トンネルを抜けたら物語の中(⋈◍>◡<◍)。✧♡ チャリレコ★東伊豆海岸線(熱海ー川奈・水森亜土おもちゃ箱画廊−稲取・絹の会ー湯ヶ野♨福田屋泊ー九十九浜・爪木崎散策ー下田港別れの汽船乗り場)
- GPS
- --:--
- 距離
- 106km
- 登り
- 1,422m
- 下り
- 1,491m
コースタイム
1日目
8:30熱海ー8:50観魚洞トンネルー9:40染谷姉妹の慰霊碑ー10:35川奈・水森亜土さんのおもちゃ箱画廊10:50−12:30かっぱ食堂さん+稲取・絹の会さん14:30ー15:00伊豆の踊り子美術館さん15:15ー15:50湯ヶ野♨福田屋さん泊
2日目
9:40福田屋さん出立ー11:00九十九浜・爪木崎散策12:10ー12:40下田港別れの汽船乗り場
帰り:伊豆急行・伊豆急下田駅から輪行帰宅
天候 | 秋晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
自転車
|
その他周辺情報 | 水森亜土のおもちゃ箱画廊 https://www.facebook.com/adotoybox/?locale=ja_JP 伊豆の踊子の宿 福田屋 https://fukudaya-izu.jp/ |
写真
装備
個人装備 |
ロードレーサー+SPDペダル(歩ける自転車靴)
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感想
久しぶりの、福田屋さんへの泊りはわたしの原点 (⋈◍>◡<◍)。✧♡
伊豆といえば「伊豆の踊子」
美しく、また目まぐるしく変化していく箱庭のような伊豆の風土風景を背景に展開する淡い恋の物語。これは康成先生の実体験と言われておりその足跡を「追体験」すれば、百年経った今でも色褪せるどころかむしろ輝きを増していきます。
※修善寺に近い湯ヶ島♨にも踊子ゆかりの宿があるのですが、こちらはお一人様の宿泊不可‼ 食事は食事処。。康成先生の頃とはコンセプトが違ってしまったようで残念です。。
■今日は東伊豆コースを選択ですが
実は事前情報で中伊豆コースのハイライトである天城山隧道を抜ける「天城を越える下田街道の旧道」はメンテのため来年の3月終わりまで車両はもちろん歩行者も通行できない。からですが
実は小説には、踊子含む旅芸人一座は康成先生と別れた下田港から東伊豆を流して伊東温泉から故郷の伊豆大島に帰る。とあり実は東伊豆も踊子ゆかりの道であり、旧道を使って想像力を働かせれば十二分に追体験はできます。
■福田屋さんで棋譜並べ(竜王戦第2局 藤井竜王対伊藤七段)
「わたし」は福田屋さんに踊子たちを招き「五目」を打ったとあります。今日の福田屋さんにも碁盤と石があります。
将棋盤の貸し出しはありませんが、駒と棋譜だけ持参すれば盤がなくともテーブルで並べられます。
渓音をバックにタイトル戦の棋譜並べもいい感じで風雅を感じさせてくれます (⋈◍>◡<◍)。✧♡
■天城山隧道の妹分、観魚洞隧道
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」。(雪国 川端康成)これは上越線の清水トンネルの情景です。
天城山トンネルも、またどこのトンネルも同じくと思いますが、国境の突破・新しい地域との交流、時間短縮による生鮮食品の保存・梱包、運送方法・運び手等、、様々な変化をもたらしたことでしょう。
トンネルに限らず、土地の料理方法や作法・釣法・植生・言葉、服装、遺構、ご当地の作家さんの作品に触れるとき、、連綿に続くその土地の人たちへの尊敬、風土風景への賛美が生まれてくるのだと思います。
そして伊豆は流刑地でもありながらなお素敵な宝箱ですね (⋈◍>◡<◍)。✧♡
踊子の打てる太鼓や星月夜 ほの香
踊子の明治の恋や秋の宵 ほの香
康成のゆかりの宿や走り星 ほの香
長き夜や棋譜に激しき歩の叩き ほの香
天城より百年ぶりの熊が出た ほの香
天城路もやや落葉を急ぎけり ほの香
秋澄むや露天風呂より鳥のこゑ ほの香
干柿をカーテンにしてなまこ壁 ほの香
竜王の深き長考秋刀魚焼く ほの香
椿の実伊豆は不思議な宝箱 ほの香
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