氷ノ山ぶん廻し 大平頭泊


- GPS
- 09:23
- 距離
- 23.1km
- 登り
- 1,451m
- 下り
- 1,499m
コースタイム
- 山行
- 4:58
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 5:33
天候 | 1日目曇りのち雨 2日目曇のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
東尾根登山口の目の前にも数台停められます |
コース状況/ 危険箇所等 |
東尾根登山口〜氷ノ越まではかなり歩きやすいです。 氷ノ越から鉢伏山へのぶん廻しコースへ入るとアップダウンが増えます。 鉢伏山から下山する時は、ロープウェイ沿いにゲレンデを下るとかなりショートカット出来ます。 |
写真
感想
以下長文なので、コースの雰囲気は写真とコメントを見て下されば早いです。
到着が遅くなりそうだし、ぶん廻しコースを日帰りで歩き切る自信がない…
ので、大平頭避難小屋へ一泊して来ました。
午後から雨の予報だったので、途中ですれ違った3人の方は早朝から上り、お昼前に下山されていました。
東尾根登山口〜氷ノ山〜氷ノ越は道幅が広く、整備も良くされていて歩きやすいです。
危険そうな箇所には注意書きもありました。
見所になる場所にはそれぞれ看板が立っており、
休憩するタイミングにちょうど良いです。
神大ヒュッテあたりからミストシャワーみたいな雨が降り始め、すぐに辺りが真っ白!
こんな日のこんなタイミングに氷ノ山に上る変わり者は私しかおらず、山頂は独り占め状態でした。
遠雷が聞こえたので追われるように鉢伏山方面へ向かいます。
雨足が少しだけ強まってきたので、滑らないよう細心の注意を払いながら氷ノ越を目指しました。
アップダウンがほぼ無いから助かった〜
ガスが晴れた合間に振り返り、紅葉の氷ノ山の姿を楽しむ余裕も生まれます。
遠目には明日歩く予定の稜線が!
わくわくしているとまたあっという間に周りが真っ白に…
湿気を含んだ森の匂いと落ち葉の絨毯を楽しみながら歩き、氷ノ越へ到着。
ここで初めて「ぶん廻し」の文字と出会います。
お地蔵様に手を合わせ、ここから大平頭までもうひといき。
ぶん廻しに入った途端道幅が狭まり、歩きにくい所もチラホラ出て来て、登山らしい道になります。
休憩をすっ飛ばしながら急ぎ足で来たので、ヘロヘロになりながらも大平頭避難小屋へ無事到着。
ここでもやはり私一人で、「今日の夜は丸ごと氷ノ山独り占めだな、フンフン」
と1日分のおやつと食事をモリモリ食べながら思ったのでした。
夜中に風雨が強まりましたが、朝には止んでいました。
秋の朝ひんやりとして湿度の高い空気を胸いっぱいに吸いながら、2日目の山行開始。
濡れた岩や泥質の地面を、滑らないよう気を付けながら進みます。
アップダウンを繰り返していると景色が開け、ススキ野原が広がる小代越に到着です。
朝日を浴びてススキがきらきら輝き、振り返ると昨日から歩いて来た紅葉した山が見えます。
壮大で美しい自然の景色と、
ちっぽけな人間一人がこれだけ歩いて来たんだな、という充足感。
取るに足らない存在である自分が、確かにしっかり生きている、
自分の為だけに自分の時間を使っている、
と実感できるこの瞬間が、私の登山の目的なんだなと改めて思いました。
(どんだけ凄い山に上ったんだというくらい大袈裟ですが)
さて、帰りの地獄の舗装路ですが、「こんな所を通るの?」「これで合ってる?」としょっちゅうマップを確認しながら歩く事になりました。
途中大久保の住宅街に迷い込み、細い路地を抜ける羽目に…
涼しい時期なのでまだマシでしたが、これを真夏に歩くとなると、かなりの苦行になるのでは?
覚悟はしてましたが噂通り辛かったです。
次は天気の良い日に氷ノ山山頂避難小屋へ泊まって、星空を楽しみたいと思ってます。
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