能郷谷から 能郷白山 《冬と春、両方満喫》


- GPS
- 07:24
- 距離
- 17.5km
- 登り
- 1,466m
- 下り
- 1,452m
コースタイム
08:27 能郷谷・能郷白山登山口
08:51 ポイント【1】(標高900m、山頂まで4315m)
09:04 林道出合い
09:23 ポイント【2】(標高1160m、山頂まで3605m)
09:51 ポイント【3】(標高1330m、山頂まで2715m)
10:18〜10:24 前山
11:22〜11:55 能郷白山 1617[m]
12:42 前山
13:02 ポイント【3】
13:19 ポイント【2】
13:30 林道出合い
13:43 ポイント【1】
14:03 能郷谷・能郷白山登山口
15:00 能郷谷・林道ゲート
天候 | はれ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年04月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
《アクセス》 クルマ/バイクが無いとキツい。 以前は登山口まで入れたらしいが、4kmほど手前にゲートがあって鍵が掛かっている。 ゲート前の路肩に 10台ほどの駐車スペースあり。 公共交通機関は、樽見駅から能郷まで路線バスあるが、バス停は林道ゲートよりも更に 5kmほど手前。 ⇒ http://www.city.motosu.lg.jp/life/koutsuu/neobus/ 《花や雪の状況》 ポイント【1】から少し上がったところで、登山道両脇のトクワカソウ(イワウチワ)が見頃。 4月下旬なのに、前山から上部で霧氷が見られた。 ポイント【3】から上部でかなり残っている。 前山から能郷白山までは、ほぼ雪道。 アイゼン有った方がラクだと思うが、装着してない方も多くいらっしゃった。 《登山道》 登山ポストは見当たらず。 ゲートから登山口までは、殆どがアスファルトの林道歩き。 登山口に入って直ぐに能郷谷を渡るが、これが最初で最後の渡渉。 雪融けのこの季節水量多いので慎重に。 登山口からの最初の登りだしと、再び林道に出会ってからの登り出しが一番の急登。 能郷白山のピークは、前山に辿り着くまで見えないが、前山から上部はほぼ全方向に雄大な景色が望める。 前山から能郷白山ピークまでは残雪多く登山道が隠れているが、稜線を外さないように進めば問題ない。 最後、山頂へのアクセスは、左手から巻くように登る。(私は右手から登ってしまった...) 《近くの温泉》 ゲートから 10kmほど手前に【道の駅・うすずみ桜の里ねお】があり、日帰り温泉施設(四季彩館・温泉館)が併設されている。 ⇒ http://www.usuzumi.or.jp/contents/ofuro/annai.html |
写真
感想
天気も回復傾向にあり、以前から行ってみたいと思っていた能郷白山へ。
京都に自宅を5時に出発し、名神高速を一路大垣ICまで。 ナビは、R157を忠実に辿る道を指し示しているが、野生の勘!? で揖斐川から根尾川の東側を遡る堤防沿いの道を進むと、アっという間に木知原でR157に合流。 その後も信号ない国道を順調に進み、結局、自宅から2時間半弱で登山口ゲート前に到着。
ゲートから登山口までは、3.5kmほどの林道歩き。 ダラダラと長いが、まぁしょうがない。 一時間足らずで登山口で早速、能郷谷を渡渉する事になるが、水量多く、のっけからドボンもいやなのでついつい慎重になる。(^^;
登山口からはいきなり急な登り、20分ほど頑張って登って一息つける辺りが、トクワカソウの群落。 ちょうど見頃でなかなか良さげ。 実はトクワカソウって、帰って来て調べるまでその存在を知らなかった。 イワウチワだと思い込んでいたが「葉の形が少し違うなぁ」と気にはなっていた。 やはり思っていた通り、葉の形で区別されるようで、葉の付け根がイワウチワではくぼんだ心形になるのに対し、トクワカソウではくぼみのない円形であるとの事。
トクワカソウを愛でた後、一旦林道に出合い、また急登が始まる。 ポイント【2】まで来れば前山への稜線に出合い、多少上りが緩くなる。 更に、ポイント【3】まで高度を上げてくると、登山道に残雪が多くなる。 途中でアイゼンを付けたが、残雪が無いところも多く再び外す。 前山までは、アイゼン無しが正解だったようだ... orz
前山に上がると、雄大なパノラマが広がる。 右手奥には白山がそびえ、今日の目的地、能郷白山も奥に見える。 それと予想外に霧氷がキレイ。 やはり今朝はかなり冷え込んだ様子だ。
前山からは、本格的な残雪道。 再びアイゼンを装着し、能郷白山に向けて稜線を辿る。 ところどころ雪が無くなり夏道が見えたりもしているが、基本的に稜線を外さなければ迷うことは無さそうな感じだ。 能郷白山目前にして、山頂への取り付きがわからず、山頂に向かって右手のほうから巻いて登ってしまったが、実際には左手から巻くように登るのが正解だったようだ。 直ぐ後を登ってきておられた方に山頂で「あっちから登って大丈夫でしたか?」とご心配いただいた。 次からは気をつけるようにしよう。(^^;
山頂からは、360度の大パノラマ。 霞んではいるが、美濃の山並みが見渡せ、荒島岳の向こうに雪の白山がそびえている。 木曽御嶽山の山容もかすかに見えている。 それに霧氷もそこそこ成長している。 本当に4月後半??
雄大な景色を十二分に楽しみ、帰りは皆さんが登ってこられた道を通り山頂から下山し、後は来た道を引き返す。 前山辺りまで戻ってくると、足が予想以上に疲労している感じ。 まだそんなに長距離では無いはずなのに、寒さと大きな高低差が影響したのか? ボチボチと下り、何とか登山口まで戻る。
林道を下りだしてすぐに、山菜採りに来たと言う地元のオジサンに追いつき、色々と話をしながらゲートに向かう。
今年は残雪が多くて、例年ならワラビやウドが沢山採れる時期らしいが、今年はまだまだだそう。 沢の深いところでは 5m近くまだ雪が残っているらしく、近年では珍しいとも仰っていた。
また、手前にゲートが作られた一番の理由が「不法投棄」の増加が原因だとか、この一帯は私有地だがスポーツ用品メーカーの山で、バットの材料となる木を育てているなどのレアな話もお聞きすることができ、疲れを忘れられる時間を過ごさせて貰った。
当然、帰り道は温泉に立ち寄り。
ゲートから一番近い「うすずみ温泉」へ。 この温泉は、現在は本巣市になってしまっているが、以前、根尾村の時代に「村おこし」で掘り当てた温泉だとか? 山奥なのに立派な施設で、現在では三セク経営だと思う。
この辺りでは珍しい、ナトリウム塩化物泉の泉質で、源泉掛け流しでは無く循環していると思うが、外湯は十二分にその泉質を楽しめる浴感で、塩化物泉の特徴である「湯冷めし難い」湯上がり感も堪能でき、大満足の山行きであった。
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