大森山/翁山(まで届かず…) 積雪期ルート(山刀伐トンネルから)
- GPS
- 05:35
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 726m
- 下り
- 725m
コースタイム
天候 | 曇り&小雪&暴風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年02月の天気図 |
アクセス |
■アクセス 仙台市⇔R48⇔R13⇔R348⇔県道28号⇔山刀伐トンネル北側 山刀伐(なたぎり) ■駐車場 山刀伐トンネル北側の駐車場 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山ポスト なし。YAMAPにて提出。 ■ルート状況(2024/2/3時点) 今回歩いたルートは全て積雪期ルートかつ殆ど人が入らないルートと思われますので自己責任要素が高いと思われます。トレース無し、登山者には会いませんでした。 足回りは駐車場からずーっとスノーシュー。降りのP840から少し降ったあたりで12本アイゼン+ピッケルに換装し駐車場まで。 雪の状況は尾根沿いの急登は雪が少なく小枝、笹あり。鞍部や平地や上部は積雪豊富でモフモフ。場所により脛〜膝のラッセル。トラバース地帯で風の抜ける場所はカリカリ。場所によっては少し踏み抜きあり。上部は雪庇帯が随所にあります。 駐車場から山刀伐(なたぎり)峠へのルートを少し歩いたらショートカットの取り付きへ入る。のっけからかなりの急登で雪たっぷりモフモフです。急登を登りきると再び峠への車道に出て再度ショートカットを登る。ショートカットを2回こなすと山刀伐峠に到着しここから大森山へ向けて積雪期ルートに入ります。序盤は緩やかですがすぐにP840への急登尾根に取り付きます。雪庇と少雪で埋まっていない枝・笹が多い尾根で少し難儀します。P840まで上がると景色も見渡せて積雪たっぷりのモフモフルートになります。P840から少し降って登り返すとP850へ。ここから大森山へは左折して北上。P850周辺はとてもなだらかなブナの雪原です。大森山へは一旦緩やかに降りピークへは一気に登り返します。P850から翁山へはそのまま南下しますが今回は爆風の影響もありP876の手前まで。P876直下は細尾根の急登で雪庇が張り出しは反対側はカリカリの急傾斜トラバースなのでスノーシューよりはアイゼンの方が無難かと。P876から翁山は片道5km弱程度ありそう。細かいアップダウンを繰り返し最後は翁山のP1074まで登ることになります。この時期にラッセルしながら翁山を目指すのは相当な体力が必要そうです。もっと雪が積もってその雪が落ち着く頃になると歩き易くなると思います。 |
その他周辺情報 | ■温泉 花笠温泉ふくの湯\500 露天はないがトロッとした温泉で気持ち良いです。 |
写真
感想
翁山は聞いた事ある方もいると思いますが大森山と聞いてこの山をイメージされる方は殆どいないと思います。そもそも大森山は日本に沢山あり、特に山形と秋田にいくつかあるようです。地図を眺めて知ったその大森山は翁山へと繋がる稜線があり是非積雪期に歩いてみたと思い今回の山行へ。ただ大森山自体の山行記録は少なくYAMAPでイワヒバリさんがHitするのみ。ヤマレコはエリア検索では見つけられず。大森山から翁山の記録はどちらでも見つけられませんでした。(見つけられないだけで歩かれている方はきっといるでしょう。)ルートも初めは赤倉温泉スキー場からと思っていたがOpen前のスキー場を歩くのは憚られたので他のルートを探して今回の山刀伐(なたぎり)トンネルからのルートになりました。
山刀伐峠まではショートカットでのっけから急登。峠からは積雪期限定のルートへ。トレースは一切なし。序盤から雪はそれなりにありますが急登部はやはりまだ雪が付いていない箇所が多く、雪庇帯を歩くか反対側の雪の薄い枝・笹が出ているトラバースを歩くかを強いられます。我慢の登りを越えてP840まで来ると雪はもっさりあります。目指す大森山/翁山も見え始めるがやっぱり予報通り曇り&強風。モフモフラッセルと禿岳や神室連峰の眺めを楽しみながら大森山へ折れるP850の台地へ。ここから大森山へのブナ林の雪原歩きが凄く楽しかった!いつか登りたい積雪期限定のみみずく山や予報に反してずっと陽が当たっている神室連峰を眺めながら大森山直下の急登ラッセルをこなして山頂へ。山頂には鉄柱があります。少し北東の尾根方面に歩くと神室連峰の眺めが良いので初めて見る角度から尾根の成り立ちなどを目に焼き付ける。P850〜大森山の稜線歩きは雪がたっぷりあって踝、脛、膝のモフモフやラッセルも楽しめて北側の視界は良好なので誰にも会わない静かな稜線歩きを楽しめました。風が強く天気もイマイチなので翁山は諦めましたがまだ時間も早いので少しだけ翁山方面へ歩いてみることに。途中のP876まで行こうかと思ったが途中の細尾根は雪庇と反対側はカリカリの谷への急傾斜トラバースだったので無理せず引き返す。帰りもたっぷりの雪を味わい禿岳と神室連峰の眺めを楽しみながら無事に下山。ラッセルが多かったのでなかなかペースがあがらず下半身の筋力も使い果たし体に堪える山行でしたがあまり記録が無いルートを地図・地形見ながら歩く事が出来たので楽しかったし良い経験になりました。ここから翁山へは往復20km弱位になろうかと思いますがいつかリベンジしたいです。
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