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Yamareco

記録ID: 5898386
全員に公開
ハイキング
関東

立神山北東尾根から生瀬富士北東尾根 奥久慈

2023年09月03日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:00
距離
6.3km
登り
605m
下り
587m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:26
休憩
0:35
合計
4:01
距離 6.3km 登り 608m 下り 602m
6:09
6:15
6
6:21
6:24
6
6:30
28
6:58
7:06
65
8:28
8:34
5
9:29
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
袋田町営無料駐車場(第一)に停めて歩きました。
コース状況/
危険箇所等
本ルートは一応登山道としてオーソライズされていないバリエーションルートですが、生瀬富士の北東尾根は登り口に鳥居もある立派な登山道です。それに比べると立神山の北東尾根は踏み跡が不明瞭な箇所もあり、ルートファインディングを必要とします。過去のヤマレコのトレースなどを参考にします。

かく言う自分も2回目ながら迷ってしまいました。核心部分は登り返しのある峰を巻くところです。峰のピークを踏むとそのあとの斜度が高くて悪いのですが、テープもある巻き道を進んだ場合に踏み跡が別の谷の方向にも続いています。この谷への道は使わずに完全にピークを巻いて緩い尾根筋をたどります。しばらくするとまたテープが出てきます。

立神山の稜線に乗るために「かずま」を使います。取り付きはホテル「滝美館」の裏です。薮が懸念されましたが藪こぎを必要とするほどではありませんでした。斜度はとてつもなく高いのですがお助けロープがあるのでうまく使いながら高度を稼げます。

生瀬富士へピストンの場合は生瀬富士からの下山路を間違えることは少ないと思いますが、縦走の場合、大子アルプスのほうに進んで、そこから袋田方面へ続いているように見える踏み跡をたどりたくなりますが、間違えです(廃道かもしれません)。正解は少し戻ったところにある県北ロングトレールの標識です。そちらのルートはお助けロープなどがあって斜度の高いところもありますが、安全です。

朝早くの山行ですと間違えなくクモの素の歓迎を受けます。防虫ネットなどを使って顔にクモの巣がつくことを防ぎます。動揺にヤブ蚊、アブ、ブユの類が多い箇所もありますので防虫ネットなどで肌の露出を防ぎます。
車を降りると袋田のひんやりした外気にびっくり。無料第一駐車場から大好きなパノラマに見入る。写真には入っていないが月居山までばっちり拝むことができる。
2023年09月03日 05:27撮影 by  SH-M17, SHARP
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9/3 5:27
車を降りると袋田のひんやりした外気にびっくり。無料第一駐車場から大好きなパノラマに見入る。写真には入っていないが月居山までばっちり拝むことができる。
今日は立神山の表玄関「かずま」から稜線に一気に乗る。
2023年09月03日 05:33撮影 by  SH-M17, SHARP
9/3 5:33
今日は立神山の表玄関「かずま」から稜線に一気に乗る。
かずまの入り口でレインウエア上下を着て藪こぎに備えた。昨日の盛金富士並みの藪こぎを心配したが、緑のトンネルという程度で済んだ。このあとざれたとんでもない急登が続いて汗だくに。
2023年09月03日 05:49撮影 by  SH-M17, SHARP
9/3 5:49
かずまの入り口でレインウエア上下を着て藪こぎに備えた。昨日の盛金富士並みの藪こぎを心配したが、緑のトンネルという程度で済んだ。このあとざれたとんでもない急登が続いて汗だくに。
稜線に乗ったあとレインウエアは脱いでほっと一息。せっかくなので滝のぞきから袋田の滝を拝んできた。水量少な目。
2023年09月03日 06:22撮影 by  SH-M17, SHARP
9/3 6:22
稜線に乗ったあとレインウエアは脱いでほっと一息。せっかくなので滝のぞきから袋田の滝を拝んできた。水量少な目。
そしてここからは月居山の雄姿を拝むこともできる。
2023年09月03日 06:22撮影 by  SH-M17, SHARP
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9/3 6:22
そしてここからは月居山の雄姿を拝むこともできる。
立神山まではいくつかの偽ピークを登らされて心が折れる。ここは筆者が「大キレット1/2000モデル」と呼んでいるナイフリッジだ。墜落しないように注意する。
2023年09月03日 06:46撮影 by  SH-M17, SHARP
9/3 6:46
立神山まではいくつかの偽ピークを登らされて心が折れる。ここは筆者が「大キレット1/2000モデル」と呼んでいるナイフリッジだ。墜落しないように注意する。
ここから見る男体山、長福山、白木山(?)とそこへ連なる稜線が美しい。
2023年09月03日 06:46撮影 by  SH-M17, SHARP
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9/3 6:46
ここから見る男体山、長福山、白木山(?)とそこへ連なる稜線が美しい。
名残の雲海。今朝は家を出るときは快晴だったのだが、久慈川は川霧の巣だからな。
2023年09月03日 06:47撮影 by  SH-M17, SHARP
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9/3 6:47
名残の雲海。今朝は家を出るときは快晴だったのだが、久慈川は川霧の巣だからな。
心を折られながら何とか立神山に到着した。三角点と書いてあるのだけれど地形図上には立神山、生瀬富士の両山に三角点の記号はない。
2023年09月03日 06:57撮影 by  SH-M17, SHARP
9/3 6:57
心を折られながら何とか立神山に到着した。三角点と書いてあるのだけれど地形図上には立神山、生瀬富士の両山に三角点の記号はない。
今まで何度と無く道間違えした北東尾根。今日はあえて突っ込む。藪こぎに備えて再びレインウエアを着込むので凹む。ちなみに通常の立神山から生瀬富士への道もちょっと見つけにくい。かずま方面へ戻るようにしつつちょっと違う踏み跡をたどる。
2023年09月03日 07:06撮影 by  SH-M17, SHARP
9/3 7:06
今まで何度と無く道間違えした北東尾根。今日はあえて突っ込む。藪こぎに備えて再びレインウエアを着込むので凹む。ちなみに通常の立神山から生瀬富士への道もちょっと見つけにくい。かずま方面へ戻るようにしつつちょっと違う踏み跡をたどる。
このピークは巻く。前回はピークを越えてそのあとの下降が悪かった。
2023年09月03日 07:15撮影 by  SH-M17, SHARP
9/3 7:15
このピークは巻く。前回はピークを越えてそのあとの下降が悪かった。
巻き道があるならその入り口にしるしがあるだろうとの予想通り。
2023年09月03日 07:15撮影 by  SH-M17, SHARP
9/3 7:15
巻き道があるならその入り口にしるしがあるだろうとの予想通り。
巻いたあとも判りににくかった。ここに踏み跡があるよな、、、?その先は緩やかな尾根が続いてるし。
2023年09月03日 07:26撮影 by  SH-M17, SHARP
9/3 7:26
巻いたあとも判りににくかった。ここに踏み跡があるよな、、、?その先は緩やかな尾根が続いてるし。
基本は明るい緩斜面を尾根沿いに下りる。この写真に見えるような谷を目指すのは道間違え。
2023年09月03日 07:26撮影 by  SH-M17, SHARP
9/3 7:26
基本は明るい緩斜面を尾根沿いに下りる。この写真に見えるような谷を目指すのは道間違え。
テープマークが現れた。
2023年09月03日 07:30撮影 by  SH-M17, SHARP
9/3 7:30
テープマークが現れた。
しばらく下ると滝川に、渡渉点よりさらに上流へ飛び出す。
2023年09月03日 07:38撮影 by  SH-M17, SHARP
9/3 7:38
しばらく下ると滝川に、渡渉点よりさらに上流へ飛び出す。
今度はあの鳥居をくぐって生瀬富士を目指す。
2023年09月03日 07:42撮影 by  SH-M17, SHARP
9/3 7:42
今度はあの鳥居をくぐって生瀬富士を目指す。
飛び出した箇所の滝川には小さなダムがあった。
2023年09月03日 07:42撮影 by  SH-M17, SHARP
9/3 7:42
飛び出した箇所の滝川には小さなダムがあった。
生瀬富士北東尾根は快適に歩くことができた。昨日に続いてホトトギスを見つけられてにっこり。
2023年09月03日 07:49撮影 by  SH-M17, SHARP
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9/3 7:49
生瀬富士北東尾根は快適に歩くことができた。昨日に続いてホトトギスを見つけられてにっこり。
終盤の岩稜でカシワのどんぐりを発見した。クヌギと格好が似てる。
2023年09月03日 08:06撮影 by  SH-M17, SHARP
9/3 8:06
終盤の岩稜でカシワのどんぐりを発見した。クヌギと格好が似てる。
奥久慈らしい岩の緩斜面を攀じて、生瀬富士北峰に登頂する。
2023年09月03日 08:09撮影 by  SH-M17, SHARP
9/3 8:09
奥久慈らしい岩の緩斜面を攀じて、生瀬富士北峰に登頂する。
北峰にある県北ロングトレイルの標識。ここでレインウエアをやっと脱いだ。今回はもう薮の恐れはないだろうと思ったが、ややはずれ。
2023年09月03日 08:12撮影 by  SH-M17, SHARP
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9/3 8:12
北峰にある県北ロングトレイルの標識。ここでレインウエアをやっと脱いだ。今回はもう薮の恐れはないだろうと思ったが、ややはずれ。
大子アルプス方面を望む。あそこを歩いた自分が信じられない。
2023年09月03日 08:12撮影 by  SH-M17, SHARP
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9/3 8:12
大子アルプス方面を望む。あそこを歩いた自分が信じられない。
北峰から南峰方面を望む。
2023年09月03日 08:13撮影 by  SH-M17, SHARP
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9/3 8:13
北峰から南峰方面を望む。
北峰から歩いてきた立神山の北東尾根を望む。
2023年09月03日 08:13撮影 by  SH-M17, SHARP
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9/3 8:13
北峰から歩いてきた立神山の北東尾根を望む。
稜線越しに進んでいつものようにこの壁をクライムダウン。巻き道があるので通過に危険はない。
2023年09月03日 08:28撮影 by  SH-M17, SHARP
9/3 8:28
稜線越しに進んでいつものようにこの壁をクライムダウン。巻き道があるので通過に危険はない。
生瀬富士南峰に到着。
2023年09月03日 08:29撮影 by  SH-M17, SHARP
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9/3 8:29
生瀬富士南峰に到着。
長福山、男体山方面を望む。
2023年09月03日 08:29撮影 by  SH-M17, SHARP
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長福山、男体山方面を望む。
下山しよう。大子アルプスには行かないから、今日はこの斜面を登らない。楽ダ。
2023年09月03日 08:40撮影 by  SH-M17, SHARP
9/3 8:40
下山しよう。大子アルプスには行かないから、今日はこの斜面を登らない。楽ダ。
少し引き返して下山口から進む。薮ではないがかなり草は伸びている。半そででは切ったり刺したりする恐れがある。それはともかく緑のトンネルは楽しい。
2023年09月03日 08:51撮影 by  SH-M17, SHARP
9/3 8:51
少し引き返して下山口から進む。薮ではないがかなり草は伸びている。半そででは切ったり刺したりする恐れがある。それはともかく緑のトンネルは楽しい。
まもなく登山口というところで分岐を発見した。通過後振り返って撮影した。登る場合迷うのでは?生瀬富士は分岐を右へ。
2023年09月03日 09:14撮影 by  SH-M17, SHARP
9/3 9:14
まもなく登山口というところで分岐を発見した。通過後振り返って撮影した。登る場合迷うのでは?生瀬富士は分岐を右へ。
食堂でカキ氷を頂いてから駐車場に戻ってきた。第一駐車場でカキ氷をあっという間に汗に変えながら、再度袋田の滝を取り囲む山々が作るパノラマに興奮した。
2023年09月03日 09:56撮影 by  SH-M17, SHARP
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9/3 9:56
食堂でカキ氷を頂いてから駐車場に戻ってきた。第一駐車場でカキ氷をあっという間に汗に変えながら、再度袋田の滝を取り囲む山々が作るパノラマに興奮した。
スジグロセンノウを見られてちょっとうれしい。
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スジグロセンノウを見られてちょっとうれしい。
撮影機器:

装備

備考 雨具上下、つば広帽子、防虫ネット、タオル、ゴム引き軍手(商品名「タフレッド」)ファーストエイド、水2L、行動食、スマホGPS、着替え

防虫ネットとつば広帽子の組み合わせは、クモの巣よけと虫除けには非常に高価がありました。

雨具は藪こぎの可能性がある箇所でも着用しました。本格的な藪こぎはありませんでしたが、数馬への取り付きの下部と、生瀬富士ー袋田間の登山道はススキなどが登山道を覆っている箇所があったので、長袖と手袋があると肌を守れます。

キャップに防虫ネットで望むはずだったのですが、キャップを忘れてしまい、サングラスと雨具のフードで頭部を守りました。薮が多かったのでこれはこれでよかったのですが、サングラスがすぐに汗でくもってしまったため着けられない場面もありました。

感想

土曜日が結局盛金富士だったので、今週末のテーマは富士弾丸日帰り登山にした。かくて二日目も地元の富士山をやろうということで、通いなれた生瀬富士をやることにした。盛金富士で薮に目覚めてしまい、ならば薮があるかもしれない場所をということで立神山の北東尾根を入れて少しスパイスを利かせようとした。期待していた(?)薮はなかったがルートファインディングは難しいところだと感じた。

一番草が生い茂っていたのは生瀬富士から袋田への下山路だった。よく使われている登山道だから踏み跡がなくなりはしないのだが、両側からかなりススキが覆いかぶさってきた。

昨日は下小川駅のスタート地点からもやっと蒸し暑かったが、今朝袋田第一駐車場で車を降りたときには寒いくらいのさわやかな空気に迎えられた、時刻が2時間ほど違うだけでこれだけの差が出たのだろうか。

さわやかな歩きはじめに迎えられて、涼しいハイキングを期待していたが、涼しかったのは立神山の山頂に付くころまでで、その後日差しが上がるについていつもの夏の暑さが戻ってきた。

なかなか本格的に長い距離を歩けないな。

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