美濃禅定道で別山へ(往復)
- GPS
- 12:25
- 距離
- 22.2km
- 登り
- 2,167m
- 下り
- 2,155m
コースタイム
- 山行
- 6:59
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 7:46
天候 | [天候 晴れ時々曇 [気温] 日中、気温は日が当たらないと 10℃。日が当たると20℃程度。朝方は 0℃位まで下がる [風速] 初日朝方は稜線では多少風吹き寒い。ただし、その後収まり程よい風(暑い)。二日目も同様。 |
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過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
★ 白山中居神社から登山口までの道について:2022年に舗装・整備され、穴ぼこの道は綺麗になりました。ただ、道路には水が流れるようにV字型の溝が道を横切る形でいくつもあります。また小さな落石もあります。登山口に近いV字の溝で、往路でバンパー擦りました。(ハンドルをいいタイミングで切ると免れるかもしれません。帰りは擦らずに済みました)。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆登山届:登山口のあずま屋にポストあり (ただし私は、コンパス (mt-compass で検索)が、石川、福井、岐阜の3県に対応してるので、コンパスにて提出)。 ◆山道:銚子ヶ峰〜一ノ峰の間のアップダウンがかなりきつかった。一歩一歩の高さがあり、体力が削られてきます。また、一部崩れているところもあります。注意してあるくと大丈夫です。 ◆水場:3か所(登山口、神鳩ノ宮避難小屋、水呑釈迦堂跡)あり、すべて水量が十分ありました。2023年の夏は一時期すべて涸れたとのこと。(神鳩の小屋には、いつどの水場がOKになったかなど書かれています)。 📶(電波状況):三ノ峰避難小屋の前、少し石徹白側に寄ったところで au 。白山頂上が視界に入る別山の近くで au と sb が入ります。 |
その他周辺情報 | ♨:満天の湯 :900円、食事(千円前後) |
写真
装備
個人装備 |
合計重量 16 Kg (途中確保した水含む)
・持ち物:ツェルト
雨具
シュラフカバー
シュラフ
上下のダウン
化繊の薄い防寒ジャケット
メリノウール長袖他
水 4L 消費(持参した水は3L)
水場で往路 1.5L 確保 ( 神鳩ノ宮避難小屋1.0 + 水呑釈迦堂で 0.5)
水場で復路0.5L (水呑釈迦堂)
下山時残水量: 1L
行動着 メッシュT + 半袖T (+長袖メリノウール薄手:寒いときのみ)
寝始めは暖かくダウンパーカは使わず。明け方は寒い
昼食1日目:コンビニのスティックパン
夕食1日目:リゾッタ+パスタ(あえるだけのパスタソース)
朝食2日目:チキンラーメンと乾燥野菜 + リゾッタ
昼食2日目:棒ラーメン
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備考 | 往路、万一、熊と出会った時、ふと、このダンス効くんかなーと思って、山を歩きつつ「こんなんだったけ〜」と思い出してたら、突然人が現れてびっくり😅(相手もびっくりしただろうなー) https://www.youtube.com/watch?v=ZHRs-OXejWs |
感想
[美濃禅定道]
前から美濃禅定道は一度歩きたく。また別山も登ったことがない。そこで、三ノ峰までにしようか、別山までにしようか考えましたが、泊まりにすれば、十分別山まで行けるだろうと考え、以前から知っていた三ノ峰避難小屋で一泊することにして計画を立てました。
[水場の情報収集に力を注ぐ]
さて、目標とする山を設定し、安全に登り降りてくるためにどんなことを注意するか?「情報を得る」というのは共通ではあるものの、改めて(登り方、選ぶ山の性質、また個人の体力・技術もあるでしょうが) 、山によって、どの情報の取得に重点を置くか違うということを感じます。
この山の場合は、1泊する場所は避難小屋。人はいません。なので食事・水は購入できません。ただ、天候は9月に東北を回っていた時と違い、天気予報もコロコロ変わることはありません。そうなると重要視するのは水。調べてみると、今年は水場の水が涸れていた時期があったとのこと。これで別山までいけるかどうかが変わります。15kg 位を MAX とし、自宅から3L を用意。登りながら神鳩、水呑の二か所の水を確認。合計 1.5L 確保。これならば泊まれるということから、三ノ峰避難小屋で一泊しました。
[登ってみて]
一日目、実際に登ってみると、アップダウンがきつい。晴天で、稜線での風も比較的穏やかで登っていると汗が吹き出します。最初メッシュT + メリノウール薄手長袖+半袖Tでしたが、暑くて、メッシュT + 半袖T で登るなど調整しました。
なお、朝食は、仮眠していた長良川 SA でとりましたが、昼食はスティックパンを適宜とるということで往路は過ごしています。消費した水はおそらく 1L 弱でした。
結果、水分量が足りなかったのか、エネルギー不足か、往路 2ノ峰と3ノ峰の間で、足が攣りはじめます。水をポカリスエットに切り替え(ポカリも結構カロリあります)、芍薬甘草湯を飲み、バナナ(乾燥チップ)を食べるなどし、別山まで行って帰ってくることができました。
(なお三ノ峰避難小屋と別山との間はアタックザックで登ってます)。
その日の夜ですが、同宿の方が、遅くまで火を使っていたせいか、小屋の中は暖かく感じました。なのでダウンパーカなしに寝ましたが、明け方になるとかなり冷え込みます。
二日目、4:30 起床。前日の行動で濡れたズボン、タイツ、Tシャツ等をロープで干してましたが乾かず、濡れた状態で改めて着ることに(とっても冷たい)。
後は降りてくるだけということで、少し朝が早いですが、6:30 に出発。すると、朝露にぬれた笹、草が、太ももから下に当たります。太ももならば、ゲイターしてても意味ないしと思ってましたが、実は足首のあたりの草の朝露が曲者で、気が付かない間にズボンのすそはびしょびしょ。そのうちに靴の中もビショビショ。歩くと、靴の中の空気が水の中で動いて「ブブ」とかいう音を立てる。。。靴を脱いで靴下を絞ったり、靴の中の水を捨てるということを、何度も繰り返しました(朝露の攻撃は、銚子ヶ峰〜三の峰で多いのですが、一日目、歩いた時刻だとすでに草が乾燥しており、これほどになるとは夢にも思わず)。
ちなみに、食事は、一日目に懲りて、出発前 (5時ごろ)に朝食、神鳩小屋(9時半頃)に昼食をとり、エネルギー切れが無いように気を付けました。
[小屋について]
神鳩ノ宮避難小屋、三ノ峰避難小屋も協力金などはありません。このルートを歩くには、必要な施設かと思いますので、携帯トイレも含めて皆で大事に使えればとおもいます。
[すれ違った人]
往路、途中で1グループ(2名)の方に抜かされました。復路は、8名の方に出会う
[計画 (x 0.8)との差]
◆ 一日目
実績 計画 差
--------------------------------------------------------
登山口 7:13 7:00 0.13 (遅れ)
神鳩ノ宮避難小屋 8:41 8:57 -0.16
銚子ヶ峰 10:03 9:49 0.14 (遅れ)
三ノ峰避難小屋 12:20 11:46 0.34 (遅れ)
三ノ峰 12:30 11:56 0.34 (同上)
別山 13:54 13:22 0.32 (同上)
三ノ峰 14:53 14:25 0.28 (同上)
避難小屋 14:59 14:25 0.34 (同上)
◆ 二日目は、途中4回靴の水を捨て、靴下を絞るなどしたがペースはほぼ一定
実績 計画 差
--------------------------------------------------------
避難小屋 6:40 6:40 0.00
銚子ヶ峰 8:32 8:14 0.28
神鳩ノ宮避難小屋 9:16 8:47 0.29 (ここ実績では45分休憩)
登山口 11:00 9:55 1.05
コメント
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別山⛰️お疲れ様でした。紅葉🍁した、静かな山歩き。標高差も結構あって荷物も16キロ‼️
過去に足の手術もされてる様ですが、そんな事全く感じない位、凄いご健脚ですね👏
それに、ジュピタさんの綿密な計画。私も見習わないとなぁと思います。
素敵な写真を沢山✨私も白山へ再訪したくなりました。(別山はハードそう⁉️)
ただ、三ノ峰の小屋に荷物をデポし、アタックザックで別山行ったらとってもらくちんでしたので、ザックがある程度軽ければ、別山までの日帰りとかも夢ではなさそうです。他、時間があれば逆に、石徹白〜白山〜一ノ瀬なども(途中1 or 2泊) いいなぁと思いながら、縦走路を歩いてました。是非! 素敵な稜線です
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