記録ID: 601723
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積雪期ピークハント／縦走
大山・蒜山
蒜山今坂谷〜中蒜山〜下蒜山北尾根B（仮称）：周回
2015年03月17日(火) [日帰り]
鳥取県
岡山県
さっぱん
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 1,310m
- 下り
- 1,293m
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清水集落の奥（6:22）〜今坂谷に入渓（7:15）〜標高600メートル程度の二俣（8:01）〜標高750メートル程度の二俣（8:46）〜県境尾根出合い（9:48）〜中蒜山山頂（10:21〜10:29）〜下蒜山北尾根B源頭（11:52）〜林道山守矢送線出合い（12:59）〜駐車地（13:34）、所要時間7時間12分
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2015年03月の天気図 |
| アクセス | 鳥取県倉吉市清水集落の奥の膨らみに駐車（奥は工事現場になっている）。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
＊今坂谷、下蒜山北尾根Bはバリエーションルートです。滑落、遭難、道迷いの危険性が高いので、相応の準備が必要。 �｜鷦崔蓮塑�坂谷〜県境尾根出合い 駐車地に雪はなかった。林道をしばらく進むと雪がでてくる。林道を最後まで詰めると自然に入渓できる。今坂谷は普段は水すら流れていないらしいが、雨のあとや雪解けの時期だけ川ができるようだ。この日は雪解け水で豊富な水量があった。残雪が沢にあり、踏み抜きに細心の注意が必要。ところどころ際どい歩きになった。ヘルメット必須。目立った分岐は少ない。県境尾根手前が一番急であり、アイゼンがあった方がいい（この日は履き替えるのが面倒で、ある程度ワカンで歩けたのでそのままいった）。 ��県境尾根出合い〜中蒜山〜下蒜山北尾根B源頭 ノーマルルート。起伏がある尾根を地道に歩いていく。中蒜山から下蒜山までは距離が3キロ程度もあり、長く感じる。多少雪庇の張り出しがあるので気をつける。また斜面はなだれやすいので注意。 �２蕊濃核免�根B〜林道山守矢送線出合い〜駐車地 804Pまでは広葉樹林が目立ち、尾根も明確。そこからは針葉樹林がちらほら。支尾根もちらほら。ただ、どこも北方面に進んでいれば林道にでる場合が多いらしく、安心感がある。たぶんこの日は本尾根を林道まで下れたと思う（境界を示す小さな柱が続いていた）。林道からは西へぐねぐね歩き、高度を下げて駐車地へ。 ＊国土地理院の地形図には林道山守矢送線が記されていない箇所がある。 |
写真
倉吉市から下蒜山の尾根を望む。下る候補の尾根は二つあって、どっちにしようか迷っていた。
清水集落を奥に進み、手頃なところに駐車。予想に反して雪がない。この先の分岐を右手にとる。左を進むと清水谷。
ピンクテープがあるということはすでに誰かが歩いたということ。「26」というのは平成26年ということか。何月に上がったんだろう。
2
3/17 7:14
ピンクテープがあるということはすでに誰かが歩いたということ。「26」というのは平成26年ということか。何月に上がったんだろう。
ワイヤーがでてきた。これは清水谷にもあった。おそらく木材を運ぶために使われていたんだと思う。いよいよ入渓。
渡渉を繰り返して踏み抜く恐れのない雪を踏みしめていく。最初からちょこまか動く。忙しい。
ストックで前の雪を小突いて踏み抜かないかいちいち確認する。スピードはあがらない。
左側（東側）の斜面は登れなくもない。今坂谷は狭いので、沢伝いに進めなくなったら左の尾根に取り付く考えもあった。
どうも左俣は高さのある滝があるようだ。おそらく今日いっても登れなかったような気がする。
これぞ雪渓というような風景が広がってくる。大山でいえば振子沢っぽい。
両側の崖から落石でもこないかと緊張をようする。細かな雪のつぶてが斜面を転がってきていた。
まだ水が流れていることに感動する。急な斜面をトラバースしていく。いつアイゼンに切り替えるかタイミングをはかっていた。
遠くの山に陽が差してきていて稜線も近いのかなと思ったりする。朝日は希望の光だね。
大量のデブリ。今は残雪だからいいけど、時期悪いとなだれがこわいね。
最後は急斜面を滑らないように登った。気温もあがってきて休むことが多くなってきた。振り返って今坂谷を省みる。よくあそこからきたもんだ。
1
3/17 9:45
最後は急斜面を滑らないように登った。気温もあがってきて休むことが多くなってきた。振り返って今坂谷を省みる。よくあそこからきたもんだ。
稜線から中蒜山、下蒜山を見る。下蒜山までの遠さにちょっとめまいがした。稜線は風が吹き抜けて体感的には少し涼しく心地よかった。
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3/17 9:48
稜線から中蒜山、下蒜山を見る。下蒜山までの遠さにちょっとめまいがした。稜線は風が吹き抜けて体感的には少し涼しく心地よかった。
こうやってみると下蒜山までは5つのピークを縦走していくんだな。下蒜山の二つの北尾根のどちらを降下するかなかなか決められない。
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3/17 10:37
こうやってみると下蒜山までは5つのピークを縦走していくんだな。下蒜山の二つの北尾根のどちらを降下するかなかなか決められない。
フングリ乢付近。ここが清水谷の源頭となる。山友達と清水谷をやったときはドンピシャでここにでた。
下蒜山からのびる北尾根を望む。今日は体力の心配もあり、ここはやめ、手前から北へのびる尾根（北尾根B）を降下する。
岩場の難所がでてくる。右側は切れ落ちているので、左をまくような感じて進んでいく。簡単には帰してくれないらしい。
支尾根がいくつかあるが、北、もしくは北西方面を意識し、コンパスを頼りにいく。
人工物があると落ち着く。ここは何かの境界になっているらしく、境界を示す柱がいくつも置かれていた。倉吉市の職員が置いたのかな。
1
3/17 12:14
人工物があると落ち着く。ここは何かの境界になっているらしく、境界を示す柱がいくつも置かれていた。倉吉市の職員が置いたのかな。
804ピーク付近だと思う。シートでも敷いてお茶でもしたい空間だ。
そろそろワカンとゲーターを脱ぐことにした。暑いので手袋もとり、帽子も脱いでいる。春だ。
ここを下ってきた。だいたい素直に北尾根Bを下ってきたけど、取り付きはここであってるのだろうか？
林道山守矢送線をこのまま西へ進んでいく。駐車地まで繋がっている。地形図には記載されてない。
撮影機器：
感想
ひさしぶりの雪山は「とりあえず足慣らしに」ではなく、挑戦的なものにしようと思っていた。友人から「今坂谷」という谷があることを教えてもらい、web上にほぼ記載がないことが分かるともうここ以外に登るところは考えられなかった。清水谷は無雪期に友人と登ったことがあるので雪の時期の下準備はある程度できていた。
序盤予想外に雪がなくて不安だったが、結果としては予定時間より早く帰ることができた。ピッケルとアイゼンが使われることがなく彼らに申し訳なく思ったが、その分ストックとワカンに活躍してもらった。今坂谷と思われる無雪期のレポートが一つだけあり、それらの景色を想像していたが、残雪のためか思い描いていたものを見ることができなかったのが少々心残り。
鳥取県側は別ルートからも登れるかもしれないので挑戦してみたいと思う。
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