奇跡のナメロード、花之江河沢。ついでに淀川中俣と高盤岳も。

2023年09月03日(日) [日帰り]

• GPS: 08:58
• 距離: 13.4km
• 登り: 668m
• 下り: 688m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:13
• 休憩: 0:55
• 合計: 9:08

4:51 スタート地点
5:02 5:11 淀川登山口
5:48 6:06 淀川小屋
9:17 9:23 高盤岳
9:51 9:57 花之江河
11:31 11:41 花之江河
11:46 11:49 小花之江河
13:01 13:02 淀川小屋
13:41 13:45 淀川登山口
13:58 ゴール地点

天候

曇り一時雨、のち晴れ！

アクセス

利用交通機関：

自家用車

淀川登山口の手前で林道崩落のため車通行止め。路肩スペースは点在しているがキャパ少なめ。
屋久島登山ではレンタカー数が限られるため、早めに押さえるのが鉄則。

コース状況／危険箇所等

ラバー適、厚い緑苔はそれほどすべらない
木はほとんどがヌルヌル
連日の雨であったが、1日空いてほぼ平水
魚影なし

写真

9/3 6:06

淀川小屋の橋から入渓

9/3 6:13

しばらく腰高のプールウォーキングが続きます。流れがある場合は巻いた方が良さそう。結構冷えて辛い。

9/3 6:26

ポットホールいっぱい

9/3 6:36

穏やかだけど少々単調。この辺りから小雨となる。

9/3 6:38

屋久島では大体どこでも生水飲めます。なんなら遡行中の淀川も下流で水場とされてます。

9/3 6:41

屋久島の沢恒例の巨岩帯。なんでもどの沢にも必ず出てきて、その標高でその沢の規模が推定できるらしい。淀川は緩やかなのでここまで高い標高で出現。

9/3 6:53

ゴルジュも。奥にCS滝が見えたため右岸巻き

9/3 6:59

2俣。右へ。

9/3 7:20

奥の2俣。水量1:2で少ない左へ

9/3 7:27

中俣にも巨岩帯

9/3 7:30

遺跡のようなCS。下を簡単に抜けれます。

9/3 7:36

分厚い苔付き垂直滝。左岸巻き。

9/3 7:41

9/3 7:51

泳ぎたくないので右壁へつり。最後の一歩がかなり遠い。

9/3 8:06

こういうの好き😊

9/3 8:07

9/3 8:12

9/3 8:17

9/3 8:19

細かいホールドは拾えば左凹角行ける？もちろんソロでは行きません。

9/3 8:23

9/3 8:26

中俣に入ると小滝が次々出てきて飽きさせない。

9/3 8:37

今回唯一の大きめな滝

9/3 8:39

左の溝から。フリーでも特に問題なかったです。

9/3 8:42

左岸から

9/3 8:49

唐突に沢を横断するこの丸木橋がなんと登山道。

9/3 8:52

道はところどころ不明瞭。2回踏み外しました😓

9/3 9:45

次はあれ、トーフ岩(高盤岳)！ガスってて分かんないかな〜、カッコいいんですよ…

9/3 9:02

分岐には標識ないものの、少し入ればピンテと刈り払いに導かれ簡単に頂上へ達せられます。

9/3 9:13

トーフ岩は屋久猿の根城でした。小さくて可愛い。子猿が好奇心のままについて来てくれます。

9/3 9:14

ワイドクラックをする人にはきっと簡単に登れるのでしょう。

9/3 9:52

花之江河に到着。ヤクシカにとっては湿原も散歩道のようです。

9/3 10:00

湿原保護に配慮しつつ花之江河沢に至るのが今回の核心でした。湿原の脇の薮は蜜過ぎて断念、極力獣の踏み跡(？)と沢を伝っていくと、それらしき刈り払い跡が。

9/3 10:02

その先から支沢に降り、藪を頭上にしゃがみ歩行。薮には時々目立たないイバラが混じる。

9/3 10:06

このピンテのすぐ手前で本流に合流

9/3 10:10

晴れキタコレ！！そしてなんだこの風景は！

9/3 10:14

日本庭園の池に枯山水の様な

9/3 10:20

頭上には黒味岳の奇岩群

9/3 10:24

緻密に配置された日本庭園を土足で踏み込む背徳感というか

9/3 10:26

天然アクアリウム

9/3 10:30

マヤ文明の遺跡風ゴルジュ。左岸巻き

9/3 10:33

いや〜、ほんと来て良かった！

9/3 10:41

このナメ滝を降りたところで引き返し

9/3 11:04

帰りつつもまた写真を撮ってしまう素晴らしさ。

9/3 11:16

9/3 11:21

名残惜しいですがそろそろ終わりです。

撮影機器：

iPhone XR 64GB SIMフリー Apple

感想

uchiken

「おぉ〜、晴れキタコレ‼︎」
誰もいない沢の中、自分の叫び声だけが響く。

ここに来るまで色々あった。遠方ゆえのパートナー不在、トリプル台風発生、まさかの飛行機乗り過ごし、前日の全島停電、当日朝の雨。そんな事がどうでも良くなるこの景色、この快晴。

数年ぶりのソロ遡行ということで妙な緊張感がありましたが、結果的に普段の遡行よりも強く自然を感じとれた気がします。決して褒められたものではないですが、悪い面ばかりではないですね。

今回の遡行にあたってはサワグルイさんのブログ及び、太田五雄さん著「屋久島の山岳」を多いに参考にさせて頂きました。ここに感謝申し上げます。

コメント

ちはやふるる

サワグルイで観た花之江河じゃないですか✨
見たまんま、透明度抜群の素敵な沢ですね！