❄横岳→硫黄岳 (降雪後)
- GPS
- 09:46
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 1,477m
- 下り
- 233m
コースタイム
- 山行
- 8:00
- 休憩
- 1:44
- 合計
- 9:44
天候 | 曇り強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年02月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
降雪後でトレースなし |
写真
感想
降雪後で想定よりもかなり厳しい山行になりましたが収穫も多く大満足です。ルートファインディングしながら進むルートの方が楽しさはある。
【コンディション】
地蔵尾根
1月末の積雪でよく雪がついていました。踏み跡はずすと膝のくらいは踏抜きます。1月中旬あたりの記録をもとにイメージして行くと別の山です。
地蔵尾根〜横岳(奥の院)
この日はトレースはほぼなし。道中に3つほどピークを巻くのですが、ここがトレースがなく難しい。鎖も雪に埋まっているところが多くルートが分かりにくい。
西側(美濃戸口側)は雪が飛ばされて薄く岩が出ています。東側(秩父側)は雪がしっかりついています。ただ全体的にフワフワで柔らかいです。これをどちらから巻くか?を相当悩みました。見た目はどちらも下は切れ落ちているので恐怖感はある。
1つ目の二十三夜は、どちらか分からないので、とりあえず西側にトレースらしきものがあったので行っては見たが先が怖すぎて戻りました。迷った結果、東側を雪面を膝下まで埋まりながらトラバース。ラッセルのように崩して固めて進むようなイメージでやると安定して進めました。
2つ目の日ノ岳も東側の鎖が埋まった雪面をトラバース。雪は柔らかく、ここも膝下までのラッセルでルンゼ右側の岩まで長めのトラバースし、その後にアイゼン蹴り込んで直登しました。あまり右側すぎると途中で岩の上に薄く雪がのっているだけでピッケルもアイゼンも効かなく一旦クライムダウンして少し下りて左にトラバースして登り返した。
3つ目の鉾岳は東側からやりましたが、かなり厳しかったです。入口は踏み跡っぽくすんなり入れるのですがその先が厳しくて、アイゼン前爪で岩に立ちこんで手元はカチカチの枯れ草にピッケルを突いてトラバース。その後に同じ手元足元で上に数m登る感じでけっこうシビアでした。たぶん初めに下りすぎていたのでどこか途中で右手に行けるところがあるはず。そのあとに長めの雪面トラバース。ここも雪は柔らかくラッセル深め。
奥の院〜台座の頭
奥の院直下がナイフリッジ的な細い尾根でここも慎重に下る。その先に東側のトラバースがあるが鎖は雪に埋まっていて傾斜もかなりキツメです。雪もかなり柔らかくピッケルは効きません。ここはピッケルのブレード側で雪を崩して鎖を掘り出すを繰り返して通過しました。
台座の頭〜硫黄岳
難しいところはないですが、とにかく爆風。スマホは懐に入れた方がよいです。ここで速攻電源落ちました。
美濃戸口林道
けっこう凍っています。歩きもチェンスパ推奨。
【感想】
前日に降雪状況をよく調べてから行くことの大切さを改めて実感。一晩でコンディションは全く別物にかわります。
横岳は事前にどちらを巻くかを調べてから行くことを推奨します。
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