稲村ヶ岳から山上ヶ岳(稲村小屋に宿泊)
- GPS
- 12:10
- 距離
- 19.4km
- 登り
- 1,342m
- 下り
- 1,339m
コースタイム
- 山行
- 4:33
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 5:22
- 山行
- 5:46
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 6:48
天候 | 16日は晴。法力峠から西寄りの涼風が吹いてい心地良かった。 17日も晴。南寄りのやや強い風が吹いていて稜線は雲の流れが早かった。 |
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過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
yoritonは近鉄吉野線・下市口駅でピックアップしてもらい洞川温泉へ。 帰路は洞川温泉から下市口までhirasuzukaさんの車で送ってもらい、近鉄電車で阿部野橋まで、hirasuzukaさんは自宅まで車。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
洞川から山上辻迄の上部は何度か急峻な沢を横断します。進行方向右手は高度感のある切れ落ちた沢で滑落注意です。 山上辻迄もう少しの所の橋が崩落していて通行できませんが、脇に登山道が付けられていて、鎖も設置されています。 山上辻〜レンゲ辻は前半は穏やかですが、山腹を巻くようになると、幅が狭かったり、外傾したり、濡れた岩を越えたり、踏み跡が流されたりしている危険地帯です。左側は100mほど切れ落ちているので、滑落したら重大事故になるでしょう。ここは時間をかけて 慎重に歩きました。 |
その他周辺情報 | 帰路、洞川温泉の駐車場が満車で入れなかったので、下市町のごんたの湯に入りました。500円でした。地元の方々が入浴しておられました。 |
写真
感想
久し降りの大峰山はyoritonさんに御一緒頂きました。稲村の小屋でまったりと山を味わいたいとの私の希望にご賛同いただきました。体重増加で思うほどの速度で歩けないことでyoritonさんには迷惑かけました。
下市口駅で再会し、洞川に向かいます。駐車場に車をとめて出発準備、ザックのサイドポケットにワインのボトルを差し込んでいざ入山。まずは法力峠に向かって緩やかに登っていきます。晴天ですが、吹き上げてくる風が優しく、空気感が下界との違いを感じました。法力峠でランチタイムです。木陰にいると涼しく、なんとも和むランチタイムです。
ランチ後も私のゆっくりペースに合わせてもらい、心地よく山上辻の小屋を目指します。山上辻に到着すると、行者さんの団体が小屋前のテーブルで食事をされており、またテント泊の登山者も憩いの時間を過ごされていました。
小屋にザックを預けて山頂をピストンします。息を切らしながら山頂に着いた時はテラスで寝転んでしまいました。天気は最高で大パノラマを楽しみ、小屋までの下りは次の楽しみ(飲み)があるので、足軽く歩けました。
宿泊手続きをして、小屋前のテーブルを借りて、サイコーのビアガーデン、めっちゃ冷えたビールで乾杯です。本当に至福の時です。厚切りのベーコンにウインナー、カシューナッツに塩コショウしてフライパンで炒めます。この単純なメニューでビールがすすみます。五龍山荘の「山が好き酒が好き」Tシャツに着替えて日本酒を頂きます。次は、赤ワインの出番です。夕方5時の夕食までに結構飲んでしまいましたが
ロケーションも最高、本当に気持ちよく飲むことができました。yoritonさん感謝です。夕食後、外へ出てみると満天の星。小屋主の赤井さんの貴重なお話も聞けるのが山上辻に泊まる醍醐味です。
翌日も赤井さんの暖かいお見送りを受けて出発です。9月23日が大峰山寺の戸閉なので、ギリギリお参りさせていただくこともできます。レンゲ辻辺りまで来ると、大普賢方面はガスがかかり始めましたが、進路には全く影響なく、金剛山もきれいに見えていました。清浄大橋まで下り、今までは舗装路で洞川に戻っていましたが、今回は川沿いの道を初めて歩き、今まで知らなかった名所をたくさん見ることができて良かったです。
下山後の温泉は下市のごんたの湯に寄りました。思ったより空いていてさっぱりと汗を流すことができました。
思い出深い大峰参りができ充実した山行になりました。yoritonさんありがとうございました。
3月に八幡山を案内して頂いたhirasuzukaさんと大峰山の山行です。
hirasuzukaさんが馴染みの稲村小屋に一泊しての余裕を持ったプランにしてもらいました。
近鉄吉野線・下市口駅で自宅から車のhirasuzukaさんに拾ってもらって洞川温泉に向かいました。
稲村小屋と同じ経営の民宿翠嶺館の駐車場に車を止めて出発です。
車道を進むと直ぐに登山口で、そこから植林地をトラバースする長い緩やかな道が法力峠迄続きます。
ここで早めの昼食をとりました。峠からも山腹をトラバースしていきますが、傾斜が緩やかでよく整備されているので歩き易いです。
途中何度も急峻な沢を横切りますが、その前後は高度感があり、谷は深く切れ落ちていて緊張します。
山上辻の手間で橋hが崩落しています。横に道が付けられ、新しい鎖が設置されていました。
小屋にザックを預けて稲村ヶ岳へ向かいました。山上辻から大日山分岐までは笹原に覆われた樹林地帯で大峰らしいところです。
稲村ヶ岳は三角点の上に広いデッキが設置され、見晴が良いのですが、山頂感に乏しいですが、360℃の大展望が広がっています。
景色を堪能したら、小屋に戻ってお待ちかねのプシュータイムです。
この日はhirasuzukaさんがソーセージやベーコン、ナッツなどの食材とワインも担ぎ上げてくれました。
フライパンで炒めたソーセージは絶品でした。
小屋で購入した冷えたビール、ワインを飲みながら至福の時を過ごすことができました。小屋の主人も一時的に話の輪に加わって、貴重な話を聞くことができました。
小屋はこの日は私たちを含め4人、テント場には5張でした。
夜は満点の星でした。
翌日は5:30に朝食を済ませて6:30に出発し、レンゲ辻を経て山上ヶ岳に向かいました。小屋からしばらくは穏やかですが、山腹の巻き道にかかると、一転して危険地帯となります。急斜面に付けられた幅の狭い道で、外傾している部分があります。左側は100m〜200m以上切れ落ちた斜面なので落ちたらアウトです。
レンゲ辻からは急な鉄製階段が続きますが、さほど危険ではありませんが、気は抜けません。一旦穏やかになり、再び急斜面と階段を登ると山上ヶ岳の頂上部に飛び出します。
頂上部はお花畑と言われていますが、花は全く無く、一面の笹原です。
先ず、大峰山寺にお参りします。この日は内陣もお参りできました。ローソクの灯に浮かぶ古い木像がずらりと並び、厳かな空気が漂っていました。比較的大きな役行者像も祀られていて、このお寺で重要な位置づけになっていることが窺えました。
参拝後は三角点に寄りました。ここは一等三角点です。
三角点に寄ってから日本岩で休憩し、下山にかかりました。
この日は参拝者が続々と登っておられて、道を譲ることが多かったです。
1週間後の9/23に戸閉式が行われるので、多くの信者さんが登っておられたのでしょう。法螺貝を吹きながら登る行者さんもよく見ました。
稜線の道から斜面のトラバース道を延々と下って清浄大橋の女人結界門に着きました。
ここから山上川沿いの自然探勝路を1時間あまり歩いて出発地に戻りました。
今回は、プラニングからアクセス、食材とワインの担ぎ上げなど一切をhirasuzukaさんにお世話になりました。
その他色々と思い出深い山行となり、本当にありがとうございました。
hirasuzukaさん、yoritonさん 霊験あらたかな修験道 大峰 山上ケ岳お疲れさまでした。
両日とも青空広がり、峰々や歩かれる道・・有難く感じます。
修験道の中で時折映像で目にする「西の覗」・・私は命綱を付けられていても体験を拒むと思います😂💦が、そんなと所を「命綱」なしで覗かれる yoritonさん を尊敬します😣✌️
稲村小屋前で お二人での宴会〜🍺🍶・・メッチャ美味しそうで楽しそう〜
一度は歩いてみたい大峰の道〜しみじみとレコ拝見させていただきました。
こんばんは
大峰山寺は9月23日に戸閉となります。なのでたくさんの行者さん、登拝の方々がお参りでした。
小屋前の宴会は最高のローケーション、天気に恵まれて、冷たいビールは言い表せない位に美味しかったですyoritonさんと「これだから山はやめられない」と意見が一致し、酒のすすむこと・・・これからは紅葉の時期、懐の深い大峰の山を歩いてください。
コメントありがとうございます。
大峰・山上ヶ岳は行者さんも数多く参拝しておられて、一種独特の雰囲気があります。
朝8時30分ころ大峰山寺に着いたのですが、一目でその筋と思しき怖いお兄さんたちも熱心に祈っておられました。その後、レコに書きましたように、行者さん、登山者が入り混じって続々と登って行かれました。登るだけでもしんどいのに法螺貝を吹きながらです。これも修行なんだと話したことでした。
これは他の山域では見られない景色です。
今回のメンバーは山大好き、酒大好きですので、山上での宴会は最高でした。
西の覗きは怖かったのですが、レンゲ辻までのトラバース道の方が怖かったです。注意すれば大丈夫なレベルなんですが、まかり間違うと一巻の終わりという状況ですので神経がすり減ります。
大峰山は登山口まで遠いですが、独特の雰囲気と、山深さを実感できる山域です。是非歩いて見てください。
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