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Yamareco

記録ID: 592423
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積雪期ピークハント/縦走
芦別・夕張

遥かなる【幾春別岳】

2015年02月21日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:32
距離
24.7km
登り
1,297m
下り
1,295m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

林道起点6:44→10:58幾春別岳(最高ピーク)→11:06三角点ピーク11:36→15:00林道起点
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2015年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道452号脇の左股沢林道入り口前に除雪スペース(2台程度)あり
コース状況/
危険箇所等
920ポコと北峰(最高点1068)直下はクラスト状態によりアイゼン、ピッケルが必要。
左股沢林道を出発。下調べでは片道約13〜14km、長丁場になりそうです。
2015年02月21日 06:43撮影 by  DSC-WX350, SONY
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2/21 6:43
左股沢林道を出発。下調べでは片道約13〜14km、長丁場になりそうです。
今朝は−15℃、今シーズン初めて鼻毛が凍りました。霧氷がきれいです。
2015年02月21日 06:54撮影 by  DSC-WX350, SONY
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2/21 6:54
今朝は−15℃、今シーズン初めて鼻毛が凍りました。霧氷がきれいです。
長い林道歩きは退屈なので珍しいものがあったら観察していきます。エゾシカが樹皮を食した跡。曲がったところも残さずきれいにご馳走さん。
2015年02月21日 07:28撮影 by  DSC-WX350, SONY
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2/21 7:28
長い林道歩きは退屈なので珍しいものがあったら観察していきます。エゾシカが樹皮を食した跡。曲がったところも残さずきれいにご馳走さん。
斜面から雪崩れたロールケーキ。
2015年02月21日 07:24撮影 by  DSC-WX350, SONY
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2/21 7:24
斜面から雪崩れたロールケーキ。
毛や体表皮が散乱した襲撃場所。近くに巣らしいものがあったのでウサギが襲われたのでしょうか。
2015年02月21日 07:36撮影 by  DSC-WX350, SONY
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2/21 7:36
毛や体表皮が散乱した襲撃場所。近くに巣らしいものがあったのでウサギが襲われたのでしょうか。
林道を約5km。ようやく前方に幾春別岳西尾根(芦別市と三笠市の境界線)が見えてきました。
2015年02月21日 08:04撮影 by  DSC-WX350, SONY
2/21 8:04
林道を約5km。ようやく前方に幾春別岳西尾根(芦別市と三笠市の境界線)が見えてきました。
沢合に双耳峰の幾春別岳がお出迎え。左ピークが最高点(1068m)、右ピークが三角点(1063m)。
2015年02月21日 08:07撮影 by  DSC-WX350, SONY
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2/21 8:07
沢合に双耳峰の幾春別岳がお出迎え。左ピークが最高点(1068m)、右ピークが三角点(1063m)。
ズームアップ。札幌近郊の百松沢山に似ていますね。(帰路撮影)
2015年02月21日 13:38撮影 by  DSC-WX350, SONY
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2/21 13:38
ズームアップ。札幌近郊の百松沢山に似ていますね。(帰路撮影)
林道が右岸から左岸に渡る地点で一休み。ここから左の造林道をいくか、ここで尾根にあがり575pを直接目指すルートがあります。
2015年02月21日 08:11撮影 by  DSC-WX350, SONY
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2/21 8:11
林道が右岸から左岸に渡る地点で一休み。ここから左の造林道をいくか、ここで尾根にあがり575pを直接目指すルートがあります。
造林道は距離が長く、575p以降はアップダウンが多いので、地図と睨めっこし、このまま林道を進むことに。
2015年02月21日 08:38撮影 by  DSC-WX350, SONY
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2/21 8:38
造林道は距離が長く、575p以降はアップダウンが多いので、地図と睨めっこし、このまま林道を進むことに。
今日のラッセルは終始、足首+α程度で楽でした。
2015年02月21日 08:13撮影 by  DSC-WX350, SONY
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2/21 8:13
今日のラッセルは終始、足首+α程度で楽でした。
林道終点手前で一旦沢へ降り反対側の斜面を登り633p付近を目指します。
2015年02月21日 09:07撮影 by  DSC-WX350, SONY
2/21 9:07
林道終点手前で一旦沢へ降り反対側の斜面を登り633p付近を目指します。
V字状の沢。水量は少ないですが、雪崩るとやばそうです。
2015年02月21日 09:13撮影 by  DSC-WX350, SONY
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2/21 9:13
V字状の沢。水量は少ないですが、雪崩るとやばそうです。
一番ゆるそうな斜面に取り付き633P付近へ到着。ここで2度目の小休止。
2015年02月21日 09:41撮影 by  DSC-WX350, SONY
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2/21 9:41
一番ゆるそうな斜面に取り付き633P付近へ到着。ここで2度目の小休止。
あとは前方に見えている小ピークを経由し稜線を忠実に辿ります。(写真正面奥に見えているのが幾春別岳最高ピーク。)
2015年02月21日 09:49撮影 by  DSC-WX350, SONY
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2/21 9:49
あとは前方に見えている小ピークを経由し稜線を忠実に辿ります。(写真正面奥に見えているのが幾春別岳最高ピーク。)
750P付近。きのこ雪も少ないです。
2015年02月21日 10:07撮影 by  DSC-WX350, SONY
2/21 10:07
750P付近。きのこ雪も少ないです。
920Mピークへの急で細い登り。
2015年02月21日 10:26撮影 by  DSC-WX350, SONY
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2/21 10:26
920Mピークへの急で細い登り。
眼前に迫った最高ピーク。結構急そうです。
2015年02月21日 11:56撮影 by  DSC-WX350, SONY
2/21 11:56
眼前に迫った最高ピーク。結構急そうです。
山頂への登りはかなり急ですが、アイゼンに履き替えるまでにはクラストしてませんでした。
2015年02月21日 10:47撮影 by  DSC-WX350, SONY
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2/21 10:47
山頂への登りはかなり急ですが、アイゼンに履き替えるまでにはクラストしてませんでした。
4時間ちょっとで最高点へ到着し、眼前に夕張山地の素晴らしい眺望が広がりましたが、まずは三角点まで行きましょう。
2015年02月21日 11:45撮影 by  DSC-WX350, SONY
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2/21 11:45
4時間ちょっとで最高点へ到着し、眼前に夕張山地の素晴らしい眺望が広がりましたが、まずは三角点まで行きましょう。
遥かなる幾春別岳、三角点ピークへ到着。訪問者の少ないこの山にもしっかり山頂標があるのはうれしいです。
2015年02月21日 11:20撮影 by  DSC-WX350, SONY
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2/21 11:20
遥かなる幾春別岳、三角点ピークへ到着。訪問者の少ないこの山にもしっかり山頂標があるのはうれしいです。
夕張山地を南側から、まずは夕張岳。
2015年02月21日 11:35撮影 by  DSC-WX350, SONY
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2/21 11:35
夕張山地を南側から、まずは夕張岳。
夕張マッターホルン。先日の幌向岳からもよく目立っていたピーク。
2015年02月21日 11:13撮影 by  DSC-WX350, SONY
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2/21 11:13
夕張マッターホルン。先日の幌向岳からもよく目立っていたピーク。
芦別岳。
2015年02月21日 11:13撮影 by  DSC-WX350, SONY
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2/21 11:13
芦別岳。
芦別岳より少し北方向。
2015年02月21日 11:15撮影 by  DSC-WX350, SONY
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2/21 11:15
芦別岳より少し北方向。
きりぎし山をズーム。その向こうには旭岳から愛別岳。
2015年02月21日 11:43撮影 by  DSC-WX350, SONY
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2/21 11:43
きりぎし山をズーム。その向こうには旭岳から愛別岳。
南西方向に続く稜線。先日登った幌向岳も見えていた。
2015年02月21日 11:17撮影 by  DSC-WX350, SONY
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2/21 11:17
南西方向に続く稜線。先日登った幌向岳も見えていた。
山頂は風もなく快適。ツエルトなしで30分ほどランチ休憩して帰路につきました。
2015年02月21日 11:36撮影 by  DSC-WX350, SONY
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2/21 11:36
山頂は風もなく快適。ツエルトなしで30分ほどランチ休憩して帰路につきました。
直下の急登下り。下りはアイゼンに変えようかと思いましたが気温上昇で表面が柔らかくなり不要でした。
2015年02月21日 11:47撮影 by  DSC-WX350, SONY
2/21 11:47
直下の急登下り。下りはアイゼンに変えようかと思いましたが気温上昇で表面が柔らかくなり不要でした。
帰路は633Pから先、575Pまでの稜線歩きにしましたが、結構アップダウンがありました。
2015年02月21日 12:46撮影 by  DSC-WX350, SONY
2/21 12:46
帰路は633Pから先、575Pまでの稜線歩きにしましたが、結構アップダウンがありました。
575P手前で現れたコンちゃん。冬なのに丸々と太って歩くのも大変そう。何故か私の歩く方に逃げていきます。
2015年02月21日 12:58撮影 by  DSC-WX350, SONY
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2/21 12:58
575P手前で現れたコンちゃん。冬なのに丸々と太って歩くのも大変そう。何故か私の歩く方に逃げていきます。
林道まで下りてきました。
2015年02月21日 13:27撮影 by  DSC-WX350, SONY
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2/21 13:27
林道まで下りてきました。
林道歩きも雪崩には要注意。気が抜けません。
2015年02月21日 13:37撮影 by  DSC-WX350, SONY
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2/21 13:37
林道歩きも雪崩には要注意。気が抜けません。
林道は登り返しも多く雪が腐ってシューに付着し難儀しましたが、無事戻ってきました。お疲れ様でした。
2015年02月21日 15:00撮影 by  DSC-WX350, SONY
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2/21 15:00
林道は登り返しも多く雪が腐ってシューに付着し難儀しましたが、無事戻ってきました。お疲れ様でした。

感想

全道的に好天予想の今週末、行き先にあれやこれや迷いましたが、幾春別岳に決めました。この山は奥深い山で山頂からは夕張山地の好展望台ですが、天気が悪いと登頂できても労力に対する満足感が半減するからです。

この山の記録は少なく特に冬場の記録は3件ほどしか見つけられませんでした。
ルート的には左股沢林道を進み左岸に渡る地点から先は、左折する造林道を使うか、この地点で尾根に上がるかですが、前者は距離が長く575P以降はアップダウンが多いため、私はそのまま林道を進み終点付近で一旦沢へ降り、633P付近に取り付くルートをとりましたが、なかなか効率が良いと思います。

山頂からの眺望は特に夕張・芦別の眺望が良く、先日の幌向岳以上にまじかに展望することが出来ました。なかでも夕張岳、芦別岳のほぼ中間に聳える通称夕張マッターホルンがひときわ目を引きます。登頂記録もありますので、いつか挑戦したいと意欲を掻き立てられました。

それにしても暖冬傾向は山の中でも感じられ、雪の量や融け方、腐った雪がシューに団子状に付着する状況は1月先の3月中、下旬の印象を受けました。残雪期にいくつかの山を狙っていますが、少し時期を前倒しした方がいいかなーと思いました。


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コメント

ろんぐ〜
これまた素敵な山へいかれましたね〜(^_^ )
人気もなく奥深くなかなか大変そうですね!
チャンスがあれば是非行ってみたいです!
それにしても天気がよくナイスな山行お疲れさまでした!
2015/2/24 17:04
REろんぐ〜
HIROさん、こんにちわ。
ご指摘のとおり人様の気配のない秘境級の場所でした。最近は雪山人気ですがトレースのない所の方が何故か落ち着きます。変態??^_^ところでピリカヌプリはいつ頃狙ってますか。
2015/2/24 20:48
Re: REろんぐ〜
自分も残雪期は夏では遠くいけないような山に登れるので一番すきです!
ピリカはそろそろ天気次第でアタックしたいところです〜(^_^ ) 軟弱者なんでのんびり泊りでいこーかとも企んでます!(笑) タカさんもしタイミングあえばご一緒させてくださ〜い!(^_^ )
2015/2/25 23:59
ピリカヌプリ
HIROさん、お返事ありがとうございます。私も日高の稜線を一人で歩くのはちょっと気が引けてまして、ブロ友の方と日帰りで狙っています。昨年は4月中旬の積雪が少なく諦めましたが今年は何とか登頂したいものです。時期は決まっていませんが3月以降全道が高気圧に覆われ風の弱い日があればいざ決行ですね。タイミングが合えば是非ご一緒に。決まりましたら連絡させて頂きますね。
2015/2/26 12:55
プロフィール画像
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