中山道（信濃国東3）芦田ー塩尻（笠取、和田、塩尻三峠越え）

2023年11月17日(金) 〜 2023年11月19日(日)

• GPS: 21:44
• 距離: 61.3km
• 登り: 1,556m
• 下り: 1,559m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:41
• 休憩: 0:02
• 合計: 3:43

12:32 スタート地点
12:39 12:40 芦田宿本陣跡
13:42 13:43 笠取峠
14:49 14:49 長久保宿本陣跡
16:15 宿泊地

2日目

• 山行: 10:41
• 休憩: 1:01
• 合計: 11:42

7:01 宿泊地
9:13 9:15 和田本陣跡
11:28 11:58 接待（永代人馬施行所）
12:47 12:47 東餅屋跡
12:51 12:51 国道142号（旧道）ビーナスライン入口
13:28 13:34 中山道古峠
14:05 14:05 西餅屋茶屋跡
14:09 14:09 西餅屋一里塚跡
14:22 14:22 旧中山道・R142出合
14:48 14:48 水戸浪士塚
15:00 15:00 樋橋茶屋本陣跡
15:32 15:33 横断地下道
15:44 15:48 御柱木落し坂
16:32 16:41 諏訪大社下社春宮
16:51 16:51 龍の口
17:05 17:08 下諏訪宿
17:10 17:11 甲州道中・中山道合流之地
17:17 17:22 諏訪大社下社秋宮
18:43 宿泊地

3日目

• 山行: 6:04
• 休憩: 0:05
• 合計: 6:09

7:37 諏訪大社下社秋宮
10:15 10:18 塩嶺御野立公園展望台
10:18 10:19 旧塩尻峠
10:29 10:29 塩嶺御野立公園展望台
10:33 10:34 旧塩尻峠
11:43 11:43 首塚・胴塚
12:18 12:18 塩尻宿
13:24 13:24 平出一里塚
13:46 13:46 塩尻駅
13:46 ゴール地点

天候

小雨、晴れ、曇り、雪

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

佐久平駅から立科町役場までバス、塩尻駅から佐久平駅までJR、
佐久平駅周辺駐車場1日800円

コース状況／危険箇所等

おおむねよく整備されていました。和田峠直下下諏訪方面下りはほぼ山道です。
時折、交通量の多い現国道で歩道整備されていない個所もあります。

その他周辺情報

道中の民宿や町中華、温泉宿なども楽しむことができました。

写真

11/17 7:15

雨模様のため、岩村田から芦田までの歩行をパスし、午後芦田から歩くことにしました。

11/17 7:46

その間は貴重なバス利用。主に高校生の通学用。

11/17 8:56

芦田宿交流館で資料収集と暇つぶし。街道歩きアプリを紹介してもらったり、親切にしていただきました。昔の人もこんな風に親切にしてもらいながら旅をつづけたのかも。

11/17 12:31

お昼にお世話になった立科町の町中華さん。お客さんでにぎわってました。空も晴れた。

11/17 12:34

久しぶりの街道歩き再開です。

11/17 12:39

芦田宿

11/17 12:41

芦田宿の家並

11/17 12:47

宿外れのお寺だと

11/17 12:47

11/17 12:51

小さいけど趣のある

11/17 12:58

石打って地名は恐ろし気（石で打つ）ですが、境界や集落への魔除けの意味らしいですね。確かに川べりの境界。

11/17 13:04

笠取峠に向かう坂道

11/17 13:13

公園となってる街道筋

11/17 13:15

広重の望月、芦田、長窪

11/17 13:19

笠取峠の松並木

11/17 13:23

旧道はここまで。

11/17 13:47

峠のサイン、コンクリート？

11/17 13:51

お茶しても良かったのですが

11/17 13:53

説明版を見ながらついつい足が進みます。

11/17 13:53

11/17 13:54

紅葉が進んで青空も

11/17 13:56

現国道と別れますが、

11/17 13:56

真ん中の土道を下ります。

11/17 13:57

らしい

11/17 14:00

ショートカット道。白矢印で分かりやすい。

11/17 14:03

所々にある馬頭観音やお地蔵さま

11/17 14:25

集落始まりの神社。どうも、東が神社、西がお寺？

11/17 14:33

11/17 14:37

長久保は家並がよく残ってるみたいです。

11/17 14:40

見学できる建屋も多い。

11/17 14:42

こちらも

11/17 14:43

屋内に土間が広がってました。

11/17 14:47

11/17 14:53

この角を左に和田峠、大門峠方向。右へは丸子上田方面への街道。交通の要衝（今でも）。

11/17 15:00

よくわかりませんが、この先が桝形で宿の入り口だったらしいです。水路があるので宿の区切りであることも想像できます。

11/17 15:08

宿の家並を抜けると秋の青空

11/17 15:18

歩道のない道はほんとに怖い。雨が上がっても飛沫はかかります。

11/17 15:20

一里塚跡と標識。

11/17 15:48

大門街道沿いの石仏。

11/17 15:58

こういったお店があるとつい引き寄せられます。

11/17 16:04

今日は民宿みやさん。ご夫妻が交互におしゃべりのお相手をしていただきました。

11/18 7:01

朝、2℃。峠は雪ですよ、とご主人から情報。

11/18 7:07

中山道合流前の羊牧場。サフォーク種。連れの先輩はかわいいと、私はうまそうと。よく肥えてる。

11/18 7:13

四泊（よどまり）って地名。

11/18 7:23

民宿みやさんが整備した和田宿の棟貸しお宿の看板。河川合流手前の切通しにきっちりありました。

11/18 7:24

昔の街道は合流手前を横断するのが常道のよう。合流直後は川幅が広いからかと。

11/18 7:30

公園にまとめた石塔群。捨てるよりいいけど集めてしまう。場所も時期もばらばら（と思う。）

11/18 7:36

こちらは路傍の青面金剛さまと（たぶん）おしらさま様の道祖神？

11/18 7:37

各集落の凝ったバス停とまっすぐな街道

11/18 7:41

こちらも青面金剛と道祖神他。集落の区切りと。

11/18 7:49

立派なお屋敷の門

11/18 7:50

ここのところ街道沿いの湧き水は豊富。逆に、水に困らないところに集落があってそれを街道がつないだと。

11/18 7:53

旅僧にお接待したことを記録した石碑。それだけ多くの僧がとおり、お接待されたと。

11/18 8:10

馬頭観音さま石碑だが、大きいのは新しいことが多い。

11/18 8:10

11/18 8:14

集落を抜けたところの神社。戦国時代の地元武将を祭ったらしい。　　

11/18 8:17

クルミの果樹園

11/18 8:17

一里塚跡の碑

11/18 8:40

何気に上り坂が続きます。

11/18 8:42

和田宿の江戸口の神社、その名も和田神社

11/18 8:47

八幡様の勧請は武家政権以降

11/18 8:56

小沢の先が初期の和田宿ではないか。右手奥に博物館があります。

11/18 8:56

ここも見学できます。

11/18 8:56

街道らしくなってきました。

11/18 9:10

民宿みやさんのおやど和田宿。中を改装したそうですが雰囲気がいいですね。

11/18 9:11

街道宿っぽい。松が見えるが昔は宿屋がびっしりだったんじゃないかな。

11/18 9:13

11/18 9:13

和田宿本陣跡。立派だが昔は塀で囲まれてた？

11/18 9:16

11/18 9:35

中山道一里塚跡、江戸から50里め。

11/18 9:59

だんだんとガスのなかへ。先の山肌が白い・・・

11/18 10:39

一里塚、かろうじて残ってる。

11/18 10:54

右手、旧道へ

11/18 10:55

すぐに土道、

11/18 10:59

一昔前の東屋、道は街道らしい雰囲気

11/18 10:59

かつてあった神社沿いにあった33観音。

11/18 11:00

11/18 11:04

雪が

11/18 11:15

雪が

11/18 11:27

接待茶屋跡、遅れ気味だがここでお昼。建屋向かいの水場に水汲み車がひっきりなし。

11/18 12:36

きっちり残っている一里塚。でも木はない。

11/18 12:36

11/18 12:47

ドライブイン廃墟との東餅屋跡

11/18 12:47

ここから峠まではすぐ

11/18 12:50

現道をショートカット

11/18 13:03

さすがに車は通行止め

11/18 13:22

もう雪だ。

11/18 13:26

峠が見えた。青空も

11/18 13:27

11/18 13:27

峠の初雪か

11/18 13:32

こんなこともあるんですね

11/18 14:04

諏訪へは旧坂を下る。雪が谷から吹き上がってきた。

11/18 14:05

西餅屋あと。この辺まで急坂で旧道がほぼ残っていない。和田側よりずっと大変です。

11/18 14:09

一里塚あと

11/18 14:48

水戸浪人塚。高度が下がると静かになってきました。

11/18 15:00

街道沿いの村

11/18 15:44

御柱を落とす木落坂上。街道脇にあった。

11/18 15:45

11/18 15:47

中に入れないがさすがに急。案外狭い。

11/18 16:05

木落しあと、ここで休憩。この坂を越すとショートカットで街道へ戻る。

11/18 16:33

諏訪大社春宮へ横入り

11/18 16:39

暗くなってしまったが、でかい。信濃一宮だった。

11/18 16:42

立派な御柱だが節が多い？

11/18 16:44

横入りしてお参り、正面から卒業

11/18 16:51

滝の口、今回の街道沿いには湧き水が多かった。

11/18 16:53

一里塚跡。暗くて手振れ、電池切れ寸前。

11/18 16:54

もう真っ暗

11/18 17:10

やっと下諏訪宿、甲州街道との境である諏訪大社秋宮脇へ

11/18 17:21

遅くなりました。

11/18 18:40

諏訪湖

11/19 7:11

お世話になったユースホステル。このバス停から秋宮までらくちん

11/19 7:30

秋宮から再開、その前に

11/19 7:31

御柱1

11/19 7:32

ご本殿、改めてお参りしました。

11/19 7:35

御柱2の奥にとらえた御柱3

11/19 7:39

秋宮前の大通り。街道ではなかった。

11/19 7:42

昨日の夜の分岐が正解。

11/19 7:42

湧き水と思いきや湧き温泉！下諏訪温泉は湯量豊富

11/19 7:44

先の大通りと合流します。

11/19 7:56

春宮＝一宮方向とほぼ直角に交わります。

11/19 7:57

方向感覚がずれそう。右が北

11/19 8:00

道祖神にも御柱、塩尻峠付近まで小さいお社もこんな感じ。

11/19 8:02

この隙間も旧道あと

11/19 8:03

川にでました

11/19 8:10

昨日の和田峠方向は真っ白

11/19 8:11

ここも中山道あと。軽トラは出られるのか？

11/19 8:15

旧道沿いの橋。ちょっと昔風

11/19 8:30

立派なお寺だが

11/19 8:33

明治の廃仏毀釈の際、諏訪大社の別当寺から多くの仏様が持ち込まれたそう。東の神社、西のお寺説は正しいか？まあ、阿弥陀様は西だし、日の出と薬師様は東

11/19 8:36

大きい割には古い道しるべ。馬子にもわかるか？

11/19 8:42

屋根飾りが「雀おどり（おどし）」とか。昔風の立派な家にはついてた（塩尻まで）。同郷同族のシンボルなんだろうと。

11/19 9:14

ここでも四方に柱

11/19 9:26

西のお寺を過ぎると宿場が終わり塩尻峠道へ

11/19 9:41

旧道峠道に入ります。

11/19 9:45

振り返ると諏訪湖と八ヶ岳

11/19 9:50

観音堂

11/19 9:53

清水が小さな滝に。休憩場所で見通しも良いところにお祀りしたのだろうか。

11/19 9:54

振り返って諏訪湖。天気がいいと気持ちいいものです。

11/19 10:16

何とか登り切って

11/19 10:18

峠のお社。国境

11/19 10:20

諏訪湖側を振り返る

11/19 10:21

景色の良さは期待通り。しかし、今回の3峠、昔は林の中であまり眺望はなかったのではないかと。せいぜい木々の間から垣間見える風景が原風景ではないかと。

11/19 10:23

西は穂高連山と常念の三角形が白く。高圧電線が邪魔。

11/19 10:25

その南に乗鞍御嶽

11/19 10:28

諏訪湖と八ヶ岳が見事

11/19 10:32

11/19 10:36

昔からの休み場。今風に

11/19 10:46

一里塚

11/19 10:47

11/19 11:12

初日雨のち曇り、二日目曇り小雪晴れ吹雪曇り、三日目でやっと秋日和

11/19 11:25

長い永坂

11/19 11:36

馬頭観音さまは、牛馬が倒れたところにお祀りして供養した場合もあるらしい。

11/19 11:46

道祖神

11/19 11:52

「雀踊り」棟飾りの説明

11/19 11:53

御嶽が見え始めた？乗鞍？

11/19 11:56

塩尻宿に入りました。

11/19 12:04

一里塚碑

11/19 12:06

左に曲がると

11/19 12:07

三州街道（伊那谷へ、太平洋へ）

11/19 12:08

番所跡。太平洋側からの塩などを規制していた番所。藩幕体制が崩れて物流が基本自由になった。塩やたばこなどの専売制は残ったが。

11/19 12:09

まとめられた道祖神や双体道祖神。四方の柱はもうありません。

11/19 12:10

五千石街道、松本方面、日本海へ

11/19 12:15

11/19 12:16

塩尻宿の建物

11/19 12:18

11/19 12:18

11/19 12:30

あれ神社

11/19 12:30

雰囲気がありますね。

11/19 12:31

平安期以前、諏訪系の人たちが塩尻峠北の山をご神体として祀ったお社と。

11/19 12:32

11/19 12:32

古い狛犬は趣があります。

11/19 12:33

11/19 12:33

11/19 12:34

この厳めしさは江戸中期だろう。

11/19 12:43

立派な雀踊りの棟飾り。

11/19 12:43

11/19 12:44

よく見るとずいぶん凝ってる。「雀踊り」にも細かい差異があって、各地で競ってたのかも。

11/19 12:48

中山道のサインも自治体でさまざま。　

11/19 12:53

穂高が近づいてきた

11/19 12:59

こちらは大門神社

11/19 13:00

11/19 13:00

塩尻宿の京側入り口。塩尻も中山道と南北に分かれる交通の要衝。

11/19 13:02

耳塚。思うに戦国期武勲の証拠として刈った人の耳を街外れに埋めて供養したのではないか？他にも耳塚あったし。悲運の人をお祀りしていい神様にするなんてご都合主義だと思うけど。

11/19 13:22

この先の一里塚で今回は終了

11/19 13:24

両塚が残って絵になる松も。

11/19 13:24

11/19 13:24

11/19 13:46

塩尻駅から一路佐久平駅へ

11/19 16:12

小渕沢で長い待ち時間、白い北岳が顔を出しました。観光案内所で街道がらみの資料をいただき恐縮。

撮影機器：

サイバーショット DSC-HX5V SONY

感想

yuna

天候に恵まれたかそうでもなかったか、まる三日間街道にどっぷりつかりました。
景色も展望も街並みも、また、町中華や交流館、観光協会、宿の方々にお世話になりました。もちろん同行のIさんに最大の感謝。