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Yamareco

記録ID: 607430
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

もう春山の様相も大絶景の横岳(杣添尾根ピストン)

2015年03月28日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:11
距離
10.4km
登り
1,168m
下り
1,167m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:43
休憩
1:27
合計
6:10
7:18
7:18
4
7:22
7:22
6
7:28
7:33
44
1950m付近(アイゼン装着)
9:03
9:14
39
9:53
10:01
10
10:11
10:34
15
10:49
10:57
8
11:05
11:17
7
11:24
11:30
16
11:46
11:50
17
12:07
12:07
24
12:31
12:31
4
12:35
12:45
16
13:02
ゴール地点
登りスタート時:アウターなし・ストック・つぼ足
 1950m地点で12爪アイゼン装着
 横岳展望地点でアウター着用
 三叉峰でストックからピッケル装備へ変更
三叉峰からの下り:アウター・ストック
 横岳展望地点でアウター脱
 東屋で12爪アイゼン脱
天候 午前中は曇天(高曇り)、午後は晴天
過去天気図(気象庁) 2015年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
杣添尾根ルート登山口駐車スペースを利用
八ヶ岳高原ロッジの奥、別荘地内の奥にあります。7・8台停められる広さです。
山道に入るまでは別荘地内の舗装路歩きになりますが、ちょっぴり迷う可能性あり(私は間違えて5分ほどロス)
別荘地だけあって、道路はキレイに除雪されていました。
コース状況/
危険箇所等
●登山口〜杣添尾根〜三叉峰
山道に入るまでの貯水池までの道は何度も温かさで緩んで、冷えて凍結してを繰り返した歩きにくい雪面です。朝の締まっているうちに通過がオススメです。貯水池から上もルートがしっかり出来ていて、迷うことはありませんが、締まっていてキックしづらい雪面なので早めにアイゼン装着しても良いと思います(私も1950mあたりで装着しました)。杣添尾根はほぼアップダウンの無い一本調子でストレートな尾根ルートで、2500m手前までは樹林帯歩きです。
2550mを過ぎたところで森林限界を出て、そこからはまっすぐ目の前に見える三叉峰に延びる稜線に向けて登り詰める気持ちの良い眺望尾根ルートになります。

●横岳稜線(石尊峰〜三叉峰〜奥ノ院)
杣添尾根を登り詰めたピークが横岳の幅広な頂上稜線のど真ん中に位置する三叉峰です。ここかた北に稜線を歩くと最高峰の大権現と横岳標識のある奥ノ院、南に稜線を歩くと石尊峰、どちらの方面もその範囲内であればほぼ危険なところはありません。
杣添尾根と違い、稜線は風で雪が飛んでいるためか、雪のない岩稜帯箇所も多くなってます。
奥ノ院から先も、石尊峰から先も、それぞれクサリもある大きく下るルートになりますので、積雪状態や気象状況によってはかなりリスキーなルートになるかもしれません。
その他周辺情報 ●アクアリゾート清里・天女の湯
清里にある丘の公園内になる日帰り温泉(780円)です。風呂は露天・大浴槽・サウナ、広い洗い場があります。館内にはリラクゼーションルームや飲食施設も併設されていました。
別荘地内から分岐して登山路へ(この先で一旦、また別荘地内の舗装路に出ます)
2015年03月28日 06:59撮影
3/28 6:59
別荘地内から分岐して登山路へ(この先で一旦、また別荘地内の舗装路に出ます)
別荘地内から分岐してここからが本当の登山路
2015年03月28日 07:04撮影
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別荘地内から分岐してここからが本当の登山路
北沢を渡る橋の手前、登る杣添尾根が見えました
2015年03月28日 07:17撮影
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北沢を渡る橋の手前、登る杣添尾根が見えました
橋を渡ったところに貯水池と東屋、この先からが樹林帯の登り道が始まります。
2015年03月28日 07:18撮影
3/28 7:18
橋を渡ったところに貯水池と東屋、この先からが樹林帯の登り道が始まります。
しばらくは樹林帯の登り もう春雪なルートです
2015年03月28日 07:56撮影
3/28 7:56
しばらくは樹林帯の登り もう春雪なルートです
ところどころで後ろに視界が拓けると富士山が確認できます
2015年03月28日 08:29撮影
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ところどころで後ろに視界が拓けると富士山が確認できます
富士山のアップ 手前は茅ヶ岳かな
2015年03月28日 08:29撮影
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富士山のアップ 手前は茅ヶ岳かな
途中にあった看板 でも何を示してるのか良くわからん
2015年03月28日 08:38撮影
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途中にあった看板 でも何を示してるのか良くわからん
標高を上げていくと、隣の県界尾根、真教寺尾根の向こうに南アルプスも見えてきます
2015年03月28日 08:47撮影
3/28 8:47
標高を上げていくと、隣の県界尾根、真教寺尾根の向こうに南アルプスも見えてきます
枯木帯まで来ると、森林限界で視界が拓けるまではもう少しです
2015年03月28日 08:47撮影
3/28 8:47
枯木帯まで来ると、森林限界で視界が拓けるまではもう少しです
森林限界を抜けて、富士山と金峰山
2015年03月28日 08:48撮影
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森林限界を抜けて、富士山と金峰山
八ヶ岳の主峰・赤岳も見えてきました
2015年03月28日 09:03撮影
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八ヶ岳の主峰・赤岳も見えてきました
三叉峰も正面に
2015年03月28日 09:03撮影
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三叉峰も正面に
富士山と南アルプス(鳳凰三山)
2015年03月28日 09:03撮影
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富士山と南アルプス(鳳凰三山)
赤岳への主稜線も近く見えてきました
2015年03月28日 09:05撮影
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赤岳への主稜線も近く見えてきました
三叉峰に真っ直ぐに突き上げる杣添尾根 プチ雪庇な尾根道は眺望バツグン
2015年03月28日 09:05撮影
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三叉峰に真っ直ぐに突き上げる杣添尾根 プチ雪庇な尾根道は眺望バツグン
浅間山や草津、谷川とかかな
2015年03月28日 09:05撮影
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浅間山や草津、谷川とかかな
曇天でも視界はクリア 日光男体山や奥白根も見える
2015年03月28日 09:05撮影
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曇天でも視界はクリア 日光男体山や奥白根も見える
チョッピリ見えてるギザギザは両神山
2015年03月28日 09:05撮影
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チョッピリ見えてるギザギザは両神山
奥秩父の金峰から甲武信も
2015年03月28日 09:05撮影
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奥秩父の金峰から甲武信も
金峰と富士
2015年03月28日 09:05撮影
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金峰と富士
気持ち良いストレートな杣添尾根ルートを見下ろす
2015年03月28日 09:30撮影
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気持ち良いストレートな杣添尾根ルートを見下ろす
赤岳天望荘の高さに近づいてきた
2015年03月28日 09:31撮影
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赤岳天望荘の高さに近づいてきた
三叉峰まであとひと登り
2015年03月28日 09:31撮影
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三叉峰まであとひと登り
浅間山方面
2015年03月28日 09:31撮影
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浅間山方面
真っ白の杣添尾根と雪が全然見えない西上州の山々
2015年03月28日 09:31撮影
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真っ白の杣添尾根と雪が全然見えない西上州の山々
主稜線までそのまま太い尾根のまま登りつめます(真教寺や県界とは全然違うね)
2015年03月28日 09:39撮影
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主稜線までそのまま太い尾根のまま登りつめます(真教寺や県界とは全然違うね)
三叉峰の分岐路に到着
2015年03月28日 09:54撮影
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三叉峰の分岐路に到着
横岳主峰は向こう
2015年03月28日 09:54撮影
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横岳主峰は向こう
主稜線の先には大展望(中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳、槍穂)
2015年03月28日 09:56撮影
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主稜線の先には大展望(中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳、槍穂)
同じく、乗鞍岳から北アルプス全景
2015年03月28日 09:56撮影
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同じく、乗鞍岳から北アルプス全景
横岳主峰と北アルプス
2015年03月28日 09:56撮影
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横岳主峰と北アルプス
横岳主峰と浅間山
2015年03月28日 09:56撮影
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横岳主峰と浅間山
奥ノ院に横岳山頂標識があります
2015年03月28日 10:12撮影
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奥ノ院に横岳山頂標識があります
南八ヶ岳のシンボル、赤岳・中岳・阿弥陀岳と、その向こうに権現岳、さらに向こうに北岳等の南アルプス稜線
2015年03月28日 10:12撮影
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南八ヶ岳のシンボル、赤岳・中岳・阿弥陀岳と、その向こうに権現岳、さらに向こうに北岳等の南アルプス稜線
阿弥陀岳の向こうに富士見パノラマスキー場、そして中央アルプス
2015年03月28日 10:12撮影
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阿弥陀岳の向こうに富士見パノラマスキー場、そして中央アルプス
中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳、北アルプス南部
2015年03月28日 10:12撮影
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中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳、北アルプス南部
乗鞍岳、北アルプス、北に行くほど雪が山麓まで拡がってる
2015年03月28日 10:12撮影
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乗鞍岳、北アルプス、北に行くほど雪が山麓まで拡がってる
北アルプス全景がバッチリ見えてます
2015年03月28日 10:12撮影
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北アルプス全景がバッチリ見えてます
硫黄岳の奥に妙高・火打もバッチリ見えてる
2015年03月28日 10:12撮影
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硫黄岳の奥に妙高・火打もバッチリ見えてる
もう完全に春山な硫黄岳
2015年03月28日 10:12撮影
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もう完全に春山な硫黄岳
2015年03月28日 10:13撮影
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浅間山と上越国境の山々、そして武尊・奥日光方面も
2015年03月28日 10:13撮影
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浅間山と上越国境の山々、そして武尊・奥日光方面も
アップで、妙高・火打・焼山、戸隠
2015年03月28日 10:24撮影
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アップで、妙高・火打・焼山、戸隠
蓼科山の右が雨飾で左は小蓮華から白馬乗鞍あたりかな
2015年03月28日 10:24撮影
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蓼科山の右が雨飾で左は小蓮華から白馬乗鞍あたりかな
白馬三山、五竜、鹿島槍、爺ヶ岳あたり
2015年03月28日 10:24撮影
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白馬三山、五竜、鹿島槍、爺ヶ岳あたり
裏銀座から表銀座の山々、槍ヶ岳まで
2015年03月28日 10:24撮影
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裏銀座から表銀座の山々、槍ヶ岳まで
槍穂(真ん中に大キレット)
2015年03月28日 10:24撮影
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槍穂(真ん中に大キレット)
乗鞍岳とその左奥には白山までクッキリ!
2015年03月28日 10:24撮影
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乗鞍岳とその左奥には白山までクッキリ!
御嶽山(噴煙らしきものも)
2015年03月28日 10:24撮影
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御嶽山(噴煙らしきものも)
中央アルプス(木曽駒から空木まで)
2015年03月28日 10:24撮影
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中央アルプス(木曽駒から空木まで)
南アルプス(甲斐駒と仙丈)
2015年03月28日 10:25撮影
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南アルプス(甲斐駒と仙丈)
2015年03月28日 10:25撮影
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浅間山と上越国境稜線の山々
2015年03月28日 10:27撮影
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浅間山と上越国境稜線の山々
日光男体山と奥白根山、武尊
2015年03月28日 10:27撮影
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日光男体山と奥白根山、武尊
右奥のギザギザが両神山
2015年03月28日 10:27撮影
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右奥のギザギザが両神山
あの雲海のちょっと上にかすかに見える三角は武甲山じゃないかな
2015年03月28日 10:27撮影
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あの雲海のちょっと上にかすかに見える三角は武甲山じゃないかな
奥ノ院まで来ると下に大同心が確認できます
2015年03月28日 10:28撮影
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奥ノ院まで来ると下に大同心が確認できます
今年は雪が多いと言われてたけど、ここのところの暖かさで一気にGWなお山の様相
2015年03月28日 10:28撮影
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今年は雪が多いと言われてたけど、ここのところの暖かさで一気にGWなお山の様相
2015年03月28日 10:28撮影
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杣添尾根を斜めから
2015年03月28日 10:40撮影
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杣添尾根を斜めから
三叉峰頂上から見た杣添尾根
2015年03月28日 10:53撮影
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三叉峰頂上から見た杣添尾根
2015年03月28日 10:53撮影
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石尊峰頂上からの赤岳と右奥に北岳
2015年03月28日 11:18撮影
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石尊峰頂上からの赤岳と右奥に北岳
今シーズン、ラッセル時間切れで登れなかった阿弥陀岳
2015年03月28日 11:18撮影
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今シーズン、ラッセル時間切れで登れなかった阿弥陀岳
2015年03月28日 11:18撮影
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赤岳と富士山
2015年03月28日 11:18撮影
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赤岳と富士山
2015年03月28日 11:45撮影
3/28 11:45
ありがとう、杣添尾根。また来ます
2015年03月28日 11:45撮影
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ありがとう、杣添尾根。また来ます
すっかり快晴で暑くなった午後
2015年03月28日 12:34撮影
3/28 12:34
すっかり快晴で暑くなった午後
下山後、帰り道途中から こうやって見ると杣添尾根はやはり野太い尾根ですわ
2015年03月28日 13:34撮影
3/28 13:34
下山後、帰り道途中から こうやって見ると杣添尾根はやはり野太い尾根ですわ

装備

個人装備
長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 アウター手袋 予備手袋 防寒着 ゲイター 毛帽子 ザック アイゼン 行動食 飲料 水筒(保温性) 地図(地形図) ヘッドランプ 予備電池 GPS ガイド地図(ブック) 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス ストック カメラ ピッケル

感想

今冬シーズン初めにまだ降雪少ないタイミングで下山利用した真教寺尾根を歩きながら、隣に並ぶ県界尾根、その北にある杣添尾根、3本とも八ヶ岳主稜線に山麓から直接登り上げる尾根ルートで、雪のある時期に登ってみたいと思っていた計画を、まずは難易度の低い杣添尾根ルートで日帰りピストンしてきました。

真教寺、県界はどちらも赤岳に登り詰める尾根ですが、出だしから中間部まではアップダウンもあるダラダラ長い歩き、最後は一気に岩稜を赤岳に登り詰める難易度の高いコースですが、杣添ルートは地図で見る限り、一定角度で主稜線までほぼ直線的に登れて、距離も短い、登りやすそうな感じ。おまけに、ヤマレコ記録を見ても、もうラッセルすることなく横岳まで到達できるルート状況になっているようだし。

朝6時半すぎに駐車スペース到着。
美濃戸からのメジャールートではないので、小さな駐車スペースですが既に停まっているのは2台のみ。どう見積もって片道4時間かからずに主稜線に出れるだろうし、予報では午後のほうが天気が良さそうなので、ゆっくり準備して7時前にスタート。

出だしは別荘地内の舗装路歩きですが、道路の分岐で迷ってしまって5分のタイムロスしながらもようやく雪のついた登山道にたどり着いて、朝で締まった雪面(緩んでシャーベット状になったものが凍結したようなデコボコ雪面)をつぼ足で歩きはじめです。北沢を渡る橋の手前でこれから登る大きな杣添尾根と真っ白な主稜線を確認できました。橋を渡って貯水池と東屋のある広場を越えると、いよいよ尾根の取付きとなり、樹林帯の登りがはじまります。予報では暖かくなるみたいだったけど、朝は適度に冷え込んでいるためキックステップしづらい雪面登りに時々手を焼くようになって、早々に12爪アイゼン装着。遠望の利かない樹林帯をひたすら登り、2400mを超えると疎林帯になって時折富士山や金峰山、そして南アルプスも見え始めました。

2500m超え、森林限界を超えると、いきなり左前方に赤岳、そして正面に横岳・三叉峰が目の前に出現し、そのまま真っ直ぐ三叉峰に登り詰めるルートもしっかり捉えられました。曇天で思ったほど暑くなく森林がなくなって風を感じるようになったので、ここで休憩&服装変更(一枚脱いでアウター装着)。
この展望地点からの眺望↓



見上げる場所まで特に岩稜急登も無さそうなので、ストックのまま主稜線を目指します。

出発からちょうど3時間で三叉峰到着。主稜線からは北アルプス、中央アルプスまでバッチリ見えるクリアな大絶景。これまでに何度も来ている八ヶ岳で、たぶん一番の展望じゃないかとテンションアップ。

すぐ隣に赤岳が見えますが、ここのところ何度も赤岳には登ってるし(積雪シーズンで4度)、横岳は積雪期に登ったことが無いので、今回はサクッと三叉峰からすぐの横岳山頂(奥ノ院)へストックからピッケルに装備変更して移動。
奥ノ院山頂からの大展望を周囲の人と感動共有↓



今回の一番の感動は、乗鞍岳の左横にクッキリと真っ白な姿を見せる私の地元・加賀の名峰・白山を確認できたこと。曇天でこれだけクリアな眺望とはホントにスゴイ。

土曜日の山頂は同じ杣添尾根ピストンの人や赤岳・横岳・硫黄岳周回の人で賑わい、また見渡す主稜線上にも人の歩く姿が確認できます。
時間もタップリあるので、のんびり山頂で過ごし(なんとあろうことか、こんな日に限って缶チューハイを忘れてしまった)、横岳から硫黄岳へのルート確認した後、今度は三叉峰を過ぎて赤岳方面の石尊峰まで。ここで赤岳までの岩稜ルート確認してると、石尊稜をロープで登ってきた2人組が登場し、しばしの談笑。

こうして横岳主稜部(三叉峰、奥ノ院、石尊峰)で1時間半ほど過ごし、ピッケルからストックに装備を戻して11時半に杣添尾根を下山開始。

フカフカの新雪ではなく緩んで締まってを繰り返しているちょっと固めの雪面に少々手を焼きながらもサクサク下って、森林限界に入る手前でアウターを脱ぎ、尾根を下って平地となった東屋のところでアイゼンを外し、13時過ぎに駐車スペースに帰還。

午後は曇天の雲もすっかり消え去って快晴青空、駐車場はポカポカ陽気で温かい舗装路でゲイターやアイゼンを乾かし、ノンビリ帰り支度。

帰路は清里の温泉施設(アクアリゾート清里・天女の湯)で疲れを癒し、下道をノンビリ走って信玄餅の桔梗屋本社アウトレットで、前から気になってた信玄餅アイスを食し、お土産に信玄餅生プリンを買って、渋滞情報のあった高速を避け、奥多摩経由で東京に戻り、新青梅街道で都内に入り、さくら開花で賑わう九段下を横目に見ながら一路自宅を目指し、夜10時半に無事帰宅となりました。

杣添尾根、登山口から短時間で主稜線に出られるし、アップダウンの少ない一定斜度で歩ける危険性の少ないルート、今後も愛用したいルートでした。

ビックリしたのが、八ヶ岳の雪融けの早さ、主稜線の西面はもうGWな趣の雪の全くない場所も多く、ちょっと前までの雪一面な世界ではなくなっていたこと。今年は雪が異常に多いと言われてても、暖かい日が続けばこんなもんなんですね。

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コメント

いい展望でしたねー
こんばんは日帰り八ヶ岳お疲れ様でした。
曇天でも遠望が利いて登り甲斐のある日でしたねー。杣添尾根は頭には入っていてもピストンだと思うとノーマークでしたが、雪山日帰りで堪能するには安全性もありなかなか素敵なルートなんですね。

私は今シーズンの冬山、結局kazさんと歩いた裏磐梯だけになりそうです。12本爪アイゼンが泣いているTT。
2015/3/30 23:31
Re: いい展望でしたねー
YAMA555さん、杣添尾根ルート、おすすめですよん
積雪シーズンど真ん中だとラッセル大変ルートなので、残雪期に丁度良い感じじゃないかと思います。予想よりも天候回復が遅くて山頂では曇天のままだったんですが、晴天時以上に遠望が利いてて、かえって暑すぎずで良かったです
2015/4/1 23:06
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この記録に関連する登山ルート

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技術レベル
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体力レベル
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利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
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利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

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