新雪霧氷大雲海 僧ヶ岳から越中駒ヶ岳へ贅沢縦走

2024年02月24日(土) [日帰り]

• GPS: 14:01
• 距離: 19.3km
• 登り: 2,048m
• 下り: 2,042m

コースタイム

日帰り

• 山行: 13:01
• 休憩: 1:01
• 合計: 14:02

3:04 スタート地点
7:59 8:00 成谷山
9:24 9:36 僧ヶ岳
10:38 10:39 北駒ヶ岳
11:22 11:50 越中駒ヶ岳
12:23 12:24 北駒ヶ岳
13:11 13:29 僧ヶ岳
14:16 14:16 成谷山
17:06 ゴール地点

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

片貝別又発電所近くの空きスペース。発電所は2024.2.24現在工事中、迷惑にならないように気をつけましょう。

コース状況／危険箇所等

◇終始締まった雪の上に新雪数センチから数十センチ、ガリガリ、モフモフ、サラサラ、パフパフ。先行の方のトレースあり大変助かりました、ありがとうございました。

◇導水管トップより僧ヶ岳までスノーシュー、その先越中駒ヶ岳へはアイゼン、一部ピッケル使用。
◇所により踏み抜きあり、クラック、雪庇の張り出しに要注意

写真

2/24 6:48

歩き出した未明は、明るい月もよく見えないほどのどん曇り。不安いっぱいで歩いたブナ林、樹間から見上げた稜線の向こうには見えた青空。

2/24 7:42

夜が明けてもここにはまだ届かない陽の光。もう少しで稜線、その向こうに見えた朝陽浴びる僧ヶ岳。

2/24 7:44

陽光が照らすブナの霧氷

2/24 7:50

ようやく上がった成谷山、向こうに僧ヶ岳と越中駒

2/24 7:53

出迎えのお日様と

2/24 7:55

雲従える毛勝

2/24 7:50

ふり返れば雲海、あの中からやってきた

2/24 7:52

これからここをゆく、ここまでの疲れはどこかへ

2/24 7:59

霧氷彩る稜線を

2/24 8:01

穏やかに

2/24 8:14

緩やかに

2/24 8:21

ゆっくり

2/24 8:22

のんびり

2/24 8:24

上がってゆく

2/24 8:34

なんて素敵な稜線歩き

2/24 8:37

するとみるみるガスが上がって

2/24 8:37

雲の波に飲み込まれるトレース

2/24 8:47

見ると僧ヶ岳から越中駒に向かう稜線を流れ落ちる滝雲

2/24 8:50

激しくうねる雲と越中駒、毛勝

2/24 8:58

どんどん水量を増す滝雲は

2/24 9:01

僧ヶ岳の頂をも飲み込み始める

2/24 9:01

雲の動きが美しいからここで滝雲をタイムラプス撮影

2/24 9:14

するとちょこちょこと現れたのは黄金色のテン

2/24 9:14

一緒に滝雲見学だ♪

2/24 9:19

再び歩き出すと今度はブロッケン

2/24 9:24

ようやく丸く広い僧ヶ岳の山頂へ

2/24 9:28

上がると眼前に現れたのは、後立山連峰と

2/24 9:37

雪の越中駒ヶ岳

2/24 9:38

そこへの稜線には依然として滝雲が流れているけれど、行こう、漕ぎ出そう

2/24 9:45

クラックや雪庇の張り出しに気をつけて

2/24 9:45

雲の波間を

2/24 9:56

雪の波間を

2/24 9:58

越えてゆく

2/24 10:31

真っ白な珊瑚礁の

2/24 10:29

海底散歩、向こうには毛勝

2/24 10:36

流れ着いた場所は北駒ヶ岳への雪の滑走路

2/24 10:40

北駒ヶ岳から眺めるのは右手に後立山、右に毛勝

2/24 10:46

上がる息

2/24 10:50

高鳴る鼓動

2/24 10:52

見えてきた難所、中央の岩場

2/24 10:54

見守ってくれる毛勝

2/24 10:55

その奥に見えてきたのは剱だ

2/24 10:55

ロープが一部出ていて助かった。下りの際には念のためピッケルを使って慎重におりた箇所。

2/24 11:12

なんとかクリア、乗った山頂稜線

2/24 11:12

下りてきた先行の方に重ね重ねお礼を申し上げ、見送って眺める北駒、奥に僧ヶ岳。

2/24 11:13

憧れていたその頂へ向かう。右手には毛勝、

2/24 11:13

左手には後立山、胸がいっぱい

2/24 11:41

ついにやってきた、雪の越中駒ヶ岳

2/24 11:21

その大パノラマ

2/24 11:41

左から朝日、雪倉、白馬岳、杓子、白馬鑓

2/24 11:40

不帰、唐松、五竜、鹿島槍

2/24 11:38

そして毛勝山と剱岳、そこへ繋がる魅惑の稜線

2/24 11:37

キレキレ五竜と鹿島槍、何枚撮っただろう

2/24 11:36

しばし見惚れた、雲海に浮かぶ北アルプス。ここから見ると毛勝谷はすごい斜度、直登ルンゼを上がった無謀な数年前が懐かしい。

2/24 11:55

名残惜しいけれど下山も長い

2/24 12:25

少し下りてはふり返り

2/24 12:28

少し進んではまたふり返りながら

2/24 12:32

満々と雲をたたえる稜線をゆく

2/24 12:42

ふり返る北駒

2/24 12:46

と毛勝

2/24 12:54

割れる雪を避けながら

2/24 13:07

僧ヶ岳へ上り返す

2/24 13:11

行く時に流れていた滝雲は消え、

2/24 13:11

今は静かな雲の海

2/24 13:24

時間に余裕はないのだけれど大休憩、だって目の前に憧れだったこの稜線

2/24 13:26

そろそろ帰りなさいと言わんばかりに、段々と上がってくる雲

2/24 13:35

帰る稜線もその先は雲の下、遠く加賀白山

2/24 13:42

さようなら、僧ヶ岳と越中駒ヶ岳

2/24 13:38

そして毛勝山、その奥にはチラリ立山雄山

2/24 13:44

みるみる雲に覆われて

2/24 13:44

何も見えなくなった

2/24 15:24

真っ白な中、辿るトレース。お楽しみは冷え冷えの雲の中で残っていた霧氷。ブナの芽が氷に覆われ、さらに霧氷をつけていた。雪もみじの春も近い。

2/24 16:59

ヒィヒィで下りた導水管、この階段で標高300を稼ぐ。上部には雪あるも、ツボ足で上り下りできた。

2/24 13:14

新雪と霧氷、そしてまさかの大雲海。想像以上の美しさだった憧れの稜線。

撮影機器：

α7 III ILCE-7M3 ボディ SONY

iPhone SE (第2世代) 128GB au Apple

装備

個人装備

スノーシュー ストック アイゼン ピッケル

感想

chee2005

僧ヶ岳から越中駒ヶ岳への、雪の稜線を眺めたかった。眺めるだけでなく、美しく張り出す雪庇の波を泳ぎ駒へと繋げられた喜び。その嬉しさと心地よい疲労感。雪の山は稜線は、本当に本当に美しい。

コメント

hareharawai

cheeさん、おはようございます。
僧ヶ岳にはいつかスキーで行きたいと思っていました。導水管の階段で標高差300mアップできれば自分にも少しはチャンスがあるかも...ですね!?
それにしても僧ヶ岳のみならず越中駒ヶ岳まで足を延ばすところはさすがcheeさんですね！
hareより

chee2005

hareharawaiさんこんにちは♪雪の状態によっては僧ヶ岳までかな、とも思っていたのですが、幸いにも順調に歩を進めることができました。少雪が嘆かれていますが、それでも大満足の雪量で稜線の雪庇は十分に美しく、少雪だからこそ私でも駒まで届くことができました♪
あの階段は上り下りとも辛かったです…雪が多ければ尾根を行こうかとも思ったのですが、発電所付近はほぼ雪なく猛烈な藪漕ぎでしたのであっさり階段を行きました。ここで脚が終わらないように気をつけねばです(^^)