六甲・水晶山
山キチどん
体力度について
- GPS
- 05:19
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 998m
- 下り
- 697m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 4:45
- 休憩
- 2:08
- 合計
- 6:53
| 天候 | 雪 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2018年01月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
下山口：神戸電鉄唐櫃第駅 |
写真
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三国岩背後のピークにあるが道は無い
感想
朝から雪が舞っていた。JR六甲道駅から歩き出すと上り坂で傾斜が徐々にきつくなり何処までも続いている。神戸の人はよくこんな坂道で暮らしているものだと感心させられる。阪急六甲を過ぎると神戸大学のキャンパスを右手に見て六甲川の幅が狭まって来た。六甲ケーブル下駅に達すると六甲道駅からの標高差は220mに達した。大概の人はバスや車で来るが山屋は勿論歩きだった。
扨て問題は天望山への取り付きだ。地形図には六甲有料道路から始まる登山道が記されているがどうも自動車専用道路のようで入るのは憚られる。尾根の先端を回り込むように六甲川沿いに進むと両側から山が迫り深い渓谷となってきた。川を見下ろすと弁天滝が見えて来た。特段観光化されていないが岩盤を流れ落ちる滝は落差10m以上あり見事だ。実は西側にもう一本並行しているそうで、それは確認することはできなかった。
六甲山有料道路は山側の高い所を走り壁になっているので山に取付ける処はない。有料道路はループ橋で高度を稼ぎ一回りした道が上空を横切った。暫く行くと旧道と有料道路が平面で交差した。有料道路に入り少し戻ると神戸市水道局の六甲特3高層配水場がありその前から送電巡視路が付けられていた。急傾斜の登山道で1�冂�の積雪があり滑り易く、靴底のチビた今日の登山靴では危なっかしい。アイゼンを付けようかとも思ったが山頂部で車道歩きがあるのでそのまま登った。
天望山(482m)山頂に到ると山頂標識が掲げられていたが樹林帯で展望はなく、直ぐ南側に六甲山麓を横切る送電鉄塔があり開けて長峰山(688m)や油コブシ(626m)の展望が得られた。神戸の市街地は降り続く雪で大パノラマは楽しめない。山頂を後にしてケーブル西尾根を進み山上駅を目指した。稜線道となっても傾斜は急で天望山の下りは結構滑った。道はしっかりしているが雪を載せた笹が覆い、雪塗れになるのでストックで雪を払いながら進んだ。
ケーブル山上駅手前で「展望台」と小さなプレートが掲げられたところがあり、左側を巻いて行く道と分かれて稜線道を登って行った。此れが展望台なのだろう開けた所があったが雪が視界を遮り良く見えなかった。軈てロープウェイ駅の施設が見え直下に到るが登山道はその下を裏道のように進み、ケーブルの駅から道路の壁を回り込むようにしてバス乗り場辺りに乗り上った。
駅で暫し休憩して車道を歩き、記念碑台、六甲山ホテル、前ヶ辻、丁字ヶ辻と六甲全山縦走で歩いた車道を西へと進んだ。車道の雪は踏み固まり、行き交う車は徐行していた。丁字ヶ辻からは旧道に入り点在する山荘を見ながら進み、縦走路が三国池方面に下って行くと少し先に三国岩が4段重ねのような形で道脇にあった。三国岩の裏に一寸したピークがあり三角点があるので藪を漕いで見に行くことにした。雪と藪で発見は困難かと思われたが点の記の到達記録で見た松の木を探し、「大切にしよう・・・」の標識があり地面すれすれに埋もれた3等三角点「三石岩」(802m)を発見することができた。
到達記録にあった方向にコンパスを合せて下るとフェンスに囲われた電波塔がありその脇を抜け登山道に降り立った。この道はダイヤモンドポイントから地獄谷西尾根に続く道で2〜3人のトレースが続いていた。ダイヤモンドポイントに達すると地獄谷を登って来たと云う女性が休憩中で笹が被って大変だったと云っていた。北側の展望が素晴らしく帝釈山(586m)や丹生山(たんじょうやま515m)も望めた。
ダイヤモンドポイントの先端から地獄谷西尾根への縦走路が続き急坂を下って行った。水晶山は地形図に710mの標高点が打たれた処に山名が記されているが、現地に着いて標識を探し回ったが見つからず何もないのかと通過した。帰って調べてみるとダイヤモンドポイントとP710の中間の標高約720mのピークに「水晶山」の石碑と山頂標識が設置されているようだ。予期していなかったので通過する際、此の石碑や標識は確認できなかった。現段階では710m地点を水晶山として置く。
地獄谷西尾根はさらに続きトレースを辿って行くと稜線道は続いているが右に分岐して行く方向にトレースが続いていた。稜線に戻るだろうと辿って行くとすぐ下で地獄谷の登山道に合流してしまった。稜線の登山道を歩きたかったので稜線に戻り先に進んだ。全く問題のない道が続き所々展望箇所もあり地獄谷の対岸である東尾根の岩峰や西側の石楠花山(652m)、双子山(616m)の姿を望むことができた。尾根の先端に達すると地獄谷登山道に合流し、階段も整備された道となった。
地獄谷を渡渉し車道に出ると地獄谷登山道は堰堤に水がたまり歩けないと案内板があった。指導標は神鉄大池駅への道を示していたがお風呂に入りたいので唐櫃台の“からとの湯”を目指した。途中お寺の後ろに古寺山(636m)の見えるポイントがあり懐かしく見ることができた。神鉄六甲駅手前に山王神社あり参拝に立ち寄った。
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