記録ID: 6205720
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
霊仙・伊吹・藤原
丸山、草木、多志田山、孫太夫山、藤原岳、天狗岩(かって栄えた鉱山地帯の山々は険しかった)
2023年11月23日(木) [日帰り]


体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 09:30
- 距離
- 15.2km
- 登り
- 1,429m
- 下り
- 1,440m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 8:05
- 休憩
- 1:25
- 合計
- 9:30
距離 15.2km
登り 1,432m
下り 1,447m
15:32
ゴール地点
天候 | 晴れ☀️ 午前6時 13℃ 午後から稜線の西風が強かったです。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場は登山口駐車場看板の箇所に3台ほど、奥の墓地の前が5台ほど駐車可能です。 登山口にトイレはありません。藤原岳小屋のバイオトイレ |
コース状況/ 危険箇所等 |
害獣・害虫 この時期になると鹿の足跡ぐらいしかありませんでした。 孫太尾根: 今は寂しい尾根ですが、昔は全然違っていたようです。江戸時代より墨焼で栄え、鉱山の発見から銀、銅などの産出でさらに栄えた青川渓谷エリアは、静ヶ岳から藤原岳965m独標(多志田山)に至る地帯を南河内山と呼んでおりました。今回の嶮しいこの渓谷の山道を大勢の人夫が出入りした。江戸幕府の天領地にもなった鉱山のあった治田からその物資を荷卸す麓の新町(孫太尾根の登山口が新町)は代官所もあり、女郎屋もできたほどの歓楽街になった。(名著:鈴鹿の山と谷 西尾寿一著 ナカニシヤ出版) 登山口~丸山 杉林の樹林帯を登ります。365mのコルまでは12度ほどの傾斜度です。コルからは18度あります。ただ道が整備せれており、つづら折れになっていたりしますので、それほど高低差を感じません。丸山直下あたりからカルスト山系特有の岩、石が現れ、歩きにくくなります。 丸山~草木 かなりガレた山道になってきます。足元に注意しながら登りました。また草木に向かう手前で左へ巻く迂回路と別れます。左に行くと草木の山頂は踏めません。 草木~多志田山 草木を降ったコルから多志田山山頂までのは22度の傾斜度で、急にしんどい山登りになってきます。また両サイドとも谷でキレておりますので、巻道には注意が必要な箇所もあります。 多志田山~孫太夫山 急斜面の降りを過ぎると、起伏の無い尾根道に変わります。普通に登山道を歩いていると、山頂は踏めませんので注意。 孫太夫山~藤原岳 山腹の迂回路は比較的楽ですが、登山道が急に切れたりします。基本、尾根に沿って歩くか、尾根方面に向かって歩いて行きますと、合流地点に出ます。合流地点から山頂まではガレた急斜面。20度あり、一番しんどい山道です。下山時は特に注意。 藤原岳~天狗岩 緩やかな斜面を登ったり降ったりしますが、意外に山頂から近く見えたが、山頂から往復3㎞ぐらいの距離はあります。 |
その他周辺情報 | トイレ: 駐車場、登山口にトイレはありません。登山口周辺ですと回り道ですが、青川峡キャンプ場トイレを利用する手もあります。でなければ、藤原岳小屋のバイオトイレ。 コンビニ: 大安ICから登山口までローソンがあります。 お土産: 本日は何も買わずに帰宅。 |
写真
本日はかねてから計画していた孫太尾根から、鈴鹿300山、丸山、草木、孫太夫山、多志田山、藤原岳を越えて天狗岩まで5山をピストンで縦走。ほんとは5時にスタート予定でしたが、ちょっとした仕事が発生したので、1時間遅れました。家内はお休み。
草木着。本日鈴鹿300山 2座目
周りはモミの木の低木だらけ。
草木:
昔は萱原であったらしい。今はモミの木の低木が生い茂っております。孫太夫山からの鉱物は人の手で引き上げられ、孫太夫山から牛の背に乗せ、多志田山まで上げずに、谷のトラバース道で草木まで運んだらしい。牛も人も多志田山までの高低差は厳しかったようです。(名著:鈴鹿の山と谷 西尾寿一著 ナカニシヤ出版)
周りはモミの木の低木だらけ。
草木:
昔は萱原であったらしい。今はモミの木の低木が生い茂っております。孫太夫山からの鉱物は人の手で引き上げられ、孫太夫山から牛の背に乗せ、多志田山まで上げずに、谷のトラバース道で草木まで運んだらしい。牛も人も多志田山までの高低差は厳しかったようです。(名著:鈴鹿の山と谷 西尾寿一著 ナカニシヤ出版)
本日 鈴鹿300山 3座目 多志田山
多志田山(藤原岳965m独標):
かっての天領地。青川渓谷の鉱山を南河内山、治田までを多志田山と言っていたらしく、山名ではなく地名だった。(名著:鈴鹿の山と谷 西尾寿一著 ナカニシヤ出版)
多志田山(藤原岳965m独標):
かっての天領地。青川渓谷の鉱山を南河内山、治田までを多志田山と言っていたらしく、山名ではなく地名だった。(名著:鈴鹿の山と谷 西尾寿一著 ナカニシヤ出版)
多志田山から治田峠方面へ。ここからヘルメット着用、トレッキングポールも利用。かなりの激降りです。危ないので竜ヶ岳方面から山腹山道を利用せずに、この降りを逆に登って藤原岳へ登る山道はかなりの強者でないとしんどいはずです。
本日 鈴鹿300山 4座目 孫太夫山。
娘の子供が来年、生まれるので、この尾根を安産祈願だと思って登っております。実は双子の女の子。長女も女の子なんで3人の女の子で賑やかになります。私の車も変えないと皆んな乗れない。トヨタのランクル300を狙ってますが、生産中止中。250でもいいなと思うが抽選確率10倍越えているらしい。ランクルのEVは2年後らしいし。
孫太夫山:
蛇谷から鉱山を引きあげるポイントの一つであった。鉱山関係者の名前に由来しているのではないかと?(名著:鈴鹿の山と谷 西尾寿一著 ナカニシヤ出版)
娘の子供が来年、生まれるので、この尾根を安産祈願だと思って登っております。実は双子の女の子。長女も女の子なんで3人の女の子で賑やかになります。私の車も変えないと皆んな乗れない。トヨタのランクル300を狙ってますが、生産中止中。250でもいいなと思うが抽選確率10倍越えているらしい。ランクルのEVは2年後らしいし。
孫太夫山:
蛇谷から鉱山を引きあげるポイントの一つであった。鉱山関係者の名前に由来しているのではないかと?(名著:鈴鹿の山と谷 西尾寿一著 ナカニシヤ出版)
山腹山道。踏み足はありますが、途中、無くなるようなこともあります。間違っても降らないように。尾根を右手に見ながら進むと、合流地点に出会います。この辺りで若い名古屋から来たハイカーとお話しする。今日は藤原岳から西尾根で滋賀県の山の方までいくらしう。滋賀の山が好きと言う点で話が盛り上がりました。
合流地点から藤原岳山頂までこのガレ場。浮石が多いです。降りてきた方たちが、小岩を一個落とし、「ら〜く」の声でびっくりして見上げたら、私の方に向かって来たので、冷静に動きを見極めようと思っていたら、私の1mほど手前で減速して止まった。最悪、体をヘルメットで守ろうという体勢で構えておりましたので良かったですが、通りすがりにお詫びの一言も無く、降って行った。「残念だけど、いるわな」まぁ、腹を立てない立てないと深呼吸。モラル、常識、道徳は自分で意識しないと持てない。
どれが?天狗岩なんか?わからんかったです。ここで「写真撮りましょうか?」と若い女性に声を掛けていただき、「いや、いや、いいです。いいです」と山で若い女性に声を掛けられるだなんて、初めてのことでびっくりしました。^_^ 家内が聞いたら冷やかされる。^_^、その方が「白瀬峠の道ってどうですか?」と聞かれたので、「雪山でしか使ったことのない山道なんで、今の方が降りやすいと思いますが、地図は持ってますか?携帯は?GPSは?」と聞いたら、地図だけは持ってましたので、地図を見ながら注意点を教えました。余計なことしたかな?と思いましたが、ヤマレコもヤマップもやってないらしいので、薦めましたが、余計なことだったかなぁ。怪我無く下山されたかなぁ。
鈴鹿らしい尾根道もありますが、ほんの一部。ほぼ急降下と言っても過言ではありません。登りは孫太夫山からの山腹山道を登りましたので、藤原岳直下だけ急登でしたが、下山の尾根ルートは半端なく危ない。
この辺りで休憩してましたら、藤原岳から直下の下山道ですれ違った滋賀の方が、後ろから追いついた。聞くところによると、朝10時から孫太尾根で藤原岳まで行って、お昼して下山してきたらしく、お年も失礼ながら、私よりは上の方と言うのに、ずば抜けた脚力。なんでも若い時唐自転車のロードをやっていて、今てもかなり走り込むらしい。ここから下山口まで、お話ししながら、ご一緒させていただきました。
撮影機器:
装備
個人装備 |
バックパック(mountain jonnhy Daruma)
ヘルメット(MAMMUT WALL RIDER)
トレッキングポール( ゴッサマーギア・スリーピースカーボン)
熊鈴
警笛
携帯電話
サバイバルナイフ
Iwatch Urtra
Garmin(Gasmap66i)
ゴミ袋
ダウン
予備
(長袖シャツ
半袖Tシャツ
下着
靴下)
濡タオル
救急医療セット
雨具
ヘッデン(PETZL)
エマージェンシーキット
ビバーク用ライト「アクモキャンドル
赤色発煙筒「ココデス」
SOL ヒートシートサバイバルブランケット
ポイズンリムーバー
地形図
コンパス(シルバ ミリタリーコンパス)
筆記具
SOTOバーナー
コッヘル
|
---|---|
備考 | 本日の山服 アウター:Arc'teryx・Beta Jacket ロンT:STATIC アドリフト クルー ボトムス:Arc'teryx・Gamma MX Pants インナーウェア:aclima・woolnet singlet インナーパンツ:wacoal・CW-Xスポーツショーツ ソックス:Hiker Trash H.Y.O.HA シューズ:Sportive・エクイリビウム グローブ:The North Face・イーチップグローブ キャップ:ウルトラヘビー・耳あてキャップ |
感想
山での出会いと言うのは素晴らしい。全くの赤の他人が、山でお会いすると、不思議なことにお互いが話も流暢になります。どうしてなんでしょうか?
今回の孫太尾根は地図で斜度など計測してわかってはいましたが、予想以上にキツかった。特に多志田山から藤原岳山頂まではキツいし、下山時は危ない。落石はあるし、浮石も多い。これからの季節は、朝方、霜がはっているので、岩も滑りやすいです。昔の人夫は毎日往復していた人もいたらしいので、健脚度は現代人よりすごかったはず。我こそはとチャレンジする方は、お気をつけてください。
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