毛無山（天子山地）

2023年10月06日(金) [日帰り]

• GPS: 06:30
• 距離: 7.8km
• 登り: 1,137m
• 下り: 1,123m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:26
• 休憩: 1:02
• 合計: 6:28

距離 7.8km 登り 1,137m 下り 1,139m

7:46 毛無山駐車場
7:58 7:59 地蔵峠・毛無山分岐点
8:22 8:28 不動の滝見晴台
9:11 9:12 毛無山五合目
10:21 10:27 富士山展望台
10:33 地蔵峠・毛無山尾根道出合
10:41 11:24 毛無山（天子山地）
11:30 11:31 地蔵峠・毛無山尾根道出合
12:15 第二地蔵峠
12:25 12:27 地蔵峠
13:36 比丘尼の滝
14:03 14:08 地蔵峠・毛無山分岐点
14:15 毛無山駐車場
14:16 ゴール地点

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

毛無山登山口駐車場（500円）を利用
→ 封筒に料金を入れポストに投函すると下山時には車のフロントガラスのあたりにに領収確認済の封筒が挟まっているというタイプのシステムです

コース状況／危険箇所等

・尾根ルート（登りで通過）
ルート分岐直後から急登が続きます。
ロープを使った岩登りが複数回出現しますが難しいという事はありません。
岩場での標準的な注意点を守りつつ慎重に通過しましょう。
道中では〇合目形式で進捗を表示する看板がありますので参考になります。
9合目近辺には富士山展望台がある様ですが見逃してしまいました。
急登は稜線に登るまで容赦なく続きますが、稜線に登ってしまえば山頂までは緩やかです。

・谷ルート（下山で通過）
地蔵峠より沢伝いに付けられたコースです。
全体的にガレガレで落石・浮石が多いコースです。
さらに谷筋特有の狭いヘツリ道、複数回出現するわかりにくい渡渉、ロープのある岩場や高巻きの登り返しといった具合になかなかアドベンチャーなコースとなっています。
最大の難所は過去の崩落による通行止めを修繕したポイントですが、鎖とロープで崩落谷の谷底へ降りてから対岸の鎖とロープで登山道に登り返すという中身になっています。
鎖とロープのおかげで難しくはないですが落石・倒木を巻き込んだ崩落谷なので緊張感はあります。
渡渉は対岸のピンクテープをしっかり見ていれば見逃さないと思いますが、渡渉回数はそこそこ多く結構わかりにくい箇所もありますので注意が必要です。
水量が多い時はおそらく通過できないであろう箇所もありますので、このコースの選択は慎重に行いましょう。

写真

10/6 7:43

おはようございます登山者Dです。
ここは静岡県富士宮市の毛無山駐車場です。
本日は毛無山から富士山を眺めるべくやってきました。

10/6 7:45

毛無山登山口駐車場は有料(500円)です。
こちらに封筒とえんぴつが用意されていますので、記入してお金を入れて丸太ポストに投函しておくと下山時に領収済みの空封筒がフロントワイパーに挟んでありました。

10/6 7:47

今日は終日快晴の予報。
それでは楽しんで行きましょう！

10/6 7:47

登山口にある案内図。
往路は不動の滝方面のルートから登り、下山では地蔵峠方面から帰ってくる予定です。

10/6 7:52

毛無山という山は結構色々なところにあり、この近くでも西湖の北側あたりの御坂山地にもあります。
今回登るのは天子山地の毛無山。
何気に全国の毛無山の中で最高峰です。

10/6 7:54

それでは登山道に入っていきます。
とても自然派な道標が可愛らしい。

10/6 7:59

登山道に入り少しだけ歩くとすぐに分岐です。
登りは右へ行きます。
帰りは左から帰ってくる予定。

10/6 8:12

分岐直後からいきなり始まる急登。
難しくはありませんが注意すべきロープ付き岩場です。
このコースはこういった急登が沢山出てきます。

10/6 8:23

少し登ると滝が見えるポイントが。
あれが不動滝かな？

10/6 8:24

岩場以外の箇所も急登です。
今回は富士展望という事以外あまり下調べをしてこなかったため、これほどの急登とは思いませんでした。

10/6 8:29

ふもとっぱらキャンプ場からすぐにアクセスできるお手軽な里山のイメージでしたが全然そんな事はない。
これはキャンプついでに気軽に入山という感じではありませんね。

10/6 8:54

道中は◯号目形式で慎重がわかります。
急登がキツい所ではこれは非常にありがたいですね。

10/6 9:54

シロヨメナかな？

10/6 9:59

登りはキツいですが迷いやすいというような事は感じませんでした。
ただし、高規格に整備されている有名な山々と比べると目印は乏しいので注意。

10/6 10:08

リンドウの一種…だとは思いますが細かい品種は分かりません。

10/6 10:09

相変わらずゴリゴリした急登です。
降りで使う場合もかなり神経使う道だと思います？

10/6 10:31

最後まで緩む事の無い急登をこなし稜線に到達しました。
ここまで来ればほぼゴール。
ところでこの少し下に富士山展望台という場所があったようなのですが見逃してしまいました。

10/6 10:33

山頂までの道は非常に穏やかな散歩道。
ずっとこんな道ならいいのにー

10/6 10:41

毛無山(1946m)登頂です。
ここは天子山地の最高峰でもあります。
登った！

10/6 10:42

こちらの毛無山は山梨百名山・日本二百名山・静岡百山にも選定されています。

10/6 10:42

富士展望は一級品！
富士山はちょうど初冠雪した後で山頂が少し白くなっています。
あっという間に季節が進んで行きますね。

10/6 11:31

富士展望を楽しみながら贅沢なランチタイムを過ごしました。
下山は地蔵峠からの計画ですので、下部方面へ進んで行きます。

10/6 11:36

登りで使ったコースとの分岐を過ぎると途端に踏み跡が薄くなります。
こちら側は歩く人が少ないようですね。

10/6 11:52

地蔵峠に向かい高度を下げていくのですが、これが稜線伝いとは思えないくらい物凄い降ります。
もうこのまま駐車場に下山しちゃうんじゃないかという雰囲気。

10/6 12:15

グイグイ降って下部温泉方面との分岐点を通過。
ここは第二地蔵峠とも呼ばれるそうです。

10/6 12:25

第二地蔵峠からさらに少し進むと地蔵峠へ。
年季の入った道標が味がありますね。

10/6 12:25

地蔵峠の由来ともなった石仏があります。
こちらもかなり年代物な感じ。

10/6 12:26

さてここから一気に降りていきます。
ちょっと分かりにくいですがロープ伝いに降りていく感じです。
降り口からいきなりワイルドな感じ。

10/6 12:44

地蔵峠からのルートもこういった箇所が沢山出てきます。
登りで使ったルートが尾根ルートなのに対しこちらは沢伝いのルート。
特有の岩場やへつり道に注意です。

10/6 12:46

さらにこのルートは全体的に非常にガラガラしています。
加えて通行者が少ないであろうためか、ルートもちょっと見難い感じ。

10/6 12:47

渡渉も複数回ありますので対岸のピンクテープ等を見逃さないようにしましょう。

10/6 13:12

こことかも渡渉箇所なのですが、よくわからん感じが伝わるでしょうか？

10/6 13:27

さてこのルートですが崩落による通行止めになっていた時期もあります。
こことかその名残りじゃ無いでしょうか？
写真だと分かりづらいですが、鎖で崩落谷の底まで一度降りてからやはり鎖で登山道に戻るような感じになっています。

10/6 13:46

ここはロープで崩落谷をトラバースします。
難しくは無いですがガラガラしている点には注意。

10/6 13:52

なかなかの落差で立派な滝です。
看板には比丘尼の滝と書いてありました。
山と高原地図には記載が無かったので嬉しい発見。

10/6 13:55

結構下流の方まで渡渉箇所があります。
水量が多い時は通行できないのでは無いでしょうか。

10/6 14:08

最後まで緊張感のある沢伝いをこなし往路でも通過した分岐で合流。
そして林道まで下山しました。

10/6 14:14

駐車場まで戻りゴール。
ほんの数日前まで猛暑続きでしたが、この日は1日通して爽やかな気温の中で里山を楽しむ事ができました。
名だたる高山はもう寒いと思いますが、里山はこれからが良い季節ですね！

撮影機器：

iPhone 11 Pro Apple

感想

登山者D

2023年10月6日

今回は天子山地の最高峰である毛無山に登ってきました。
私は山行計画を立てる時は結構念入りに下調べするのですが、今回は珍しく富士展望の良さとアクセスくらいしか下調べをせずに選んだ山でした。
登りで使ったコースはこの山では最もポピュラーなコースだと思うのですが、実際に登ってみるとなかなかワイルドでゴリゴリした急登がひたすら続く初心者泣かせなコースでした。
下山で使った地蔵峠を経由するコースはさらに上を行くワイルド具合で、ちょっとした冒険感がありました。
駐車場の最寄りには超人気の有名キャンプ場がありますが、キャンプついでにチョロっと登るというほどお気楽コースではありませんでした。
しかしだからこそ程々にしか混まないであろう穏やかな山頂から味わう絶景富士展望は一級品でした。
この山はダイヤモンド富士で人気の竜ヶ岳方面から縦走してくるコースもありますので、機会があったらそちらも歩いてみたいなと思いました！