錆色の秋 鉢巻山(三方ヶ峰)
- GPS
- 02:14
- 距離
- 4.9km
- 登り
- 135m
- 下り
- 117m
コースタイム
天候 | 今朝はどんよりした曇り空でしたがお昼前から回復し始め、晴れ間もありました。途中、通り雨に降られましたがすぐに止んでくれました。 気温は3℃と快適な気候!秋ですねぇ(^o^) |
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過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
住所:長野県東御市湯の丸高原 公共交通:しなの鉄道滋野駅→車50分。またはしなの鉄道田中駅→車1時間 車:上信越道東部湯の丸ICから県道79・94号経由19km50分 駐車場: 有り 200台 大型可20 台 駐車料金: 有料 普通車600円 中型車2,500円 大型車3,500円 自動二輪200円 障がい者がご利用されている車両については、上記金額の半額になります。 送迎バス等でご来訪いただき、乗降のみご利用される方につきましては、協力金として下記の金額をいただいております。 大人50円 子供20円 ※生態系保護の観点から、山へのペット等の同伴はご遠慮いただいております。 トイレ: 有り 身障者用あり 問合せ 湯の丸高原ビジターセンター TEL0268-62-4333 |
コース状況/ 危険箇所等 |
浅間山麓にある湯の丸高原と高峰高原の間にある池の平湿原は、浅間山の噴火によりできた湿原です。アップダウンが少ないので、子供からお年寄りまで軽装で気軽に歩ける散策コースです。 現在、インフォメーションセンターから池の平湿原へは池の平三方歩道が改修工事中の為通行する事が出来ません。池の平湿原へは時計回りで東歩道で湿原へ下るか、反時計回りの見晴歩道で三方ヶ峰を経由して湿原へ下ることができます。 |
その他周辺情報 | 道の駅雷電くるみの里 所在地 〒389-0500 長野県東御市滋野乙4524-1 営業期間 営業:8:00〜19:00 定休日:年中無休 名称 駐車場:普通車100台 大型車20台 お問い合わせ TEL0268-63-0963 ホームページ http://www.raidenkurumi.jp/ |
写真
感想
今朝は低い雲が垂れ込め霧雨が降っていました。
連休がズレている私は今日は休みなのだが、朝ちょこっとだけ職場へ顔を出してみた。下期に入り人員転換などでバタバタしている現場。落ち着くまでは管理者不在という訳にもいかんのよね(^^;
天気は昼頃には回復してくるとの予報でしたが、さすがに昼からスタートでガッツリ登る気にはなれない(ー_ー;)
近場の山を散歩してランチを食べるか、って訳で三方ヶ峰へ向かいました。
池の平湿原の駐車場に付くといつもの駐車場のおじさん!お久しぶりですと暫し談笑。
私「今年の紅葉は錆びてるねぇ〜」
おじさん「残暑が長引いた後に急に冷え込みが厳しくなる年は色付かないで終わってしまうようです。先輩方が今年はそんな年だと言っていましたよ。」
日照と冷え込みが噛み合わない年は鮮やかに発色せずにくすんだ紅葉となってしまう事を錆びるなんて言います。
今年は標高の高い山では、秋らしい秋を感じることなく冬を迎える山も多いのかも知れませんね。
この間、高峰渓谷を歩いた際に渓谷から池の平湿原の放開口へ上りたいなぁと思い、今日は上から付近の状況を確認しておこうと散歩のついでに探索をしてみました。
木道が整備された人の多い観光地のような湿原に、放開口の崖からひょっこり現れる訳にもいかないので、鉢巻山をゴール地点にしようと計画中です。
鉢巻山は池の平湿原の南の突端にある小さな山ですね。麓からダイレクトに三方ヶ峰へ繋がる尾根がありますが、バリエーションの長い尾根なのでわざわざ名前も知られていない鉢巻山を経由して上る人はなかなかいないでしょう。そんな鉢巻山はどんなピークなのか情報ほとんど無く私にとっては未知の山でした。
三方ヶ峰までゆる〜くハイキングヽ(*´▽)ノ♪
鉢巻山の東側から今日はアプローチしてみました。山頂に向かい筋状に岩石が露出した森林のライン、笹藪のラインが幾筋かあるようです。山頂は展望無し、標識も無い。上田営林署の看板が一つあるだけでした。山頂の西側は放開口へと落ち込む急峻な斜面で木々の枝間から湿原の木道が見え、楽しそうに歩くハイカーの声が聞こえてくる。
やはり、放開口側へ下っていくのはよろしくないようだ。
山頂の南側を探索しながら三方ヶ峰側に引き返すことにしました。
途中、雨が降り始めた。今日もワークマンのレインウェアを羽織り「シシガミの森」の様な苔むした原生林へと逃げ込みました。
雷雨で森へ逃げ込むのはNGだが、通り雨をやり過ごすならば森は最適!
ザーって雨音が聞こえる降り方でも、巨樹が茂る森の中ではポツポツ雫が落ちる程度。
ふっ、と森の先に目をやるとカモシカ。
山あるあるですね!登山あるあるではありませんよ。登山道などない本来の山では、動物もびしょ濡れを避けるため雨が降り始めると森へ逃げ込みます。
私「いゃ〜降ってきたね」
カモさん「……」
私「すぐに止みそうだから俺は先に行くは!」
カモさん「………(おまえ誰だよ!見ない顔だな?)」
雨が通りすぎる間、いつもの事だがカモさんに一方通行の会話をしながら雨宿り。
登山道に戻り湿原へ下ると数名のハイカーさんがいらっしゃいましたが、皆さん足早に駐車場を目指し帰って行きます。
誰も居なくなった湿原。
外輪山を越え雲が湿原へと流れ込み始めると、瞬く間に広い湿原を真っ白に霞ませてしまいました。
「雨もまた、良し!」錆色の湿原が白と黒のモノクロの世界に変わる!
贅沢な空間である!ザックから天蕎麦を取り出しサーモスの湯を注ぐ。
静まりかえった真っ白な湿原に、おっさんが蕎麦をすする音だけが響く。(^q^)旨し!
ガスに霞む湿原でゆっくりと贅沢な時間を過ごし駐車場へ戻る。
「お疲れ様です!」と迎えてくださる池の平湿原のスタッフさん。こちらこそありがとございますm(_ _)m
帰りは湯ノ丸高峰林道を車坂へ。そこで思わぬ再開!
ガスが駆け上がる赤ゾレを過ぎ高峰温泉へ上り始めた時、前方に爆走している小さな影!?…キ、キジだ!
先月、水ノ塔山を上っている時にお供にしていたあのキジだ!車を降りて呼んでみる。
私「ミッチー!」(水ノ塔山の麓で暮らしているのでミッチー)
ミッチー「クッ?クックルックゥー!」
やはり、逃げません!走るのを止めて引き返してきました♪
私「ミッチーごめんよ、今日はこれから娘を迎えにいかなきゃならないから遊んでやれないんだよ」
私がジムニーに乗り込むと車の前に仁王立ち!
「行かせないよ!」とばかりに林道の真ん中を再び爆走!
仕方なくゆっくりとアクセルを踏んでミッチーの後をついて行く。ミッチーがカーブで外側にふくらんだ所をかわしてようやく振り切りました(^^;
バックミラーに映るミッチーがちょっぴり可哀想でしたが、また、いつか会えるでしょう。
天気がイマイチ、昼スタートとだから、なんて関係ないね!山へさえ行けば景色も動物もいつもと変わらず私と遊んでくれます!
隙間時間の散歩のつもりでしたが、楽しい時間となりました(^∇^)
コメント
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「今年の紅葉は錆びてるねぇ〜」とは、上手い言い方ですね。私は、こういう場合「今年の紅葉は汚い!」なんて言っちゃってますけど、自分で言ってて嫌な感じがします。
今度から私も「錆びてる」使いたいです。
季節の移ろいを感じられたのはもう昔のことなのでしょうか( ´Д`)=3
残暑からの急激な冷え込みは人間もキツいが高所の草木にはかなりのストレスですよね!こんな年の紅葉はイマイチですよね。
昔ね山で仕事をしていた時に、師匠達がくすんだ紅葉の事を「今年は錆びた色してるなぁ」なんて言っていたんですよね。
錆色ってあまり良いイメージが無いかもしれませんが、私は味わい深い趣のある色って感じがするので好きな言葉です(^o^)
目がチカチカするぐらいの発色の良い紅葉も綺麗ですが。
奥山の霧に霞む錆色の紅葉、なんて言うのも情緒ある景色で良いものです(*´∀`)♪
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