鳥甲山
長野県
HIROkun
- GPS
- 09:22
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 1,397m
- 下り
- 1,395m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2023年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
登山路は良く整備されており，道迷いの心配はないし，クサリ，ハシゴなどもしっかりしているので，落ち着いて進めば問題ないと思う。ただ，滑りやすい箇所も結構あるので，スリップには注意が必要。 |
| その他周辺情報 | のよさの里キャンプ場は鳥甲山を望める立地にあり，登山口までも近いので，宿泊するのに良い。一人２０００円で，宿泊者は温泉にも無料で入れる。 屋敷温泉の秀清館は屋敷登山口から直ぐの所にあり便利。露天風呂が気持ちよさそうだったが，宿の人に今はぬるくしすぎたのでと言われて断念し，内風呂のみ利用。800円で内・外ともに入れる。 前日に行った新潟県の名所： 清津峡渓谷トンネルはパノラマステーションがＴＶなどで有名だが，トンネルの途中から見える清津峡の柱状節理も見事だった。ただ，1000円はちと高いかな。 十日町市博物館は国宝を含む多数の火焔型土器のコレクションが見事。雪国の暮らしを紹介したコーナーも面白かった。500円は安い。 越後妻有（ツマリ）里山現代美術館 MonETは，現代美術からイメージする堅苦しさがなく，楽しい作品が多かった。1200円なり。隣接する道の駅の中にあるつまり食堂では十日町名物というへぎそばを食したが，のど越しが良くておいしかった。 |
写真
拍手
感想
前から気になっていた鳥甲山に向かう。車でのアプローチに時間がかかるので，前泊にして道中の観光も楽しむこととした。雨の降る中，自宅を4時頃に出発。圏央道から関越自動車道を走り，塩沢石内ICで降りたのが8時少し前。先ずは，以前にTVで見た景色が印象的だった清津峡を訪ねる。長いトンネルの先にポッカリと外の峡谷の景色が浮かび上がり，手前のプールとも相まって幻想的。ここまでの途中には，幾つかの横穴から外部を見ることができ，柱状節理の岸壁が間近に迫り迫力があった。
次に，車で20kmあまり移動して十日町市博物館へ。ここは火焔型土器の展示が豊富。出土した火焔型土器の殆どがこの地域からのものらしい。こんな所で出会えるとは思ってもいなかったので感激する。
最後に越後妻有（ツマリ）里山現代美術館MonETへ。余り期待していなかったのだが，楽しい作品が多くあり面白かった。この近くの食堂で少し遅い昼食を摂って，今夜の宿泊地「のよさの里キャンプ場」へ向かう。
未だ少し時間が早かったので，下見としてムジナ平と屋敷の登山口に行ってみた。ムジナ平登山口には3時少し過ぎに着いたが，車は1台もなく，大量の猿がたむろしている。ゆっくりと車を近づけると近くの藪の中に入って行くが，また道路に出てきてこちらを眺めている。40，50匹くらいの猿に囲まれる逆動物園状態で，車から降りるのも怖かったので，早々に退散した。明日もこの様子だと嫌だなと思いながら，キャンプ場に3時45分に到着。この時点で未だ雨が降っていた。
キャンプ場には既に大型テントが3，4張りあり，家族連れらしきキャンパーもいた。できるだけ離れた端の方にテントを張った後，管理棟内にある温泉に浸かる。小さくてシンプルな造りだったが暖かいお湯でリラックスできた。出てきたころには雨が上がり，鳥甲山のシルエットを拝むことができた。明日は好天になることを期待して早めに就寝する。
翌朝は3時20分に起床し，のんびりと朝飯を摂った後，屋敷登山口の近くにある駐車地まで車で移動。既に1台が停まっていた。ここからムジナ平まで約1時間の歩きで，ウォーミングアップに丁度良い。途中の開けた場所では，赤�瑤隆篳匹眥�めることができて，やる気が煽られる。ムジナ平には幸いにも猿の姿はなく，既に3台の車が停まっていた。水分の補給後，早々に歩き始める。
登山路は良く整備されており，気持ち良く高度を稼ぐことができる．1時間ほどで小水の頭を過ぎ，ハシゴと鎖のある岩場に出る。ホールドも一杯あるので気持ち良く攀じれる。この先は危険な場所もなく，苗場山や白砂山が時々顔をのぞかせるのを楽しみながら，白�瑤瞭�に到着。この少し上からは，八海山や荒沢岳も遠望できるし，赤�瑤瞭�も間近に迫り素晴らしい展望である。やがてカミソリ岩のクサリ場に着くが，ここもしっかりと整備されており，足元に気を付けて通過する。数は多くはないが，種々の高山植物が花を風に揺らせて涼し気なのが良い。天気も最高だし，色々な山々が顔を見せてくれている。下山路との分岐を過ぎると直ぐに鳥甲山頂に到着した。
山頂には山名標と三角点があり，腰を下ろすのに良い石が点在している。ただ，周囲に背の高い木が何本もあり，眺望を妨げているのが残念だ。ここで，アンパンなどで早い昼食を摂る。8月に登った岩菅山，横手山が案外と近くに見えて，何となくうれしくなる。小さいながらも穂高岳も望むことができ大満足。大休止の後，下山にかかる。
一旦，分岐まで戻ってから赤�瑤瞭�を目指す。眺めは相変わらず良いが，少し雲が増えてきて，苗場山などを隠すようになってきた。少し離れたところから鈴の音が聞こえ，山頂に向かっている人がいるようだ。赤�瑤瞭�には木の幹に標識がつけられていたが，文字がかなり掠れて良く読み取れなかった。ここからも眺めは相変わらず良いのだが，足元がぬかるんだりして滑りやすいところも多く，注意しながら下る。赤�瑤慮�で小休止の後，更に下り始めたところで，カサカサという草のこすれる音がしたので左を向くと，するすると長いものが動いている。色形からしてマムシだ。幸い叢の方向に向いており，攻撃してくる様子はないが，久しぶりに苦手な相手に出くわした。早々に退散する。
屋敷山鞍部の下降点には何の標識もなく，赤テープがあるだけだったので行き過ぎてしまいそうだった。この後の600mほどの下りの前に，ここで小休止する。眼下には村の集落やダムなどが小さく見え，涼しい風も吹いて気持ちの良いところだった。ここからも滑りやすい箇所が幾つもあり，注意はしていたのだが，2回も大コケしてしまった。少し疲れてきたなと思った頃に，登山口のある林道に降り立つことができた。駐車場所までは短いトンネルをくぐって直ぐ。他に車は停まっていなかった。
後は温泉だ。屋敷温泉の秀清館までは車で5分。橋を通過後直ぐのちょっと分かり難い細い道に入った先にある。中津川がすぐそばを流れている。玄関で拍子木を打つと直ぐに宿の人が出てきて対応してくれた。外にある露天風呂にも入れるかと尋ねたところ，「今日は天気が良かったのでぬるくし過ぎてしまった。今の気温だと寒いと思う」とのことで，内風呂だけにする。こじんまりした浴場だが，いわゆる温泉の香りもして気持ち良く汗を流せた。
帰りは塩沢石打ICに入る直前にある魚野の里で，土産を購入し早い夕食を摂った。混雑する関越HWを避けて，北関東HW，東北HWを経由して圏央道を利用して21時過ぎに自宅着。
ずっと昔に岩登りの地として，度々名を聞いたことのある鳥甲山だったので，少し身構えたところもあったが，眺望と花と少しのスリルもあって，楽しめる山だった。次は，ここから眺めた苗場山，佐武流山に登ってみたいものだ。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録するこの記録で登った山／行った場所
関連する山の用語
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
この山行記録の写真
鳥甲山の最新記録
白�瑤瞭�の最新記録
赤�凜瞭�の最新記録
いいねした人