伯耆大山:鳥取県
- GPS
- 07:25
- 距離
- 7.7km
- 登り
- 987m
- 下り
- 973m
コースタイム
- 山行
- 5:56
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 7:10
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
元谷ルート:整備された登山道。夏山登山道ほどではないが、階段も多い。 急登で、階段の幅が狭すぎる箇所もあるので、下山時に足が震える人は危ないかも。 夏山登山道:ほぼ階段。上の方は道が狭く、人の多い土日祝日は登りと下りで血栓状態になり、長い待機列も。 |
その他周辺情報 | 山頂避難小屋は水洗トイレあり。 六合目避難小屋は持参した携帯トイレ用の個室がある。便器などのトイレ設備はなく、携帯トイレも売られていない。 その他として、犬を連れている登山者さんが複数。犬が苦手な人は無雪期の土日祝日は避けた方が無難。 |
写真
感想
三ヶ月以上経ってしまった。
前回、せっかく登ったのに、てっぺんがミルキーだったので、再挑戦。
でも夏山登山道往復は飽きるから、出来れば別ルートを試したい。
元谷ルートは永遠の初級者でも大丈夫なのだろうかとネット検索してみると、どうやらいけそう。
夏山登山道から下山時に元谷へ、というルートがお勧めされていたけど、地図を見れば、明らかに元谷ルートの方が急登。
夏山登山道の往復でも膝が笑ってすっ転ぶ自分には恐ろし過ぎるので、逆方向に歩くことに決めた。
前日は米子に泊まり、自転車を借りて久しぶりに米子城跡へ行ってみた。
整備された道を上っていくと、白い防護服を着た方たちが。
スズメバチの巣があるということだけど、今は通っても大丈夫とのことで、お礼を言って進んだ。
近くには一匹のオレンジ頭の死骸が置かれていたが、4-5cmもの大きさで、デカッ!とビビる。
あんなんに刺されまくったら、そら死ぬわ。
怖い。
翌日、ホテルの部屋を出る時に何かが落ちる音が聞こえたが、ドアにぶら下げる札かな?戻った時に拾えばいいや、と特に気にせず駅へ向かった。
登山者さんと思しき人たちとともにバスを待っている時に、財布がないことに気付く。
あの時の音か!
大慌てでホテルに戻り、財布を拾って駅へ急ぐも、目の前を通り過ぎていくバス。
と言うか、普通にホテル前の道通っていくやんけ!
ホテル前のバス停を確認した時に時刻表が見えなかったから、ルートが違うと諦めたのに…
大山は諦めるかどうするか悩んだけれど、次があるかどうかも分からないので、タクシーで伯耆大山駅まで行ってもらうことに。
ここでバスに追いつけるはず!
ところが、バスの時刻表に伯耆大山北口とは書いてあるけど、駅とは書いていなかったわけで。
タクシーを降りてバス停を確認しても、それらしい路線はなく。
タクシーの運転手さんが、「北口」ってのは駅とは関係ない場所だと携帯で調べてくれて、再び、タクシーに乗り直し。
ビラ大山だったか、アスレチック前まで乗せてもらって、やっとバスに乗ることが出来た。
無駄に3千円以上の余分なお金がかかってしまった。
間抜けなアクシデントはあったものの、予定通りの時間に到着した。
バス停下の広場で何やらイベントをやっているっぽいので、チェックしてみると、山頂エリアの木道補修用の板を持ってあがろう!というキャリーアップイベント。
前回、ポスターで見て、日付的に無理やろ、と申し込みをスルーしたやつか、と思い出す。
飛び入りで行けるかな?と行ってみたら、キャンセルがあったのか、行ける、とのこと。
2本? 4本?と聞かれて、2本を選択。
ただでさえ重い荷物なのに、4本て死ねるわ!
2本をバックパックのサイドポケットに突っ込み、上を紐で括って、背負う。
重い。
前より心持ち荷物を減らしてきたけど、焼石に水。
ヨタヨタと歩き始める。
交番で登山届を書くつもりだったのに、とてもそんな寄り道をする気になれない。
まあ、夏山登山道に並ぶメジャールートみたいだし、元谷ルートの途中にも登山届を出す場所はあるだろう、と踏んでそのまま元谷登山口の方へ。
大神山神社に向かう途中で犬を撫でさせて頂いて、元気をもらう。
さらに進んで拝殿でお参り後、登山道へ。
結局、途上に登山ポストは見つけられなかった。
夏山登山道に比べると、ちゃんと山道。
起伏もちょこちょこあるし、階段も少なめ。
木立の中なので眺望はほぼないものの、同じ方向をひたすら登るような状態ではない。
やがて開けた場所に出た。
白い石でゴロゴロのエリアは歩きにくかったけど、山並みが一望できて感動した。
重そうな雲に、今回も山頂は白いかも、と心配になりつつ、景色を堪能して、さあ先に進もう、と思ったところで、ルートが分からず、辺りを見回す。
いつのまにか他の登山者さんたちはいなくなっていて、ついていくこともできない。
とりあえず避難小屋の方へ行ってみるか?なんて悩みつつウロウロするうち、進行方向右手に立ち並ぶ木々の枝に揺れるたくさんのリボンにようやく気づいた。
リボンに沿って行くと、細い土の道が。
ここか?ほんとにここか?とビクビクしたけれど、他の登山者さんや道標が現れて、ホッとした。
上の方に行くと元谷ルートも階段になると、途中で話をした方から伺っていたけれど、その言葉通り、ほぼ階段になる。
しかも、幅や高さが一定でないので、足の置き場に悩むところも。
これ、下りで使ってたら相当に怖かったはず。
足を滑らせたら無事では済まないんじゃないか。
同じルートを、お子さんを背負って登っている方がいらしたが、ここも背負って登ったのだとしたら、恐ろしすぎる…
まあ、降ろして登ればいいのだろうが。
そんなこんなで夏山登山道の合流点にようよう辿り着き、人で溢れる避難小屋エリアで少し休憩してから、山頂を目指す。
2枚の板は頭よりも高い位置にあるため、何度か枝に引っかかったり、道を譲った時に重さで後ろによろけて尻餅ついたり。
肩にどんどん食い込んでくる重みに、ボランティア参加を後悔したけど、もし参加前の時点からやり直せるってなっても、やっぱり参加はするだろうなあ、と考える。
基本的に自分の山登りは、やたら重い体重と荷物を背負って上まで行き、ほとんど変わらない重さを下に持って降りるだけと言う、何の役にも立たないピストン運動なわけで。
それが、今回のこの重みは、人の役に立つ! 意味のある重さ!
すれ違う方にお礼を言われたりもする!
素晴らしい!!
とはいえ、重いので、足取りはどんどん鈍くなるわけだけど。
ふらふらになりつつ、やっとこさで頂上に着き、板を渡して任務完了。
俺はやったぜ!
小屋の前も山頂碑のエリアも大勢の人が休憩していた。
お昼ご飯を食べて、夏山登山道から下山。
三合目あたりでおそらく階段の丸太部分に足を置いたらしく、大回転しながらすっ転んで頭を打ったりしながらも、無事に?降りて、ボランティア受付で完了報告を行った。
ら、温泉施設の無料券を頂いてしまった。
もう一度、来なくてはならんのか?
帰りは伯耆大山駅までのバスに乗り、電車で米子まで戻って終了した。
なお、犬連れの方が三組ほどいらして驚いたのだが、そのうちのお一人が、犬を連れていることで心無い言動を受けることがあると憤っていたのだが。
「犬が苦手なんです!」と叫んで横を通り過ぎたという人のことを、「うちの犬は足元で大人しくしていたのに、わざわざ口に出す必要はないだろう、黙って通ればいいのに!」と言っていたのには閉口してしまった。
自分は犬大好きだけど、登山に犬は必携でもなければ緊急時に必要なものでもないわけで。
まさかこんなところで犬と出会うとは予想しない人も多いだろうし、苦手な人から見れば、存在そのものが攻撃なのではないかと。
それなのに相手に口に出すのも我慢しろと言うのは違うんじゃないか、みたいに反論してみたけれど、やっぱり「でも別に犬は禁止されていないのに」と不満そうだった。
言われた自分は完全な被害者、と言う感覚のようだったけれど、犬が苦手な人にとっては、加害者なんじゃないかなあ。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する