須磨浦公園～大山寺 「太陽と緑の道」跡を訪ねて
Ham⭐
体力度について
- GPS
- 04:47
- 距離
- 14.5km
- 登り
- 555m
- 下り
- 494m
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| 天候 | 快晴夏日 神戸の最高気温 26.3℃ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2023年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
帰り：「なでしこの湯」から無料シャトルバス。毎時00分、30分発 大山寺へは地下鉄名谷駅、伊川谷駅、JR明石駅から神姫バスが運行しています。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
歩行困難な道はなし |
| その他周辺情報 | 大山寺温泉「なでしこの湯」 https://www.nadeshikonoyu.com/onsen/ 平日 大人780円。土日祝 100円増し。65才以上 100円引き。 |
写真
（ポイント�─忙鯵囘世賄庫沼罎�ら少し離れており、探すのに少し時間掛かりました。四等三角点（点名：尾僧谷 185.86m）
7
五芝園展望台と書かれた老朽化した東屋と「通り抜け出来ません」の看板。かつての「太陽と緑の道」はここで休憩し、通行止めとなった道を通っていたものと思われます
7
感想
◆はじめに
1972年10月に開設された「太陽と緑の道」。当時のコースは国鉄道場駅から出発し、山陽電鉄須磨浦公園駅に至る14区間92kmでした。そのうち大山寺から須磨浦公園駅の3区間（第12地区〜第14地区）12kmは、大規模都市開発のため開設10年もせずに廃止となった幻のコースです。（付記：正式な廃止時期は不明ですが、1979年10月発行の「自然歩道ガイド」（神戸新聞出版センター発行）には大山寺以遠は自然歩道としては不適格、大山寺を終着とするのが妥当という記事と共に、該当コースの紹介がなくなっています）
開設当時とは大きく変わったその道筋を出来るだけ忠実に辿り、「太陽と緑の道」であったことを伝える「何か」を見つけようというのが今回の独りプロジェクトの目的です。
大山寺から出発し、須磨浦公園駅を終点とするのが順コースといえるのですが、今回は道筋を見極めやすい逆ルートで歩くことにしました。歩いた後に「なでしこの湯」でサッパリしたいというのも大きな理由です。
なお忠実にルートを辿るために、外してはならない9つのチェックポイントを設定しました。�／榾甕左�園、��鉢伏山、�４�振山、�づ寛�山、�ヂ唇翦�（厄除八幡宮）、�γ羯魁別消�小学校）、��転法輪寺、�┨眥融魁↓�大山寺です。
◆第14地区 須磨浦公園〜多井ノ畑
須磨浦公園から鉄拐山に掛けては説明するまでもなく人気のハイキングコース。天候にも恵まれ大勢のハイカーで賑わっていました。鉄拐山から下った分岐で六甲全山縦走路と別れ多井ノ畑方面に下ります。高倉山が削られていた頃、この道は代替ルートとして六甲全山縦走路に組み込まれていました。手作りのイスやテーブルが置かれており、今も地元の方の散歩コースとして愛し続けられているようです。どこかに「太陽と緑の道」の痕跡が残っているんではないかと思い注視しながら歩きましたが、40年以上の年月は長く見つけることは叶いませんでした。
ウバメガシの見事な樹形に見とれながら歩きやすい尾根を下っていたらコースミス。直ぐに引き返しましたがどこに続くか気になる尾根でした。
第二神明道路の下を潜るとその先は高倉台。ここからは「太陽と緑の道」（＝古山陽道）の痕跡などあろう筈もなく、ひたすら多井畑厄神を目指します。
多井畑厄神（厄除八幡宮）は「太陽と緑の道」から少し外れた場所にありますが、ここに寄らない手はないでしょう。私が子供の頃、明石に住んでいたときもその名は知れ渡っていました。ここで旨いもんでも食べるつもりだったのですが、適当な食べ物屋さんがなく次へと進みます。
◆第13地区 多井ノ畑〜名谷町中山
多井ノ畑からはクネクネした路地を古い街並みを見ながら「太陽と緑の道」を偲びつつ歩きます。当時のガイドマップには「正蔵院」というお寺が載ってるので付近を探したのですが見つかりませんでした。
そこからは再び「太陽と緑の道」らしい里山・里道となります。神戸市須磨区にありながら開拓地のよう、或いは日本の原風景と言ってもいいようなのどかな風景が拡がっていました。名谷は源平合戦の舞台にもなったと聞きます。だったらこの辺りは落人の集落があったのかもしれません。
そんなノスタルジーを感じながら進むとまたまた景観が急変。つつじヶ丘という住宅街に突入。当然、昔の道はなく、当初イメージしていたより大回りで名谷に出ました。多井畑厄神から約1時間、ようやく食べ物（すき家の牛丼）にありつけることが出来ました。
◆第12地区 名谷町中山〜大山寺
名谷付近は神戸淡路鳴門自動車道の垂水JCT＆ICが出来たことで、街並みがすっかり変貌しています。名谷小学校をチェックした後は転法輪寺に向かいます。参道から転法輪寺に掛けては当時の雰囲気が残っていました。
しかし転法輪寺からの階段を登るとまたまた別世界。神和台や小塚山という新しい街並み。高台なので須摩アルプスが一望出来ました。そのまま高塚山に登りましたがここは眺望抜群。また残された里道は「高塚山癒やしの森」として整備されていました。たぶんここは「徳川道」の一部だと思います。この素晴らしい散歩道も市営地下鉄を渡ると学園東町となり、しばらくは住宅街を抜ける道となります。住宅街を貫く歩道を歩いて行くとやがて物流センターにぶつかり、散歩道、車道を経た後に大山寺に到着。天然ラジウム温泉に浸かりました。やっぱり温泉で終わる山は良いですね。
◆おわりに
タイムスリップした如く昔の道や風景が残ってるかと思えば、近代的な道や風景が入り混じりギャップの大きなコースでした。
「太陽と緑の道」は無くなっても、部分部分で昔の道が生かされていると思いました。「故きを温ね新しきを知る」。意味が違うかも知れませんがいろいろ気付かされたハイキングでした。距離も時間もほどほど、歩いてみて良かったです！
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イスとテーブルのある分かれ道！！
何年も前からずっ…と気になってて、いつか探検に行こうと思っていた道です！
おかげさまでスッキリしました。
私も是非このコース歩いてみたいです♪
特に高塚山展台は素晴らしそうです✨
ついでにご報告？のようなものですが…
太山寺からコース��26の状況確認に行こうかなと自分のレコに書きましたが、
太山寺からコース��27を通って木幡へ行かれてた方(アヤリナさん)がいらしたので、分岐点までは問題なく行けることが分かりました。
なので時間をおいて再チャレンジします😄
街歩きもされるsum.さんなら、このコースきっと気に入ると思います。
山あり、里あり、歴史遺産あり、公園あり、眺望あり、新しい街並みあり、そして最後に温泉あり...
とにかく変化が目まぐるしくて、頭が付いていきません (^^ゞ
コース��26ですが、市に連絡されたそうなのできっと専門チームが対応してくれるものと信じています。クモの巣退治までは無理かもしれませんが
私も昨年探し損ねた堂屋敷洞窟にはぜひ訪れてみたいと思っています。
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