影森駅〜琴平丘陵〜西武秩父駅


- GPS
- 02:32
- 距離
- 6.4km
- 登り
- 276m
- 下り
- 285m
コースタイム
天候 | 快晴。気温≒8℃〜12℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2015年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
【復路】西武秩父駅13:38⇒HOME |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは有りません。トイレは始点・終点の各駅、札所二十七番大渕寺の駐車場内、武甲山入口碑より50mほど北東へ向かった集落の中、それと羊山公園内にあります。自動販売機は札所二十七番大渕寺の駐車場にあります。 コースは全体的にしっかりした道標が数多く設けられており、危険個所や迷い易い場所はありませんが、完全に整備されたファミリーハイキングコースでは無く、車道に出るまでは一般登山道ですので、スニーカー等の運動靴で歩くよりトレッキングシューズを着用した方が望ましいと思います。 |
その他周辺情報 | 羊山公園を下りて西武秩父駅周辺には多くの飲食店が有ります。 |
写真
装備
個人装備 |
1/25,000地形図 1 秩父
昭文社 山と高原地図 1 奥武蔵・秩父(2015年)
方位磁石 1 シルバコンパス
携帯電話 1 SOFTBANK
単眼鏡 1 LEICA 8×20
カメラ 1 FUJI FINE PIX S1
健康保険証 運転免許証共
ゴミ袋
飲料水 0.5リットル
GPSナビ 1 ヤマナビ2.5
ショートスパッツ 1
ポケットテイッシュ 5
ニトリルゴム手袋 1
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感想
約3週間ぶりのハイキングである。前回は花粉症のために予定半ばで行動を急遽中止して緊急帰宅したので、今回はかかりつけ医師に処方してもらった内服薬と点鼻薬、それにドラッグストアで購入した鼻腔周辺に塗る薬で防備した。さらに念には念を入れて、山と高原地図を俯瞰して今まで一度も行ったことが無く、おおよそ3時間程度で歩ける場所を探して、今回の琴平丘陵をチョイスした。しかしながら秩父の強烈な杉花粉に対しては無駄な抵抗であった。
電車乗り換えの為に西武秩父駅から御花畑駅に向かったら、御花畑駅の改札口で2人の黒人男性観光客が、若くて可愛らしい女性駅員に英語で色々尋ねているのを見かけた。だが女性駅員は英語が全く分からずに困り果てていたので、僭越ながら横から勝手にしゃしゃり出て通訳をして手助けをした。
しかし直ぐに下り電車が来たので、西武秩父駅前のインフォメーションセンターに行く様に指示して、慌てて影森行きの電車に乗り込む。電車に乗ってから「もし困っていた駅員が若くて可愛らしい女性じゃなくて、愛想が良くない中年男性なら手助けしただろうか?」等と自問自答して、我ながら実に困った性格だなとニヤニヤしながらチョットだけ反省する。
午前10時49分に影森駅に到着して降車したハイカーは自分ただ一人だけだった。西武秩父線には大勢のハイカーが乗っていたのだが、おそらく皆さんはメジャーなコースに向かったのだろう。駅を出てしばらく歩いて秩父札所二十七番大渕寺に到着。去年の午歳総御開帳と違ってお寺はひっそりとして、境内でお会いした札所巡礼者は、白装束ではなく普段着の方が一人だけだった。
自分も月影堂で安全ハイクと花粉退散祈願をして登り始め、本日の目的の一つだったカタクリ群生地に寄ったら未だ一本も咲いていない(涙)。諦めきれずに蕾の写真だけ撮って先に進み、あっと言う間に護国観音像へ到着。ここからの眺望は実に素晴らしく、寒風が吹く中でしばし景色を楽しんで、気が済むまで写真を撮ってから先へ進む。
ここから先は素晴らしい眺望が得られる場所は無かったが、数多くの秩父修験に関わる施設や祠が次から次へと現れるようになった。奥武蔵や秩父周辺のハイキングコースでは、至る所で多くの石仏や祠を見かけるが、この琴平ハイキングコースほど多いコースは他には無いと思えるほど、実に多くの石仏や祠がコース上に有った。おそらく琴平丘陵は武甲山に近いので、古くから多くの修験者が修行した場所なのだろう。これは自分が知らなかった事なのだが、全体的に歴史を感じる事が出来る実に素晴らしいコースだと思った。
又、以前に琴平ハイキングコースをガイドブック等で見て、安易なファミリーハイキングコースなのだろうと、勝手に思い込んでいたのは大きな間違いであった。確かに高低差は無く距離も短いし、大人の足でわずか3時間足らずで歩けるので、簡単と言ってしまえばそれまでだが、しっかりとした一般的なハイキングコースであった。
そのために装備に関しても、適当に思いついた最低限必要と思われるモノとカメラだけを、いつものザックとは違う自転車用のザックに放り込んで来ただけだったので、ファストエイドキット等の緊急時の用具を一切持って来なかった。
これらの今日一日の出来事を色々と思い返して、ココロの底から深く反省しなければ成らないと、帰りの電車の中での一人打ち上げで、飲んで酔うほどに強く思う、楽しく良い単独ハイキングであった。
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