三瓶山 ススキと青空の頂 逆さ三瓶は 夕陽に染まる

2023年11月08日(水) 〜 2023年11月09日(木)

• GPS: 09:29
• 距離: 12.0km
• 登り: 548m
• 下り: 560m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:18
• 休憩: 1:35
• 合計: 4:53

9:29 大平山
9:30 9:36 室ノ内展望台
9:52 10:19 女三瓶山
10:35 10:42 兜山
11:00 11:10 ユートピア
11:56 11:56 三瓶山頂小屋
12:03 12:35 三瓶山
12:40 12:40 三瓶山頂小屋
13:17 13:17 ユートピア
13:36 13:43 兜山
13:57 14:03 女三瓶山
14:20 14:20 室ノ内展望台
14:22 宿泊地

2日目

• 山行: 3:46
• 休憩: 0:35
• 合計: 4:21

9:36 宿泊地
10:05 10:05 山吹城大手門跡登山口
10:24 10:24 龍源寺間歩登山口
11:14 11:14 山吹城大手門跡登山口
11:31 12:03 石見銀山公園
13:51 13:54 石見銀山公園
13:57 ゴール地点

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト） 飛行機

コース状況／危険箇所等

リフトからの登山道、岩場あり、ロープ、鎖場などあり以外に手ごわいです。

写真

11/8 8:49

東の原、リフト乗り場。

11/8 8:54

三瓶山の説明。ユウスゲが咲くんだね。

11/8 8:59

リフト乗車中。

11/8 9:18

大平山展望台に来ました。

11/8 9:19

大山や蒜山が見えるのでしょうか？拡大してみたけど霞んでいて見えていませんでした。

11/8 9:19

剣山とか東赤石山とか石鎚山とか、四国の山だ。

11/8 9:19

11/8 9:21

望遠で雲海を撮影。

11/8 9:23

紅葉を期待して来ましたが、昨日の強風で葉が飛んでしまったようです。

11/8 9:23

男三瓶山。ちょっと白い平らなところが頂上。

11/8 9:23

男三瓶、女三瓶山。右から登ります。

11/8 9:23

女三瓶の頂上。電波や通信塔がたくさん建っている。まずあそこまで登ります。

11/8 9:30

パノラマ。左から孫三瓶、子三瓶、男三瓶、女三瓶。
それぞれ溶岩円頂丘の山です。

11/8 9:32

女三瓶山へ。

11/8 9:41

途中の紅葉。

11/8 9:48

紅葉。

11/8 9:52

こんな道。ここは歩きやすい。

11/8 9:55

リュウノギク

11/8 9:56

カワラナデシコ

11/8 10:07

女三瓶山の頂上から。

11/8 10:07

11/8 10:07

11/8 10:12

室ノ内展望台から、男三瓶山。

11/8 10:12

孫三瓶、子三瓶、男三瓶。

11/8 10:15

室ノ内池、火口湖。斜めから見たハート型に見えるが、木の影でわかりにくい。

11/8 10:15

孫三瓶、子三瓶と室ノ内池。

11/8 10:18

男三瓶に向かいます。

11/8 10:19

下ります。

11/8 10:36

鞍部までは平和な道でしたが、その後はロープのある岩場の登り。

11/8 10:52

リンドウ。

11/8 11:02

次の岩場までの間、展望の良い道。だからユートピアっていうのかなあ。

11/8 11:11

室ノ内池が見えます。

11/8 11:12

ハートはもう見えない。

11/8 11:17

次の急登へ向かいます。

11/8 11:21

マユミの実。

11/8 11:52

頂上直下の溶岩の露頭。
写真はありませんが、頂上手前までの登山道は岩場で鎖場などもあり、片側が崖の所もあり、足場のよくない登山道でした。

11/8 11:55

ススキの原に出ました。頂上までもう少し。

11/8 11:56

避難小屋。

11/8 12:00

頂上につきました。
大江高山火山群。

11/8 12:00

左のピークが大江高山。真ん中あたりの窪みの付近が石見銀山のある仙ノ山。石見銀山の銀鉱床は大江高山火山群の火山活動を引き起こしたマグマから発生した熱水によって約100万年前にできました。

11/8 12:03

大山、蒜山の方向。霞んで見えません。結構遠いのね。

11/8 12:03

11/8 12:05

中央の弓なりの海岸が長浜海岸(薗の長浜)。国引き神話で八束水臣津野命(やつかみずおみつぬのみこと)が新羅から島根半島を引き寄せた際の綱。その時、引っ張った綱をかけた杭が佐比売山(さひめやま)、現在の三瓶山。
長浜を教えてくれた登山者は5回めの登頂にして初めて見れたそうです。初回で見れた私達はラッキー✌

11/8 12:07

拡大。

11/8 12:28

360°写真。

11/8 12:30

日本海。

11/8 12:30

大江高山と日本海。

11/8 12:31

避難小屋の方。

11/8 12:31

11/8 12:31

まわりに高い山がないので地平線、水平線が見渡せる。

11/8 12:32

四国の方。

11/8 12:35

ススキの原。

11/8 12:36

山頂。

11/8 12:37

下ります。

11/8 12:40

11/8 12:40

避難小屋。

11/8 12:40

山頂直下。

11/8 12:41

11/8 12:42

崩れている露頭の上から。

11/8 12:42

展望デッキと砂地。

11/8 12:43

登山道の注意。

11/8 13:14

11/8 13:51

ツボスミレが咲いていました。11月なのに頑張るなあ。

11/8 13:55

アキノキリンソウ。

11/8 13:58

リンドウ。

11/8 14:00

ニホンアマガエル。

11/8 14:01

室ノ内展望台まで戻りました。ここまで来ると室ノ内池がハートに見えます。

11/8 14:01

11/8 14:02

水面がキラキラ光る。

11/8 14:02

孫三瓶、子三瓶、男三瓶山。朝と違い青っぽく見えます。

11/8 14:03

岩場の登山道、以外に厳しかった。

11/8 14:27

リフトで降ります。ゆっくりなリフト。15分ほどかかります。

11/8 14:27

途中のススキの原。

11/8 14:29

紅葉の木。下の方は風で飛ばなかったのね。

11/8 14:43

自販機の下のヒメヤママユ、おしゃれな模様の蛾です。

11/8 15:40

山を降りてから、三瓶自然博物館サヒメルに行き、勉強しました。国引き神話。

11/8 15:46

三瓶山は溶岩ドーム。カルデラの直径は5kmほど。

11/8 15:47

三瓶山の生い立ち。10万年前に活動が始まり、縄文時代の4000年前には活発に噴火し、溶岩ドームが形成されました。
面積にして箱根の4分の1ほどの大きさの火山です。(神奈川県民のため、箱根と比較)

11/8 15:48

三瓶山の地質。

11/8 16:11

埋没林の木の展示。2F〜4Fまでぶち抜きで展示されてます。こんな巨木が三瓶火山の山体崩壊による土石流で埋まってしまいました。これは知りませんでした。

11/8 16:51

三瓶山のきれいな写真を撮りたいなと思い、ネットを探してここに来ました。浮生の池、堰き止め湖です。山の西側にあるので夕日の鏡面の写真が撮れるのではと思っていましたが、この日は風も弱く、大当たりでした。ここで女三瓶山の展望台でカメラを据えていた人に遭遇しました。湖面に映る星の写真狙いだそう。

11/8 16:52

徐々に色が赤く色づいていきます。

11/8 16:53

これあたりが一番赤いかも。

11/8 16:56

11/8 16:57

11/8 16:58

だんだん色褪せていきます。

11/8 16:59

11/8 17:00

11/8 17:01

11/8 17:02

11/8 17:04

11/8 17:05

11/8 17:06

11/8 17:07

11/8 17:10

日没の時刻です。色の変化をみていたら、オーストラリアでみたウルルの夕焼けを思い出しました。こんな風に色が変わっていきました。

11/9 7:04

泊まった宿、さひめ野。

11/9 8:27

ロビーにおいてある埋没林の木。

11/9 8:32

ツツジと紅葉。気候変動でおかしい。

11/9 8:45

西の原の駐車場から。

11/9 8:45

山が青く写ります。

11/9 9:31

石見銀山へ移動しました。自販機は皆こんな木のカバーの中。
歩いて龍眼寺間歩へ向かいます。

11/9 9:49

紅葉、きれい。

11/9 9:50

銀の製錬所跡。

11/9 10:03

石見銀山は室町時代末期の1526年に本格的な開発が始まり、以来およそ400年にわたり銀が開発された日本最大の銀山です。17世紀には年間銀総生産量67.5トン、全世界の産出量の約1割を占めていたそうです。

11/9 10:20

アカタテハ

11/9 10:21

メランポジウム

11/9 10:28

龍眼寺間歩、入場料400円。

11/9 10:29

入口。157mの区間が公開されています。

11/9 10:32

鉱道に入ります。天井は私の身長くらい。

11/9 10:35

気温14℃。

11/9 10:35

新たな銀脈を求めて掘った側道。

11/9 10:41

黒いところが銀の鉱石。石見銀山の鉱床は永久鉱床と鉱染鉱床である福石鉱床からなります。ここは福石鉱床、凝灰角礫岩に鉱物を溶かし込んだ熱水が染み込んで鉱石になっているもので地表近くにあり、岩石が柔らかくて掘りやすいという特徴があります。永久鉱床はマグマの熱水が下がることによって結晶化し、脈状に鉱物が生じたもの。

11/9 10:48

油のランプで、ノミを使って人力で掘るとはとっても大変な作業。坑夫の平均寿命は30歳だそうです。

11/9 11:11

苔むした橋。多分使っていない。

11/9 11:15

柿の紅葉。

11/9 11:24

シラネセンキュウ。

11/9 11:28

セキヤノアキチョウジ。

11/9 11:54

シマカンギク？

11/9 11:58

羅漢寺に行き、御朱印をもらって参拝し、羅漢様を拝観しました。銀山で働く坑夫を供養するために作られました。
他にも銭洗い、縁切り、鎌倉を思い出させるお寺。もちろんお金を洗い、足の痛みと縁が切れることを願いました。拝観料500円。

11/9 12:46

石州瓦屋根の大森の町並み。

11/9 12:50

観世音寺。前の写真はこの上から撮影。ブラタモリでタモリさんが立っていたところ。

11/9 12:51

郵便局も古い町並み風。

11/9 12:54

マンホール。地図になっている。

11/9 12:56

猫ちゃん、警戒してます。

11/9 13:28

城上神社。

11/9 13:36

社殿。

11/9 13:31

社殿の天井の鳴龍。この下で拍手を打つとびんびんと共鳴しました。

11/9 13:44

鬼柚子は縁起物だそう。置いてある家が何件もありました。

11/9 13:49

群言堂本店。ミシンの看板が可愛らしい、おしゃれな服と雑貨のお店。東京や横浜にも店舗があります。ここでお土産と記念に帽子を買ってしまいました。

撮影機器：

RICOH THETA SC リコー

LUMIX DC-TZ90 パナソニック

PowerShot G7 X Mark III CANON

Galaxy A53 5G SCG15 au サムスン

iPhone 13 128GB SIMフリー Apple

感想

simunee

　三瓶山は何年も前から登りたいと思っていました。その頃はまだ元気だったので男、女、子、孫三瓶を全て縦走したいと思っていました。しかし、人生思うようには行かず、足の痛む体になってしまったのでリフトを使っての往復登山にしました。標高差はないですが思ったよりは厳しい道でした。無事頂上に立てたこと、360°見渡せる晴天の中を歩けたこと、浮生の池に映った夕焼けの三瓶山がとても美しかったこと、ここに来て本当によかったと思いました。
　　
　「銀山開発には銀の精錬のため多くの木材が必要で、山の木が無くなることが通常でしたが、石見銀山では、採掘当時から山を崩したり森林伐採をせず、銀鉱脈に沿って狭い坑道を掘り進める採掘方法や伐採した数と同じだけ植林を行うなど適切な森林管理が行われていました。
また、採掘から搬出までの銀山運営の全体像がしっかりと残り、「21世紀が必要としている環境への配慮」が既に行われ、それを今の時代にも伝えられているところが世界遺産登録の重要なポイントになりました。」島根県西部公式観光サイトより
　石見銀山、正直観光地としては地味なところでした。でも色々なサイトの説明を読んだらその歴史的な価値の高さは理解できました。ここはしっかり事前学習、事後学習をすると面白いところだと思います。