九重山 360度の眺望(牧の戸峠-久住山-山荘-大船山-長者原)


- GPS
- 17:04
- 距離
- 23.7km
- 登り
- 1,766m
- 下り
- 2,039m
コースタイム
- 山行
- 8:12
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 8:37
天候 | 1日目曇り、2日目晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
<登山道の状況> ・星生山の山頂周辺 短い距離、凍結している箇所あり。 ・星生崎〜久住分れ 上部は凍結。下部は積雪で踏み抜き注意。 ・大船山 積雪&凍結。特に直下の北斜面で。 アイゼンを持っていったほうが安心。 |
写真
感想
<感想>
2日目、地元の方とご一緒させていただき、想い出に残る山行となった。
<記録>
・前日
法華院温泉山荘に宿泊予約する。
(予約は前日まで。キャンセルは当日の午前中まで。朝食7時から、朝食を弁当に変更可。)
入山するときに、登山口から入山の電話連絡して欲しいとのこと。
登山道の状況については、雨で少し溶けていそうだが、実際に歩いて確認していないので、
詳しくは分からないという回答だった。
明るいうちに、登山口の下見をする。
・牧の戸峠
登山口から今晩宿泊する法華院温泉山荘へ電話連絡する。
今日歩くコースを聞かれ、ちょっと焦る。即答できるよう、電話する前にルートを再確認しておくこと。
・牧の戸峠-沓掛山
危険箇所なし。
・沓掛山-西千里浜
ぬかるみが続く。
・西千里浜-星生山
山頂前後に凍っているところもあったが問題なし。
・星生崎-久住分れ
星生崎からの下りで、想定していた以上に時間と体力を使った。
最初のほうは凍結。でも登山道の端を通ればOK。
徐々に凍結から雪になるが、今度は全面に雪がある。
やわらかい雪なので、ステップを作りながらゆっくり降りる。
・久住分れ避難小屋前
避難小屋前の広場を横切ったら・・・、靴が沈んだ。
ただの湿った地面に見えたのだけど。
トイレ閉鎖中(?)。
・久住分れ-久住山
黄色いペイントの多さに驚いた。
登山道の右側は凍結していないので問題なし。
・久住山-分岐
ところどころ赤いペイントのある石が。
久住分れの分岐から久住分れ方向は黄色のペイント、稲星山方向の道は赤いペイントと分かれているようだ。
久住山の東斜面は積雪があるものの、雪が柔らかく踏み抜きもない。
多分、無積雪期よりも下りやすかった。
・分岐-稲星山
多少ぬかるんでいるが問題なし。
・稲星山-分岐
降り口が分かりにくいけど、尾根を目指していくと道がある程度の幅に収束していく。
ただ踏み跡が多くてどこを通っていいのやら。
分岐の岩にペンキで「坊がつる」と書いてあるが、現時点で土石流多発のため通行不可。
・分岐-中岳
一箇所ハシゴがあるものの、特に危険そうな岩場もなくて問題なし。
・御池の脇を通過
御池が凍っていて池の淵を通る。踏み抜いた跡もなかった。
池の真ん中のほうまで入っていた人もいたらしい。
この辺りで、この日初めて登山者と会う。
・久住分れ-北千里
ここも残雪があり、ゆっくり降りる。
何回か落石の音がした。
正確な方向は分からないが、天狗ヶ城方向から聞こえたような気がする。
・北千里
分岐に近づくと沈み具合マックス。
沈み混まないところが見つからず、もうあきらめてズブズブ沈ませながら進む。
・三俣山西峰まで
ここも多少ぬかるんでいる。
踏み跡がたくさんあって迷うが、どこを通っても通じていた。
登っていると雨がぱらつき始めたので、西峰まで行って引き返す。
雨具を着ているときに、下山中のパーティーとすれちがった。
・諏蛾守越-法華院温泉山荘
山荘まであと一息のところで、また積雪が。急坂だし。
・法華院温泉山荘
14時に山荘に着いて何もすることが無いので、温泉に入って夕飯まで寝る。
個室で電気もあって、便利すぎるのも雰囲気が出ないなあ・・・。
本日の宿泊者4名。シーズンオフで週末も10名程度だったそう。
食事は旅館?と思うぐらい豪華だった。
ご夫婦とお話をしながら、豪華な晩御飯をいただいた。(ちょっと遅れて単独の方が到着。)
関東から車で来て、一昨日に開聞岳、昨日に韓国岳、そして今日明日が九重、明日と明後日は阿蘇と祖母山だそう。明日は下山だけなので「休養日」なんだそうで。
部屋に大船山山頂からのパノラマ写真が貼ってあった。
・法華院温泉山荘-キャンプ場
登山道以外の道が多いので迷う。車道を歩いていくのが正解。
キャンプ場に到着した頃、中岳に朝日が当たり始める。
・キャンプ場-段原
どのコースにしてもキャンプ場まで戻ってくるので、キャンプ場に温泉セット等の荷物を置いていく。
10分ほど登ると雪道になり、アイゼン置いてきたことに気づく。
取りに戻るか迷ったが、昨日は必要なかったので、降りれるところまで行ってみることにした。
その後も、時々雪道になる。
・段原-大船山途中まで-段原
最初から結構な積雪。そのうち踏み跡が薄くなり迷ってしまった。
久住山系の山々も一望できたので、あきらめて下山することにした。
段原へ戻る途中で正規のルートが見つかったので、もう一度チャレンジすることに。
が、大船山直下の最後の急登に差し掛かると急斜面で堅い雪だった。
アイゼンを置いてきたことを後悔する。
もう無理なので、今度こそ下山することにする。
・段原-大船山-段原
段原で最後の眺めを楽しんでいると、4名の登山者が登ってきた。
昨日三股で会ったパーティーだった。
これから大船山まで登るそうで、事情を話すと、大船山まで一緒に行かないかと声をかけていただく。
お言葉に甘えて、同行させていただくことにする。
緩斜面を難なくクリアし、さっき私が引き返した急斜面も隊長がつま先と踵でステップを作って登っていく。
アイゼン無しでも登れるのかあ、と思いながら、最後尾から皆さんのステップを使わせていただく。
山頂に到着すると、360度の絶景。
感謝です。
下山もガシガシと刻んで降りていき、無事段原に到着。
・段原-坊ガツル
気温が上がり、雪も緩んできて、皆さん順調に下る。
ただ気温が上がりすぎて、下りなのに汗だくになってきた。
坊ガツルに到着するとデポしておいた荷物が散乱していた。
食べた弁当の空箱を入れていたので、その匂いで動物が寄ってきたようだ。
今後気をつけようと思う。動物にとっても不幸なので。
・坊ガツル-長者原
暑かった。特に雨ヶ池越えまでの登りが夏山のようだった。
後でニュースを見ると、大分県内で夏日のところもあったとか。
・長者原-牧の戸峠
段原〜大船山〜長者原とご一緒させていただいた方に、さらに牧の戸峠まで車で送っていただく。
ご自宅は長者原から逆方向だったのですが・・・。
・全体的に
残雪と凍結と暑さ等、とても変化に富んだ2日間だった。
<予定と実績>
1日目
予定
牧の戸峠-沓掛山-星生山-久住山-稲星山-鳴子山-白口岳-中岳-天狗ヶ城-北千里浜-三俣山(西峰-北峰-南峰)-坊ヶツル-法華院温泉山荘
実績
牧の戸峠-沓掛山-星生山-久住山-稲星山-中岳-北千里浜-三俣山(西峰)-法華院温泉山荘
2日目
予定
法華院温泉山荘-立中山-大船山-北大船山-高塚山(黒岳)-天狗岩-平治岳-雨ヶ池越-指山-長者原-牧の戸峠
実績
法華院温泉山荘-大船山-雨ヶ池越-長者原
shisoさん こんにちは
僕の遠征と違って本格的ですね
この時期になってもアイゼン必要とは?
九州中央部の山は、奥多摩辺りの山よりも雪山なんですね
なかなか行けない所かと思いますので、存分にエンジョイして下さい
Stillさん、コメントありがとうございます。
南のほうだから暖かいと思っていたのですが・・・、まだまだ残雪がありました。
九州の山を甘く考えていました。
1週間たっぷりエンジョイしてきました。
雨の日が多くて半分ぐらいの日は温泉でまったりでした。
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