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Yamareco

記録ID: 6175140
全員に公開
雪山ハイキング
大山・蒜山

伯耆大山 宴会🍻登山〜ラッセル☃️💦下山

2023年11月12日(日) 〜 2023年11月13日(月)
 - 拍手
satopan7 その他1人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
24:41
距離
6.2km
登り
930m
下り
934m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
2:08
休憩
0:20
合計
2:28
12:34
12:34
17
12:51
12:51
5
12:56
12:56
13
13:09
13:19
29
13:48
13:50
8
13:58
13:59
14
14:13
14:14
3
14:17
14:26
1
2日目
山行
2:59
休憩
1:37
合計
4:36
8:28
8:33
18
8:51
9:04
44
9:48
9:54
17
10:11
10:12
6
10:18
10:25
26
10:51
10:57
41
12:37
12:41
1
12:42
ゴール地点
たった一日で夏山登山道が冬山登山道にチェンジする。下山時でもラッセルはしんどい。
天候 1日目 曇り→雪→吹雪
2日目 吹雪→雪→(下りたら...)晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
往路:マラソンで渋滞する岡山市内を8時に出発。下道で現地へ。
復路:伯耆溝口~湯原I.C.まで米子道,後は下道で岡山市内へ戻る。
コース状況/
危険箇所等
往路:フツーの夏山登山道。
復路:ラッセル(T_T)状態の冬山登山道。
その他周辺情報 下山は昼前になってしまった。下りてからも南光河原の駐車場からの脱出に時間を要す。どこにも寄らずに帰宅。おうちで一杯。
岡山マラソンで渋滞する岡山市内を8時に出発。下道を3時間ほどかけて南光河原にやって来た。こんな天気でも休日の夏山登山道は結構な賑わい。この時間は帰り支度の人ばかり。
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岡山マラソンで渋滞する岡山市内を8時に出発。下道を3時間ほどかけて南光河原にやって来た。こんな天気でも休日の夏山登山道は結構な賑わい。この時間は帰り支度の人ばかり。
曇天の下を弥山山頂に向けて歩く。一合目辺りはまだ紅葉が残っているが,日の光がないとぱっとしない。
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曇天の下を弥山山頂に向けて歩く。一合目辺りはまだ紅葉が残っているが,日の光がないとぱっとしない。
だんだんとガスが出てきた。階段だらけの夏道のブナはいい感じ。
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だんだんとガスが出てきた。階段だらけの夏道のブナはいい感じ。
山の神さん。今日もよろしゅうお願いします。
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山の神さん。今日もよろしゅうお願いします。
ブナの葉っぱ。これで太陽があったら...。
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ブナの葉っぱ。これで太陽があったら...。
泊装備はやはり重い。ひいこら言いながら六合目避難小屋に辿り着いた。
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泊装備はやはり重い。ひいこら言いながら六合目避難小屋に辿り着いた。
真っ白け。こんな日なのに人気の百名山,次々スライドする。
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真っ白け。こんな日なのに人気の百名山,次々スライドする。
草鳴社ケルン。真っ白け。ガスはあっても雨が降ってないのがありがたい。
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草鳴社ケルン。真っ白け。ガスはあっても雨が降ってないのがありがたい。
ホコリタケ・ツインズ。湿っていても胞子の煙が出た。霰のような小さな氷の粒が落ちてきて痛い。
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ホコリタケ・ツインズ。湿っていても胞子の煙が出た。霰のような小さな氷の粒が落ちてきて痛い。
八合目を過ぎると霧氷が出現し始める。風が強く寒い。
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八合目を過ぎると霧氷が出現し始める。風が強く寒い。
頂上台地入り口の木道付近。ダイセンキャラボクに白い氷が張り付く。
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頂上台地入り口の木道付近。ダイセンキャラボクに白い氷が張り付く。
14時過ぎ。避難小屋に到着。中で休憩している方数名。小屋の売店の方が冬支度をされていた。冬の間使えない水洗トイレに目張りをされていた。2階に荷物を運び込んでチェックイン。
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14時過ぎ。避難小屋に到着。中で休憩している方数名。小屋の売店の方が冬支度をされていた。冬の間使えない水洗トイレに目張りをされていた。2階に荷物を運び込んでチェックイン。
今日は2時間ほどの歩きでした。お疲れチャン。
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今日は2時間ほどの歩きでした。お疲れチャン。
ビールの後は暖かい日本酒,焼酎。アテもいろいろ。いつものようにできあがる。
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ビールの後は暖かい日本酒,焼酎。アテもいろいろ。いつものようにできあがる。
2階の小窓から外を覗くと屋根の上に氷のかけらのような雪。部屋は思ったよりも寒くなく快眠。
で,翌朝,吹雪,吹雪,氷の世界〜♪。
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2階の小窓から外を覗くと屋根の上に氷のかけらのような雪。部屋は思ったよりも寒くなく快眠。
で,翌朝,吹雪,吹雪,氷の世界〜♪。
ゆっくりと寝たので元気はあるけど...。小屋の表の吹きだまりはいきなり腰下の深さ。頂上碑,今日は見るだけにした。ラッセル覚悟の下りをスタート。
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ゆっくりと寝たので元気はあるけど...。小屋の表の吹きだまりはいきなり腰下の深さ。頂上碑,今日は見るだけにした。ラッセル覚悟の下りをスタート。
最初,吹きっさらしの木道は雪がなかった。安心していたら...。
5
最初,吹きっさらしの木道は雪がなかった。安心していたら...。
こんもり山のようになった木道に。ここはまだ端が見えているので歩きやすい。ストックを差して段差を確かめつつ下る。
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こんもり山のようになった木道に。ここはまだ端が見えているので歩きやすい。ストックを差して段差を確かめつつ下る。
キャラボクの中が埋まっとる。まあ,まだ大丈夫。
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キャラボクの中が埋まっとる。まあ,まだ大丈夫。
八合目,頂上台地入り口下。とりあえずへっこんでいるところを歩く。風が強く雪が顔面をビシビシ。バラクラバなしでイタタ〜。
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八合目,頂上台地入り口下。とりあえずへっこんでいるところを歩く。風が強く雪が顔面をビシビシ。バラクラバなしでイタタ〜。
道の真ん中に立派な雪庇ができている。昨日まで夏山登山道だったのに。深いところは腰の上まで嵌まる。
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道の真ん中に立派な雪庇ができている。昨日まで夏山登山道だったのに。深いところは腰の上まで嵌まる。
雪が舞う。エビのしっぽが伸びる。
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雪が舞う。エビのしっぽが伸びる。
真っ白な世界にナナカマドの赤い実り。
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真っ白な世界にナナカマドの赤い実り。
ラッセル下りで六合目避難小屋までやっと下りた。小屋で休憩しようとしたが,小屋の周囲すら雪が深く近付くのにエネルギーを使いそうでスルー。ここで先頭を友達と交代。
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ラッセル下りで六合目避難小屋までやっと下りた。小屋で休憩しようとしたが,小屋の周囲すら雪が深く近付くのにエネルギーを使いそうでスルー。ここで先頭を友達と交代。
下は雪が少ないだろうと思っていたのは間違いだった。軽く膝上の道が続く。おまけに雪でしなって倒れた枝が邪魔。
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下は雪が少ないだろうと思っていたのは間違いだった。軽く膝上の道が続く。おまけに雪でしなって倒れた枝が邪魔。
途中で六合目まで上がるという女性とスライド。お一人で上りラッセル,果敢な方でした。1時間ほど下ると木の向こうに宝珠尾根が見え始めた。
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途中で六合目まで上がるという女性とスライド。お一人で上りラッセル,果敢な方でした。1時間ほど下ると木の向こうに宝珠尾根が見え始めた。
まだ紅葉の残るブナの森まで下りると,なんと青空までのぞき始めた。
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まだ紅葉の残るブナの森まで下りると,なんと青空までのぞき始めた。
白い森にところどころブナのオレンジ色の葉っぱ。日が照ると枝の雪が落ち始める。直撃をくらうと大変。
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白い森にところどころブナのオレンジ色の葉っぱ。日が照ると枝の雪が落ち始める。直撃をくらうと大変。
雪を纏ったハウチワカエデ。
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雪を纏ったハウチワカエデ。
雪の上の落葉。つい写真を撮ってしまう。
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雪の上の落葉。つい写真を撮ってしまう。
ブナのオレンジ色がまだ残っている。
6
ブナのオレンジ色がまだ残っている。
南光河原の駐車場に下りてみると,駐車場に1台だけ雪の塊が残されていた。ここから出すのに悪戦苦闘。モンベルショップの方に雪かき用シャベルをお借りし,タイヤの下にタオルを敷いてやっと脱出する。
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南光河原の駐車場に下りてみると,駐車場に1台だけ雪の塊が残されていた。ここから出すのに悪戦苦闘。モンベルショップの方に雪かき用シャベルをお借りし,タイヤの下にタオルを敷いてやっと脱出する。
下りると晴れる,よくある話。大山寺橋の上から雪を被った三鈷峰が見えた。つい10日ほど前はとんでもなく暑かったのに。
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下りると晴れる,よくある話。大山寺橋の上から雪を被った三鈷峰が見えた。つい10日ほど前はとんでもなく暑かったのに。
写真を提供したついでに,山頂売店の方に撮っていただいた。北壁が見え始めました。
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写真を提供したついでに,山頂売店の方に撮っていただいた。北壁が見え始めました。
米子道伯耆溝口I.C.で湯原まで。今日もインター手前のいつもの場所で締め。伯耆大山の初冠雪は,夕方の全国ニュースでも取り上げられていた。
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米子道伯耆溝口I.C.で湯原まで。今日もインター手前のいつもの場所で締め。伯耆大山の初冠雪は,夕方の全国ニュースでも取り上げられていた。
ガスがとんだ。ええ山じゃ。
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ガスがとんだ。ええ山じゃ。

感想

平日休日を利用し友達と山へ行く。扇ノ山で静かなブナの森歩きの計画が相談の結果伯耆大山に変更となった。避難小屋は日曜夜は泊まる人はほぼいないはず。天気はあまりよくない予報だったが,避難小屋宴会🍻が大きなミッションで,泊装備,食料,燃料等いろいろと担いで出発。
夏山登山道は1,2合目辺りは辛うじて紅葉が残る。しかし曇天で鮮やかな木々は見えない。高度を上げるにつれガスが濃くなり,眺望は全く無し。白い世界をどんどん上がる。山頂台地に入ると雪が降り始め霧氷が登場。14時過ぎに小屋に到着し,荷物をほどき寝床を作って小宴を始めた。
部屋の温度は5℃ほどか。思ったより暖かい。避難小屋売店の方が小屋じまいをされていた音が聞こえなくなると,頂上避難小屋は貸し切りになった。ゴーゴーと風の音が響くが静かな小屋でくつろいだ。酒の切れ目が宴の切れ目で,8時過ぎのLEDの消灯に合わせて就寝した。しっかり着込んでいたのでよく眠ることができた。
翌朝目を覚まし小屋の外を見てびっくり。一晩で大山は雪の世界に変わっていた。朝食を摂り8時に下山を始める。小屋のすぐ外に雪の吹き溜まりがあって,いきなり腰まで埋まる。こりゃ,先が思いやられる!頂上台地の木道は端っこが辛うじて見えていた。木道から落下するとやばいので,ストックで足下を探りながらゆっくりと木道を下った。
一番難儀だったのは8合目からの吹きっさらし。頂上台地の入り口の階段は全く分からないので,ここも木道から逸れないようにストックで探りながら進む。登山道には雪が吹きだまり,深いところは腰の上まで埋まる。雪質は重くて湿り気が多かった。たった一晩でラッセル状態になってしまう冬の大山のすごさを思い知る。
五合目から下は上ほどの積もりようではなかった。こけても痛くはないものの,嵌まると起き上がるのが大変。出会った方は六合目をめざして上がって来られた女性1名だけの静かな山だった。
駐車場に下りてからがまた大変で,南光河原Pに取り残された車を出すのに40分ほどかかった。モンベルショップ大山店の方に除雪用スコップをお借りし,何とか難を逃れました。
出発しようとしていたとき駐車場に現れた女性が,「昨日避難小屋に泊まられてましたか?」と話しかけてきました。頂上小屋の店じまいをしていた店主の方でした。聞けば,地元TV局から大山の冠雪の写真を依頼されていて,昨日も夕方まで粘ったが雪景色が撮れずに下りたのだとか。「小屋の周りの写真があったらいただけませんか?」というお願いだったので,何枚かの写真を差し上げました。明日はまた登られるのだとか。あの登山道をラッセルで上がるのは大変だろうな。

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コメント

satopanさん、こんばんは。
本日の朝大山ふもとに雪が積もってるのをFBで見て、ひゃーって思ってたら、山頂泊されてたんですね。
下山は大変でしたね。そして駐車場も・・・・(見てる分には下山時の⛄写真がきれいです。すみません)
もうしばらく大山に近づけません・・・
貴重な体験、そして無事の生還よかったです( ´艸`)
2023/11/13 23:50
aoitoriさん,おはようございます。
軽く宴会して泊まって帰るだけ,と思っていたらエラいことになっちゃってました。八合目山頂台地辺りがヤバかったです。駐車場もまいりました💦。
つい10日ほど前は夏のような気温だったのにホント侮れません💦。下りたら晴れるパターンで,最後だけいい景色が拝めました。

もうしばらく大山に近づけません
→いやいや、絶対行かれるでしょ😅
2023/11/14 6:10
こんにちは。

ご無事でなによりです✨

一晩でスゴイ降り方!
きっとsatopan7さんは大山の雪山も何度も経験されているので脱出できたんでしょうね〜
そうじゃあなかったら遭難!
2023/11/14 15:00
おとめ座さん,こんばんは。
朝起きて😅。一晩であんななっちゃうんだなってちょっと勉強しました。
雪山を何度も経験してるわけではなく,まだまだにわかの領域ですよ。ずぼずぼ沈みまくる新雪に弄ばれた感じです。
下りのラッセルなのでまだよかったですが,上りだと疲労困憊で忽ちアウト💦。
2023/11/14 17:05
satopanさん、こんばん和😁
ニュースで見てビックリした 大山豪雪の真っただ中に居られたんですね〜( ゚Д゚) ある意味、うらやまし〜なんて言ったら不謹慎ですかね(笑)
ラッセルは大変だったでしょうが、ヴァージン・スノーを独占なんて、やっぱり「うらやまし〜」(*'ω'*)
持ってますね👍
2023/11/14 19:51
よしPさん,こんばんは。
一晩ですっかり変わるある意味得難い体験でした。まさかあんな降るとは思わなかったですが,それが自然というものかと。気温はそこまで低くなかったので凍えるような状況ではなかったです。慣れないラッセルにはまいりました💦。
宴会登山がラッセル登山になって,一緒に行った友達には喜んでもらえました😅。
2023/11/14 20:27
satopanさん
ごぶさたしています。
週明けは全国的に寒かったですが(福岡も凍えました)、大山がこんなになっているなんて想像以上でした。
大山のまっさらな雪を、真っ先に楽しめるとはうらやましい限りです。
2023/11/15 10:23
hosapさん,こんにちは。いつも九州方面のすてきな山情報ありがとうございます。
週明けに寒波が来るとは聞いていましたが…。まさかあんなに降るとはって感じでした。
吹雪の中で,たまたま大山今季初ラッセルができたのはよかったかもしれません。できればあと少し早く☀️があったら…。いや,ぜいたくは言えません。
2023/11/15 12:33
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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