指す。先行する単独行の男性はそこから縦走すると言うが、この時点で計画より遅れているので僕は折り返す。雪は白く、空は蒼く、霧氷も美しく、展望も素晴らしい。大満足。後は家まで安全に帰るだけ。毛無山でスノーシューを外したら身の軽いこと。急登部は登りでも滑りがちだったのでスノースパイクを着けたが、それでも軽い。

ところが稜線から降りて行くと雪質ががらりと変わってザラメ状になっていた。どんどん下って行くと雪融けで土が露出している割合も増えて行った。観瀑台から見る不動ノ滝は朝のような半ば凍り付いたものではなく春の暖かさを少し感じるようなものになっていた。駐車場まで戻って振り返ると毛無山も春山の雰囲気が漂っていた。何とも好い時間帯に山で楽しめたみたいだ。


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