鳳凰山

2023年10月06日(金) 〜 2023年10月08日(日)

• GPS: 17:07
• 距離: 23.4km
• 登り: 2,317m
• 下り: 2,573m

コースタイム

1日目

• 山行: 2:14
• 休憩: 0:50
• 合計: 3:04

12:09 夜叉神峠登山口
13:02 13:03 夜叉神峠
13:05 13:49 夜叉神峠小屋
13:51 13:51 夜叉神峠
14:05 14:10 高谷山
14:27 14:27 夜叉神峠
15:08 15:09 夜叉神峠
15:16 夜叉神峠小屋

2日目

• 山行: 3:48
• 休憩: 0:24
• 合計: 4:12

15:16 夜叉神峠小屋
8:44 8:47 杖立峠
9:43 9:49 火事場跡
10:37 10:37 苺平
10:55 11:10 辻山
11:35 南御室小屋

3日目

• 山行: 9:21
• 休憩: 1:21
• 合計: 10:42

11:35 南御室小屋
5:26 5:26 砂払岳
5:33 5:33 薬師岳小屋
6:13 6:13 薬師岳
6:51 7:07 鳳凰山
7:32 7:32 鳳凰小屋分岐
8:32 8:40 アカヌケ沢の頭
9:01 9:04 地蔵ヶ岳
9:52 10:18 鳳凰小屋
11:29 11:50 白糸の滝
13:13 13:18 南精進ヶ滝
15:00 ゴール地点

天候

1日目　晴れ
2日目　晴れのち曇り
3日目　曇りのち雨

アクセス

利用交通機関：

バス

行きは甲府駅から夜叉神峠までバス
帰りは青木鉱泉から甲府駅までタクシー

コース状況／危険箇所等

よく整備されていて歩きやすい
地蔵岳から鳳凰小屋と青木鉱泉までは急なくだりで注意が必要

その他周辺情報

青木鉱泉で日帰り入浴1000円

写真

10/6 6:54

バスタ新宿から7時過ぎの高速バスで甲府駅へ。平日なので空いている。

10/6 9:59

甲府駅前の石井スポーツは登山用品が豊富。アルファ米を補充。

10/6 10:05

夜叉神峠行きのバスも空いている。

10/6 10:23

バスの中から鳳凰三山が見える

10/6 11:24

夜叉神登山口の夜叉神ヒュッテ

10/6 11:25

登山口

10/6 11:26

10/6 11:27

ゆるキャンで見た風景

10/6 11:27

休憩所

10/6 11:29

ここから登る

10/6 11:32

登る前に夜叉神ヒュッテで昼食。メニュー豊富。

10/6 11:32

リニューアルしてきれいな内装

10/6 11:45

ソースカツ丼。ご飯を多めに持っていただきました。とても美味しい。

10/6 12:10

10/6 12:10

まぁまぁの勾配の登り

10/6 12:25

10/6 12:27

10/6 12:43

10/6 13:01

10/6 13:04

夜叉神峠が見えてきた

10/6 13:05

夜叉神峠小屋に到着

10/6 13:06

白峰三山がよく見える

10/6 13:11

キャンプ地。だれもいない。

10/6 13:47

小高い場所に設営。

10/6 13:51

時間があるので周辺散策

10/6 13:51

小屋から登ってきた道をもどり、分岐。左は登ってきた道、右に行くと水場(15分)、真っ直ぐ行くと高谷山。

10/6 14:00

高谷山へ。だれもいない。

10/6 14:05

高谷山山頂。だれもいないし、特に展望もない。

10/6 14:05

10/6 14:12

白峰三山がチラッと見える。

10/6 14:28

戻って分岐から水場を目指してみる。

10/6 14:34

10/6 14:38

10/6 14:42

道が不明瞭でずり落ちそうなトラバースが多いので不安になりつつ水場に到着

10/6 14:42

ちょろちょろ出ている感じ。水を飲んでいるスズメバチが数匹いて怖い。

10/6 14:53

戻りで道を間違えた。道が不明瞭なのでやはり危ない。

10/6 14:55

10/6 16:37

無事小屋までもどる

10/6 16:44

農鳥岳に日が沈む

10/6 17:24

今回初使用の卵ケース。割れてない！

10/6 17:33

セブンイレブンの麻婆春雨を全て投入。たっぷり。

10/6 18:37

10/7 3:42

夜の白峰三山

10/7 3:47

星がよく見える

10/7 6:28

日に照らされる白峰三山

10/7 7:03

夜叉神を鎮めるための地蔵？

10/7 7:27

10/7 7:42

10/7 8:00

10/7 8:25

10/7 8:43

杖突峠

10/7 8:53

杖突峠からは少し平坦な道

10/7 8:56

10/7 9:09

登りが続く

10/7 9:14

開けた場所で休憩

10/7 9:40

10/7 9:43

10/7 9:45

ところどころ白峰三山が見えるポイントあり

10/7 10:23

10/7 10:37

苺平の分岐。わかりづらいが左に行くと辻山への寄り道。

10/7 10:38

読めない。

10/7 10:39

10/7 10:47

10/7 10:55

10/7 10:56

辻山はこの日一番の展望

10/7 11:08

目的地の鳳凰三山が見える。奥には八ヶ岳。

10/7 11:32

辻山からくだり巻道と合流

10/7 11:34

南御室小屋が見える

10/7 12:36

南御室小屋もメニュー豊富

10/7 12:46

10/7 12:53

ベーグルドッグはパリパリでとても美味しい

10/7 13:23

奥の一等地に設営

10/7 13:45

道を少し戻ると電波が入るポイントあり

10/7 13:55

電波ポイントからは奥秩父の山々が見える

10/7 14:16

小屋には豊富な南アルプスの天然水

10/7 14:29

賑やかなテン場

10/7 18:08

夜も綺麗なテン場

10/8 4:57

4時過ぎに出発。

10/8 4:57

暗い道を行く。

10/8 5:18

明るくなってきて富士山が見える。

10/8 5:22

10/8 5:25

10/8 5:29

薬師岳が見えてきた

10/8 5:32

薬師岳小屋はスルー

10/8 5:40

薬師岳からご来光

10/8 5:42

次の観音岳が見える

10/8 5:44

薬師岳の本当の山頂へ寄り道。

10/8 5:51

10/8 6:08

富士山

10/8 6:09

八ヶ岳

10/8 6:12

10/8 6:19

10/8 6:38

北岳が朝日に照らされる

10/8 6:48

曇りがちの日だが天使の梯子がきれい

10/8 6:53

観音岳から。一番高いだけあって周りの展望がすばらしい。

10/8 7:06

10/8 7:08

10/8 7:20

地蔵岳のオベリスクが見えてくる

10/8 7:28

花崗岩由来の白い砂か

10/8 7:37

赤抜沢の頭の手前のきつい登りが続く

10/8 7:58

10/8 8:10

10/8 8:37

赤抜沢の頭から地蔵岳のオベリスク、八ヶ岳

10/8 8:49

オベリスク手前には無数の地蔵。子宝祈願。

10/8 8:58

オベリスクの登れるところまで登ってみる

10/8 9:03

ここから先は難しそうだ

10/8 9:06

地蔵岳からは甲斐駒ヶ岳も見える

10/8 9:11

鳳凰小屋方面に下る。振り返って見えるオベリスクも美しい。

10/8 9:15

砂場の急なくだり注意。

10/8 9:16

観音岳と紅葉

10/8 9:43

鳳凰小屋へ

10/8 10:11

鳳凰小屋は水が豊富

10/8 10:12

渋くて良い小屋ですが、リニューアルでしばらく閉まるそうです

10/8 10:19

ドンドコ沢ルートへ…

10/8 10:33

沢を降りていきます

10/8 11:04

ところどころ滝が見えるルート

10/8 11:18

渡渉箇所多数。アップダウンも激しい。

10/8 11:31

10/8 12:16

とにかく長い

10/8 13:07

南精進ケ滝。かなりの高低差、迫力。

10/8 14:10

最後のジグザグ

10/8 14:37

あとは平坦な道で温泉を目指す

10/8 14:39

工事で迂回

10/8 14:40

10/8 14:41

10/8 14:46

10/8 14:56

青木鉱泉着。とても疲れました。

感想

acutissima

1日目は前泊目的で甲府駅から10時のバスで夜叉神峠登山口へ。金曜日なので空いている。
バスの中から鳳凰三山がよく見える。地蔵岳のオベリスクのトンガリも肉眼で確認。周りには八ヶ岳、富士山…
芦原から乗客が多く乗ってくるが席は埋まらない程度。自分以外は広河原行き。協力金300円は広河原行きの人のみ徴収される。

夜叉神ヒュッテでお昼。平日だからか他にお客さんはいなかったが、感じの良い店主。峠のソースカツ丼をいただく。

夜叉神峠登山口からはそれなりの勾配の登りが続くため息が上がるが、コースタイム通り1時間ほどで到着する。
小屋では若いお兄さんが受付、テント泊は千円。誰もいないので選び放題。すこし小高い場所を選んで設営。

まだ14時前なので周辺を散策。高谷山は20分弱でお手軽に行ける。誰もいないが歩きやすい道。すぐに小屋近くの分岐まで戻る。

水場があることを小屋のお兄さんから聞いたので分岐から歩いてみる。破線ルートだけあって、トラバースが滑り落ちそうで危ない。水場までは15分ほどだがあまりおすすめできない。
道が不明瞭なため帰りに間違えてしまった。引き返してことなきを得た。水はうまいがちょろちょろした水量。スズメバチがいて怖い。

無事戻れたがこのあたりは電波がほとんど入らない。夜叉神峠付近であれば甲府側に寄ればなんとか拾える箇所もある。夕方は寒いが農鳥岳に沈む日によるモルゲンロートが美しい。

小屋では18時まではビールが買える。缶の回収もしてくれる。
夕食は「山を渡る」の真似で麻婆春雨。三人前なのでかなりボリューミー。卵も割れてなかった。ニラはないのでカット野菜。締めに鮭おにぎりを投入。美味い。

日が沈んでからかなり冷え込むので厚手のズボンだけでなくタイツは着た方が良かったかもしれない。ネックウォーマーは持ってきてよかった。


朝03:30くらいに目が覚める。オリオン座と月が綺麗に見える。北岳と間ノ岳の間に小屋の灯りが見える。

4時過ぎごろから登山者の声や鈴が聞こえ始めたのですっかり起きた。時間を持て余す。
7時過ぎに他のメンバーと合流。

杖立峠までは勾配があり息が上がる道。広めの休憩ポイントがいくつかあるので、無理せず進む。
杖立峠からはいくらか平坦になる。

苺平から辻山に寄り道。寄り道する価値がある良展望。視界いっぱいに白峰三山。右手奥に進むと明日向かう鳳凰三山、奥に八ヶ岳。
元の道に合流して、南御室小屋に到着。

南御室小屋ではランチメニューでベーグルドッグをいただく。パリパリしてとても美味しくビールに合う。

一番奥の人通りが少なめの一等地に幕営。日が傾いてくるとかなり寒くなる。小屋近くのヘリポートが暖かいので暫く日向ぼっこ。
登山道を少し戻ると電波がよく通るポイントがあるので生存報告など行う。奥秩父の金峰山や瑞牆山などがよく見える。

夕飯は棒ラーメンを食べて19時には就寝。


午後から天気が崩れそうなので、早めに朝4:15出発。真っ暗だがもう出発する人は多い。

真っ暗な道を登る。すぐに暑くなる。砂払岳で急な森林限界越え。世界が変わる。
周りも明るくなってきて、富士山や甲府盆地の街並みが綺麗に見える。白峰三山もよく見える。
少し降って薬師岳小屋を通り過ぎ、薬師岳へ。ちょうどご来光。周りも全てひらけていて素晴らしい景色。

山頂の看板がある場所から少し先に行くと真の山頂がある。ハイマツが多い。こちらからは八ヶ岳や韮崎の七里岩の地形がよくわかり楽しい。

ハイマツをかき分け稜線に戻る。周りはどんどん明るくなる。楽しい縦走。朝日に照らされる北岳、曇から差し込む天使の梯子とその向こうの富士山。最高の景色が続く。
2座目観音岳。鳳凰三山の最高峰だけあって、周りが全てひらける。最後の地蔵岳が見える。

地蔵岳までの道は岩場が多くテクニカルな道。かつ、赤抜沢ノ頭手前は砂場と急登で一番息が上がる。なんとか登りきると地蔵岳のオベリスクと八ヶ岳の素晴らしい眺め。

地蔵岳では甲斐駒ヶ岳が見える。一番上までは登れないが、オベリスクを少し登る。いつかはてっぺんまで行ってみたい。

鳳凰小屋までの下りはとても急で砂場なので足がとられるため注意。正面の観音岳と振り返ったオベリスクが見える。鳳凰三山にお別れ。

鳳凰小屋で休憩。食料が心許ないが腹が空いたのでアルファ米を食べる。小屋の方はフレンドリーで楽しげ。下山ルートは2つあるが予定通りドンドコ沢を選ぶ。

最初は沢沿いの穏やかな道に見えたが、進むにつれ険しさを増す。渡渉箇所が多く、沢への上り下りで体力が奪われる。全身を使って降りなければいけないテクニカルな場所も多い。そして長い。滝でたまに癒される。
満身創痍で青木鉱泉に辿り着く。温泉がとても気持ち良い。帰りは甲府までタクシーで快適に戻る。疲れたが思い出に残る山業であった。