天狗山スキー場から芳ヶ平─草津白根山
yamabushi6295
- GPS
- 32:00
- 距離
- 17.8km
- 登り
- 1,109m
- 下り
- 342m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 2:22
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 2:48
- 山行
- 3:49
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 4:20
| 天候 | (1日目)晴れのち曇り (2日目)快晴 |
|---|---|
| アクセス |
利用交通機関：
バス 自家用車
帰りは白根火山バス停からバスで天狗山スキー場に戻る。 |
写真
拍手
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
防寒着
雨具
着替え
靴
ザック
ザックカバー
サブザック
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図（地形図）
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
ロールペーパー
時計
タオル
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
|
|---|
感想
火山規制がかかっている今となっては前提が異なってしまうけど、日本百名山のひとつである草津白根山は標高の高いところまでバスで上がって、その周辺を散策しながら登るハイキングの山として紹介されることが多く、実際、種々のガイド本を参照してもそのような案内記事しかみかけなかった。今も『薮岩魂』を出版されるなど精力的に活動されている打田�０貉瓩涼�作『関越道の山88』(白山書房・刊)では草津白根山を白根火山バス停から登ることは他のガイド本と一緒ではあるものの、芳ヶ平を経由して草津温泉近傍の天狗山スキー場まで下りるコースを紹介しており、そこだけは他のガイド本と一線を画してた。その『関越道の山88』が紹介していたコースを逆コース(天狗山スキー場→芳ヶ平→本白根山)で登りに行ったのは、1999年の10月9日のことだった。芳ヶ平でテント泊のため、フル装備での山行だ。
クルマで富山を出発したのは、朝6時頃だろうか? 国道8号と国道18号経由で新井に移動し、国道292号経由で中野に出て、そのまま渋峠をクルマで上がる。数え切れないほどのカーヴを曲がってクルマで渋峠を通過し、群馬県に入る。観光地だけあって観光客がウロウロするのに気を付けながら、草津側のヘアピンカーヴを下りて行く。草津温泉街まで下り切る手前で左折し、天狗山スキー場の駐車場に到着。スキーシーズン外のスキー場だから駐車場はガラガラという予想に反し、空きは少なかったように記憶してる。駐車場にクルマを置き、12:13に出発。一旦谷沢川を渡るために少し下り、谷沢橋を渡って上った先に芳ヶ平への登山口があり、ここから入山。やがて登山道は両側とも谷筋のヤセ尾根を登るようになっていく。霧で視界があまりよくないなかを進み、いくつかの沢を通過すると、穏やかな草原となり芳ヶ平ヒュッテに午後3時に到着。この日は芳ヶ平ヒュッテの前でテント泊。10月という時期的なものなのか、人影は無く、静寂に包まれてた。
静かな芳ヶ平で一夜を明かし、テントを畳んで5:33に出発。火山らしい豪快で迫力をある景色をみながら国道292号のほうへ移動。白根レストハウスに到着すると、国道を渡って草津白根山の山頂部へ向かう。逢ノ峰の西側を廻り、スキー場リフトの脇から草津白根山への道に入る。カラ釜の縁を廻って鏡池からの道と合流。本白根探勝歩道最高地点の標識を過ぎ、万座温泉へのコースを見送って三角点への踏み跡に入る。ササをかき分けながらの歩きで、朝露に濡れないように(朝の出発時から)レインウェアの上下を着込んで登ってる。ササのなかの三角点には8:02に到着。朝早いからか、誰も居なかった。元の分岐点に戻り、本白根歩道最高地点に移動。すでにここより標高が高いところ(三角点)に到達済みで証拠写真も撮影済だけど、ここでも写真撮った(苦笑)。上りとは異なり、下りは鏡池のほうのルートへ。今度は、本白根山展望台の標識があり、ここでも記念写真を撮影(苦笑)。今は営業していないロープウェイの山頂駅を経由し、白根レストハウスに9:53に戻った。白根レストハウスのバス停から草津温泉ゆきのバスの発車時間は9:50だったけど、バスが大幅に遅れてたため乗ることが出来た。バスは、2日がかりで稼いだ標高差を一気に吐き出して天狗山スキー場に到着。バス停から、クルマのある駐車場に戻った。
ということで、草津温泉から草津白根山に無事登頂出来たわけだけど、帰りもクルマで渋峠を越えながら、胸のうちは達成感よりも違和感のほうがどんどん大きくなっていく…。標高2,165.0 mの草津白根山を登るために、クルマで標高2,152 mの渋峠を越えてることについてだ。確かに、歩き始めは標高約1,250 mの天狗山スキー場で標高差にして800 mを2日がかりで登ってる。しかし、自宅を起点・終着点とした山旅全体でみると、クルマで頂上付近まで行っていながらワザワザ麓まで下りて上り返す…という、ある意味「無駄」とも思える行程となっている。関東方面から草津白根山に登る場合には気にすることはないんだろうけど、信州・北陸側の人間が草津から草津白根山に登る場合、アクセスの最短ルートは渋峠で、ここを通らないと(現実的なルートとしては)三国峠経由や上田から鳥居峠の大廻りが必要になる。それはそれで無駄だし…。今となってはあの時感じていた釈然としない思いはだいぶ薄れたけど、当時は自分の山行記録から抹殺し、三国峠経由で草津に行って登り直ししたいくらいだった(苦笑)。
さらに、当時は草津白根山の最高地点を極めた!…と信じて疑わなかったけど、今となってはこの時の山行で歩いていない箇所(・2,171 m標高点)が最高地点とされている。『ヤマレコMAP』みると、あの頃みんな必死に登りに行った標高2,165.0 m三角点に全く「足跡」のオレンジの点(軌跡)が無いのが、笑えるというか、なんと言うか…。最高地点で無くなったら誰も見向きもしない…(苦笑)。百名山達成者のなかには私と同じように標高2,165.0 m三角点に登って草津白根山に登った!…とカウントしてたひとも多いと思うけど、どれくらいのひとが・2,171 m標高点に登り直しをされてるんでしょうかね? いずれにせよ、今敷かれている火山規制が解かれない限り、どうにも出来ないんですが…(苦笑)。
(2024.5.19・記)
こっそり拍手
コメント
この記録に関連する登山ルート
関連する山の用語
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
この山行記録の写真
JP7XPZ さん
いいねした人