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Yamareco

記録ID: 6144259
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ハイキング
比良山系

大津ワンゲル道 →熊に遭遇 (熊の写真は撮れず…。遭遇場所写真アリ+状況はテキストで)

2023年11月04日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:39
距離
12.5km
登り
972m
下り
1,103m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:21
休憩
0:18
合計
5:39
9:21
5
10:30
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69
11:39
11:40
18
11:58
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33
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2
12:36
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6
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8
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13
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3
13:13
13:13
27
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31
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14:15
10
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14:34
4
14:38
14:38
22
天候 晴れ だが山はガスガス
過去天気図(気象庁) 2023年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
JR比良駅 →イン谷口(バス) 〜登山〜 →比良トピア(徒歩)→比良駅
コース状況/
危険箇所等
京都駅位までは晴れていたが滋賀方面へのトンネルを抜けると山の方だけどんよりガスっていた。眺望は望めないが、今日は熊スプレーを初めて携帯しての登山なので、熊に怯えずに登れるアドバンテージがあったはずだった…。

・大津ワンゲル道
以前にワンゲル道の下りの湿った木の根っこで滑りまくって苦手意識が有ったので、今日は登りでリベンジ、と思い登っていると、登山道東側の斜面上部でガサガサと大きな音と共に、黒い物体が勢いよく駆け降りて来る。熊だ! 距離は約20m。
ストックを放り投げ慌てて熊スプレーを装備。
(昨今の熊被害多発状況では写真どころでは無い)
最初は視界に捉えていたが、登山道東側の数メートルの土手裏側の死角に入り、ガサガサと音だけが聞こえてくる(姿見えず音だけが聴こえる、この時が一番心理的に追い詰められる)。
姿が見えず何処に移動するか分からないし、持っている熊スプレーは、水鉄砲式で有効射程は3〜5m。さっきの躍動する運動能力を見ると、急で細い登山道の上下どちらから来てもアウトだし、東側の土手を越えてきても距離が近すぎてスプレーでは補足出来ないだろう。どのパターンにしても、あきらかに状況としてはこちらが不利だ。

短時間で頭をフル回転させて、何としても視界に捉えて事態を反転させたいと思い、鉢合わせの可能性もあったが、死角になっている東の土手を急いで数メートル登り、スプレー発射で有利になる位置に移動。土手の上から熊を探すが、移動音だけが小さく聴こえるが姿は見えず…。

やり過ごせたのか…? もう戻って来ないか…? 考えても分からないので急ぎその場を離脱する。念のため熊スプレーをすぐ出せるようにズボンポケットに入れ難路を登る。今戻って来たら両手がふさがっているからアウトだなと思いつつ注意しながら登る。いつも以上に物音に敏感になり落ち葉が落ちる音にも振りかえる…。

やがてワンゲル道を抜け、危機を脱してひと安心。結局さっきのニアミスだけで済んでスプレーも使わずに済み、お互いに良かった。

♯遭遇後に単独行の登山者とお会いしてこの話となり、話の流れで鹿や猪との見間違い可能性は無いか?との話となりましたが、鹿と猪は何度も遭遇経験がありますので、明らかにベツモノです。黒い毛並みで、腰高位に頭が有り、四本足で、躍動するように後ろ足で体を押し出して、落ち葉の堆積した斜面を、転げるようなスピードで駆け降りて、落ち葉を蹴散らす度に跳ね上げた前足がはっきり見えた。体長は1メートル強位か、小熊でも成獣でもないぐらいの感じだった。
熊スプレーを購入後、初携帯登山だったが、ずっと熊遭遇時の事を考えてザックの収納場所や取り出しのシミュレーションを行っていたので、その熊への想いが、引き寄せの法則なのか、呼び寄せたのかも知れない…。次から携帯しようか迷うところです…。
ワンゲル道では誰とも出会わ無かったので他の方も遭遇していなければ良いですが…。

無事に生還出来て本当に感謝です。
車窓から比良山脈 方面ガスってるな〜
車窓から比良山脈 方面ガスってるな〜
イン谷口行きバス 駅出口前に停車
1
イン谷口行きバス 駅出口前に停車
大津ワンゲル道 駐車されている車の裏から向かう
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大津ワンゲル道 駐車されている車の裏から向かう
ワンゲル道 難路注意
ワンゲル道 難路注意
ガスってます
綺麗に紅葉
やっぱり登りにくい
やっぱり登りにくい
熊遭遇場所 〜 熊が勢いよく下った斜面 結構急です 人間では無理なスピードでした
3
熊遭遇場所 〜 熊が勢いよく下った斜面 結構急です 人間では無理なスピードでした
熊スプレーを慌てて装備した。事前に遭遇した際のシミュレーションを行ったお陰で素早く取り出し発射ボタンに指を入れる事が出来た。結果、熊の写真は撮れず… *この熊スプレーの写真は後で撮りました
5
熊スプレーを慌てて装備した。事前に遭遇した際のシミュレーションを行ったお陰で素早く取り出し発射ボタンに指を入れる事が出来た。結果、熊の写真は撮れず… *この熊スプレーの写真は後で撮りました
ワンゲル道 急な尾根道で 木の根っこが暴れている
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ワンゲル道 急な尾根道で 木の根っこが暴れている
ロッククライミングのような斜度
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ロッククライミングのような斜度
難路が三段続く
黄色に色付く散策道
2
黄色に色付く散策道
八雲ヶ原 遠景
ススキと山並み
下山後 比良山方面 まだガスってます
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下山後 比良山方面 まだガスってます
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コメント

初めまして!
私たちも昨日比良でしたが、クマよけ鈴は携帯していました。
八つ淵の滝から八雲が原までは誰にも会わずでしたが
単独の場合、もしもは怖いですね・・・
たまたま、ガリバー村入口で啓発に来られていた消防の方々と話しましたが
クマの話もしましたよ。
情報有難うございます・・・
ではお互い気を付けましょう!
2023/11/5 13:01
483264さん
コメント有難うございます。
八つ淵の滝も難コースで人が少ないですから、熊の事は気になりますよね...。
私は熊鈴をつけていなかったので、それも遭遇した要因かもしれません...。
ガスッっていて、薄暗かったので、いかにも何か出そうな気配はしていましたが、
いざ遭遇してみると、熊スプレーを持っていたことが、精神的な支えになりました。
お互い気をつけて楽しい登山にしましょう!
2023/11/5 13:20
今晩は、はじめまして。
熊の情報を有り難うございました。大津ワンゲル道を下る計画を立てていたのですが、おかげさまで装備を調えることができ、一昨日、無事に下ることができました。幸い、熊の気配、痕跡を感じることはありませんでしたが、備えが大切だと思いました。
貴重な情報、御礼申し上げます。
2023/11/14 20:38
tosheeさん
コメント有難うございます。
ワンゲル道、無事に下れたようで何よりです、情報有難うございます。
ちょうど、以下の大津市の熊目撃場所情報でも、10月30日に北小松周辺で熊が目撃されており、
見つかった場所から西に進むと、一番最初にワンゲル道の登山道に当たりますので、その個体かなと思っております。その周辺では、今年に入って4件の目撃情報があるようです。
※このサイトを見ると事前に情報を知る必要があると思いました、知ったのは下りてからですので...。
冬眠しない熊も出てくるという予測もありますので、引き続き注意して、楽しい登山にしたいですね。
↓↓滋賀県大津市 熊目撃情報↓↓
https://www.city.otsu.lg.jp/soshiki/025/1605/g/t/1390705956292.html
2023/11/14 22:16
プロフィール画像
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