少年気分でオリエンテーリング・桐生茶臼山から石切場を周回。

2024年02月12日(月) [日帰り]

• GPS: 02:12
• 距離: 6.8km
• 登り: 389m
• 下り: 386m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:04
• 休憩: 0:08
• 合計: 2:12

距離 6.8km 登り 392m 下り 390m

13:13 東毛青少年自然の家駐車場
13:35 13:36 水道山
13:40 八王子山
13:53 13:58 茶臼山
14:05 14:06 姥沢ノ頭
14:10 姥沢峠
14:19 根元山
14:28 籾山峠
14:52 14:53 雷電山
15:25 東毛青少年自然の家駐車場

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

東毛青少年自然の家に車を置き、茶臼山まで往復した後、籾山峠に向かい暫し車道を歩き、ほぼ藪漕ぎで雷電山に登り、勝負沼から石切場を経由して出発地に戻りました。

コース状況／危険箇所等

先週の雪はほぼ溶けています。日陰の道以外はドロドロのところもありません。麓の集落からいろんなルートが伸びていますが、降りてみないとどこに降りるのかわからなかったり、意外と急だったりするところもあるようなので、メインルート以外は立ち入らない方が無難です。また、数年前に麓の桐生市側でイノシシによる死亡事故がありましたので要注意です。

その他周辺情報

桐生市側には梅のきれいな南公園がありちょうど梅祭りを開催中。（籾山峠からすぐ近くです）旧藪塚本町側には藪塚温泉周辺に三日月村やスネークセンターなど昭和臭たっぷりの施設や、西山・北山古墳があります。時間に余裕があるなら立ち寄るといいでしょう。

写真

2/12 13:15

例によっての午後からハイク、東毛青少年自然の家へとやって来ました

2/12 13:19

くさり場コースには子どもがチャレンジする鎖場あり

2/12 13:20

登山道は鎖場を迂回して上へと向かいます

2/12 13:32

尾根コースの縦走路までやって来ました

2/12 13:36

登山道には古い石造物あり、姥沢峠（八王子峠）にあるのは万延年間の年号が掘られた庚申塔

2/12 13:39

その先の八王子山には太田金山城北端の砦、古井戸とのことです

2/12 13:39

文化年間の年号が掘られた籠山千日満行所の石碑

2/12 13:39

江戸中期、元禄年間の八王子の石碑、麓には八王子神社があるらしい

2/12 13:40

いつも水がお供えしてあった庚申塔、通っていた人が来れなくなったのかな

2/12 13:48

茶臼山手前の見晴らし台にはお寺がやってる麓の保育園が設置した微笑仏のオブジェ、風化してお顔はほとんど認識できず

2/12 13:49

ここからは浅間山が遠望できます（右手に榛名山、左端に荒船山）

2/12 13:51

山頂の電波塔がもうすぐ

2/12 13:52

植えてある河津桜はあと一週間くらいかしら

2/12 13:53

山頂から歩いてきた南の方角を振り返ります

2/12 13:53

三等三角点の鎮座する茶臼山294mに到着です！

2/12 13:53

山頂にも古い祠が麓の集落を守るかのように建っています

2/12 13:53

山頂のランドマークだった標識は朽ちて倒れてしまいました

2/12 13:54

そして山頂からの眺望はこちら

2/12 13:54

真正面には裾野は長し赤城山、手前には笠懸町の町並みが見下ろせます

2/12 13:56

右手には双耳峰の袈裟丸山、手前には桐生吾妻山、桐生の旧市街が広がります

2/12 13:58

南西の方角には御荷鉾三山、奥秩父の山並み

2/12 13:58

南にはきれいな三角錐の大山、右手にはボリューミーな丹沢山地

2/12 14:05

登山道の雪はこの程度、日陰にちょこっと残っているだけでした

2/12 14:18

太田市最高地点はここ根本山275m、太田金山じゃないんだね

2/12 14:28

急坂を下って籾山峠、ちょうど1年前に怪我した仙人ヶ岳が目の前、今月末にはお花探しに行きますよ（右手の赤い屋根が桐生市斎場、その下に梅祭りの南公園があります）

2/12 14:32

籾山峠にはウグイスカグラが多くあり、咲き立てで活きのいいのをパシャリ

2/12 14:33

縦走路はこの先を登り詰めますが、今日は車道を藪塚温泉方面に向かってみます

2/12 14:48

温泉までは下る一方かと思いきや車道は再び登り始めたので、ピンクテープを頼りにほぼ藪化した登山道を雷電山へと向かいます

2/12 14:52

お稲荷さんの祠、かと思ったら雷電さまでした（＾＾；

2/12 14:53

登ったと思ったら下りは激坂なのは八王子丘陵のあるあるです

2/12 15:03

麓の畑まで降りると白梅が満開でした

2/12 15:06

せっかくなので戦後に操業を停止した石切場、どこぞの国の神殿のようです

2/12 15:07

コスプレイヤーに占拠されていることもあるとのことですが、この日はひとり貸し切りでした

2/12 15:17

小ピークをのっこすと八王子山系の水が湧き出す場所に由来する瀧の権現、自然の家の上には滝ノ入鉱泉福寿館が所有していた源泉地に温泉マークが着いています

2/12 15:20

童心に還ってオリエンテーリング気分、小冒険は終わりです

2/12 15:22

先ほどの石切場で産出した藪塚石（赤石凝灰岩）で造られた竈がキャンプ場の炊事場に鎮座していました

撮影機器：

RICOH GR III RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

感想

yamaonse

再来週に迫った次の歩き遍路、たまにはちゃんと歩いておかないと長丁場に耐えられないと思いつつも、三連休は残雪にかこつけて低堕落な日々。最終日には重い腰をあげ、日当たりよくて雪の心配がなさげな八王子丘陵へ向かってみることにしました。

夕方まで日当たりのいい西斜面に建つ東毛青少年自然の家に車を置き、明るい落葉樹の林を抜けて茶臼山への縦走路を歩きます。日陰にちょこっと雪は残っているものの泥濘もなく、山頂直下の急坂もスイスイと見晴らしのいい山頂へたどり着きました。

ここからは桐生市、旧笠懸町の町並みが一望で、赤城山や袈裟丸山、足尾山地を間近に見ることができます。西側には白い浅間山がどんと構え、榛名山や荒船山、御荷鉾三山などの山を従えている様子も遠望でき、300mに満たない標高が嘘のようです。

山座同定を楽しんだ後は南側の籾山峠まで歩きます。目当てはウグイスカグラ、峠を越す廃道の脇に結構な本数が生えています。行ってみたら花はそれなりに咲き出していて、隣のゴルフ場から響く歓声を尻目に可憐な花たちをひとり満喫してきました。

籾山峠からは太田北部運動公園に続く登山道が続いていますが、今日はここまで。藪塚温泉に降りて昭和レトロを満喫しようか、麓の古墳も見たことないし、と思って車道を歩きますが、途中から登り返しになったので真横にある雷電山へと目的地変更。

藪化した踏み跡をピンクテープを頼りに登ると雷電山、急な階段を下って勝負沼、そして当地には珍しい石切場に立ち寄ります。ここは戦後まで操業していた藪塚石の採掘場跡、千葉の鋸山などには遠く及びませんが、古代神殿のようで迫力があります。

最後は小ピークをのっこして出発点。自然の家のオリエンテーリングに使っているようで、神社なども含めて随所に三角形の標識あり。午後からの短時間でも童心に還って楽しめましたが、次回は太田金山への縦走かな。まずは早起きしなきゃですね。

コメント

☆Parsleycandy

こんにちは。今日、茶臼山に登りましたがハイカーが多くてびっくりしました。人気の山なんですね！

yamaonse

☆Parsleycandyさん、こんばんは！レコ、見させてもらいましたよ。朝早起きしていればどこかでお会いできたかもしれないと思うと残念ですが、やっぱりここは縦走した方が達成感があってよさげですね（笑）午後からでも大勢の人が歩いていて、皆さんそれぞれの登山口から集っているのがご当地感があっていいなと思いました。普段着の人も多かったですね。がっつり山も地元の一歩から、日頃の体力作りは大事ですね。

ramisuke

yamaonseさん、こんにちは。

あの庚申塔、ちょっこし心配、気がかりですね。私も「いつも相手をしてもらっているな〜、いいなあ」と思い、幸せな気持ちでお参りしております。

再来週の四国は、松山ー今治でしょうか。今回も心地よいお参りになりますように。

yamaonse

ramisukeさん、こんばんは！いつもきれいなお水がお供えしてあった庚申塔、きれいさっぱりしていてちょっぴし寂しい気持ちになりました。仮に山に登れなくても、お元気で過ごされていることを祈りたいものです。再来週は３連休に有給休暇を二日くっつけて松山から四国中央市を狙っています。松山空港着いた日に今治も強行軍だし、横峰寺に雪があるのはほぼ確定な感じもする。心地よい、というより次のお宿目指す旅にまたまたなりそうです（汗）

yamataku

yamaonseさん、こんばんは。
懐かしいルート、稲荷山？と思っていたら雷電山の別名なんですね。
今回も石切場のコスプレイヤー・ドロンジョをカメラに収めることはできなかったのですね。さすがに真冬は厳しいかもしれないので、ぜひ、夏場にまたお出かけください😅。

yamaonse

yamatakuさん、こんばんは。稲荷山、間違えました（滝汗）しれっと訂正しますのでお許しを（爆）石切場には手前の車道に車があったので、今日も居るのかと身構えましたが無人でした。以前に飯能日和田山の裏にある高指山の広場で、冬に全裸な御仁を見てしまったことを思い出しました。女子と一緒だったので見せないようにさりげなく振る舞ったのはヒミツです（＾＾； コスプレイヤーの方々は服着てるだけマシかもしれません・・・

miketama

yamaonseさん、こんにちは♬

あらっ、連チャンでしたか！
セツブンソウの記録を眺めていて、火山灰の土地を好んで咲いて種が飛んでまた芽を出すロマンに浸っていました。

そうですね！長旅の為に鍛練週間ですね！

石切場、写真だけでもおっかないです((( ；ﾟДﾟ)))！
中になんか入れません(>_<)。
モデルさんもカメラマンさんも命懸けなんじゃないのですか？

くさり場はお子さま専用でしょうか？
キャーキャー楽しそうですが。

yamaonse

miketamaさん、こんばんは。ここのところつまらぬレコを連発で申し訳ありません（汗）もっとちゃんとした山行けよ、って感じですよね（＾＾； 火山灰質の土地を好むセツブンソウや自生のフクジュソウを愛でた後は童心に還っての低山徘徊。ひっつき虫くらいしか飛んで芽が出るのはないし、花といえばウグイスカグラくらい。それでも山頂は見晴らしがいいし、ちょっとスリルのある鎖場もあり。公園の遊具とかは年齢制限あるけど、ここはおとなでも大丈夫ですよ、きっと（＾＾）そして怖いといえば石切場、閉所恐怖症の方には向かないと思います。基本入り口は一カ所なのでヘンな人とか来たら逃げられません。仮面ライダーのロケ地にもなったとのこと、コスプレの方々もそういうの聞いて集まるんでしょうね。短時間でもそれなりに見所のある里山歩きでした（＾＾）

yakidango

yamaonseさん、こんばんは。

数年前に歩いた八王子丘陵、懐かしく拝見しました。私は桜の時期に歩いて茶臼山で満開だったのを思い出しました。山頂からの赤城山塊が雄大ですよね。

オリエンテーリング、懐かしいですよね。小学生のときに林間学校か遠足かでやりました。もう昭和のイベントなのではないでしょうか？

昭和といえば藪塚温泉のジャパンスネークセンターと木枯し紋次郎の三日月村。紋次郎ファンとしては三日月村は行きたい。スネークセンターは実は３回行ってます☺️

yamaonse

yakidangoさん、こんばんは！茶臼山、低山なのに赤城山側の眺望は最高な山ですね。今回は楽をして縦走はしませんでしたが、眺めを楽しむだけでも行った甲斐がありました。オリエンテーリングはもはや死語なのかな。ボーイスカウト活動とかキャンプとかに背を向けた少年時代を過ごした身とすると今さら何を、と言われそうですが、アウトドアの入り口としては有効に機能していましたよね。そして調べてみたら、オリエンテーリングは本来かなりハードな競技スポーツみたいです。オレンジと白の三角マークの標識を順番に巡って時間を競うとのこと、子どもが宝探しの延長でやるのとは訳が違う様子ですが、それはそれで楽しそう（＾＾）さらに昭和といえばスネークセンターと三日月村。スネークセンターは血清とかも扱う研究施設でもあるようですが、三日月村は出来たての頃に自宅から自転車で訪れて、何か違う？？？という印象でした（笑）リピートしたスネークセンター含め、タイムスリップしたような施設は後生に残ってもらいたいものです（＾＾）

yakidango

追伸、言い忘れました。お遍路さん、気をつけて行ってきてくださいね。

yamaonse

お遍路は瀬戸内の温暖な気候の海沿い平地を歩くつもりでしたが、遍路中で２番目に標高の高い積雪地帯にあるお寺も登るし、アップダウンはそれなりにある様子。心して出かけたいと思います！