上／下向山 - 福島天栄村のヤブ山をヘロヘロ徘徊、藤沢山なんて到底無理。（予定の1/3も歩けず）
福島県
kinoe
体力度について
- GPS
- 10:55
- 距離
- 15.0km
- 登り
- 1,373m
- 下り
- 1,375m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 7:31
- 休憩
- 3:25
- 合計
- 10:56
| 天候 | だいたい晴れ。 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2015年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
私は、地理院地図に点線で載っている登山道を進む予定だったためここに駐車したが、結果的には藤沢林道起点そばにスペースを見つけた方が車道歩きが少ない。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
・下向山への取り付きは、地理院地図に点線で載っている登山道を進む予定だったが、現在は廃道状態で鶴沼川を渡ることができない。（昔は橋があったそうです。）なので、大きく東から1尾根を越えるように回り込む以外に方法がない。（川を腰までつかる覚悟があれば別ですが。） ・下向山は標高900m辺りから笹ヤブ。いつのモノかは不明だが、マーキングや踏み跡らしきものあり。ただ基本尾根筋なので、有っても無くても特に問題なし。 ・下向山から先も、やはり標高900m以上は基本ヤブ。 ・寺沢に降りる際の急斜面でロープを出した。 ・寺沢を渡渉後は一転、大岩が積み重なった急斜面になる。結構グラつく状態なので慎重さが必要。それを抜けた後に岩稜帯もあり。 ・上向山山頂近くになると、傾斜は緩むが笹に加え低木がうるさい。 ・上向山以降は基本下りとなり、多少のヤブはあるものの密度も薄く歩行に支障なし。 |
写真
閉店したヤマザキショップ。端っこに停めさせてもらいましたが、結果的には取り付き場所から遠くなってしまったので、藤沢林道起点そばにスペースを見つけた方が良いです。
1
http://www17.plala.or.jp/susunke/Yamareco/DSCN9487s.avi
感想
GW山行2日目は、ちょっと北に足を延ばし、福島県天栄村の山域を歩く計画だ。昨日同様に未知の山域、どうなることやら。
予定ルートは次の通り。
下向山−P1099ー藤沢山ーP1099ーP1028ー上向山
長丁場なので、場合によっては藤沢山は諦めることになるかも。
早朝から動き出そうと思っていたが、前日の疲れもあって7時のスタートとなってしまった。おまけに、当てにしていた地理院地図に載っている登山道が無く、下向山の取り付きまで2時間も要してしまい、思えばもうこの時点で藤沢山は無理だったのだろう。
今日も昨日に引き続き、ヤブに悩まされることになり、思うように進めない。下向山からP1036まで約1時間、これは約1Km/時ペースだ。
P1036を北に下った場所から次のピークを見上げながら思案した。「これ以上進んだら、マジでヤバいかも」。地形図を見るとわかるように、北上するということは、どんどん山奥に向かうことになるわけで、戻る時間を確保することは、当然ながら最優先事項だ。しばし地図と睨めっこする。
もう13時なので、これ以上の北上は危険である。
来たルートを戻ることが最もリスクが少ないが、楽しくないし何より自身の矜恃が許さない。
よし、精神的にも体力的にも辛いけど、一旦寺沢に降りた後登り返し、上向山を回る縮小周回ルートにしよう。
さっそくP1036に戻り、上向山に登り返しやすい地点を目指して下り始めた。寺沢直前の急な斜面ではロープを出し安全に配慮した。こんな場所で怪我でもしたら間違いなく遭難だ。
寺沢に降りると、以前奥久慈のおかめ山北尾根を登った時と同じ心境に襲われた。山深い谷に一人、誰もいない、この先に何が待ち受けているのかわからないが、とにかく、とにかく自力で脱出しなければならない、大袈裟に言えば究極の緊張感だ。
上向山への取り付きを見ると、この山域にあるのが不釣り合いな感じの大石が積み重なった斜面になっている。登り始めるとグラグラするものも多く斜面も急なので、落石を心配しながら慎重に登った。ゴロゴロ帯を抜けたと思ったら岩峰のような岩稜。なんとかかわしながら気力だけで登り、標高800mを越える辺りで傾斜が緩み一安心。
その後も10歩ごとに立ち休憩するような状態で、なんとか上向山に立ったが、やはり山名標示板などはなく、地面に埋もれかけた三角点があるだけだった。
ココまでくれば、後は基本下るだけなので、ヤブがあったとしても大丈夫だろうと、心から安堵した。
下山途中の平坦になった雑木林で、遅すぎるランチにした。もう4時半だったが日没前の下山に目途が付いたので、慌ただしいだけの山行にしたくない思いもありザックを降ろした。
お湯を沸かす準備をしていると、軽い足音が。。。今日は狸さん（かな？）のお出ましです。人間に出会ったことがないのか、それほど警戒する様子でもなく、遠巻きながら写真と動画を撮れる程度の歩みで通り過ぎて行った。動物はいいねぇ、正直だもの。
ランチはいつものカップ麺。空腹のはずなのに、疲労困憊のせいか口に入れると一気に食欲が失せてしまったが、無理やり押し込んだ。いつものようにコーヒーは飲みたいところだったが、2.2ℓもってきた水が無くなってしまうので諦めた。
その後は、朝登った尾根を下って無事に人間界に戻ることができた。
昨日以上に、ハイカーが多い山域との違いを実感させられた山行になった。「登山道を避け、静かな尾根を歩くのが好きです。」なんて、甘ちゃんもいいところ。本当の山を知るのは遭難した時かもしれない。まさに知らぬが仏。
ところで今回のGW3山行、翌日3日目に計画していたのは八溝山でしたが見送ることにした。
一つは、左足親指の付け根（足裏側）の痛みがひどいこと。左下がりの斜面をトラバースする際に靴の中でずれるんだろう。それが積み重なって靴擦れのような痛みがあり、今日の後半では、靴の中でグー状態にしながら歩かざるを得ない状態だった。
もう一つは、首の後ろ側が日焼けで痛く、ザックの肩ベルトが当たって痛いこと。（情けない）
3日連続どころか2日連続の山行でさえたぶん初なので、こんな影響が出るとは全く考えていなかった。何事も続けるということは簡単じゃないんだなぁ。
あー、今日登った下向山と上向山ですが、地元の人に下向山の名称を聞いたのですが、なんか独特の読み方（平標山みたいな）だったようで聞き取れませんでした。ネットで調べてもわからず、どなたかご存知の方がいらしたら、是非教えてください。
コメント
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残雪期が終わってしまって気温も上がったので、登るとしたら涼しくなった時期か雪が積もった後になりそうです。破線の橋が無いとは知りませんでした。役立ちそうです。
川を挟んで反対側の蝉山や岩山、二岐山南西の鎌房山は今年の残雪期に登りました。雪のある時期だったので薮は皆無でした。
toradangoさん、こんばんは。
狙っている人がいることにビックリです。
まったく馴染みのない山域で、あまりに無謀な計画、さぞ呆れたことでしょうね。それにしても橋が無いのはショックでした。地理院の破線が当てにできないことは何度か経験済みですが。。。
toradangoさんのＨＰ拝見し、早速ブックマークさせていただきました。
栃木の山は、将来的に歩く頻度が高くなりそうなので参考にさせていただきます。
コメントありがとうございました。
kinoe さん、こんばんは。
２つのレコ、どこ？って思ってしまいます。こういった方面、何を参考にして、出かけようと思うのでしょうか？全く情報がないと、そもそも知らないので、狙いようもありません。
いつもながら、精力的な山行に感心＆
misuzuさん、
ですよね〜。そう思って「福島天栄村の〜」と地名も入れたんですけど。
何を参考にって、、、ココに関しては地理院の地形図だけです。周回できそうな尾根筋に見えたんです。山行同様に気紛れです。
ただ、あれほどのヤブ山だとは知る由もありませんでしたが。（地図記号にヤブのマークが欲しい）
2日連続でしたか、初日のを見ても結構疲れが溜まりそうな感じだったので、
写真を見進めて行ってヒヤヒヤしました
さすがに未踏の場所を2日続けてはきつそうですね。
足の痛みと日焼け、ご自愛ください
hiroumiさん、
確かに疲れもありましたが、やはり連続だと筋肉や関節より、足の裏とかが戻らないですね。レコにも書いたように、計画では３連続でしたがダメでした。
今回はいつもの調子でもう少し無理をしていたら、ビバークだったかもしれません。慣れ親しんだ山域と違い、深山の怖さを少し学んだ気がします。
kinoeさん こんばんは〜
GWもやはりkinoeさんの山行スタイルは変わることなくて安心しました（笑）
でも地図をしばらく拡大してようやく登ったことのある二岐山の北部だと気付くぐらいどこなのかわかりませんでしたよ（笑）
久々のまとまった休みで疲れながらも楽しんでこれたことと思います、今後も安全にらしい登山を続けてくださいね！
お疲れ様でした〜
drunkyさん、
おぉ、写真58の山が二岐山ですね。
drunkyさんが登ってたということは、そこそこメジャーな山なんでしょうか。
そう、このハチャメチャぶりが私流です。
しかも、計画した３連荘がダメだった一因が日焼けとは。。。それも私流！
drunkyさんも楽しまれたようですね。これからじっくりと拝見しまーす。
こんばんは
全く知らない山域だけど、折り返した先、面白そうな稜線ですね
今一計画したルートが分かりませんが、ここを北上しＰ1099の先の
Ｐ1087まで進み南下して藤沢山ですか
これ、かなりアップダウンありますよ。
藤沢山からオッカナ沢の支流に下りてＰ1028の登り返しもズルズルっぽい
感じがします。
自分もそうだけど、あまり行かない山域だと欲がでてしまいますよね
絶対人が来ないであろう山域をさらに奥へ進むことは、ワクワクすると同時に
万が一何かあった時のことを考えると不安ですよね。
精神的にも疲れるし、足取りも重くなるし・・・
山をなめているわけではありませんが、その点奥武蔵はどんなルートでも１時間程歩けば、どこかにぶち当たるし気軽でいいですね
warutepoさん、
ルート確認して頂けるとは恐縮です。
推察通り計画は、P1099からP1087経由で藤沢山ですが、その間はピストンです。P1099に戻った後は、南南東の尾根伝いにP1028経由で南下するつもりでした。
総歩行距離20Kmくらいを見込んでいたので、日の出スタートなら可能かという希望的観測でしたが、スタート遅れに加え取り付きまでのアプローチに2時間、更には激ヤブと、、、不運
仰る通り、奥へ進む緊張感たるやジワジワ圧し掛かってきて、冷静な判断力が問われますよね。アソコで引き返して良かったです。もう１時間進んでいたらわからなかったですから。いい経験をしたと思っています。
メジャーな山域の未踏路とマイナーな山域の未踏路は、大違いだということを知らされました。
misuzuさんのコメントに 一票
乗りかけた船なので�癸苅海硫屐．献絅Ε縫劵肇┐犬磴佑А�？
葉がないし自信がないので どなたかフォローして
キノエってるユーザーにお花が云々の人はいないか
タヌキらしい動物、アナグマっぽくないですか
いずれにしても同じ穴のムジナですが
でもビギはキノエ氏とは同じ穴のムジナではありませんネ
とても半獣人のマネはできない
ビギさん、またまたどうも。
ジュウニヒトエっていうんですか？聞いたことあります。
感想にも「かな？」って書いたように、タヌキなの？って感じ。アナグマなの？じゃー、２日続けてクマに遭遇？って違うか。。。
それはそうと、穴は違えど、結局ムジナかい！？
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