那須岳：茶臼岳〜朝日岳〜三本槍岳〜大峠〜三斗小屋温泉泊

2023年08月25日(金) 〜 2023年08月26日(土)

• GPS: 32:00
• 距離: 17.3km
• 登り: 1,486m
• 下り: 1,166m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:11
• 休憩: 1:27
• 合計: 9:38

6:12 山麓駅駐車場
6:15 6:15 那須ロープウェイ山麓駅
6:27 6:33 峠の茶屋駐車場
6:38 6:38 登山指導所・登山ポスト
7:00 7:00 中の茶屋跡
7:28 7:33 峰の茶屋跡避難小屋
7:37 7:37 硫黄鉱山跡
8:03 8:03 お釜口
8:18 8:32 那須岳
8:38 8:38 山頂口
8:39 8:39 お釜口
9:03 9:03 硫黄鉱山跡
9:07 9:21 峰の茶屋跡避難小屋
9:34 9:34 恵比寿大黒
9:57 9:57 朝日の肩
10:05 10:21 朝日岳
10:29 10:31 朝日の肩
10:42 10:44 熊見曽根
10:53 10:53 1900m峰
11:10 11:13 清水平
11:26 11:26 三本槍岳・中の大倉尾根・北温泉分岐
11:55 12:15 三本槍岳
12:28 12:28 三本槍・甲子山・大峠・三斗小屋温泉分岐
13:50 13:55 大峠
14:32 14:32 峠沢
14:54 14:54 中ノ沢
15:10 15:10 赤岩沢
15:48 15:48 三斗小屋温泉大黒屋
15:50 三斗小屋温泉煙草屋旅館

2日目

• 山行: 2:23
• 休憩: 0:21
• 合計: 2:44

7:27 三斗小屋温泉煙草屋旅館
7:50 7:50 沼原分岐
8:00 8:03 延命水(水場)
8:34 8:38 那須岳避難小屋
8:59 8:59 峰の茶屋跡避難小屋
9:03 9:14 硫黄鉱山跡
9:29 9:29 無間地獄
9:37 9:40 牛ヶ首
10:05 10:05 牛ヶ首山頂分岐
10:11 那須ロープウェイ山頂駅

那須ロープウェイ山頂駅10：20−10：24山麓駅10：26−10：29山麓駅駐車場

天候

1日目（25日）：快晴のち晴れ時々くもり
2日目（26日）：快晴その後くもり一時晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

下山時那須ロープウェイを使う予定だったので、最寄りの下の駐車場に停めました。無料。ロープウェイ前の駐車場は営業前だったのでロープで規制されていましたが、他に4ヶ所駐車場があり停められました。下山時：那須ロープウェイ片道、大人1200円。乗車時間4分。20分毎に運転。

コース状況／危険箇所等

　峠の茶屋登山口〜峰の茶屋跡避難小屋〜茶臼岳〜朝日岳〜三本槍岳：よく整備されています。朝日岳へのトラバース道は一部岩場があり要注意です。三本槍岳〜大峠〜三斗小屋温泉：大峠まではポイント毎に標識があり、急な下りはありますが、特に問題はありません。私は1度バランスを崩して転倒し、笹薮に尻もちを搗きました。滑落の恐れのない所で幸運でした。要注意です。大峠から三斗小屋温泉までは3つの沢の渡渉がありますが、沢と言うより川の渡渉でした。対岸に赤テープなどはないので要注意です。3つ目の赤岩沢の手前の急坂にはロープが設置されていました。渡渉後は急な岩場を登ったり、長い登りが続きます。大峠（1468m）から下って三斗小屋温泉（1460m）まで登り返します。
　三斗小屋温泉〜峰の茶屋跡避難小屋：一部泥濘個所はありますがよく整備されています。峰の茶屋跡避難小屋〜牛ヶ首〜那須ロープウェイ山頂駅：よく整備されたトラバース道ですが、一部崩れやすい所もあるので要注意です。微妙なアップダウンがそれなりに続きます。登山ポストは峠の茶屋先の那須岳登山指導所にあります。

その他周辺情報

三斗小屋温泉は煙草屋に泊まりました。女性風呂、共同風呂、露天風呂の３種類の泉質の温泉があり、どの温泉にも入れるように男女別の時間も設けられています。石鹸やシャンプーは使用できません。下山後、鹿の湯で入浴しました。大人５００円。ここも石鹸やシャンプーは使用できませんでした。４１℃、４３℃、４８℃の浴槽がありますが、４８℃は熱くて入れませんでした。

写真

8/24 5:09

車を停めた駐車場から撮った那須ロープウェイ山麓駅と茶臼岳

8/24 5:13

アザミ

8/24 5:13

萎れて掛けていますが、オオバギボウシ、ここでしか見掛けませんでした。

8/24 5:33

峠の茶屋登山口、トイレもありその脇にも登山口があります。

8/24 5:37

那須岳登山指導所、駐車場からの2つの登山道がここで合流します。登山ポストがあります。

8/24 5:38

那須岳登山口

8/24 5:55

トリカブト

8/24 5:56

赤トンボ、他では余り見掛けませんでした。

8/24 5:57

ヤマハハコ、那須ロープウェイ山頂駅付近にもたくさん咲いていました。

8/24 6:00

中茶屋跡からの茶臼岳

8/24 6:10

エゾリンドウ

8/24 6:11

朝日岳

8/24 6:13

ハンゴンソウ？

8/24 6:13

オヤマソバ？

8/24 6:28

峰の茶屋跡避難小屋、那須岳登山の起点になる所です。今回3回通過しました。

8/24 6:30

熊見曽根（尾根）と隠居倉、写真の左方向に下れば最短で三斗小屋温泉に行けます。

8/24 6:30

剣ヶ峰〜朝日岳

8/24 6:42

剣ヶ峰〜朝日岳方面

8/24 6:45

ウラジロタデ

8/24 7:03

茶臼岳のお釜口まで来ました。左回りでお釜（お鉢）を周りながら山頂に向かいます。

8/24 7:08

手前右は大倉山〜三倉山〜唐沢山、はっきり同定できませんが、左奥に見えるのは会津駒ヶ岳〜会津朝日岳辺りかと思います。

8/24 7:08

流石山、右は隠居倉

8/24 7:08

隠居倉〜熊見曽根東端、右奥は三本槍岳

8/24 7:08

熊見曽根東端〜朝日岳、奥左は1900m峰、背後に吾妻連峰と安達太良山も見えます。

8/24 7:10

（手前）白笹山〜日の出平（中）大佐飛山・日留賀岳〜鹿又岳〜男鹿岳辺り（奥）男体山・女峰山〜日光白根山、上州武尊山〜至仏山〜燧ヶ岳辺り？

8/24 7:10

（中）鹿又山〜男鹿岳（奥）至仏山〜燧ヶ岳〜会津駒ヶ岳辺り？

8/24 7:10

会津駒ヶ岳〜越後方面の山々？

8/24 7:10

（奥）越後三山〜会津朝日岳（手前右）大倉山〜三倉山

8/24 7:11

茶臼岳山頂方面

8/24 7:18

茶臼岳山頂に着きました！

8/24 7:18

那須岳神社もあります。

8/24 7:24

雲海の下にりんどう湖方面が見えました。左奥は八溝山方面？

8/24 7:25

朝日岳の後方に磐梯山〜吾妻連峰〜安達太良山

8/24 8:24

ヨツバヒヨドリ

8/24 8:25

アキノキリンソウ？

8/24 8:26

オオカメノキ

8/24 8:27

キオン？

8/24 8:28

ホツツジ

8/24 8:31

恵比寿大黒、左の岩峰の左側に空洞があり青空が見えます。

8/24 8:36

シラタマノキ

8/24 9:07

隠居倉〜熊見曽根東端、奥に流石山方面

8/24 9:07

1990m峰〜清水平方面、奥に三本槍岳とピラミッド型の旭岳も見えます。

8/24 9:07

熊見曽根東端〜1990m峰の間に福島の博士山らしき山容が見えます。

8/24 9:21

朝日岳登頂！

8/24 9:50

朝日岳と茶臼岳、1900m峰付近から

8/24 9:52

1900m峰山頂と三本槍岳

8/24 10:04

清水平と三本槍岳方面

8/24 10:12

清水平と朝日岳〜1400m峰

8/24 10:36

旭岳と右後方に磐梯山と猪苗代湖

8/24 11:12

三本槍岳登頂！後方に旭岳〜甲子山方面

8/24 11:13

大峠方面

8/24 11:13

大峠分岐辺り

8/24 11:24

蝶

8/24 11:31

旭岳と鏡ヶ沼

8/24 11:32

オトギリソウ

8/24 11:43

ニガイチゴの実

8/24 12:03

ウメバチソウとミヤマコゴメグサ

8/24 12:07

ハクサンフウロとエゾシオガマ

8/24 12:13

シモツケソウ

8/24 12:15

マルバダケブキ

8/24 12:17

大峠付近から望む湯川、昔の三斗小屋温泉はこの方向にあったようですが、現在は中ノ沢付近で1280mまで下った後は左の山腹を180m程登り返します。左奥に沼原池が見えます。

8/24 12:30

コケモモの実

8/24 12:31

ウツボグサ

8/24 12:41

大峠山

8/24 12:50

大峠、三斗小屋温泉に向かいます

8/24 13:53

中ノ沢は倒木を利用して渡りました。

8/24 14:07

滑りやすい下りにはロープが設置されていました。

8/24 14:08

赤岩沢の渡渉後は登りが続きました。

8/25 3:53

三斗小屋温泉煙草屋旅館

8/25 4:58

露天風呂

8/25 6:59

延命水、冷たくておいしかったです。

8/25 7:37

那須岳避難小屋から峰の茶屋跡方面を望みました。右奥が茶臼岳方面

8/25 8:29

無間地獄、噴煙が上がっています。

8/25 8:38

牛ヶ首から望む茶臼岳

8/25 9:08

那須ロープウェイ山頂駅に着きました。ゴールです。膝への負担軽減のため乗車します。

撮影機器：

サイバーショット DSC-HX60V SONY

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 スパッツ 日よけ帽子 着替え 登山靴 予備靴ひも ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料（スポーツドリンク・水） テルモス ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 高度計 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 時計 サングラス タオル 手ぬぐい ツェルト ストック ナイフ カメラ ラジオ 洗面用具 ゴミ持ち帰り用袋

感想

SamT

　那須岳は11年振り、2度目でした。今回の目的は三斗小屋温泉に泊まり山のいで湯を楽しむことでした。歩かなければ入れない温泉に入ることでした。
　事前に検索したレコで、2日目に三斗小屋温泉から大峠に出て三本槍岳経由で峰の茶屋跡避難小屋まで周回している方の山行に興味を持ち、逆ルートで臨みました。2日目は下りの少ないルートで那須ロープウェイを使うことにしました。
　比較的好天予報の日程を探って出掛けましたが、早朝は2日間とも快晴に恵まれました。1日目の茶臼岳までは、ほぼ雲に遮られない山の展望を楽しむことができました。南側は雲海でしたが、東〜北〜西の山はほぼ全て見ることができました。福島の山も幾つか確認でき幸運でした。
　2日目も早朝3時過ぎに起きて外に出たら満天の星空でした。西には夏の大三角が横たわっていて東にはオリオン座が木の上に一部見え始めていました。頭上には天の川や木星も見えていました。
　残念だったのは夜温泉を余り楽しめていないことです。事前の確認不足で、大峠から三斗小屋温泉まで下る意識でいたのですが、実際は赤岩沢の渡渉後はひたすら登り返しでした。時間も掛かり、いつになったら下るのだろうと道間違いも心配になっていました。地形図で確認すれば良かったのですが、登ってから休憩し確認しようと思っていたので必死に登りました。三斗小屋温泉の標識があり、ほどなく三斗小屋温泉大黒屋の建物が見えてきてホッとしました。汗だくで煙草屋さんにチェックインしたのですが、入浴後も体が火照っていてなかなか汗が引きませんでした。こんな状態だったので夜はその後入浴はしませんでした。
　朝男性が入れたのは露天風呂だけだったのですが、気持ちよく入浴できました。空気もひんやりしていて、入浴後汗が引かないということもありませんでした。
　高山植物は数も種類も少なくなってはいましたが、注意すればまだまだたくさん見られ、楽しめました。1日目は遭遇した人を数えましたが、三本槍岳までで約150人でした。その先の大峠〜三斗小屋温泉では擦れ違った人が1人だけでした。途中で振り返った時に後続者1人の姿を認めましたが、すぐ追い付かれると予想したにも拘わらず一向に現れませんでした。戻られた可能性が高いかと思います。2日目は峰の茶屋跡避難小屋まで8人の方に遭遇しました。出発時に隠居倉方面から下って来た3人と三斗小屋温泉に泊まった方5人でした。土曜日ということもあり、稜線には大勢人がいたので数えるのは止めましたが、ロープウェイ山頂駅までで200人前後の人に遭遇したかと思います。観光客も多かったですが、人気のある山です。
　チャンスがあったら再訪して、今度は大黒屋さんに泊まってみようかと考えています。レコを見て読んで下さりありがとうございました。