三百名山301座完登 塔ノ岳・蛭ヶ岳・檜洞丸

2023年11月02日(木) 〜 2023年11月03日(金)

• GPS: 16:21
• 距離: 23.3km
• 登り: 2,504m
• 下り: 2,267m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:40
• 休憩: 2:03
• 合計: 8:43

6:49 大倉山の家
6:56 6:56 表丹沢
7:37 7:45 雑事場ノ平
7:53 7:53 見晴茶屋
8:31 8:31 駒止茶屋
8:50 9:09 堀山の家
10:16 10:18 花立山荘
10:40 10:40 金冷シ
11:01 11:56 塔ノ岳
11:58 11:59 尊仏山荘
13:04 13:11 丹沢山
13:11 13:19 みやま山荘
13:45 13:51 早戸川乗越
14:09 14:20 不動ノ峰休憩所
14:28 14:29 不動ノ峰
14:39 14:39 棚沢ノ頭
14:58 14:59 鬼ヶ岩
15:26 15:30 蛭ヶ岳
15:32 蛭ヶ岳山荘

2日目

• 山行: 5:56
• 休憩: 1:30
• 合計: 7:26

6:46 蛭ヶ岳山荘
6:46 6:49 蛭ヶ岳
8:05 8:22 臼ヶ岳
8:42 8:44 神ノ川乗越
9:36 9:37 源蔵尾根下降点
10:29 10:36 青ヶ岳山荘
10:39 11:19 檜洞丸
11:32 11:33 ツツジ新道・石棚山稜分岐
12:28 12:30 展望台
13:19 13:32 ゴーラ沢出合
14:02 14:06 ツツジ新道入口
14:12 西丹沢ビジターセンター

＜復路＞
15：30　西丹沢ビジターセンター発バス（バス1360円）
　　　　（渋滞で14：40発が50分遅れ）
16：40　新松田駅
16：50　新松田駅から（タクシー3800円）
17：20　大倉山の家
17：30　大倉山の家発　秦野丹沢SI　八王子JC 塩尻北IC　南原経由
22：10　自宅着

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

バス タクシー 自家用車

＜往路＞
　2：20　安曇野穂高発　塩尻IC　八王子JC
　　　　　伊勢崎JC出口へ進まず（迷）圏央道　秦野中井IC経由
　6：20　大倉山の家 駐車場（2日1000円）

コース状況／危険箇所等

問題ないが起伏大きい尾根続く
蛭ヶ岳から檜洞丸へ　上級者コースとあり危険箇所もある（慎重に下る）

その他周辺情報

秦野に日帰り入浴あり
新松田駅からタクシー　大倉山の家まで（4000円弱）
西丹沢ビジターセンター　売店あり

写真

11/2 6:42

大倉山の家
（2日で1000円）
駐車場予約できる

11/2 6:52

大倉山の家前車道を行くと登山口

11/2 7:50

見晴茶屋前
まだ皆元気

11/2 8:18

溝掃除用の道具

11/2 8:37

塔ノ岳発見

11/2 8:52

趣ある茶屋だったがお休み

11/2 9:41

紅葉の中登る

11/2 9:51

富士山発見
左箱根神山・愛鷹山も

11/2 10:06

木段に足が悲鳴を上げ始める

11/2 10:08

花立山荘もお休み

11/2 10:32

これから進む正面塔ノ岳
蛭ヶ岳・丹沢山も見える

11/2 10:34

奥に明日歩く
蛭ヶ岳から檜洞丸稜線

11/2 11:01

塔ノ岳1491m山頂

11/2 11:02

賑わう山頂
これから歩く蛭ヶ岳までの稜線

11/2 11:04

三百名山301座目を完登
サプライズでいただいた記念品
嬉しあまり緊張の記念撮影

11/2 12:02

まだ先は長い

11/2 12:26

気持ちいい稜線

11/2 12:30

笹原の中を歩く

11/2 12:58

木道が続く
目の前丹沢山

11/2 13:04

丹沢山1567m山頂
富士も見える

11/2 13:27

丹沢山木道の工事中
蛭ヶ岳まで
まだ3.2kmも！

11/2 13:31

右手に小さく塔ノ岳

11/2 13:31

また下り
不動ノ峰の肩に蛭ヶ岳
富士が目の前に

11/2 14:23

不動ノ峰の休憩所
今年できたて、木の香りがした

11/2 14:30

不動ノ峰1614m山頂
正面に富士山

11/2 14:42

蛭ヶ岳が近づく

11/2 15:22

相模湖

11/2 15:22

今日歩いてきた稜線
遠くに塔ノ岳

11/2 15:27

蛭ヶ岳山荘到着

11/2 16:10

蛭ヶ岳1673m丹沢最高峰
富士の山頂に太陽が近づく

11/2 16:13

丹沢最高峰にて

11/2 16:30

もうすぐダイヤモンド富士

11/2 16:31

ピカッと光るダイヤが富士の山頂に！
一瞬でした！

11/2 16:33

D・Fji見逃してしまったN氏
360度カメラを持ち現われ大受け

11/2 16:34

赤く染まる塔ノ岳

11/2 16:35

富士山バックに

11/2 16:41

手前檜洞丸
山中湖も見える

11/2 17:13

ダイヤモンド富士から50分近く経つ富士の夕焼け

11/2 17:21

相模原の夜景もいい！

11/2 17:32

蛭ヶ岳山荘内

11/3 5:56

朝焼け
丹沢山・塔ノ岳稜線

11/3 6:03

南アルプス稜線も一望

11/3 6:04

ピンクに染まる富士

11/3 6:09

蛭ヶ岳山頂の朝

11/3 6:11

雲取山方面

11/3 6:14

山荘内からも富士が
そして今日行く檜洞丸が見える

11/3 6:32

明るくなった蛭ヶ岳山頂

11/3 6:35

上級者向けとある檜洞丸方面へ

11/3 6:41

一人目立ちたがり屋さんがいる

11/3 6:51

一気に下る

11/3 7:42

紅葉の先に蛭ヶ岳

11/3 9:37

シロヤシロの紅葉
全般的に茶色っぽかった
残念！

11/3 10:26

昨日歩いた塔ノ岳から蛭ヶ岳稜線一望

11/3 10:27

檜洞丸へも下り登りの起伏が大きい

11/3 10:33

青ヶ岳山荘から蛭ヶ岳
4時間近くかかる

11/3 10:43

檜洞丸1551m山頂

11/3 10:45

山頂で早いお昼
蛭ヶ岳山荘のお弁当

11/3 11:01

檜洞丸からの富士山
くっきり見られる

11/3 11:02

檜洞丸山頂の様子
正面に蛭ヶ岳

11/3 11:24

西丹沢ビジターセンターへ富士を見ながら下る

11/3 12:06

カエデとブナの紅葉

11/3 13:24

ゴーラ沢出合
冷たい水で顔を洗いさっぱり
下界は11月にもかかわらず25度の夏日

11/3 14:06

西丹沢ビジターセンター付近キャンプ場へ下山

撮影機器：

iPhone X 64GB SIMフリー Apple

感想

furuhiro

2023年（令和5年）11月2日（木）3日（金・文化の日）

三百名山301座完登　塔ノ岳・蛭ヶ岳・檜洞丸

本格的に三百名山を目指し始めたのはリタイアしてからだ。
9年目、古希を前に達成しようと、昨年度から今回の丹沢での完登を考えていた。
この10月後半、ギリギリになったが天気にも恵まれ東北に残っていた焼石岳・和賀岳・神室山を登り、計画通り丹沢山行を迎えることができた。
完登に相応しく「ダイヤモンド富士」も自分への褒美として添えてみた。

三百名山への歩みとしては、登り始めた前半は山の師匠・同僚でもある方と同伴することが多くあった。
しかし腰を悪くした同僚、同行すること思うようにならず、その後ほぼ一人での三百名山への歩みとなった。

丹沢には山仲間が5名同伴してくれることとなった。
単に丹沢を登るならば一人でも良かったが、「ダイヤモンド富士」は魅力があり、仲間の同伴も叶ったか。

大倉から塔ノ岳・丹沢山・蛭ヶ岳そして檜洞丸へ、下山は西丹沢へ。
バカ尾根とも呼ばれる大倉尾根を登る。
良く整備され広い登山道が続いた。
小屋や茶屋なども見られたが平日ということで休みのところが多かった。

まずは木段の多いこと、登山者が多く道や食草を守るためだが登る者にとっては難敵だ。
登り下りそして尾根道、どの山にも木段、木道がかなり設置されている。
安心して歩けるものの単調な歩きになり、同じ足の動きが多くなりきつい。
その結果、筋肉痛、そして足が痙るということが起きやすい。

尾根からは秦野の街、相模湾、そして江ノ島なども見られた。
さらに塔ノ岳方面、雪被る富士山も霞むが姿を現わしてくれた。
愛鷹山の長い稜線、箱根の神山・大涌谷の噴煙まで遠望できた。

丹沢の中でも三百名山に挙げられている塔ノ岳に登頂。
夢から目標へとなった三百名山完登の瞬間だ。
家族、山の師匠・同僚そして山仲間に支えられ成し遂げられた。
時間をかけ、正直お金もかかり、運にも恵まれていたと思う。
様々な思いもあるが喜び、満足感、達成感だろうか。

登る際に多くの登山者が我々を抜き去り、山頂はその方々で賑わっていた。
ここでサプライズで頂いた「三百名山完登」の記念をかざし写真撮影。
嬉しいことに、近くにいた方も驚き祝ってくれた。

このように山での撮影会は丹沢山、蛭ヶ岳でも嬉しさのあまり行った。
ちょっと恥ずかしさもあったが、こんな時はないだろうとはしゃいだ。
蛭ヶ岳ではスタッフの方も知ってか、夕飯時に「三百名山完登」のことを宿泊者に話してくださり皆さんに思いがけない拍手をいただくこととなった。

自己満足の世界だったが、皆さんに祝っていただけ幸せな自分がいた。
サプライズの記念品がなければここまで「三百名山完登」を祝われることもなかっただろうに山仲間には心より感謝しかない。

今回のメインは「ダイヤモンド富士」でもある。
感激！感動！の一言。
4時30分頃だろう。
太陽が富士山山頂に近づき沈んでゆく。
ピカッと一瞬山頂より光を放ち、オレンジ色の世界を広げた。
正にダイヤモンドの光なのだろう輝き、まぶしかった。

夕焼けが広がり、オレンジ色の世界に富士山が浮かぶ。
一刻一刻その様子を変化させてゆく。
一時間以上、富士を眺めその姿に魅了され続けた。
いつまで眺めていても飽きないとはこのことか。

翌朝の富士山も美しかった。
朝焼けでピンク色に染まってゆく、
オレンジ色の空を背景に、富士山のすそ野からはピンク色の光が差し始める。
徐々に薄いピンク色がわずかな時間だが山肌を染めて行くのだ。

そんな富士山にも光が差し、雪被る姿を眺めつつ檜洞丸へと向かった。
上級者向けの登山道ということで慎重に下る。
檜洞丸へも起伏の大きな道のりが長く厳しく待っていた。
ほぼ4時間かけて、今回最後の丹沢ピーク檜洞丸へと登頂できた。
富士山に一歩近づき、輪郭のくっきりとした富士山を青空をバックに眺められた。

ここからは急下降。
長い下りが延々と続き西丹沢ビジターセンターへと無事下山。
大倉登山口からほぼ23kmの丹沢主稜線を歩き通すことができた。
「三百名山完登」「ダイヤモンド富士」「丹沢主稜線縦走」充実した山行となった。

ふるちゃん