五老峰・毛無山・雨ヶ岳(下部温泉駅〜道の駅朝霧高原BS) 鉄塔尾根

2023年12月26日(火) [日帰り]

• GPS: 12:46
• 距離: 23.6km
• 登り: 2,279m
• 下り: 1,574m

コースタイム

日帰り

• 山行: 0:40
• 休憩: 0:00
• 合計: 0:40

17:12 波高島駅
17:34 17:34 下部温泉駅
17:45 17:45 下部リバーサイドパーク
17:52 宿泊地

日帰り

• 山行: 11:23
• 休憩: 0:43
• 合計: 12:06

5:11 宿泊地
6:37 6:37 林道終点
8:08 8:08 P1116m
10:03 10:13 五老峰
11:53 11:53 大ガレの頭
12:37 12:57 毛無山（天子山地）
13:25 13:25 毛無山
13:32 13:32 大見岳
14:11 14:12 タカデッキ
14:46 14:58 雨ヶ岳
15:57 15:57 端足峠
16:14 16:14 石割峠・A沢貯水池分岐
16:49 16:49 根原バス停
17:15 17:15 道の駅朝霧高原
17:17 ゴール地点

2日分記録したが前日は身延の帰り、赤線繋ぐ用

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

下部温泉前泊
相模屋旅館　一泊夕食￥7000

[帰]￥3869
朝霧高原最終バス 18:38-19:45 富士宮駅 ￥1270?
(前バス15:12富士山駅行)
富士宮 19:54-20:14 富士 身延線(富士行)￥2310
富士 20:38-21:23 熱海 21:26-22:40 横浜
(実際にはバス停着10分遅れ駅着19:23とかで何故かひとつ前の列車で帰れた)

コース状況／危険箇所等

[取り付き口〜大ガレノ頭]
滑りやすい急登続く
ピンテ豊富なので迷わないが進路を見つける力が必要
ロープを使うような場所あり
枝が目や脳天を狙ってきたりザックを跳ね返してきたりやや危険

[雨ケ岳〜端足峠]
急登&霜柱の凍結で滑りやすい
またバス停あたりまでらくルートのCTがやたら早い

その他周辺情報

下部温泉
ニュー梅月　和菓子屋　美味しくて安い

道の駅朝霧高原　17:00まで
バッジはない模様

写真

12/26 5:27

きちんと看板に鉄塔尾根入口と書いてある。それはそうと社に見えませんか！？　トイレですよ！！

12/26 6:11

林道は思ったよりも高い位置にありました。一回目は林道沿いでもいいとは思うけども、基本的に突っ切るのがセオリーのよう。

12/26 6:36

2回目の林道を越えれば鹿柵出現。そのまま沿って登っていると倒木が柵をなぎ倒していたりしますので、そこを。

12/26 6:41

少しだけ歩きにくいゾーン。このルートは基本的に落ち葉ばかりです。

12/26 6:52

またもや鹿柵現れますが、今度は普通にあちこち壊れてます。まぁバリだし仕方ないか…。

12/26 6:58

！！　モルゲン七面山！

12/26 6:57

！！　八ヶ岳までモルゲン！

12/26 7:06

ようやく展望が現れてきたと思いきや、なんと南アルプスもちらちらみえてます。南アルプスだいしゅき。

12/26 7:07

南アルプスもモルゲンに染まっててテンションぶち上がりだったんですが、画像だといまいち映えないですね…。

12/26 7:16

だがしかし、それまで余裕こいてた傾斜もだんだんキツくなってきました。

12/26 7:19

斜度このくらい。傾斜が急なのはいいんですが、落ち葉とザレ斜面で滑りやすいのでルートの見極めが手間です。

12/26 7:22

ごくごく稀にお助けロープ。

12/26 7:50

いつもの。ストックと比較。でも急登は楽に標高稼がせてくれるからすき。

12/26 8:46

出た、ランドマークの巨岩！

12/26 8:56

どっち巻くのかと見てみたら左側でした。ヒエェ…

12/26 9:05

おたすけロープ全頼りじゃないですかこんなのー！

12/26 9:09

ようやく平和な尾根道が出てきました。細いような細くないような、でも両側切れ落ちてて高度感感じる尾根ですが。

12/26 9:34

かと思えばすぐにザレ急登。トラバースしたり直登したり、木から木へ飛び移ったり、なんとなくマリオな気分。

12/26 9:37

湯の奥集落からのバリと合流しました。ここ下り利用したくはないなぁ。

12/26 9:52

なんだか一際高いのがあるぞ！　五老峰かな？

12/26 9:53

かと思えばランドマークでした。あと5ふん？とか書いてる割にここから先は藪でどこを進めばいいかわかりづらくなるので注意。

12/26 10:04

ピークツリーからここまでくるのにどっと疲れた…。特に展望はないけども、風防げて暖かいので助かります。

12/26 10:04

はあなるほど蝙蝠とはいい得て妙なり。ところで2:00とか0:30って…えぇ？　もうあと一息だと思ってたんですが。

12/26 10:05

この手のセンス嫌いではない…。

12/26 10:23

打って変わって広尾根が続く。

12/26 10:44

向かいの無名峰の説明は素直に嬉しい。てか右下のは蚕というよりはらぺこあおむしですよね…。

12/26 10:55

謎のズタ袋。もうひとがんばりとは言ったけども、350m分の急登ですからね！！

12/26 11:00

細尾根の岩場は怖いよぉ…。荒船立岩も怖かったけどこっちは標高倍あるし…。

12/26 11:04

切れ落ちているだけに怖さも抜群。実はわたし、高所恐怖症なんです…。

12/26 11:33

普通こういうの危険だから覗き込むなとかかいてあるものでは！？

12/26 11:36

というわけで覗き込…無理！　きょわいよおおおおお

12/26 11:36

せっかくこのルートを通ってるので、大ガレとそこから見える南アルプスを代表写真に。あれ、どっちが悪沢ちゃん…？

12/26 11:53

大ガレの頭、こちらも展望なし。みのワンとかいう謎キャラは一応知ってますがこれは何…？

12/26 11:56

たった100m下るだけだろ？　余裕余裕とか思ってたら激下りな上藪枝が強固ですごく降りれない！降りにくい！　もちろん細尾根ですとも。

12/26 12:13

とても平和な道になりもはや登ってる感覚もなくなりました。ウソみたいだろ、100m登ってるんだぜ、これで。

12/26 12:36

謎のドラム缶が見えればもう山頂はすぐそこ。押してもいいんだぜ、懐かしいドラム缶をよ！

12/26 12:38

おだんご！！！　しかし毛無のくせに意外と毛あるな…。ブチブチィ、してもいいですか？

12/26 12:42

なんだか東側(石割)から見るより広大な気がする。朝霧高原の影響か、それとも周囲に高い山がないからか…。

12/26 12:43

伊豆は雲の中。富士まで来なかっただけヨシ。

12/26 12:46

西側は…御坂山塊と、向こうに大菩薩一帯かな？

12/26 12:53

下部温泉の銘菓たち。110円〜130円なのにすごく美味い。

12/26 13:02

さて雨ヶ岳へ。へー南アルプス目の前に進むのか最高じゃんと思ってたら来た道を戻ってました…ドラム缶の横をトボトボ帰りましたとも。

12/26 13:09

気を取り直して正規ルートへ。道中もなかなか展望よく、こちらは天子山塊。いつか行くぞ！

12/26 13:15

他の小鳥たちが逃げ回る中こいつは一心不乱に木の実を貪ってました。この図太さはエナガでよろしいか？

12/26 13:16

天空の日本庭園。

12/26 13:25

このシュールな標識なにかなーと思ったんですが、どうやらこちらも毛無山なんですね。

12/26 13:31

そして間もなく大見岳。さっきの毛無といいこのオシャレな切り抜きプレートはなんなんだろう？

12/26 13:49

高デッキというだけあって高い！　けどここらへんは平坦なので傾斜なんてあってないようなもの。

12/26 14:00

ついにしっかりと南アルプスの展望が！　白峰三山はわかりやすくていいなぁ〜。

12/26 14:00

南アルプス全景。あれ…特徴的な布引ちゃんはどこいった…。

12/26 14:01

何度も見ているうちにわからなくなってきたけれど、きっと右が悪沢ちゃんの荒川三山だな…。陣場から見えて以来すっかりファンになりました。

12/26 14:02

通ってきた道(鉄塔尾根)が見える！　七面山も映ってるはずだけど…どこだろう？

12/26 14:12

高デッキだけ超地味。雨ヶ岳だってさんざん看板あるのに…。

12/26 14:12

高デッキからの展望、完璧とはいえないけども、これはこれで風雅とおもいます。

12/26 14:25

高デッキからの下りも一瞬だけ急です。なかなか速度が出ません。

12/26 14:46

しばらく歩いて雨ヶ岳。おだんごひとつくださいな。

12/26 15:03

それから少し進むと沈黙の精進湖が見えてくる。迫力あって怖いです。

12/26 15:03

富士山好きでもないし嫌いじゃないよって感じなんですけど、富士眺めながらの下りはなかなかに贅沢だと感じます。

12/26 15:11

伊豆と高所からみる富士山にも別れを告げます。そして本日のゴール地点もちらりと映っている…遠い…。

12/26 15:22

そろそろ八ヶ岳ともおさらば。今日はありがとう！

12/26 15:32

ここで滑ってすってんずるりんしました。転ばせたね…鉄塔尾根でも転んだことないのに！

12/26 15:59

端足峠まではキツく、そこからは整備されて快適な道になりました。え、そう見えない？

12/26 16:04

200mほど下ればダートコースの如く切り開かれた道になり軽快に下れます。まあ残り時間的にあまり余裕はなかったわけですが。

12/26 16:29

夕陽に染まる富士。

12/26 16:35

貯水池からみる雨ケ岳。こうしてみると下山路やっぱり長い。

12/26 16:36

そしてこちらが竜ヶ岳。覚えてろ！

12/26 16:56

近くにくるほど恐ろしく威力的に映る富士山。こんなに大きかったっけ…？

12/26 16:59

薄暮。このあたりから本格的に気温が下がっていく。ちぬ…。

12/26 17:05

こうしてみるとあまり威容を感じない毛無山。

12/26 17:10

寒々しい光景。

12/26 17:15

富士山の真上に輝く明星。

撮影機器：

Galaxy S21 5G SC-51B docomo サムスン

感想

Barklay

気温　0.5℃〜1.5℃(毛無山まで)〜4.2℃〜-0.8℃
湿度　64％〜40％〜70％
風　弱風〜中風(毛無山まで)　以後無風
消費水量　550ml

　3年ほど暖めていた計画にして本年の集大成、ついに実行に移すときがきました。楽しみではあった反面、一日にバリで2000m近く登るのは不安でもありました。下部温泉もいつか行きたい温泉でして、古湯坊ではないものの泊まった旅館もきちんと温泉でなかなかに満足。前日からして忙しく睡眠時間に若干の不安はあったものの、夜も明けぬうちからスタート。懸念であった取り付き口はすぐに見つかりました。入口に神社があると祈ったらトイレだったのはナイショ。
　斜度自体は今までの難敵、篠井山や大室山と比べたら大したことない感じでしたが、ザレるところもあり篠井山での経験は特に活きました。またハードさは屋久島永田歩道(あちらは一日で1600m)も支えになっており、ここのとこバリ続きだったこともあってそこまで怖じ気づくような場面はありませんでした。1000mあたりからチラホラと展望も見えつつあり、モルゲンの南ア、七面山などの以前行った山々、八ヶ岳などが見え非常に興奮しました。そのおかげでドーパミン出たのかしばらくはいいペースだったのですが…やはり永田歩道と同じく1000m登ったあたり(1200mほど)でペースダウン。さすがに五老峰では休憩を入れましたが、以降もペースは上がらず、30分は巻けるかなと思った到着時刻は結局10分ほど遅れてしまいました。また展望よい代償ともいえるのですが、風が吹いて寒かったです…。
　さてここからが計算外、というか計画の甘さ(そして古さ)が露呈。道の駅売店を18:00までと勘違いしており、この寒い中バス時間の18:33までどう過ごす…！？と死活問題にぶつかりました。本栖湖まで行けば…と思えど、西周回バスは何故か減便されたまま。いい加減戻してくれ。15:13のバスに乗るのも絶望的。雨ケ岳方面へ下るもどうやらCT自体が早いようでなかなか短縮できず、売店閉鎖にすら間に合わない始末。そのうち気温は氷点下近くまで下がり、道の駅内で温めてもらうこともできず、逃げ込んだは多目的トイレ。占領するのはどうかなと思ったけれども、そもそも営業終了して止まってる車もトラックとキャンピングカーのみ、何より多目的トイレはもう一つある…ということで背に腹は変えられず、ありがたいことに空調きいてて外気温より10℃ほど高い多目的トイレ(それでも9℃)にお世話になりました。たぶんこれなかったら道の駅で低体温症とかいう洒落にならないことになってたはず。その後もバス到着が遅れに遅れて半ばパニック状態になりましたがそれはさておき。正直富士宮朝霧のファミマまで降りてお邪魔するのが正解だったのかもと後になって思いました。
　今年は安倍山塊とは少し外れましたが(それでも身延山は一応一部か？)、この付近の山々に違わぬハードな山行でした。下山時のアレコレさえなければ、南も八も見えて大満足で終わってたんだけどなぁ…。