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Yamareco

記録ID: 591738
全員に公開
雪山ハイキング
奥武蔵

全洞院(神社前BS)〜四寸道〜飯盛峠〜大築山〜中津久根BS

2015年02月21日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
07:24
距離
20.9km
登り
1,128m
下り
1,195m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:17
休憩
1:07
合計
7:24
7:45
19
8:04
8:07
10
8:17
8:32
90
10:02
10:05
13
10:18
10:19
16
10:35
10:45
39
11:24
11:24
4
11:28
11:37
70
12:47
12:48
8
12:56
12:57
7
13:04
13:09
8
13:17
13:20
15
13:35
13:36
39
14:15
14:30
27
14:57
14:57
12
15:09
中津久根バス停
天候 晴れ。気温≒-2℃〜8℃
過去天気図(気象庁) 2015年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
【往路】HOME⇒07:11越生駅07:20⇒神社前バス停
【復路】中津久根バス停⇒15:15越生駅15:24⇒HOME
コース状況/
危険箇所等
登山ポストは何処にも有りませんでした。トイレは全洞院前、上谷の大楠前、最勝寺東側の3ヶ所に有りました。

◆コース概況◆
【全洞院〜横吹峠】
アスファルト舗装道路から始まり、やがて坂の勾配が急になるとコンクリート舗装道路と成り、ここのアプローチに特に問題は有りません。

【横吹峠〜花立松ノ峠】
四寸道は全体的に勾配が緩く歩き易い山道ですが、数ヶ所で粘土質の地面が雨水で抉られています。しかし、そんなに何ヶ所も抉られている訳では有りません。この道は山と高原地図では破線と成っていますが、おそらく案内標識がほとんど無いからかも知れません。
四寸道で最初の舗装道路のヘアピンカーブに出たところでは、右に約150m進んだ所の左側に山道への入り口があり、赤テープが何本か下がっています。(Google Mapで調べると、ヘアピンカーブを左側に170m進んだ所からも、四寸道に復帰出来るように記載されていますが現地は未確認です)
2回目に舗装道路に出たところでは左側に進みます。山と高原地図に記載されている四寸道から七曲り峠への分岐が分かりませんでしたので、舗装道路を通って花立松ノ峠へ行ってしまいました。

【花立松ノ峠〜関八州見晴台】
ところどころで残雪と凍結がありましたが、ギリギリ滑り止め無しで通過出来ました。

【関八州見晴台〜飯盛峠】
奥武蔵グリーンラインと山道が複雑に交差しながら進む道です。北側斜面のためか奥武蔵グリーンラインは雪も多く轍は凍結していました。山道は残雪が多く部分的に凍結しておりましたので、軽アイゼン等の滑り止めは必携です。

【飯盛峠〜大築山】
飯盛峠から大平尾根への入り口がわからずに右往左往してしまいましたが、入り口は大きな「飯盛峠」と書いてある丸太の案内標識の陰のガードレールの間でした。ここからも残雪が結構有りました。大平尾根から馬場へ入る三叉路から直ぐ北側から下りる斜面にも残雪があり、ここの斜面を通過するまでところどころで軽アイゼンを使用しました。それ以降は滑り止めは不要でした。
大築山付近は多少山道が錯綜しますが、案内標識が各分岐に有るので案内に従えば迷わずに通過出来ます。

【大築山〜上谷の大楠】
大築山から東側へ下って小築山を過ぎれば西行杉への分岐と案内標識が有ります。私は西行杉へは向かわずに、真っ直ぐ大楠に向かって進みました。突然、桧の植林に竹林が現れると直ぐに登山口に到着します。左手にテニスコートを見て舗装道路に出ますが、上谷の大楠へ向かうにはアスファルト舗装道路を進まずに、登山口を出たら直ぐ左折して未舗装路を進まなければなりません。ここには案内標識が有りませんでしたので多少悩みました。

【上谷の大楠〜越生梅園〜中津久根バス停】
ひたすら忍耐のアスファルト舗装道路歩きです。
その他周辺情報 飲食出来る場所は越生市街地だけだと思います。温泉施設は「ニューサンピア埼玉おごせ」と「ゆうパークおごせ」が有ります。
黒山バス停手前の熊野神社で安全ハイク祈願をして出発
2015年02月21日 07:34撮影 by  D-LUX 5, LEICA
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2/21 7:34
黒山バス停手前の熊野神社で安全ハイク祈願をして出発
全洞院前にあるトイレ。「年中無休」と「おひまつぶし処」の看板が泣ける
2015年02月21日 07:36撮影 by  D-LUX 5, LEICA
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2/21 7:36
全洞院前にあるトイレ。「年中無休」と「おひまつぶし処」の看板が泣ける
越辺川に掛かる北ヶ谷屋橋手前を右に入る
2015年02月21日 07:49撮影 by  D-LUX 5, LEICA
2/21 7:49
越辺川に掛かる北ヶ谷屋橋手前を右に入る
横吹峠
2015年02月21日 08:04撮影 by  D-LUX 5, LEICA
2/21 8:04
横吹峠
同、手書き案内標識
2015年02月21日 08:04撮影 by  D-LUX 5, LEICA
2/21 8:04
同、手書き案内標識
同、入口は雨水で抉られており歩き難い
2015年02月21日 08:04撮影 by  D-LUX 5, LEICA
2/21 8:04
同、入口は雨水で抉られており歩き難い
しかし直ぐに歩き易い山道になる
2015年02月21日 08:11撮影 by  D-LUX 5, LEICA
2/21 8:11
しかし直ぐに歩き易い山道になる
四寸道から越生駒ヶ岳への登り口
2015年02月21日 08:26撮影 by  D-LUX 5, LEICA
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四寸道から越生駒ヶ岳への登り口
越生駒ヶ岳
2015年02月21日 08:30撮影 by  D-LUX 5, LEICA
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越生駒ヶ岳
2015年02月21日 08:30撮影 by  D-LUX 5, LEICA
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四寸道から御嶽神社への登り口
2015年02月21日 08:38撮影 by  D-LUX 5, LEICA
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四寸道から御嶽神社への登り口
御嶽神社が見えて来た
2015年02月21日 08:41撮影 by  D-LUX 5, LEICA
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御嶽神社が見えて来た
神社前に建つ説明書
2015年02月21日 08:42撮影 by  D-LUX 5, LEICA
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神社前に建つ説明書
神社本殿の内陣
2015年02月21日 08:42撮影 by  D-LUX 5, LEICA
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神社本殿の内陣
御嶽神社から望む越生駒ヶ岳
2015年02月21日 08:43撮影 by  D-LUX 5, LEICA
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2/21 8:43
御嶽神社から望む越生駒ヶ岳
同、大高取山(左)と桂木山(右)
2015年02月21日 08:44撮影 by  D-LUX 5, LEICA
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2/21 8:44
同、大高取山(左)と桂木山(右)
四寸道から最初の舗装道路のヘアピンカーブに出たところ
2015年02月21日 09:07撮影 by  D-LUX 5, LEICA
2/21 9:07
四寸道から最初の舗装道路のヘアピンカーブに出たところ
ヘアピンカーブを右に歩いて150mほど行けば、赤テープがある山道の入口へ着く
2015年02月21日 09:15撮影 by  D-LUX 5, LEICA
2/21 9:15
ヘアピンカーブを右に歩いて150mほど行けば、赤テープがある山道の入口へ着く
2回目に舗装道路に出たところ
2015年02月21日 09:45撮影 by  D-LUX 5, LEICA
2/21 9:45
2回目に舗装道路に出たところ
アイスバーンと積雪の道路
2015年02月21日 09:51撮影 by  D-LUX 5, LEICA
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アイスバーンと積雪の道路
どうやら七曲り峠への進入口を通り過ぎたようだ
2015年02月21日 10:00撮影 by  D-LUX 5, LEICA
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どうやら七曲り峠への進入口を通り過ぎたようだ
已むを得ず花立松ノ峠から登り返す
2015年02月21日 10:04撮影 by  D-LUX 5, LEICA
2/21 10:04
已むを得ず花立松ノ峠から登り返す
高幡不動奥ノ院が鎮座する関八州見晴台
2015年02月21日 10:36撮影 by  D-LUX 5, LEICA
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高幡不動奥ノ院が鎮座する関八州見晴台
関八州見晴台から望む武甲山と両神山
2015年02月21日 10:37撮影 by  D-LUX 5, LEICA
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関八州見晴台から望む武甲山と両神山
同、都県境尾根
2015年02月21日 10:37撮影 by  D-LUX 5, LEICA
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同、都県境尾根
同、武甲山
2015年02月21日 10:38撮影 by  D-LUX 5, LEICA
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同、武甲山
同、両神山と横瀬二子山
2015年02月21日 10:38撮影 by  D-LUX 5, LEICA
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同、両神山と横瀬二子山
関八州見晴台から飯盛峠の間は残雪がたっぷり
2015年02月21日 11:09撮影 by  D-LUX 5, LEICA
2/21 11:09
関八州見晴台から飯盛峠の間は残雪がたっぷり
2015年02月21日 11:22撮影 by  D-LUX 5, LEICA
2/21 11:22
軽アイゼンの着脱を頻繁にしていたが、外した時に手に持って歩くのが面倒になり、ザックのウエストベルトにぶら下げた…
2015年02月21日 11:23撮影 by  D-LUX 5, LEICA
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2/21 11:23
軽アイゼンの着脱を頻繁にしていたが、外した時に手に持って歩くのが面倒になり、ザックのウエストベルトにぶら下げた…
うっすらと八ヶ岳が見えた
2015年02月21日 11:24撮影 by  D-LUX 5, LEICA
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うっすらと八ヶ岳が見えた
飯盛峠
2015年02月21日 11:27撮影 by  D-LUX 5, LEICA
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2/21 11:27
飯盛峠
大平尾根へはガードレールと電柱の間から下りて行く
2015年02月21日 11:38撮影 by  D-LUX 5, LEICA
2/21 11:38
大平尾根へはガードレールと電柱の間から下りて行く
大平尾根から北側へ曲がる
2015年02月21日 12:01撮影 by  D-LUX 5, LEICA
2/21 12:01
大平尾根から北側へ曲がる
馬場に到着。と言っても周囲の風景は相変わらず桧の植林。馬場の名前の由来は何だろう?
2015年02月21日 12:29撮影 by  D-LUX 5, LEICA
2/21 12:29
馬場に到着。と言っても周囲の風景は相変わらず桧の植林。馬場の名前の由来は何だろう?
硯水に到着。ここは山と高原地図に地名として名前が記載されているが建造物などは何も無い
2015年02月21日 12:42撮影 by  D-LUX 5, LEICA
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2/21 12:42
硯水に到着。ここは山と高原地図に地名として名前が記載されているが建造物などは何も無い
案内標識はところどころに有るので迷う事は無い
2015年02月21日 12:48撮影 by  D-LUX 5, LEICA
2/21 12:48
案内標識はところどころに有るので迷う事は無い
2015年02月21日 12:49撮影 by  D-LUX 5, LEICA
2/21 12:49
2015年02月21日 12:51撮影 by  D-LUX 5, LEICA
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大築山頂上の説明書
2015年02月21日 13:07撮影 by  D-LUX 5, LEICA
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大築山頂上の説明書
大築山頂上より慈光寺方面を望む
2015年02月21日 13:07撮影 by  D-LUX 5, LEICA
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大築山頂上より慈光寺方面を望む
同、椚平と風早山方面を望む
2015年02月21日 13:09撮影 by  D-LUX 5, LEICA
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同、椚平と風早山方面を望む
小築山頂上
2015年02月21日 13:21撮影 by  D-LUX 5, LEICA
2/21 13:21
小築山頂上
突然、桧の植林に竹林が侵入
2015年02月21日 13:43撮影 by  D-LUX 5, LEICA
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2/21 13:43
突然、桧の植林に竹林が侵入
登山口を振り返った。ここは東側の未舗装路を進むのが正解
2015年02月21日 13:45撮影 by  D-LUX 5, LEICA
2/21 13:45
登山口を振り返った。ここは東側の未舗装路を進むのが正解
この標識を信じて脇道に入ったら行き止まり。未舗装路を真っ直ぐ進むのが正解
2015年02月21日 13:53撮影 by  D-LUX 5, LEICA
2/21 13:53
この標識を信じて脇道に入ったら行き止まり。未舗装路を真っ直ぐ進むのが正解
途中で路傍に有った寛延3年(1750年)6月吉日建立の馬頭観世音
2015年02月21日 14:05撮影 by  D-LUX 5, LEICA
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2/21 14:05
途中で路傍に有った寛延3年(1750年)6月吉日建立の馬頭観世音
同、椚平と山入は現存する地名だが、真ん中の奥畑の地名が有るかは不明。この馬頭観世音が有る場所の事なのだろうと思う…
2015年02月21日 14:06撮影 by  D-LUX 5, LEICA
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2/21 14:06
同、椚平と山入は現存する地名だが、真ん中の奥畑の地名が有るかは不明。この馬頭観世音が有る場所の事なのだろうと思う…
上谷の大楠の説明書
2015年02月21日 14:19撮影 by  D-LUX 5, LEICA
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2/21 14:19
上谷の大楠の説明書
あまりにも大き過ぎて写真フレームに収まらない
2015年02月21日 14:18撮影 by  D-LUX 5, LEICA
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2/21 14:18
あまりにも大き過ぎて写真フレームに収まらない
埼玉県で一番の巨樹との事。この主幹と枝の大きさに唸るしか無い
2015年02月21日 14:19撮影 by  D-LUX 5, LEICA
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2/21 14:19
埼玉県で一番の巨樹との事。この主幹と枝の大きさに唸るしか無い
大菅の地蔵尊
2015年02月21日 14:46撮影 by  D-LUX 5, LEICA
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2/21 14:46
大菅の地蔵尊
この馬頭観世音も古そうだが高い場所に有るので建立年は見られなかった
2015年02月21日 14:52撮影 by  D-LUX 5, LEICA
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2/21 14:52
この馬頭観世音も古そうだが高い場所に有るので建立年は見られなかった
最勝寺手前の農家の庭先に咲いていた梅
2015年02月21日 14:55撮影 by  D-LUX 5, LEICA
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2/21 14:55
最勝寺手前の農家の庭先に咲いていた梅
同、アップ
2015年02月21日 14:56撮影 by  D-LUX 5, LEICA
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同、アップ
最勝寺
2015年02月21日 14:58撮影 by  D-LUX 5, LEICA
2/21 14:58
最勝寺
同、境内から離れて東側に有ったトイレ
2015年02月21日 14:58撮影 by  D-LUX 5, LEICA
2/21 14:58
同、境内から離れて東側に有ったトイレ
2月21日から梅祭り。でも未だ咲いていない
2015年02月21日 15:05撮影 by  D-LUX 5, LEICA
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2/21 15:05
2月21日から梅祭り。でも未だ咲いていない
撮影機器:

装備

個人装備
1/25,000地形図
1
国土地理院発行
昭文社 山と高原地図
1
奥武蔵・秩父(2014年)
方位磁石
1
シルバコンパス
トレッキングポール
1
シングルタイプ
緊急シート
1
寝袋タイプ
携帯電話
1
SOFTBANK
単眼鏡
1
カメラ
1
メモ帳
筆記用具共
携行食
カロリーメイト、飴等
救急セット
カットバン・湿布等
健康保険証
運転免許証共
ゴミ袋
飲料水
1リットル
ツールナイフ
1
ヘッドライト
1
予備電池
1
ヘッドライト用
GPSナビ
1
ヤマナビ2.5
軽アイゼン
1
Mountain dax 4本爪

感想

 天気予報を見れば2月21日は好天だが、それ以降は一週間近くの間、天気は宜しく無いとの事。ならばせっかくの好天を見逃して後悔するより、潔く(?)ハイキングをしてフラストレーション予防に務めるのが王道だと、仰々しく自分自身を鼓舞して越生へ向かった。向かった先は以前から気になっていた四寸道・大築山・上谷の大楠を組み合わせたコースであった。

 越生駅前から07:20発の黒山行きバスに乗車したのは自分を含めて2人のハイカーだけ。川越観光バスの経営状況を心配しながら神社前バス停で降りて、目の前の熊野神社で安全ハイク祈願をして身支度を整えて出発する。本当はバスを降りるのは神社前バス停の一つ手前の、火の見下バス停の方が歩く距離が短くなるのだが、念には念を入れて安全ハイク祈願をするために、わざわざ神社前バス停まで行って降車した。
 四寸道を歩き始めて最初のうちだけ、粘土質の路面が雨水で抉られてV字状になり歩き難かったが、直ぐに歩き易い山道になる。時々、林業作業用のカートのタイヤ跡と思われる轍が有ったので、余計に粘土質の地面が抉れるのだろう。
 横吹峠から20分ほど歩いたら越生駒ヶ岳の登り口の小さな標識が有り、そこから頂上までは直ぐであった。頂上からの眺望は無かったので写真だけ撮って先へ進んで、今度は御嶽神社への登り口標識が現れた。当然、登り口から御嶽神社へ向かい3分ほどで御嶽神社に到着。社殿は簡素な小屋で内陣の写真だけ撮らせて頂く。ここからの眺望は越生駒ヶ岳、大高取山、桂木山が良く見えた。
 四寸道で舗装道路のヘアピンカーブに出てから右か左か悩む。事前にヤマレコで先達の山行記録で学習をしていないシワ寄せで、ヘアピンカーブ付近で一人右往左往して時間をロスする。ようやく右側に150m行った先で登り口を見つけて進む。
 2回目に舗装道路に出た所でも事前学習していないツケが出て、山と高原地図地図を広げてから「アァ、左か…」と独り言を言いながら進む。アスファルト舗装道路の路面に結構多い残雪が有り、轍部分はツルッツルに凍結している。今回もチェーンスパイクを持たずに4本爪アイゼンだけなので、凍結した道路歩きに適した滑り止めは無い。
 路肩近くの表面がクラストした残雪部分をおそるおそる進んで行ったら、七曲り峠への分岐を見落としたようで、知らずのうちに黒山三滝からの合流点を経て花立松ノ峠まで来てしまった。ここから関八州見晴台までは何度も歩いているので、凍った路面で転ばないよう注意しながら進む。
 関八州見晴台では大勢のハイカーが休憩したり、景色を楽しんだりしており、すべてのベンチは満員御礼状態。已むを得ず芝にザックを下して休憩してから写真撮影して直ぐに出発。
 見晴台北側にあるアマチュア無線基地を過ぎたら、突然、今まで以上の残雪が現れる。北側斜面なので当然と言えば当然なのだが、一度、舗装道路に出て再び山道に入る手前で4本爪アイゼンを装着して進む。転ばぬ先の杖ならぬ4本爪アイゼンである。
 他のハイカーの方々は雪の斜面を恐る恐るの屁っぴり腰で下りていたが、さっさと滑り止めを装着した方が良いのにと思い、他のハイカーの方々には申し訳なかったが先を行かせて貰った。
 関八州見晴台から飯盛峠までの間は、アスファルト道路と山道が何度も交差するので、軽アイゼンの着脱を何度も繰り返して進まなければならない。ちなみに、こんな状況下では、各々のユーザーの慣れにも依るのだろうが、チェーンスパイクより4本爪アイゼンの方が、実に素早く着脱する事が出来ると感じた。
 飯盛峠に到着後、大平尾根への入り口が見つからずに、橅峠への分岐の右側の林道をしばらく進んでから「ん?」と又、飯盛峠へ戻り、ようやくガードレールと電柱の間に残雪上の踏みあとを見つけて進む。あとはもう踏みあとを見失わない様に歩いて行き、大平尾根から馬場へ向かう分岐にだけ気をつけて進み大築山を踏んで、上谷の大楠にココロから感動して、アスファルト舗装道路をトボトボと越生梅園まで歩く。
 越生梅園では本日より梅祭りを開催していたが、ほとんどの梅は未だ固〜い蕾状態で、開花していた梅の木はホンの数本だけであった。そのため自家用車で観梅に来ていた大勢の観光客の方々は、口々にまだ早いよ等とブーブーと文句を言っていた。駐車料金と入場料が取られるのだからやむを得ないのだろうが、事前に調べて来れば良いのにと余計な老婆心が働く…
 それよりも自分にとっては、寒い中を越生梅園から越生駅まで歩くのはイヤなので、梅園入口で直ぐにバス停で時刻表を見たら、バスが来るまで40分以上も待たなければならない。仕方なくバスを諦めて歩いて越生駅へ向かい、佐藤酒造店を過ぎてニューサンピア埼玉おごせへの三叉路を渡ったら、なんとニューサンピア方向から路線バスが来た。三叉路脇の中津久根バス停でバスに合図して乗ったら、信じられない程ギューギュー詰めの満員状態。それでも駅まで歩いて行くことを考えたらまだマシ。
 これで朝の黒山行きのバスに乗って、川越観光バスの経営の先行きを心配した事と、寒空のアスファルト舗装道路歩きの両方が無事解消されたので、越生駅到着後は待合室で持参の缶ビールをイッキ飲みして、無事に越生ハイキングが終了したのであった。

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