記録ID: 6194021
全員に公開
無雪期ピークハント／縦走
甲信越
日川尾根を辿れ！源次郎岳から棚横手山・甲州高尾山・柏尾山へ！！
2023年11月19日(日) [日帰り]
alchemy
体力度
3
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 05:54
- 距離
- 18.7km
- 登り
- 655m
- 下り
- 1,550m
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日帰り
- 山行
- 5:31
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 5:53
14:14
| 天候 | 終日快晴でほぼ無風。朝のうちは冷え込んで、稜線では氷点下まで下がったようですが、日中は気温が上昇し20℃くらいまで上昇しました。 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2023年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
すずらん昆虫館前 0818着 ＜現金のみ 760円＞ ※臨時便。正規の始発は0810発です 復路：JR中央線 勝沼ぶどう郷駅 1417発 各駅停車高尾行 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
◆すずらん昆虫館前〜林道砥山線起点〜下日川峠〜三俣分岐点 すずらん昆虫館前から県道218号線（大菩薩初鹿野線）を1�劼曚斌瓩蝓⇔啼仕峪垣�起点から林道に入ります。林道は舗装されていますがゲートで封鎖されています。 下日川峠手前で林道本線から非舗装の支線（ゲートあり）に乗り換え、更にその先で山道にシフトします（分岐等の要所には道標・案内表示等設置）。更に進んでいくと三俣分岐点となり、主縦走路から源次郎岳へのトレイルが分岐します。 この区間は、特に危険なところはなく、トレースも明瞭です（ただし分岐での進路間違いには注意）。 ◆三俣分岐点〜源次郎岳 要注意区間。それほど距離的には長くありませんが、急なアップダウンのあるヤセ尾根を進みます。トレイルの幅も細く、ミニキレットや落ち葉・落枝で滑りやすい場所が散見され、スリップ等による転滑落には十分な注意が必要です。 頂上周辺は広場状になっており、休憩用のベンチなども設置されていて、富士山や南アルプス、八ヶ岳などが展望できます。 ◆三俣分岐点〜牛奥峠登山口 この区間は穏やかで広い尾根で特に危険なところはありません。ただし、尾根が広い上、落ち葉のためにトレースが薄くなっているところがあるので、ロストには注意が必要です。最後は林道嵯峨塩深沢線に下りて牛奥峠登山口となり、ここで嵯峨塩鉱泉へのトレイルと分岐します。林道嵯峨塩深沢線は牛奥峠まで一般車の通行が可能で、牛奥峠登山口には3〜4台（その他路駐もある程度可能）の駐車が可能です。 ◆牛奥峠登山口〜牛奥峠〜深沢峠 この区間は林道嵯峨塩深沢線に沿って歩くので、特に危険なところはありません。路面も舗装されています。ただし、牛奥峠までは一般車も通行可能ですが、牛奥峠から先はゲートで封鎖されており、その先は落ち葉等で足許が少々荒れています。 なお、途中に好展望のポイントがあり、主に南アルプスと甲府盆地北部が展望できます。その後、林道に沿ってヘアピンカーブで大きく高度を落とした先で深沢峠となります（林道支線とそのゲート、5m級の崖につけられたトラロープと小さな地名標のあるトレイルヘッドが目印）。 ◆深沢峠〜大滝山〜棚横手山〜林道棚横手山支線交点 深沢峠から先も林道は続いていきますが、ここで林道を離れてトラロープのところから崖を登って尾根に乗ります。ステップが不安定なので注意。なお、みんなの足あとでは、林道支線側から尾根に乗るルートもあるように見えますが、見てみたところ見当たらず、トラロープが正解のようです。 尾根に乗ってからは特に危険なところはなく、トレイルは明瞭で大滝山までゆっくり高度を上げていきます。大滝山からは高度を少し下げつつ、アップダウンをこなすと、棚横手山となります。棚横手山からは富士山と三ツ峠山の展望が良好です。更に進んで高度を下げると、林道嵯峨塩深沢線の棚横手山支線に降り立ちます。 ◆林道棚横手山支線交点〜富士見台〜1120m無名ピーク（仮称：甲州高尾山東峰）〜甲州高尾山〜林道菱山深沢線交点 林道を横切って急下降で高度を下げて、少し登り返すと富士見台に着きます。富士山方向の展望が良好です。ここから樹林の中を、更に高度を下げていくと、大滝不動へのトレイルを分岐し、更に最低鞍部で林道菱山深沢線への短絡ルートを分岐します。 ここから登り返すと、1120m無名ピークとなります。ここからも展望は良好です。更に進むと甲州高尾山となりますが、こちらは展望がありません。この区間は比較的登山者の姿が多かったです。更に進んで宮宕山を越えて高度を下げると、林道菱山深沢線交点となり、林道と交差します。 ◆林道菱山深沢線交点〜柏尾山〜大善寺 この区間は緩急が激しいです。林道菱山深沢線交点から少し下りると、滑りやすい急斜面となります。高度差は7〜80mほどですが、一部落ち葉の堆積などもあって滑落には注意が必要です。 下りきると、緩やかで広い斜面に、時折急な下り斜面がミックスするような形で高度を下げて行きます。柏尾山の山頂には鉄塔があり、ここで南側に方向転換して、急な九十九折りを下っていきます。この斜面は急ですが、トレイルの幅もあり、落ち葉の堆積も少なかったので比較的歩きやすかったです。 一気に高度を200mほど下げると、獣害除け電気柵に突き当たるので登山者用出入口を抜けて更に下ると、神社（五所大神社）と東屋（花見台）に突き当たります。ここから更に下りると、国道20号線に出るので、右側（塩山方面）に100mほど進むと大善寺になります。 ◆大善寺〜勝沼ぶどう郷駅 この区間は車道沿いになります。国道20号線を西進し、途中からフルーツラインにシフトして勝沼ぶどう郷駅を目指します。フルーツラインは歩道がないところもある一方、車やバイクの通行量が多くスピードも出してくるので注意が必要です。 所々、勝沼ぶどう郷駅への案内板もあるので、それを追って途中から側道に入って駅を目指します。なお、駅周辺にはコンビニ等はありません。 |
| その他周辺情報 | ◆栄和交通 http://eiwa-kotsu.jp/root.html ◆林道砥山線（山梨県 県営林道通行規制情報HP） https://www.pref.yamanashi.jp/rindoujyouhou/kisei.php?id=80 ◆林道嵯峨塩深沢線（山梨県 県営林道通行規制情報HP） https://www.pref.yamanashi.jp/rindoujyouhou/kisei.php?id=70 ◆林道菱山深沢線（山梨県 県営林道通行規制情報HP） https://www.pref.yamanashi.jp/rindoujyouhou/kisei.php?id=78 ◆大善寺 https://daizenji.org/ |
写真
すずらん昆虫館前に到着
臨時便のバスが出たので、予定より少し早めに現着
朝のうちは結構寒かったけど、これから往ってきます
臨時便のバスが出たので、予定より少し早めに現着
朝のうちは結構寒かったけど、これから往ってきます
三俣分岐点に到着
ここで主稜線を離れて、源次郎岳に向かいます
紅葉は全て落ちきってしまってマルハーゲ帝国（苦笑）
ここで主稜線を離れて、源次郎岳に向かいます
紅葉は全て落ちきってしまってマルハーゲ帝国（苦笑）
源次郎岳へのトレイル
先ほどとは打って変わって結構エグい
滑りやすい落ち葉の地雷原、落ち葉がないところは一部凍結（汗）
先ほどとは打って変わって結構エグい
滑りやすい落ち葉の地雷原、落ち葉がないところは一部凍結（汗）
山頂からは富士山も見えます
では主縦走路に戻ります
・・・またあのエグいところを戻るのか（汗）
では主縦走路に戻ります
・・・またあのエグいところを戻るのか（汗）
三俣分岐点から牛奥峠登山口までは、広々とした木立の中のトレイル
トレースが薄いところがあるので、ロストには注意
トレースが薄いところがあるので、ロストには注意
牛奥峠に到着
牛奥峠登山口から深沢峠までは林道歩き
ここから先は一般車通行止め
牛奥峠登山口から深沢峠までは林道歩き
ここから先は一般車通行止め
途中の展望ポイントから金峰山を望む
しっかり雪を被っています
しっかり雪を被っています
途中の展望ポイントから
南アルプスと甲府盆地北部（山梨市あたり）を望む
南アルプスと甲府盆地北部（山梨市あたり）を望む
画面中央遠方のピークは小仙丈ヶ岳
その右側がアサヨ峰、左側が鳳凰三山の地蔵ヶ岳でオベリスクもしっかり写っています
その右側がアサヨ峰、左側が鳳凰三山の地蔵ヶ岳でオベリスクもしっかり写っています
南アルプスの白根三山
左から農鳥岳、間ノ岳、北岳
コントラストがハッキリ見えます
左から農鳥岳、間ノ岳、北岳
コントラストがハッキリ見えます
深沢峠に到着林道はこのまま続いていきますが、正面の崖をトラロープで尾根に上がります
尾根に上れば特に危険なところはありません
5
11/19 11:09
深沢峠に到着
林道はこのまま続いていきますが、正面の崖をトラロープで尾根に上がります
尾根に上れば特に危険なところはありません
林道はこのまま続いていきますが、正面の崖をトラロープで尾根に上がります
尾根に上れば特に危険なところはありません
甲府盆地中心部と南アルプス
南アルプスは画面右の稜線が白根三山、画面左の稜線が左側から聖岳、赤石岳、悪沢岳（東岳）
南アルプスは画面右の稜線が白根三山、画面左の稜線が左側から聖岳、赤石岳、悪沢岳（東岳）
林道棚横手山支線交点まで下りて来ました
このまま林道を横切って甲州高尾山に向かいます
このまま林道を横切って甲州高尾山に向かいます
下りて来た稜線を振り返って
このあたりまで下りてくると、風がだいぶ暖かいです
このあたりまで下りてくると、風がだいぶ暖かいです
1120m無名ピーク（仮称：甲州高尾山東峰）に到着
甲州高尾山よりも標高も高く、展望もありますが、何故か無名ピーク扱い
甲州高尾山よりも標高も高く、展望もありますが、何故か無名ピーク扱い
林道菱山深沢線交点に到着
柏尾山にはカーブミラー脇を下りていきますが、すぐ滑りやすい激坂になります
柏尾山にはカーブミラー脇を下りていきますが、すぐ滑りやすい激坂になります
柏尾山からの下り
激坂ですが、トレイルの幅があって落ち葉があまりないので、下る分にはそれほど苦になりません
激坂ですが、トレイルの幅があって落ち葉があまりないので、下る分にはそれほど苦になりません
勝沼ぶどう郷駅
あと3分ほどで発車時刻、逃すと次は1時間後なので、最後はダッシュになりました
あと3分ほどで発車時刻、逃すと次は1時間後なので、最後はダッシュになりました
撮影機器：
装備
| 個人装備 |
Tシャツ（半袖）(1)
Tシャツ（長袖）(1)
ソフトシェル(1)
サポートタイツ(1)
シューズ(1)
ザック(1)
キャップ(1)
サコッシュ(1)
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
行動食
非常食
飲料
地図（地形図）
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
カメラ
|
|---|
感想
この計画は結構前から立てていたのですが、紅葉シーズン中の大菩薩方面は激混みでバスに乗るのも一苦労と思ったので、ずっとストックしていました。紅葉も終盤になりようやくピークアウトしたと判断して、好天が期待できるこの週末にプランを実行に移しました。
比較的穏やかな部分が多く、要注意箇所は源次郎岳周辺、林道菱山深沢線交点から先の下り、柏尾山からの下りと踏んでいたのですが、特に源次郎岳周辺はやはり落ち葉の地雷原も酷く、手こずりました。ただそれ以外の区間は穏やかで、天候もよかったこともあって気持ちの良い静かな山行となりました。
2週間前にハンゼノ頭から見た南アルプスは全く雪が付いていませんでしたが、この日は各峰ともにもう真っ白になっていて、いよいよ冬本番の訪れを実感。
これから寒くなりますが、体力を維持しつつ、チャンスを狙っていきたいと思います。
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