羅臼岳 南西ルンゼ
- GPS
- 04:23
- 距離
- 6.6km
- 登り
- 930m
- 下り
- 914m
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年05月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
知床峠 10時から15時半のみ開通 |
写真
感想
出発が8時半過ぎ。車は比較的少なく、知床峠も開通直後であったが、渋滞なし。駐車場で少し渋滞したが、スムーズに入れた。しかし、天気が良いせいか登山客が物凄い多い。ほとんどが天頂山のようだ。羅臼岳は先行する6人。後方に1人。ルンゼ取り付きで夫婦と1人を追い抜き、途中で1人抜き、ルンゼ上方を登る2人が見える。スキーを上まで持っていくつもりではなかったが、皆持っていくので勢いで担いでしまった。手袋がなぜか片方しかないことに気付く。ほとんど腐れ雪だが、先行の人はアイゼンを着けているようだ。時々アイスバーンがあり、特にルンゼ上部は頻繁で、ステップを深くするため蹴りまくる。上部はハイマツも中途半端に出ていて、下が凍れついて登りずらい。やっと上に出たらそこは真っ白い雪と氷の世界。山頂直下までTシャツで登っていたが、先行の人に上は風が冷たいと言われ、シャツとカッパを着てカメラだけ持って登る。氷の斜面をへつるように巻き、左手は素手で氷を確保しながら上に出た。風が強く冷たく寒い。真っ白な知床連峰が硫黄山まで続く。振り返れば知西別、遠音別、霞んで海別まで見える。山頂は噴泉塔みたいな氷のドームに羅臼岳の看板だけ出ている。這い上がって写真を取り、這い降りた。せっかく持ってきたのだからピッケルを使えば良かった。帰りのへつりも結構怖い。下から4人上がってきた。小さな谷をシールを着けたまま滑り下り、スキーを持ってルンゼを降り、木の根元でシールを外しスキーを履き、滑り始めでいきなりこけた。急斜面だったが腐れ雪で止まった。どうも右曲がりターンがおかしい。テレマーク姿勢がとれない。でも適当に降りられたので、颯爽と滑って行くボーダーに続いて、やや緩斜面をターンしたらコケて右スキーが外れ左のスキーとと絡まり滑落し、すぐ止まりそうで止まらず、急斜面になり加速しだしたので、まずいと思って素手で雪をひっかき続けたら何とか止まってくれた。危うく新聞沙汰になるとこだった。手が擦れて出血し、血の跡をつけまくってしまった。後から来た人に心配をかけてしまって申し訳ありませんでした。後でGPSで見たら標高差80m程滑り落ちていた。よく見たら右足がウォークモードになっていて、右のワイヤーが緩んでいた。手袋といいワイヤーといい少し油断していたようだ。危うく大怪我するところだった。まだ急斜面が残っているので慎重に滑り、ブッシュ帯を抜け、何とか3時過ぎに知床峠に着いた。宇登呂の道の駅で手を洗って絆創膏を着けたが、久しぶりに使った薬品箱は随分整備不良だった。反省しながらちょっと腫れた右手で運転して真っ直ぐ帰った。しかし、スキーでこけて滑落しだしたら滑落停止はどうすればいいのだろうか?今回は右スキーが外れ左スキーと絡まり、脚が全く使えなかった。ストックの柄を突き刺したのだが、紐が邪魔をして深く突き刺すことができなかった。それにしてもなんで簡単に板が外れるのか、ガルモントにしてから右がよく外れる。スカルパT3のときはゆるゆるでも絶対に外れなかったのだが。
コメント
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スキーのまま滑落・・・
私の場合、今時期短いモノスキーが多いですが、板が短いので強制的にエッジを引っかけるか、体制を変えて見るしかありません。
テレマークだとヒールフリーな分、足がフリーでも板に強く力がかけられない分難しいかと思います。
他の皆はどうしてるか気になるところですが、山ではなるべく転倒しないようにと言われているところをみるとやはり難しいのかもしれません。
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