北ア前衛・烏帽子尾根登山口から僧ヶ岳─越中駒ヶ岳往復
- GPS
- 07:55
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 1,135m
- 下り
- 1,134m
コースタイム
- 山行
- 6:35
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 7:55
天候 | 晴れのち曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
北駒ヶ岳─駒ヶ岳間の岩場は、随一の難所 |
その他周辺情報 | バーデン明日で入浴。大人\600。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
アームウォーマー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
ライター
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
時計
携帯
タオル
スパッツ
サングラス
シェラフ
携帯トイレ
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感想
弟子(妻)との月例ハイクの2023年10月分は、地元・富山の越中駒ヶ岳に、僧ヶ岳経由に行って来た。月例ハイクは私の提案で登る山が多いけど、今回は弟子からの提案だ。3年前に烏帽子尾根登山口から僧ヶ岳に登った時(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2653484.html)に、頂上で寛ぐウチらを尻目に、多くの登山者が越中駒を目指して先へ進んで行ったものだから、「次に来る時には、越中駒まで」と、弟子の心に期するモノがあったよう(苦笑)。しかし、長らく林道の通行止めで烏帽子尾根登山口からの登山は出来ず、烏帽子尾根登山口までの林道が通れるようになった今年まで挑戦は先延ばしになってた。私ひとりで僧ヶ岳に来る機会もあったけど、一昨年は東又谷コース登山口から(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3319801.html)登ったので僧ヶ岳に着いた時点で体力的に厳しく、昨年は宇奈月尾根第二登山口からボッカ訓練(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4452136.html)で登ったけど暑さで消耗しきったため、結局、まだ駒ヶ岳には行けていない…。
烏帽子尾根登山口の駐車スペースには限りがあり、満車になった場合には路駐を余儀なくされることは3年前の経験で分かってたので、ちゃんと登山口の駐車スペースにクルマを入れれるように『キャラメルハウス』(自宅)を4:20に出発。富山西I.C.から北陸道に乗って黒部I.C.で下り、道の駅「うなづき」に立ち寄りトイレ休憩。宇奈月の温泉街から宇奈月スキー場方面に入り、ガードロープもデリネーターも無い劣悪な林道を登ってく。途中、宇奈月尾根第三登山口手前の「1,043 m広場」のバイオトイレにも立ち寄る。トイレ前の駐車場のド真ん中には、ヒトが用を足した跡が…(汗)。どうしてトイレのなかで用を足さなかったんだろう? 人間としてどうかと思う…。
6時頃に烏帽子尾根登山口に到着。駐車スペースはほぼ満車状態だったけど、まだ出発準備中の登山者がクルマを寄せて一台分のスペースを空けてくれたので、なんとか駐車スペースにクルマを入れられた。朝食喰って、身支度を整えてから6:20に登山開始。烏帽子尾根登山口から宇奈月尾根合流点までの道は、草木が繁茂し、道じたいもウェットで、その陰鬱な感じが個人的にはあまり好きじゃないけど、細かいアップダウンを繰り返しながら徐々に高度を上げていく。もうちょっとで宇奈月尾根合流点というところで、2人連れの登山者が立ったまま休憩してたけど、どうして宇奈月尾根合流点まで行って休まないのか、疑問だった。登山口から約1時間で宇奈月尾根との合流点に出て、ここで休憩。
宇奈月尾根合流点からは昔の鉱山道由来の緩い道を登ってく。標高1,600 m付近で鉱山道と分かれ、尾根上の急登を行くようになる。ちょうど歩きやすいように階段状に整備の途中のようで、整備に使う資材が道端に積まれてる。急登区間が終わるとトラヴァース区間に入り、富山湾方面の展望が得られるようになる。8:16に前僧ヶ岳に到着。このままノンストップで僧ヶ岳まで行くと苦しいので、ここで休憩。この頂上も西側の展望がよく、白山や富山湾越しの能登半島がみえた。一旦、仏ヶ平に下りて、僧ヶ岳への登りに入る。途中でこれまで歩いたルートを見下ろしたけど、紅葉で山が燃えるよう。8:51に、多くの登山者が寛ぐ、僧ヶ岳頂上に到着。白馬岳などの後立山連峰がみえたけど、高峰はみんな雪を頂いてる。これから向かう駒ヶ岳や毛勝山もよくみえた。
3年前はここが目的地だったけど、今回はまだ先がある。9:01に、初めて駒ヶ岳への道に足を踏み入れる。少し下りるとフォトジェニックな池塘があった。最低鞍部まで下り、北駒ヶ岳への登り返しに入る。廃道になった尾の沼コースの分岐を過ぎるとこれからの行程が丸見えの箇所に出た。北駒ヶ岳と駒ヶ岳の間にも大きなアップダウンがあるのね…(汗)。
僧ヶ岳頂上から50分の9:51に北駒ヶ岳を通過し、一旦鞍部に下る。そして頂上に登り返すんだけど、稜線に岩稜が立ちはだかっている。この岩を右側からロープを使って攻略するんだけど、手がかり・足がかりが少なく、登るのに難渋した。全コース中、最大の難関だろう。難所を通過した後もしばらくはロープ設置箇所が続き、後は頂上を目掛けて歩くだけ。10:24に、駒ヶ岳頂上に到着。駒ヶ岳頂上が登山道のドン突きのハズなのに、さらに奥に切り開きが続いてて、どうやら休憩広場・展望スポット的な場所があるようで、そちらで休んでる登山者が居るのか、意外に休憩してる登山者は少ない印象。しかし、休憩してる間に次から次から登山者が頂上に到着し、あっという間に頂上は登山者だらけになった(苦笑)。
駒ヶ岳頂上は絶好の展望スポットで、白馬、唐松、五竜、鹿島槍、針ノ木に至るまでの後立山連峰や、毛勝山とその背後の剱岳など山岳展望を恣にした。通常、せっかく頂上についてもあまり長居しないけど、珍しく30分も居たのは、このせいだろう(苦笑) 10:54に駒ヶ岳頂上を出発し、僧ヶ岳へ向かう。それにしても、駒ヶ岳からみる僧ヶ岳の遠いこと、遠いこと…(苦笑)。
多くの登山者たちとすれ違いながら、僧ヶ岳に戻る。間の悪いことに、一番の難所の岩場で上りの登山者3名とすれ違いになった。上り優先で彼女たちを先に通したけど、時間を喰ってしまった。疲れた体には僧ヶ岳への登り返しは意外にキツく、僧ヶ岳頂上に戻ったのは、12:27。これで僧ヶ岳─駒ヶ岳間の所要時間は、上りも下りも同じく83分になった(苦笑)。これまで晴れて素晴らしい山岳展望と紅葉を堪能してきたけど、ここに来てガスが上がり始め、方角によっては展望が遮られるようになって来た。宇奈月尾根合流点までは何とかもってたけど、宇奈月尾根合流点─烏帽子尾根登山口の間は、ガスのなかの歩き。もっとも、草木で展望が乏しい区間なので、害は無かったケド(苦笑)。14:15に烏帽子尾根登山口に到着。ウチらは駒ヶ岳まで往復したけど、僧ヶ岳までの往復だったひとはもう帰ってしまったようで、駐車スペースが歯抜けになってる。駐車スペースに入れられなかったクルマが、林道の路側帯に何台も駐車されてるのをみながら林道を下った。
北駒ヶ岳─駒ヶ岳間の岩場の難所はハシゴがあったほうがいいかと思いますが、皆さんはアソコの通過は苦にならないんでしょうか?
絶好の登山日和で、展望も紅葉も最高の眺め。「最高の日を当てた」と、始終弟子は御機嫌。それだけでも来た甲斐があったなぁ〜と思ってます(笑)。
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