雨乞岳・清水頭【真西尾根への新ルート偵察と千種街道の紅葉】

2023年11月23日(木) [日帰り]

• GPS: 08:33
• 距離: 16.8km
• 登り: 1,213m
• 下り: 1,220m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:22
• 休憩: 1:11
• 合計: 8:33

6:17 スタート地点
7:00 7:04 桜地蔵尊
7:24 7:24 ツルベ谷出合
7:36 7:38 奥の畑谷分岐
9:05 9:07 真西尾根co1010m
9:15 9:16 雨乞・東１０４８Ｐ
10:10 10:13 雨乞岳
10:25 10:27 東雨乞岳
10:42 10:46 雨乞岳
10:54 11:05 南雨乞岳
11:30 11:30 清水頭
11:55 12:23 奥の畑谷に着地（昼食）
13:21 13:33 蓮如上人旧跡
13:50 13:50 ツルベ谷出合
14:04 14:05 甲津畑、避難小屋
14:10 14:10 桜地蔵尊
14:30 14:31 杉谷善住坊のかくれ岩
14:50 ゴール地点

天候

晴　微風
【気温】鳴野橋：9℃　　東雨乞岳：12℃　　蓮如上人旧跡：15℃

アクセス

利用交通機関：

自家用車

R421(八風街道）→山上小学校前から甲津畑へ→永源寺グリーンランド
への案内板で甲津畑林道に出て右折→永源寺グリーンランド入口を見送り
藤切川に架かる鳴野橋手前の路肩スペースに駐車。
（湖東三山スマートインターを利用）

コース状況／危険箇所等

【仮称：一ノ谷左岸尾根】　評価：◎
一ノ谷の左岸はco750m辺りから尾根形状となり登り始め、
傾斜を増しながら徐々に谷から離れていく。下生えも薮も無い
歩きやすい尾根がco960mで尾根を併せ、真西尾根となって続いていく。

《備忘録》
ルート：2　　評価：△
奥の畑・上の平原に入る手前の谷の左岸に東向きに延びる尾根がある。
急斜面を攀じるとやがて明確な尾根筋に変わり、岩稜やしつこい藪との
格闘が続き、co900mを過ぎルート：1と合流する。
co1000mを過ぎると藪から解放される。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4795615.html

ルート：1　　評価：〇
奥の畑谷が東向きに変わった場所から北東に延びる尾根を使いco1010mで真西尾根に乗る。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1560059.html

写真

11/23 6:30

【岩ヶ谷林道】
諦めていた紅葉だ。

11/23 6:40

この先も期待していいかな？

11/23 7:00

《桜地藏尊》
新しいお供え物がありました。

11/23 7:27

【千種街道】
豊富な色彩が美しい紅葉。楽しみは陽射しを受ける午後に取っておこう。

11/23 7:33

落葉の梢を透かして五段の滝を覗き込む。

11/23 7:35

分岐の先にリボンが揺れる奥の畑へ向かう。

11/23 7:45

【一ノ谷】
本流と変わらぬ立派な左股へ入る。

11/23 7:59

伏流の小谷が出合う分岐を見送って。

11/23 8:02

西尾根、真西尾根分岐(co750m)の目印に到着。

11/23 8:09

【仮称：一ノ谷左岸尾根】
コンパスで確認して南東へ延びる尾根を直進。

11/23 8:23

急登以外は藪も下生えも無い歩きやすい尾根だ。

11/23 9:03

【真西尾根】
真西尾根に乗り、奥の畑谷が東へ向きを変える地点へ下る分岐(co1010m)に到着。

11/23 9:08

【真西尾根】
《ガレ場のピーク》
雨乞岳西峰と本峰を望む。

11/23 9:09

《ガレ場のピーク》
ガレの突端から大峠〜綿向山方面を望む。

11/23 9:10

《ガレ場のピーク》
正面に対峙する奥の畑峠〜清水頭の稜線。

11/23 9:16

P1048を通過。

11/23 9:19

カクレグラ、タイジョウ方面を展望する。

11/23 9:25

尾根形状の消えた斜面をジグザグ登りで。

11/23 9:27

振り返るとP1048、大峠、綿向山が重なる。

11/23 9:49

【西尾根】
明瞭な踏み跡を踏んで西峰を往復してこよう。

11/23 9:55

《西峰》
イブネと釈迦ヶ岳。

11/23 9:56

《西峰》
カクレグラ〜アゲンギョの稜線、その奥は黒尾山〜銚子ヶ口の稜線だろうか？

11/23 10:06

絶景！清水頭から大峠を経て綿向山へと連なる稜線。

11/23 10:10

《雨乞岳》
笹の海から見る南雨乞岳。

11/23 10:12

《雨乞岳》
山頂の池「大峠の澤」(おおたわのさわ）の奥に東雨乞岳の人影が見える。

11/23 10:14

《雨乞岳》
賑わう山頂。

11/23 10:26

《東雨乞岳》
展望は本峰よりこちらの勝ちだ。

11/23 10:39

《雨乞岳》
小休止のみで先へ進もう。（三角点名：雨乞岳）

11/23 10:51

笹のブッシュを抜けて国見、御在所、鎌の三山を望む。

11/23 10:55

《南雨乞岳》
笹の縦走稜線と吊り尾根を眺める。

11/23 11:32

《清水頭》
清水頭の稜線と大きな雨乞岳の全容を捉える。

11/23 11:33

《清水頭》
鎌尾根を真横から眺める。

11/23 11:34

《清水頭》
今回も好展望をゲット！

11/23 11:34

《清水頭》
藤切谷の紅葉が美しい！

11/23 11:35

《清水頭》
晩秋の奥の畑・上をズーム。

11/23 11:36

《奥の畑峠》
何度見ても素晴らしいと感じる景色だ。

11/23 11:48

最短のルートを一気に下って、

11/23 11:50

【奥の畑谷】
アッと言う間に着地！

11/23 11:57

風の無い陽だまりで昼食。

11/23 12:43

《シオジの大木》
「奥の畑の主」に御対面。

11/23 12:45

《シオジの大木》
圧巻の存在感だ。

11/23 12:52

《奥の畑・上》
清水頭の稜線を振り返る

11/23 12:54

《奥の畑・上》
真西尾根へ向かう尾根。

11/23 13:05

陽を受けて輝く森。

11/23 13:10

《奥の畑入口》
大きく枝を広げる「奥の畑の番人」

11/23 13:10

《奥の畑入口》
今度訪れるときは雪原かな。

11/23 13:25

【千種街道】
一休みしたら紅葉を愛でながら下ろう。

11/23 13:44

艶やかな紅葉だ。

11/23 13:46

見応え充分の紅葉が続く。

11/23 13:53

塩津々集落跡は黄葉がメインだった。

11/23 14:25

【岩ヶ谷林道】
終盤ながら見られて嬉しかった。

11/23 14:52

鳴野橋から上流、カクレグラ方面を望む。

撮影機器：

IXY 650 CANON

感想

onetotani

テーマは二つ、一ノ谷から真西尾根に上がる左岸尾根の偵察と
奥の畑＆千種街道の紅葉狙い、そんな計画を立てていたが
二週ほど遅れてしまったので紅葉狙いは諦めて甲津畑へ向かう。

鳴野橋で身支度をしていると、ライト無しでも歩けそうな明るさに
なってきたのであわててお握りを頬張り出発する。
しばらくして対岸の山並みが見えるほどの明るさになってくると
諦めていた紅葉だったが、終盤ながらなんとか見頃の状態で待っていて
くれたように見える。
桜地藏尊で体温調整を済ませ吊り橋を渡る頃には、今回のテーマに
紅葉狙いを加えても良いと確信したが、楽しみは午後に残しておいて
千種街道と別れ奥の畑谷から一ノ谷へ入る。

ガレのような小さな谷が左から合流する辺りでそのまま左岸を進むと
分岐を示す目印が付けられ、明らかな尾根が南東へ向けて登っていく。
しばらくは左手に本流を見下ろしながら登っていくが、左手の西尾根と
背比べしながら徐々に離れていく。

しばらくして勾配もきつくなってくるが、足元を遮る藪も下生えもなく
尾根自体は歩きやすかった。西尾根と比べても急登はさほどでもなく
アップダウンも、紛らわしい尾根に迷う事も無く真西尾根のガレの
展望地に到着する。下りの場合は曖昧に尾根が分かれる地形のため
難易度は上がるが、奥の畑谷から真西尾根を目指す最有力の尾根として
「一ノ谷左岸尾根」を推奨できそうだ。

高曇りのような天候で遠望は叶わなかったが、落葉のため見通しが
良くなって、地形の観察に有利な季節になった事も幸いして今回の
偵察は収穫が多かった。

西尾根に合流してからは、西峰を含めて雨乞岳の全ピークを登り、
稜線美を誇る清水頭から奥の畑を経由して千種街道へ戻る。
今回も定番のようなコースで歩いたが、奥の畑に漂う晩秋の雰囲気や
何とか間に合った千種街道の紅葉に出逢えて満足度の高い山行だった。