金北山(百花繚乱のアオネバから金北山縦走)
- GPS
- 11:11
- 距離
- 23.7km
- 登り
- 1,660m
- 下り
- 1,860m
コースタイム
天候 | 5/4 晴れのち雨 5/5 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
船
佐渡汽船 http://www.sadokisen.co.jp/timetable/1505.html?page=area1 【往路】 両津港よりアオネバ登山口まで バス ドンデンライナーを利用 http://www.ryotsu.sado.jp/donden/rainar.htm 【復路】 横山バス停より路線バス 新潟交通佐渡 株式会社 http://www.sado-bus.com/route/index.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
トレッキングマップは新潟港の案内書で入手。 【アオネバ登山道】 よく整備されています。花が多い分、ムシも多いので対策したほうがよいです。 【金北山縦走路】 ところどころ雪の重みで倒れた木の枝が登山道を遮っていますので注意が必要です。 残雪もところどころです。 山頂直下は急な雪渓がありますが、ロープもあります。 【横山登山道】 山頂からの取り付きを間違わないようにしましょう。 一箇所急な雪渓がありました。慎重に下りましょう。 全般的にぬかるみが多いです。 |
その他周辺情報 | マップには山頂にWCとありましたが発見できませんでした。 |
写真
感想
5/4
新潟港朝6時のフェリー乗って佐渡へ。大きなフェリーで人は多いものの、それほど混雑はしていない。
2時間半で両津港に到着。予約していたドンデンライナーに乗り換え、15分でアオネバ登山口に到着。
登山口は標高300mほどなのでドンデンまでは600mほどの上りになります。今日の行程はドンデン山荘までなのでゆっくりできます。
写真を見ていただければわかるように、登山道に入ったとたんに多くの花が迎えてくれます。ニリンソウ、ヒトリシズカ、シラネアオイ。。。 いちいちザックを降ろして写真を撮っているのでなかなか前に進めません。
こんなに花が多い登山道はこれまでに見たことがありません。
天国っていうものがもしあるのであれば、こんなところなのではないか、などと考えながら歩きますが、ここは天国ではないのでムシも寄ってきます。
中でも、シラネアオイの多さには驚きました。以前高妻山などで数輪見かけたことはありますが、絶滅危惧種であるこの花がまるで栽培したかのように延々と咲いている様はとても不思議に感じます。
標高を上げるとカタクリの群生が現れます。これもここまでの群生が登山道の両脇に並んでいるのは驚いてしまいました。
アオネバ十字路にでる直前のあたりから小雨が降り出しました。事前の天気予報通りですがまだ持ちそうだったので、ドンデン高原の方を周回することに。
ドンデン高原のあたりは開けていて気持ちのいい場所です。ドンデン池の手前あたりではミズバショウも咲いていました。
午後一時くらいにドンデン山荘に到着。そのころから風雨が強まってきました。本日の行程はこれで終了。早めにお風呂に入って休憩です。
5/5
夜は前線が通過し、強い風と雨が降りつけていましたが、翌朝は快晴。ラッキーです。
朝ごはんを食べて出発。舗装道路を20分ほど歩き、登山道に入ります。
前日に通ったアオネバ十字路を通過し、マトネへ。相変わらずカタクリなど多くの花が咲いていますが、今日は少し先を急ぎます。
マトネから先は金北山に向かってほぼ南に直進する尾根道縦走になります。標高1000mに満たない縦走路なのですが、森林限界を越えており、雪を纏った金北山を目指して歩いていると、まるで北アルプスを縦走しているかような錯覚を覚えます。でも時折眼下には佐渡の海が。とてもとても気持ちのいい縦走です。
100mほどの標高差があるピークとコルを5つ6つ越えて行くと金北山への最後の上りに。ここはまだたっぷり雪が残っていましたが、ロープも付いていますので、慎重に登れば大丈夫でしょう。
山頂には神社がある他に巨大な人口建造物があり、やや興ざめです。昔の防衛省のレーダの名残なのでしょうね。
山頂では学生さんと思しき先行パーティーと一緒になりました。彼らもとても楽しそうです。
彼らも同方向の横山に下山するということでしたので食事休憩後ほぼ同時に下山開始。横山登山道は事前の情報が少なかったので少し不安があったのですが、問題はありませんでした。途中雪渓が残っている急坂はありましたが、進行方向先がなだらかなのでシリセードでも大丈夫でした。ガイドブックでは白雲台へのコースが書いてあることが多いようですが、1000mくらいの下山に不安がなければこのコースもよいのではないでしょうか。何よりバス通りに出られますし。
横山バス停からは宿泊地相川までバスに乗りました。バス停についたのがバス定刻の3分後だったのですが、やや遅れていたバスがジャストで到着。全くラッキーでした。
花の時期も天候も、多くの幸運に恵まれ、とても幸せな山行でした。離島であるが故かヤマレコの数も少ないように思いますが、もっと登られ、語られていい山なのではないかと思います。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
yoshiyanさん、こんにちは。
GW山行、これが最後でしょうか。まだ続きがあるのかな。何れにせよ天気にも恵まれ、充実した山行ばかりだったと思います。
ここ金北山は、レコ本文にも書かれている通り訪れる人も少ないようですが、花あり眺めありの良い山のようですね。群馬から新潟は意外と近いので、自分の引出しに入れておきたいと思います。
追)シラネアオイを始め花が多いのは、鹿がいないからでしょうかね?
papibanさん、コメントありがとうございます。
GWのレコは完了です。ほっとしています。
> シラネアオイを始め花が多いのは、鹿がいないからでしょうかね?
さすがご明察です。
観光情報誌には以下の様に書いてありました。
「佐渡にはタヌキより大型の野生動物がいない。特に花にとって最大の天敵である鹿がいないので食害がなく、花は増え続けている。」
ふれあいの旅、楽しみのある暮らし佐渡 佐渡情報誌「えール」
http://www.city.sado.niigata.jp/support_sado/bn/index.html#no10
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する