聖岳から茶臼へ:南アルプス完結?
- GPS
- 44:23
- 距離
- 43.1km
- 登り
- 5,329m
- 下り
- 5,530m
コースタイム
- 山行
- 9:34
- 休憩
- 2:13
- 合計
- 11:47
- 山行
- 6:45
- 休憩
- 1:58
- 合計
- 8:43
- 山行
- 7:36
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 8:41
天候 | 毎日、夜明け〜9・10時は快晴、9・10時〜14・15時は山頂部に雲がかかりだし、14・15時以降は雨/雷というパターンが多いので、景色/展望を期待するなら超早出がお薦め(3〜4時)。 |
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過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
茶臼小屋から畑薙ダムの間は、崩れて補修が十分でない箇所もあるので注意。 |
その他周辺情報 | 下山後、しずてつジャストラインの静岡行きバスに乗り遅れた場合は、臨時駐車場から静岡寄りに白樺荘があるが、茶臼登山口からは2時間15分以上歩かなければならない。1泊2食付きで\6,990と安いが、個室、温泉、食事は十分良い。白樺荘から静岡駅までは、しずてつジャストライン(要予約だが、空席があれば乗車可能で、普通は空席あり)、あるいは井川地区自主運行バスがある(樅沢で乗換)。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
下半分脱着ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
trangiaのアルコールランプ/専用コッフェル。
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感想
南アルプス2回目の周回に挑戦しているが(1回目は50年以上前、農鳥岳を除く)、最後に残った3,000m峰の聖岳に8/19に登頂することができた。
しかし、その内容はかなりひどいもので、当初の計画通りには行かなかった。
当初の計画は、聖、赤石、荒川三山をすべて踏破するもので、聖平、百間洞、荒川小屋、千枚小屋に宿泊するものだったが、少し体力的に不安があったので、次善策として、荒川三山を省略して百間洞から赤石小屋に泊まって下山するというものにした。それで進めていたが、台風の通過など気象的な要因で日和見しているうちに、百間洞の予約が満杯になってしまい、計画変更せざるを得なくなり、結局、聖往復→茶臼に変更して8/17に椹島ロッヂに入山。次の日は聖平までで、標準コースタイム(CT)は約6時間、しかし11時間(休憩含む)かかってしまった。その次の日は聖岳を往復して茶臼小屋までの予定であったが、聖岳の往復のCTは約5時間だが、私は8.5時間かかってしまい、疲れて茶臼まで行けず聖平で連泊。その次の日の聖平から茶臼小屋も、CTは約4時間ちょっとだが、私は9時間。最終日の茶臼小屋→登山口→ダム→白樺荘も、CTは6:40に対し、私は13時間。
要するに、私は標準コースタイム(CT)の約2倍かかることが判明(ヤマレコ判定では1.5〜1.6倍。後は休憩時間を十二分に(気の済むまで)とったことも遅れた要因)。2019年の腰椎圧迫骨折、2020、2021はコロナで自粛と、3年間アルプス登山からは遠ざかっていたための体力減退か、あるいは今年の9月には75才で後期高齢者になるので、単なる老化によるものなのか、いずれにしても体力減退の事実を受け入れ、中止の方向へ向かうか、あるいはやり方を変えて継続していくしかない。南アルプス2回目の周回もほぼ修了したので、アプローチの長い、小屋間隔の遠い南アルプス南部はもう卒業して、北アルプスに転進してもいいのだが、そうもいかない。
というのは、今までの荒川三山、赤石、聖の登山においては、天気があまり良くなくて、どの山も満足できるほどの十分な展望に恵まれてこなかったので、何とか荒川三山、赤石、聖の展望が得られる山行をしないと南アルプス南部の卒業ができないのである。その場合は、今回の教訓を反省材料にして、1つづつこなしていきたいと考えている。荒川なら千枚をベースにして荒川往復。赤石なら赤石小屋をベースにして往復というふうに。聖ももう一度挑戦したいが、小屋で食事が出ないうちは、ストーブ、食料の荷物が多くなるので、躊躇する所ではある。
さて、今回のもう一つの問題点は、山頂で良好な展望が得られなかった点である。
どうも南アルプス南部では、早朝は快晴だが、山頂部は9時くらいから雲がかかりだすため、超早朝出発が鉄則なようで、3、4時には出発しないと山頂での展望は期待できないようだ。午後には大雨/雷雨も降り出す可能性が高いようで、超早出、早めの帰着を心がけた方が良いみたいである。今後の計画に反映させたい。
後、気付いたことは、南部に行くに従い、トレイルランニングのシューズの人、テント泊の人が増えたことである。どうも、南に行くほど登山界の常識にとらわれすぎない人が増えてくるような気がする。
トレイルランニングのシューズでは頂上直下のガラ場の下りなどは痛くないのかと、登山靴の底は固ければ固いほどよいと決めている私は心配になる。
トレイルランニングのシューズで、テント泊で、光岳→北岳を目指している人に聞いたら、「荷物は10kgに収めたので、トレイルランニング・シューズで大丈夫」とのこと。TJARも全員トレイルランニング・シューズみたいですからね。
私も、若くて体力が合ったら再度テント泊に挑戦したい所だ。殆どのテントサイトは予約不要なようだし、安いようだし、テントを使用することによって自由に計画を立てられるようになるので、スナフキンの言うように「テントでくらすって、いいものだぜ」かも。ただし、思い荷物が苦手になってきた私には無理かも。
55年ぐらい前にアルプス縦走を始めた頃、単独でもテント泊が主流で、白馬−裏銀座方面でテント泊縦走していたら、小屋泊まりのみで軽装のサブザックで飛ばしている人を見たとき、当時の私には山小屋の宿泊費は高いものだったので、「札束だけをリュックに詰めて飛ばすのはいいのか?」と面食らったものだったが、今ではその方が主流になってしまった。しかし昔のやり方に回帰しようという若い人などを見ると、このロートルは、「登山界の未来も見捨てたものではない」とつい思ってしまうのである。
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