温泉ヶ岳~於呂倶羅山
- GPS
- 10:04
- 距離
- 20.6km
- 登り
- 1,469m
- 下り
- 1,473m
コースタイム
- 山行
- 9:16
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 9:59
天候 | 快晴!! 気温最低5℃、最高20℃くらい?風も微弱で暑いくらい。 |
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過去天気図(気象庁) | 2023年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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コース状況/ 危険箇所等 |
【湯元温泉~金精トンネル駐車場】 車道。途中ショートカットできる場所があるが、笹が濃い場所もあり濡れるかも。 【金精トンネル駐車場~オログラ山方面取付き】 温泉ヶ岳南側のトラバース道は狭い上に元気な熊笹が斜面から邪魔してくる。朝方笹についた霜が溶け出すのでビチャビチャになる。笹を避けようとすると斜面側にバランス崩すので濡れるのは覚悟で足元に注意したほうがよさそう。 【オログラ山取付き~オログラ山】 序盤で踏み跡を見つけられるかが鍵。激しい薮と格闘する状況になったら道を誤っていると判断すべき。大体薮を避けて通れる踏み跡がある。 小ピークや稜線を激薮が塞いだら、迂回路を探すこと。南側は腰まで伸びた熊笹が煩いので北側に巻くことが多かった。下り急斜面の熊笹は踏み跡を完全に隠してしまっていることが多く、地図を見ながら勘で行くしかない。 きついポイントはP2193東斜面の下り(急斜面+熊笹+踏み跡不明)、P1971東斜面の下り(同左)、P1949の登り(激急登)。 P1949手前あたりに祠があり、そこからピンクテープが出てきて踏み跡も明瞭になる。 【オログラ山~山王林道】 ピンテと踏み跡を辿れるので歩きやすいが、いきなりすごい高度感の岩が現れる。後ろ向きクライムダウンで確実に三点確保で降りれば大丈夫だが、なかなか怖い。 |
その他周辺情報 | 日光湯元レストハウスで薬膳スープカレー1500円。美味い!営業は15:00まで。 温泉寺で入浴500円。入浴後にお茶と煎餅いただける。 |
写真
装備
MYアイテム |
dosukoi5682
重量:5.94kg
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感想
以前から行きたかったマイナールートに挑戦してきました!
本当は湯沢峠-燕巣山-物見山-日光澤温泉で一泊-根名草山経由で下山の計画だったのですが、日光澤温泉の予約が埋まってしまい急遽変更。
足の疲れもあったので悩みましたが、好天の三連休に山に行かない手はない!
於呂倶羅山。ヤマレコでもYAMAPでも登山道が引かれていないのに山名表記はある…。どんなところなんだろう、と興味を持ったのがきっかけでした。
ヤマレコで山行計画を作ったのが一年前。体力経験値少しは上がったと思い満を持しての挑戦となりました。
於呂倶羅山は山王林道や切込湖からの周回記録はいくつか拝見しましたが、温泉ヶ岳から於呂倶羅山の間は情報が少なく、コース状況がわかりません。
いざ突入して尾根を目指すと激しい薮、巻いても熊笹の薮。ここを突破するのか…、と思って彷徨っていたら不意に踏み跡らしきものを見つけることができました。
踏み跡を見失っても、地図を見ながら大体でルートを辿っていくとまた踏み跡に戻れることが多かったです。熊笹エリアではほぼ完全に踏み跡ロストしますが、これは仕方ないと割り切って地図と勘を頼りに進みました。
踏み跡は、昔歩かれていた道の名残りのような印象です。薮化しているところも多いですが、鹿などが歩く獣道になっているようで、糞がたくさん落ちています。
全体的には薮具合は錫ヶ岳と同じくらいの印象ですが、錫ヶ岳は破線に惑わされることで難易度が上がっていたように思います。その点で温泉ヶ岳~於呂倶羅山のほうが歩きやすかった印象です。
非常に大きな学びとなったのは、「みんなの足跡」のオレンジドットもGPSの自分の位置も、正確な位置である保証はないということ(そんなの当たり前のことなんですが、整備された登山道を歩くだけなら多少の位置ズレは全く問題ないので今まであまり意識せずに済んでいたのです)。あくまで目安として参考にしつつ、地図と目の前の地形・状況で判断し、自分でルートを選択して歩き切れた達成感は大変大きかったです。
薮入門としては易しい良いコースだったと思いますが、薮初心者の私にはなかなかタフなコースでした。ロープやクライミング等のテクニカルな要素は一切無いので、バリエーションルートと呼ぶのはいささか大げさでしょうか。私はマイナールートと認識しています。
当初は三岳を経由して湯元まで戻る周回計画でした。時間的に行けたとは思うのですが…。夕方頃下山して周りの店は全部閉まっていて、温泉にも入れず帰路は渋滞で、帰宅までどこにも寄れないみたいな山行ばかり続いていたので、今日は早めに下山して余白を楽しみたかったのです。
14:50頃下山して湯元温泉レストハウスでスープカレーを食べ、温泉寺で長めの入浴。下山後こんなにゆったりできたのはいつぶりだろう。
中禅寺湖まで紅葉のドライブを楽しんだあとは渋滞地獄が待っていました。いろは坂も高速も全然進まず難儀しましたが、山も温泉も満喫できて充実感いっぱいの一日でした。
【メモ】
・レイヤリング上:ドライT+ジオラインMW+トレイルアクションパーカ+bomaNS、下:ジオラインMW+TNFライトアルパイン。
暑くなりすぐジオライン上下とシェルを脱ぐ。薮エリア手前からビブを着る。
・水分2.5L、下山時0.5L余る。
・食料内訳
おにぎり弁当1(消費)
無印バウム2(消費せず)
プロテインバー1(消費)
アミノバイタルゼリー2(消費)
アミノ酸パウダー1(消費)
大粒ラムネ1(ほぼ余る)
・基準になるコースタイムが無いため、所要時間の設定は慎重に。当たり前だけど登山道を行く時よりもビバーク装備比重上げた方が良さそう。
【栃木百名山】
20. 温泉ヶ岳
コメント
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温泉ヶ岳の先でお会いした県境歩きのものです。
短い時間でしたが、楽しいお話ありがとうございました。
その日のテント場が電波が入ったので早速「於呂倶羅山」を調べてみました。笑
楽しくなっておかげで寝るの遅くなちゃいました!笑
現地でも感想欄にもありましたが、今回私が歩いた行程も是非機会があれば!
すっかり日光の山々のファンになってしまいましたよ
その時は感想をお話できたら「また楽しそうですね!」
黄色のビブパンツの印象が強くて、最初山スキーの方?と思いました…
藪に入る時はビブパンツが調子が良いですか?
モンベルのフィールド レインビブとありますが切れたりはしませんか?
また何処かの山でお会いできるのを楽しみにしております!
RaVie
コメントありがとうございます、立て込んでいて返信遅くなってしまい申し訳ありません。
山行日記を拝見して、とても充実した素晴らしい山行をされている様子が伝わってきて羨ましいです!湯沢峠から物見山までの状況も大変参考になりました。これから雪の季節になりそうなので、春までおあずけになってしまいそうですが、行くのが楽しみです😊
黄色のビブは、薮に不慣れな私にとってお守りみたいなものなんです。濡れや引っ掛けはかなり軽減できてガツガツ歩けるので調子いいと思っていますが、薮歩きする人でもあんな大袈裟なビブをつけている人いませんよね笑
まだ3回しか使っていませんが、藪を雑に歩いても今のところ破れたり切れたりしておらず、林業用だけあってかなりタフなようです。ただ、けっこう暑いです🥵
実はRaVieEnRoseさんの袈裟丸山(両毛国境稜線)の山行日記はだいぶ前に私のお気に入りリストに入っており、以前から興味深く拝見させていただいておりました。赤線繋ぎマップを拝見して、いつかこんな風に繋ぎたいと憧れておりました。
あの日お会いした方がヤマレコで拝見していた方だったことに驚き、これも山のご縁なのかなと感慨深い気持ちです。
経験もスキルもRaVieEnRoseさんに遠く及びませんが、また山でお会いして、いろんなお話を伺いたいです。
ありがとうございました!
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