記録ID: 6134276
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無雪期ピークハント／縦走
奥秩父
紅葉と廃トラック！柳沢峠からハンゼノ頭・倉掛山・白沢峠へ！！
2023年11月03日(金) [日帰り]
山梨県
alchemy
体力度
3
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 05:08
- 距離
- 17.3km
- 登り
- 956m
- 下り
- 1,329m
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日帰り
- 山行
- 4:42
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 4:57
距離 17.3km
登り 960m
下り 1,330m
14:29
西沢渓谷入口バス停
| 天候 | 快晴無風。大気の透明度も高く、気温も高く暑いくらいでした。当日の日の出（甲府）は0609、日没は1649でした。 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2023年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
柳沢峠 0922着 ＜ICカード 900円＞ ※塩山駅発の定刻は0830 復路：山梨交通バス 西沢渓谷入口 1440発 塩山駅 1540着 ＜ICカード 1220円＞ JR中央線 塩山駅 1554発 各駅停車高尾行 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
◆柳沢峠〜柳沢ノ頭〜ハンゼノ頭〜電波塔〜藤谷ノ頭〜板橋峠 ※この区間は、基本的によく整備されており、特に危険なところはありません。道標・指導標も整備されています。 柳沢峠バス停前には市営駐車場と公衆トイレ、茶屋あり。駐車場前から延びる林道に沿って400mほど進むと、柳沢ノ頭へ向かうトレイルヘッドが現われる（指導標あり）ので、そちらに進みます。2箇所ほどトレイル脇が崖になっている部分があります。柳沢ノ頭の展望はそこそこです。柳沢ノ頭からは若干のアップダウンを伴いながら、歩きやすいトレイルがハンゼノ頭まで続きます。ハンゼノ頭は広々として、富士山や南アルプスなどの展望が良好です。ハンゼノ頭から電波塔までは再び広々としたトレイルとなります。電波塔手前の小鞍部に公衆トイレが設置されています。 電波塔から藤谷ノ頭までは再び穏やかなトレイルとなりますが、通行量が少なくなるせいかややトレイルが細くなります。藤谷ノ頭からの下りはやや急で滑りやすいですが、ここからは板橋峠に設置されている太陽光発電所が一望できます。下りきると、林道笠取線に合流し、300mほどで板橋峠に到着します。 ◆板橋峠〜萩尾〜絵図小屋山〜倉掛山〜白沢峠 板橋峠から先は更にトレイルが細くなります。トレースは付いていますが、ところどころ不明瞭なところがあり、道標・指導標も少なくなるので注意が必要です。基本的には尾根伝いにアップダウンを繰り返しながら倉掛山まで高度を上げていきます。アップダウンは極端に大きなものは少ないですが、上りは急な直登が多く、繰り返しくるので、地味に効いてきます。 また、萩尾、絵図小屋山、倉掛山への上りは、それぞれ一気に50〜70mくらいの高度差を直登します。なお、倉掛山のピークは縦走路の屈曲点から50mくらい外れたところにあるので、ピークに往く場合は通り過ぎてしまわないよう注意が必要です。展望はありません。 倉掛山から白沢峠までは下り基調になりますが、途中で滑りやすく長い急坂や、崖際を通過する部分なども出てくるので少し注意が必要です。標高1578.2mの三角点を過ぎた先で荒廃林道（斉木林道）に合流し、道なりに行くと白沢峠に到着します。白沢峠は広々としており、休憩に最適です。 ※白沢峠には「白沢峠のダッジ」「白沢峠の廃トラック」などと呼ばれるトラックの残骸（第二次大戦時に生産された米Dodge社製の軍用4×4トラックWC54型。米軍の払い下げ車両を当時の林業関係者が運用していたものの、ここで故障かスタックして放棄された、というのが有力説）があり、この車を見に来るためだけに白沢峠に来る人もいるようです。因みに離れた場所にも、もう1台別のトラックがあるらしいです。 ◇白沢峠〜白沢林道終点〜白沢峠登山道口 【注意】 この区間は難路となります。整備も直近では入っていないようで、荒廃が進んでいます。トレイルも急で滑りやすくて非常に細い（崖際なのに幅が30�僂覆ぞ貊蠅癲望紂�固定ロープ等はなく（古い錆びた番線が残っているところもありますが、途中で切れていたり、細すぎて掴みづらい上、強度や終端の固定状況も分からないです）ホールドも少なめ、桟道を何カ所か通過するが全体的に老朽化、滑落すると数十mの転落がほぼ確実な場所が頻出する等から、初心者の通行は避けた方が良いです。特にこの時期は落ち葉が積もって路面状態も分かりづらく、難易度があがります。白沢峠に行く場合は歩行距離は長くなりますが、落合側から向かう方が無難と思います。 白沢峠から西に下りていくと、すぐに傾斜が急になり、トレースも不明瞭になってきます。赤テープは比較的多いので、足許に注意しながらテープを追って往きます。ここから白沢林道終点までがこの区間の核心部ですが、いったん沢沿いに下りるまでは細くて急傾斜な九十九折りのトレイルとなります。足許が落ち葉に埋もれて地雷原になっており、非常に滑りやすいので注意が必要です。 沢沿いまで下りると、谷沿いのトラバース道となりますが、非常に細い崖際のトレイルで足許も不安定だったので、白沢林道終点に着く最後まで肝を冷やしっぱなしでした。 林道終点からは林道沿いに下りていきますが、林道も上部はかなり荒れており、堰堤上部にある洗い越しのような場所での徒渉が3〜4回あります。途中、路面状態が落ち着いてから500mほど進むと白沢峠登山道口となり、国道140号線と合流します。 ◆白沢峠登山道口〜広瀬ダム〜道の駅みとみ〜西沢渓谷入口 この区間は国道140号線沿いとなります。特に危険なところはありませんが、非常に交通量が多く、しかもスピードを出している車・バイクが多いです。広瀬ダムまでは歩道がない（広瀬ダムから先は片側のみ歩道が整備されています）ので交通事故に注意が必要です。 また、公衆トイレが広瀬ダム、新地平、道の駅みとみ、西沢渓谷入口に設置されており、道の駅みとみでは飲料等の補給が可能です。 なお、バスで駅（塩山または山梨市）に出る場合、近隣のバス停は塩山行（山梨交通バス）は、西沢渓谷入口、新地平、天科（白沢峠登山道口から塩山方面に2�劼曚鼻砲箸覆蠅泙后�西沢渓谷入口〜窪平間は自由乗降区間のため、白沢峠登山道口からバスに直接乗車は可能な模様ですが、最新のHPでは記載がないため、確実を期す場合は山梨交通に直接ご確認ください。 また、山梨市行（山梨市民バス）の近隣のバス停は西沢渓谷入口、道の駅みとみ、新地平、広瀬ダムおよび芹沢入口（白沢峠登山道口から塩山方面に800mほど）ですが、こちらも西沢渓谷入口〜隼下／窪平より更に先、までが自由乗降区間なので、白沢峠登山道口から直接バスへの乗車が可能です（こちらは最新のHPにその旨記載あり）。 |
| その他周辺情報 | ◆山梨交通バスHP（塩山⇔柳沢峠） http://yamanashikotsu.co.jp/route_bus/route_sp_info/daibosatsutoge/ ◆山梨交通バスHP（塩山⇔西沢渓谷入口） http://yamanashikotsu.co.jp/index/route_bus/route_sp_info/nishizawa_valley/ ◆山梨市HP(山梨市民バス／山梨市⇔西沢渓谷入口） https://www.city.yamanashi.yamanashi.jp/citizen/docs/bus.html ◆道の駅みとみHP https://michinoeki-mitomi.fruits.jp/ |
写真
晴天の3連休初日
バスもかなり混んでいましたが、無事柳沢峠に到着
これから往ってきます
バスもかなり混んでいましたが、無事柳沢峠に到着
これから往ってきます
今年は熊害が酷いので、熊鈴その他フル装備で来ました
できるだけ会いたくないです
できるだけ会いたくないです
ハンゼノ頭に到着
広々して明るい山頂です
ここで休憩されていたご夫婦連れのお二人としばし歓談
広々して明るい山頂です
ここで休憩されていたご夫婦連れのお二人としばし歓談
南アルプスを一望
でも、雪が付いていないですね
やっぱ暖かいからなのか・・・
でも、雪が付いていないですね
やっぱ暖かいからなのか・・・
南ア南部
右から東岳（悪沢岳）、赤石岳、聖岳
赤石岳と聖岳の間にある尖ったピークは兎岳
右から東岳（悪沢岳）、赤石岳、聖岳
赤石岳と聖岳の間にある尖ったピークは兎岳
これは天子山塊の毛無山（画面中央やや左のモッサリしたピーク）画面中央やや右の尖ったピークは、その北西に位置する1904mピーク
8
11/3 10:06
これは天子山塊の毛無山（画面中央やや左のモッサリしたピーク）
画面中央やや右の尖ったピークは、その北西に位置する1904mピーク
画面中央やや右の尖ったピークは、その北西に位置する1904mピーク
藤谷ノ頭からの下り板橋峠周辺に建設されている太陽光発電所を一望
遠景は甲武信ヶ岳から北奥千丈岳、金峰山に至る稜線
手前の稜線が黒金山から乾徳山にかけて
8
11/3 10:37
藤谷ノ頭からの下り
板橋峠周辺に建設されている太陽光発電所を一望
遠景は甲武信ヶ岳から北奥千丈岳、金峰山に至る稜線
手前の稜線が黒金山から乾徳山にかけて
板橋峠周辺に建設されている太陽光発電所を一望
遠景は甲武信ヶ岳から北奥千丈岳、金峰山に至る稜線
手前の稜線が黒金山から乾徳山にかけて
萩尾（1700m）への上り
こうした直登が何回も出てくるので、HPとSAN値が削られていきます（苦笑）
こうした直登が何回も出てくるので、HPとSAN値が削られていきます（苦笑）
東方向を望む画面右1/3近景は黒川鶏冠山
その左最遠景のピークは奥多摩の御前山
画面左1/3遠景のピークが奥多摩の大洞山（飛龍山）
11
11/3 11:18
東方向を望む
画面右1/3近景は黒川鶏冠山
その左最遠景のピークは奥多摩の御前山
画面左1/3遠景のピークが奥多摩の大洞山（飛龍山）
画面右1/3近景は黒川鶏冠山
その左最遠景のピークは奥多摩の御前山
画面左1/3遠景のピークが奥多摩の大洞山（飛龍山）
民間に払い下げられたあと、故障か事故でここで放棄されたらしいです
荷台下からは既に大きな木が成長してきており、放棄されてからの月日が既に長年にわたっていることを雄弁に物語っています
これから下るトレイルを望む
この平坦地はすぐに終わって向こうは急傾斜の下りになります
この平坦地はすぐに終わって向こうは急傾斜の下りになります
中腹は落ち葉の地雷原
何が隠れているか分からない
ここでもSAN値をゴリゴリ削られます（汗）
何が隠れているか分からない
ここでもSAN値をゴリゴリ削られます（汗）
沢沿いのトレイル分かり難いですが、10m級の崖上にある1本丸太を通過するようなところで、滑落の危険が高すぎたので、いったん戻って画面右枠外を大きく回り込んで通過しました
（むしろそちらの方が安全でした）
9
11/3 12:53
沢沿いのトレイル
分かり難いですが、10m級の崖上にある1本丸太を通過するようなところで、滑落の危険が高すぎたので、いったん戻って画面右枠外を大きく回り込んで通過しました
（むしろそちらの方が安全でした）
分かり難いですが、10m級の崖上にある1本丸太を通過するようなところで、滑落の危険が高すぎたので、いったん戻って画面右枠外を大きく回り込んで通過しました
（むしろそちらの方が安全でした）
沢の流れも急に下っているので、谷沿いのトラバース道も追従が追いつかず、すぐ沢底からの高度があがり、崖沿いの高巻き区間が多くなります
7
11/3 13:01
沢の流れも急に下っているので、谷沿いのトラバース道も追従が追いつかず、すぐ沢底からの高度があがり、崖沿いの高巻き区間が多くなります
ようやく林道に合流
ただ、林道も荒れていて、徒渉がこんな感じで何回か出てきます
ただ、林道も荒れていて、徒渉がこんな感じで何回か出てきます
足許が大分良くなってきたので、紅葉を見上げる余裕も出てきました
ここからは車がガンガン通る国道を西沢渓谷入口まで歩いて行きます
道の駅みとみに到着
バスの時間まで間がないので、ちょっとだけ覗いてすぐ西沢渓谷入口へ向かいます
バスの時間まで間がないので、ちょっとだけ覗いてすぐ西沢渓谷入口へ向かいます
西沢渓谷入口バス停に到着
10分後に出発する予定のバスに間に合いました
この後、増便が来て2台編成ですぐ出発
10分後に出発する予定のバスに間に合いました
この後、増便が来て2台編成ですぐ出発
装備
| 個人装備 |
Tシャツ（半袖）(1)
ソフトシェル(1)
サポートタイツ(1)
ハーフパンツ(1)
シューズ(1)
ザック(1)
キャップ(1)
サコッシュ(1)
靴下
グローブ
雨具
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図（地形図）
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図（ブック）
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
カメラ
|
|---|
感想
紅葉を見たいと思ったのですが、大菩薩周辺は激混みだと思ったので、ハンゼノ頭に往ってくることにしました。ついでに「白沢峠の廃トラック」と赤線つなぎを兼ねて、白沢峠から西沢渓谷入口まで歩くことに。白沢峠からのルートはかなりハードだという話を聞いていたので、ある程度覚悟して往ったのですが、聞きしにまさるとはこのこと（苦笑）
核心部は高度差300mほど、距離も1�劼曚匹任靴燭�、落ち葉の堆積で滑りやすく、かつ路面の障害物は全て落ち葉に埋もれていて地雷原になっていて、えらく難儀しました。一方でこの日は天気に恵まれ、汗ばむくらいの陽気の中、ハンゼノ頭からの雄大な展望や道々での紅葉などが楽しめたので、それを補ってあまりある良い山行となりました。
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