GW終盤遠征 大滝根山 伝説と花と国防と盛り沢山な山


- GPS
- --:--
- 距離
- 7.2km
- 登り
- 532m
- 下り
- 534m
コースタイム
天候 | 曇り 展望は悪くなかった 山行終了後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
鎖場・ロープ場はあるが基本巻ける。初心者の鎖練習に程よい程度の難度だ。 |
その他周辺情報 | 下山時刻が早かったせいか、さまざまなところに出没した。 あぶくま洞、智恵子生家・記念館、智恵子の杜、二本松市交流センター(浪江焼きそば鈴乃家で食事)、岳温泉(入浴) |
写真
感想
GWの最後に3連休をいただいた、西に行くか北に行くか迷い、結局は北に行った。それは週間天気予報をずっと見ていたからで、西であれば行こうと思っていた御在所、藤原岳などは5日は雨が降りそうだが、福島から宮城にかけては悪くても曇りマークであったのだ。
2日の用事の後、荷物満載の車に乗り込み、高速道路で一路北を目指す。夕食は、SAの餃子ラーメンをいただく、さすが宇都宮に近いSAだと思う。その後高速より一般道に降り、23時近くなって、大滝根山登山口近くの道の駅に車を入れ、仮眠する。
今回、なぜこの山を山行の候補にしたのかというと、花が見られる山であること(花の百名山、新・花の百名山に選定されている)、あまり気張って登る山ではないこと、2日の縦走の疲れが残っている可能性を鑑みたのである。前日も結構な距離を車で走っているので、まずは楽に登ってこられる山ということでこの山を選んだのです。
今回は車で来たのだが、磐越東線の駅が近くにあり、そこから山頂を目指す人もいると聞いている。そういう意味では、万人に登りやすい山なのだろうと思う。
山に入っていくと、まずは下りだ。そしてもうさまざまな植物を見ることができる。名前を知っているもの、知らないもの・・・。ただ、花の百名山には「シロヤシオ」で入っているのだが、そのシロヤシオは見つけることができなかった。
私が普段住んでいる三浦半島に比べると1か月近く花の咲く時期が変化していると思うのである。名前がわからないで花を撮影するにもいいのだが、わかるともっと嬉しいんだろうなあと思う。しかし、花というのはほとんどの植物では生殖作用に寄与する、それを見ると人間も興奮してしまうのが面白い・・・花を見て性的な興奮は起きないのであるが・・・。
5号目を超えしばらく行くと鎖場が2ヶ所、いずれも易しいものだ。しかも巻き道もあるので安心して登ってよい。
鎖を超えてしばらく行くと展望が開ける、主に南方面、阿武隈山地、那須連山などが大きく見える。遠くには日光の山か、東を見ると海が見えそうだが雲で見えない、真南には八溝山も見えている(と思う)。
そこから展望のない山頂に向かうこととする。山頂は航空自衛隊大滝根レーダー基地のため、山頂に入ることはできない。一等三角点もフェンスの隙間からレンズを出して撮影した。給水してから降りることとする。
下山は楽勝である。そして、まだまだ今日は時間がある。次の日は安達太良山なので移動距離はあまりない、したがって観光に費やすこととなる。
あぶくま洞は有名だというので行ってみると、洞内撮影禁止ということで萎える、世界で有数の鍾乳洞なのだから、その大きい鍾乳石らを撮影しておきたかったなあと正直思う。なので、画像検索結果をコピペしておく。
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%81%82%E3%81%B6%E3%81%8F%E3%81%BE%E6%B4%9E&biw=1692&bih=877&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=R85JVaqIGOjAmAWbgIGwAg&ved=0CD4QsAQ&dpr=1
その後は、二本松観光、何と言っても高村光太郎の妻となった智恵子に関する観光施設が多い。そして、そこから見える安達太良山・・・。私は、花巻の高村光太郎博物館を見たことがあり、この2人をもって深く知りたいとは思っていた。そんな、記憶がぐぐぐっと呼び戻されたのである。
智恵子は東京に空が無いという
ほんとの空が見たいという
私は驚いて空を見る
桜若葉の間に在るのは
切っても切れない
むかしなじみのきれいな空だ
どんよりけむる地平のぼかしは
うすもも色の朝のしめりだ
智恵子は遠くを見ながら言う
阿多多羅山の山の上に
毎日出ている青い空が
智恵子のほんとの空だという
あどけない空の話である
智恵子の杜にある「ほんとの空が見える展望台」から安達太良山越しの青空を眺めた。次の日は、安達太良山に行く予定だ、明日もほんとうの空に会えるのだろうか。
その後は、浪江焼きそばを涙ながらに食べ、岳温泉に入り、ヨークベニマルで夕食と酒を買って、オートキャンプ場へ・・・。夜半過ぎにはもう眠ってしまっていた。
なお、次の日以降の記録はこうなった。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-633295.html
(GW終盤遠征 安達太良山 私はほんとうの空を見たのか・・・。)
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-634003.html
(GW終盤遠征 那須岳 三度目の正直)
aideiei さん
あぶくま洞の撮影禁止残念でしたね。
自然にできたものなのに撮影禁止とは
あぶくま洞のHPを見ましたが、「撮影禁止」の文字は見つけられませんでした。
雲の上の男体山、磐梯山すてきですね
hamburg
本当に、あぶくま洞は残念でした。日本三大鍾乳洞(秋芳洞、龍河洞、龍泉洞)に引けを取らない素晴らしい鍾乳洞でした。だからこそ、残念としか言いようがありません。こっそり写真を撮っている人もいましたが、わずかな人であったように思います。
大滝根山は、晴れていればきっと展望がもっと良い山なのでしょう。ただ、北方向はレーダー基地のため展望がありませんでした。南、東方向は特に良いです。
山を下りてから晴れてきたというタイミングが残念でしたが、面白い山のぼりができる山だなあと思いました。そして、人はあまり入っていませんでしたね(出会った人は2人のみ、しかも私が下山後に準備をしていた二人)
青春18を使えば、公共交通機関のみで安く登れる山だとも思います。
hanburgさん、ご来訪ありがとうございました。
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