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Yamareco

記録ID: 6034848
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
大雪山

大雪山(旭岳・間宮岳)

2023年10月09日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:02
距離
12.7km
登り
920m
下り
914m
歩くペース
速い
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:18
休憩
0:44
合計
6:02
8:56
15
9:11
9:11
5
9:16
9:17
85
10:42
10:53
10
11:03
11:07
40
11:47
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32
12:19
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0
12:19
12:20
16
12:36
12:37
20
12:57
13:23
32
13:55
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63
14:58
14:58
0
14:58
ゴール地点
天候 超快晴、山頂直下を除いて風もほとんど無し。
過去天気図(気象庁) 2023年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
フェリーを使って北海道に上陸。前夜は旭川市内にステイしていたため、宿泊していたホテルを早朝に出発し、AM8:30前くらいに旭岳ロープウェイの山麓駅に到着。手前にあるビジターセンターの無料駐車場は既に満車だったため、ロープウェイの有料駐車場に停車、料金は500円だったと思います。
コース状況/
危険箇所等
姿見駅から旭岳山頂までの間は、標高を上げるにつれ積雪箇所が出てくるも、軽アイゼンがあれば問題なし。旭岳山頂から裏旭方面へはエキスパートだけが行くことを許される危険なルートです。最大限の注意と十分な装備が必要でした。
その他周辺情報 旭岳ロープウェイの山麓は、宿泊施設や温泉が幾つかあります。ロープウェイ駅は売店があり品揃えも充実しています。
旭岳ロープウェイの山麓駅。この手前にあるビジターセンターの無料駐車場はこの時間で既に満車でとめる事が出来ませんでした。
2023年10月09日 08:30撮影 by  SH-M07, SHARP
10/9 8:30
旭岳ロープウェイの山麓駅。この手前にあるビジターセンターの無料駐車場はこの時間で既に満車でとめる事が出来ませんでした。
この時間の有料駐車場はまだまだ空きがありました。しかし、下山時はかなり埋まっていました。
2023年10月09日 08:34撮影 by  SH-M07, SHARP
10/9 8:34
この時間の有料駐車場はまだまだ空きがありました。しかし、下山時はかなり埋まっていました。
ロープウェイ乗り場手前にあった案内板のモニター。毎15分ごとにロープウェイが出ているようで、この日はAM8:45の便に乗ることが出来ました。登山客や観光客で満員状態でした。
2023年10月09日 08:35撮影 by  SH-M07, SHARP
10/9 8:35
ロープウェイ乗り場手前にあった案内板のモニター。毎15分ごとにロープウェイが出ているようで、この日はAM8:45の便に乗ることが出来ました。登山客や観光客で満員状態でした。
姿見駅に到着。気温は5℃台ですが、凍結していました。
2023年10月09日 08:54撮影 by  SH-M07, SHARP
10/9 8:54
姿見駅に到着。気温は5℃台ですが、凍結していました。
池にはまだ薄氷が。
2023年10月09日 08:57撮影 by  SH-M07, SHARP
10/9 8:57
池にはまだ薄氷が。
正面に旭岳がどーんと見えました。
2023年10月09日 09:12撮影 by  SH-M07, SHARP
1
10/9 9:12
正面に旭岳がどーんと見えました。
いよいよ本格的な登りが始まります。最初はまだ岩場というかガレ場で地面が露出していますが・・・
2023年10月09日 09:25撮影 by  SH-M07, SHARP
10/9 9:25
いよいよ本格的な登りが始まります。最初はまだ岩場というかガレ場で地面が露出していますが・・・
標高を上げるにつれ、段々と雪が・・・
2023年10月09日 09:58撮影 by  SH-M07, SHARP
10/9 9:58
標高を上げるにつれ、段々と雪が・・・
このあたりまで来ると路面は真っ白に。
2023年10月09日 10:14撮影 by  SH-M07, SHARP
10/9 10:14
このあたりまで来ると路面は真っ白に。
土が見えなくなったので軽アイゼンを装着しました。
2023年10月09日 10:19撮影 by  SH-M07, SHARP
10/9 10:19
土が見えなくなったので軽アイゼンを装着しました。
完全に雪の世界です。秋を通り越して、もう冬の山の様相を呈していました。
2023年10月09日 10:44撮影 by  SH-M07, SHARP
10/9 10:44
完全に雪の世界です。秋を通り越して、もう冬の山の様相を呈していました。
金庫岩の近くです。ようやく山頂が見えてきました。
2023年10月09日 10:45撮影 by  SH-M07, SHARP
10/9 10:45
金庫岩の近くです。ようやく山頂が見えてきました。
山頂まではもう少し!
2023年10月09日 10:47撮影 by  SH-M07, SHARP
10/9 10:47
山頂まではもう少し!
ようやく山頂に到着しました。数人の先行者が見えました。
2023年10月09日 11:03撮影 by  SH-M07, SHARP
10/9 11:03
ようやく山頂に到着しました。数人の先行者が見えました。
大雪山系旭岳、2291m。北海道の最高峰です。
大雪山系旭岳、2291m。北海道の最高峰です。
山頂の標識には2290mと書いてありました。どっちが正しいんだろう。。
2023年10月09日 11:06撮影 by  SH-M07, SHARP
10/9 11:06
山頂の標識には2290mと書いてありました。どっちが正しいんだろう。。
ここからは、元来た道を下りずに、裏旭経由の間宮岳、中岳温泉と歩きます。
2023年10月09日 11:08撮影 by  SH-M07, SHARP
10/9 11:08
ここからは、元来た道を下りずに、裏旭経由の間宮岳、中岳温泉と歩きます。
昼間に溶けた雪が、夜間早朝に再凍結するのを繰り返し、カッチカチに凍っています。アイゼンの歯もなかなか刺さらず大変危険です。
2023年10月09日 11:10撮影 by  SH-M07, SHARP
10/9 11:10
昼間に溶けた雪が、夜間早朝に再凍結するのを繰り返し、カッチカチに凍っています。アイゼンの歯もなかなか刺さらず大変危険です。
幸い、先行者のほか、後ろにも人が居ました。
2023年10月09日 11:17撮影 by  SH-M07, SHARP
10/9 11:17
幸い、先行者のほか、後ろにも人が居ました。
完全に真冬の山です。
2023年10月09日 11:20撮影 by  SH-M07, SHARP
10/9 11:20
完全に真冬の山です。
御鉢平の先には黒岳が見えるんでしょうが、どれか分かりませんでした。
2023年10月09日 11:30撮影 by  SH-M07, SHARP
10/9 11:30
御鉢平の先には黒岳が見えるんでしょうが、どれか分かりませんでした。
カッチカチに凍った路面。この直後、右足の軽アイゼンのベルトが一つ外れたので、付け直そうと思ったところ、滑ってしまい数十m滑落しました。何度かくるくる回ったあと、体育座りの体勢が取れたので軽アイゼンを氷の面に立てて制動しようと思いましたが衝撃に耐え切れずアイゼンは吹っ飛んでいきました。
2023年10月09日 11:35撮影 by  SH-M07, SHARP
10/9 11:35
カッチカチに凍った路面。この直後、右足の軽アイゼンのベルトが一つ外れたので、付け直そうと思ったところ、滑ってしまい数十m滑落しました。何度かくるくる回ったあと、体育座りの体勢が取れたので軽アイゼンを氷の面に立てて制動しようと思いましたが衝撃に耐え切れずアイゼンは吹っ飛んでいきました。
気を取り直して、間宮岳方面へと歩みます。
2023年10月09日 11:45撮影 by  SH-M07, SHARP
10/9 11:45
気を取り直して、間宮岳方面へと歩みます。
裏旭のキャンプ指定地を過ぎたあたりで、後ろを振り返りました。
2023年10月09日 12:02撮影 by  SH-M07, SHARP
10/9 12:02
裏旭のキャンプ指定地を過ぎたあたりで、後ろを振り返りました。
引き続き間宮岳を目指します。前日、このあたりで遺体が収容されたそうです。後日調べると、ロシア人観光客が低体温症で死亡したとのニュースがありました。
2023年10月09日 12:07撮影 by  SH-M07, SHARP
10/9 12:07
引き続き間宮岳を目指します。前日、このあたりで遺体が収容されたそうです。後日調べると、ロシア人観光客が低体温症で死亡したとのニュースがありました。
間宮岳、2185m
2023年10月09日 12:21撮影 by  SH-M07, SHARP
10/9 12:21
間宮岳、2185m
間宮岳からは北方向に歩きます。前日のトレースが残っていました。
2023年10月09日 12:23撮影 by  SH-M07, SHARP
10/9 12:23
間宮岳からは北方向に歩きます。前日のトレースが残っていました。
奥の三角の山頂は、北海道第二峰の北鎮岳。完全に雪に埋もれています。
2023年10月09日 12:40撮影 by  SH-M07, SHARP
10/9 12:40
奥の三角の山頂は、北海道第二峰の北鎮岳。完全に雪に埋もれています。
北鎮岳には行かず、そのまま分岐を中岳温泉に下りました。足湯でまったり休憩。15分くらい浸かっていたと思います。
2023年10月09日 13:02撮影 by  SH-M07, SHARP
10/9 13:02
北鎮岳には行かず、そのまま分岐を中岳温泉に下りました。足湯でまったり休憩。15分くらい浸かっていたと思います。
暖かくて、気持ちよくて、このまま昼寝したいくらいでした!
2023年10月09日 13:06撮影 by  SH-M07, SHARP
10/9 13:06
暖かくて、気持ちよくて、このまま昼寝したいくらいでした!
中岳温泉で足湯を堪能したあとは、一気に下山します。
2023年10月09日 13:42撮影 by  SH-M07, SHARP
10/9 13:42
中岳温泉で足湯を堪能したあとは、一気に下山します。
中岳温泉〜裾合平のあたりから見た大雪山(旭岳)が一番好きかも。
2023年10月09日 13:59撮影 by  SH-M07, SHARP
10/9 13:59
中岳温泉〜裾合平のあたりから見た大雪山(旭岳)が一番好きかも。
ようやく姿見駅の近くまで戻ってきました。穏やかな感じでほっと一安心。
2023年10月09日 14:49撮影 by  SH-M07, SHARP
10/9 14:49
ようやく姿見駅の近くまで戻ってきました。穏やかな感じでほっと一安心。

装備

個人装備
軽アイゼン
備考 10本爪以上のアイゼンと、ピッケルを持って行くべきでした。

感想

北海道3日目は、北海道最高峰である大雪山系の旭岳周辺を巡ることにしました。

【旭川からロープウェイ駅へ】
・前夜は旭川市内の永山にある定宿に宿泊。朝はAM6時くらいに起きて、ホテルを出発し、一路、旭岳ロープウェイの山麓駅を目指す。
・旭岳ロープウェイの乗り場の前に到着したのはAM8:30前くらい。既にビジターセンターの無料駐車場は満車だったため、ロープウェイ乗り場前にある有料駐車場にクルマを停める。駐車料金は確か500円でした。
・準備をし、ロープウェイ乗り場に並びます。AM8:45発の便に乗ることが出来ました。
・山頂駅(姿見駅)までは10分ほど。ロープウェイから眺める景色が、一番紅葉が綺麗な状態となっていました。

【姿見駅から旭岳山頂を超えて、そして裏旭でまさかの滑落】
・ロープウェイの姿見駅は気温が5℃台。夜には氷点下まで気温が下がるようで、付近の池はまだ凍結していました。
・木道も濡れた部分が凍結しており、滑りそうで怖かったですが、注意して歩けば問題ないと思います。
・標高を上げるにつれ、段々と雪が増えていきました。2000mを越える頃には辺りが雪に覆われ、軽アイゼンがないと少し厳しいかもしれない状況でした。
・ニセ金庫岩に近づくと、完全に真っ白な状態に。大雪山は既に冬山となっていました。このあたり、少し風がありましたが、火照った体には丁度良かったです。
・程なくして山頂に到着。意外にも山頂は風が弱く、休憩したり飲食したりする人がちらほらと居ました。
・予想より早く歩くことが出来たため、ここからは裏旭方面へと下ります。
・下り始めて最初のうちは柔らかい雪の道だったのですが、少し先に行くと傾斜がきつくなり、しかも昼間に日光に照らされて表面が解けた雪が、深夜に再凍結して磨かれてカッチカチになっていました。
・軽アイゼンの爪を氷面に利かせながら、ゆっくり・慎重に下りていきます。
・裏旭のキャンプ指定地まで残り三分の一くらいまで来たとき、右足の軽アイゼンのベルトが一つ外れていることに気がつきました。このままだと危ないと思い、立ったままベルトを締め直そうとした際、体勢を崩してそのまま滑落。
・滑落した後は、すぐにスピードがのり、頭を斜面の下に向けたり、足を下に向けたりと腹這いのままクルクル何回転かしたのですが、幸い、すぐに体育座りの体勢を取ることが出来、そのままアイゼンを効かせて制動しようと思ったのですが、勢いがついているのもあり、右足のアイゼンが吹っ飛んでいき止ることが出来ませんでした。
・数十m滑り落ちた後、土が露出している箇所でようやく止まることが出来ました。膝を打ったのと、腕を擦り剥いたくらいで、幸い大きな怪我はありませんでした。
・吹っ飛んでいった片方の軽アイゼンは、上を歩いていた人が回収してくれたのが幸いでした。その場でしっかりと、外れないよう再装着しました。
・滑落した場所が、だいぶ標高を下げたところで、傾斜も少し緩くなった場所だったため事なきを得ましたが、もし上部で滑っていたら、無傷では済まなかったと思います。

【裏旭キャンプ指定地から中岳温泉を経由して下山】
・気を取り直して歩みを進めます。裏旭のキャンプ指定地まで下りきったあとは、そのまま間宮岳方面へ登り返します。
・途中で一緒になった指導員?の腕章をつけた方が、間宮岳で前日に遺体が収容された、という話をしていました。後になって調べると間宮岳の手前200mくらいのところでロシア人男性が低体温症で動けなくなり死亡したとの記事を見つけました。
・幸い自分が登った日は、風も無く暖かくて天候に恵まれたタイミングでしたが、ひとたび天候が崩れ、荒れた天気となると、このあたりは逃げ場がなく、風をモロに受けてしまうので、事前の準備と情報収集はやはり欠かせないと思いました。
・間宮岳の山頂を通過したあとは、方向転換し北鎮岳方面へと北上します。途中にある中岳温泉分岐から西の方向へと山を下りていきます。
・このあたりは、雪原も柔らかくて歩きやすいかったです。中岳温泉の手前の急な下りは要注意ですが、このタイミングでは問題なく歩くことが出来ました。
・中岳温泉では一畳ほどスペースに、湧き出たお湯が溜まっていました。靴と靴下を脱いで足を漬けると適温で超快適な足湯でした。
・しばし休憩したあとは、長い下りがあるため、ひたすらロープウェイ駅を目指して山を下りて行きます。
・中岳温泉から裾合平あたりからは、旭岳の山容がどーんと目の前に見えます。ここからの山並みが、迫力があって一番好きかもしれません。
・ロープウェイの姿見駅まで降りてきたのは15時ちょっと前くらい。15時発のロープウェイの改札案内の放送が聞こえたので、急ぎ歩いてギリギリ間に合いました。
・その後は、山麓駅の売店で飲み物を買って喉を潤し、この日も旭川ステイだったので、市内へとクルマを走らせました。
・ホテルは連泊だったので、永山方面だったのですが、途中、旭川市内の道の駅に立ち寄り、フードコートにある「よし乃」というラーメン屋で味噌ラーメンを食べました。少し遅いランチとなりました。

翌日・翌々日は、どうしても仕事が休めなかったので旭川でリモートワーク。
次は木曜日に道東方面へと行く予定です。

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