武奈ｹ岳（1214m）登山と国宝鑑賞の旅
滋賀県
yamano-kami
- GPS
- 28:15
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 1,138m
- 下り
- 1,068m
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-13:00コヤマノ岳-13:15中峠-13:45御殿山-14:45坊村（明王院）
3/21 9:00〜行動開始 京都・三千院、滋賀高月町・向源寺にて国宝
鑑賞〜帰宅（新潟市）
| 天候 | 3/20 晴れ時々曇り、山頂付近は強風 3/21 雨時々曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2010年03月の天気図 |
| アクセス | |
| コース状況／ 危険箇所等 |
春分の日の三連休利用で、比良山系・武奈ケ岳登山と、付近の国宝鑑賞 の旅に出た。 1）今回選んだ西南稜の武奈ケ岳の登頂コースには、全くと言っていいくらい 積雪は無かった。少しがっかり。従って、ジャンルを「無雪期･･･」とした。 本来なら「残雪期」というカテゴリが有ると良いのですが････。 積雪期と残雪期では、注意点が異なりますからね。 2）明王院から、いきなり急登の連続なので、ペース配分には十分注意すること。 3）急登が緩やかになると、Ｖ字型の沢底を歩く箇所がある。また下山に選んだ 中峠下の鞍部からワサビ峠までの道もＶ字型の沢底を歩く。雨の日や、その 後などは沢歩きそのものになるはずだから、前日までの天候や道の状況は、 チェックが必要。 4）翌日、三千院と向源寺（長浜市高月町）の国宝を鑑賞。特に後者は、知らな い人が多いのでは？山と同じで、隠れたところに意外と名品があるものです よ。 下山後は、お隣の朽木集落にある「朽木温泉・てんくう」にて疲れを癒す。 600円というお手ごろ価格の日帰り施設だった。 また、この朽木、坊村から京都を結ぶ道は、「鯖街道」と呼ばれ、「鯖寿司」 を売るお店が多数並んでいる。見るからに美味そうなので、是非、ご賞味いた だきたい。 |
写真
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唯一、コヤマノ岳山頂付近
に小さな雪渓が。
Ｖ字谷の底を行く。雨の日は
どうにもならんでしょうね。
「阿弥陀三尊像」を観る。
この中に鎮座されている。
感想
３年間、名古屋の隣、尾張旭市の住人をしていたころ、鈴鹿山系と伊吹山は
よく通ったが、比良山系は気になっていたにもかかわらず、とうとう行くこ
とがかなわなかった。
名古屋からならそれほど遠くもなく、いくらでもチャンスはあったはず。
しかし、それが新潟に戻って5年、ようやく山行にこぎつけることができた。
まさに8年間の長きに渡って暖めていた山行と言っても良い。
また、せっかく関西方面に行くのだから、そのまま新潟に帰る手はない。
滋賀県に住む知り合いを訪ね、京や滋賀の国宝を鑑賞させていただこうと考
えるのはごく自然なことだ。
20日は午前4:00に新潟を出発。翌21日は大荒れとの予報から、今日中に
登頂しようと決行。なんだかんだで10:00過ぎには坊村町に到着。やはり、
高速道路は早い。風は強いが天気は上々。運転の疲れもなんのその、急登を
軽くいなして、360°の展望が待つ山頂へ。8年越しの景色は、春霞でも満足
いくものだ。
翌日、京都大原・三千院の国宝「阿弥陀三尊像」を鑑賞。何度観てもあり
がたいお姿。ついつい合掌。世の中の平和を祈ってしまう。
また、一度観ておきたかった滋賀・長浜市高月町の向源寺にある「十一面観
音像」。国内にある十一面観音のなかでも、いわゆる「イアリング」をされ
ており、一番上に配されているお顔が観音様になっているのはここだけと聞
く。190�僂△訌�には圧倒され、観る人の目を離さない。この像に託した古の
人々の気持ちが伝わってくる。姉川の合戦で、あの信長軍から逃れたという
だけあって、修羅場をくぐった筋金入りの観音様なのである。
一日は体力、一日は文化教養で過ごし、最後の一日を休養とするため、新
潟に向かってハンドルを握る。これから約6時間。安全運転で帰ろう。
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