日光白根山


- GPS
- 13:58
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 1,385m
- 下り
- 1,381m
コースタイム
- 山行
- 5:04
- 休憩
- 0:01
- 合計
- 5:05
天候 | 初日:晴れ 2日目:晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
湯本温泉から五色沼避難小屋まではトレースもしっかりあり、危険箇所もなし。 五色沼避難小屋から日光白根山への斜面はかなりの傾斜があるため、しっかりとしたアイゼン歩行とピッケルワークが必要。 |
写真
感想
2月21〜22日の1泊2日で厳冬期の日光白根山に行ってきました。
今回の登山はいろんな意味で反省しまくりの登山となりました。
21日、電車とバスを乗り継いで日光湯本スキー場に到着。
今回はこの日光湯本スキー場を出発し、反対側の丸沼高原スキー場へ抜ける予定でした。
そのため、山スキーセットを持ち込んで、スキーも一緒に楽しんでしまおうと思っていました。
しかし、これが思いもよらない結果へとなってしまうことは、当初はまったく想像できませんでした。
日光湯本スキー場でスキー板とスキーシールをセットし登り始めます。
雲ひとつない素晴らしい天気、風も穏やかでむしろ暑いくらい。
当初は快適な登り。圧雪された雪はスキーが滑りますが、下りにはしっかりスキーが止まりぐんぐん登っていけます。
そうやってスキー場最上部に到着し、ここから本格的な山道になるのですが…まずここで大きな落とし穴が。
登りはじめていきなりの急坂でスキーではまったく登れない…
仕方がないのでスキーを外し、板をザックにくくりつけ上り始めますが…
雪山テント泊装備だけで20kg近くあるのに、さらに板の重さが加わり重すぎてまったくといっていいほど登れない…
10m登っては休んで、10m登っては休んでを繰り返し…一向に進まない…
コースタイムでは1時間半ほどで稜線に着くはずなのに、1時間半経ってもまだ中間地点ほど…
そうこうしてコースタイムの倍ほどの時間をかけてようやく稜線に到着。
当初の予定では、初日は五色沼避難小屋付近にテントを張る予定でしたが、コースタイムではここからさらに1時間半、今のペースだと3時間かかることを考えるとこれ以上進むのは無理と判断し、森林限界を超える手前の天狗平付近でテントを張ることに。
しかしいいことも。テント場からは男体山と中禅寺湖が一望できる素晴らしいロケーション。夕日に染まる男体山がとても美しい。
しかし翌日は天気が崩れる予報。今日と同じペースで登っていてはとてもじゃないが丸沼高原スキー場に到達できない。
しょうがないので、翌日はテントは待ったままで身軽な状態で日光白根山を往復してくることに。
夜、テントの外を見ると満天の星空。これはもしや翌日も好天に恵まれるのでは?
明け方風の音で目が覚めました。テントの外を覗くとうっすらと明るくなっています。
しかし空は晴れている。そして眼下には雲海が広がっています。上空は雲がものすごい勢いで流れています。
風はかなり強く天気が崩れるのも時間の問題。急いで準備をし白根山へ向けて出発。
テント場を出て1時間ほどで前白根山に到着。目の前に圧倒的な存在の白根山がそびえ立ちます。
しかしかなりの強風。前白根山山頂は風邪の通り道で雪は吹き飛ばされていて、岩が露出しています。
前白根山を後にし五色沼避難小屋に到着。そこから先、一応先行者のトレースはありましたが、森林限界を抜けると強風でトレースは消されていました。
白根山の直下に到着すると、圧倒的な雪壁が立ちはだかります。傾斜もかなりあり、強風が吹き付けます。滑落しないように、時々耐風姿勢をとりながら登っていきます。
登っていくうちにどんどん天気は悪くなっていきます。山頂付近にはガスがかかっていて、雪煙も舞っています。
何度も「もう撤退しよう」という気持ちと「もうちょっと頑張ろう」という気持ちが交錯します。
そして何とか山頂付近に到着。しかしガスで何も見えません。視界20mという感じ。ホワイトアウトではなかったので何とか山頂へ。
しかし風が強い!体感で風速30mはありそう!
展望もなく泣く泣く下山。
下山ではシリセードで一気に下りました。
テント場に戻りテントを収納して下山開始。
またまたスキー板が重い…
何とかスキー場に到着し、あとはスキーで下ろうと思いスキーをつけるが…ここで大誤算が!
ネットでは登山靴でもスキーできるという情報をちらほら見てたのですが、いや!無理!
スキー靴じゃないとまったく曲がれない!しかも20kg近くを担いでまったくバランスが取れない!
しょうがないので、板を担いでスキー場を下りました…
今回の教訓!テント泊装備でスキーを担いで登るのは無理!(少なくともソロでは)登山靴でのスキーは無理!
今回は色々と経験できた登山でした。
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