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Yamareco

記録ID: 6457784
全員に公開
山滑走
白馬・鹿島槍・五竜

蒲原山 湯原周回

2024年02月12日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
08:01
距離
12.9km
登り
1,383m
下り
1,372m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:00
休憩
0:02
合計
8:02
7:39
355
スタート地点
13:34
13:36
125
15:41
ゴール地点
天候 ガス一時晴れ
https://tenki.jp/past/2024/02/12/chart/
https://nadare.jp/avalanche_informations/2165
過去天気図(気象庁) 2024年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
千国街道、湯原トンネル(長野側)手前の除雪された駐車スペース
https://maps.app.goo.gl/PqNjvqPsNuvvdUyDA
コース状況/
危険箇所等
・トンネル尾根
橋を渡った先、塩坂トンネル入口から塩の道を辿って尾根に取り付く(橋手前の林道は×)。急斜面で数センチしか雪が付いてなく、ヤブを掴んで強引にシール登高。
尾根上を登っていく途中、古い石垣の段と林道が3回ほど横断。ヤブが所々煩いので林道も使いつつ、登りやすい斜面を探して登った。石垣から積雪が急に増えてきて膝ラッセル。

・紙すき山牧場
1004m三角点の肩でトレースが合流(恐らく道の駅小谷から)。1400mまで拝借。以後蒲原山まで風で消えておりラッセル。

・湯原落とし
1420高点の肩から前沢に落とし、1000mラインで小尾根を巻いてからスキーヤーズレフトに登り返すつもりでいた。今回、不本意ながらトレースのある尾根を滑走した。

(重い深雪がセミファットでは太刀打ち出来ず、登り尾根のトレース利用しつつ下山ラッセルを何とか回避)

後半、湯原に落とす北東斜面の疎林が当たり。雪が沈降してくれていて、ヤブも埋まっている。標高差500mの素晴らしい滑走を楽しめた。
JANによると10日からHakuba Valley北部で+60 cm。小谷村へ直行w
2024年02月12日 07:14撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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2/12 7:14
JANによると10日からHakuba Valley北部で+60 cm。小谷村へ直行w
橋渡った先のトンネル入口が塩の道だった。迷い20分ロス
2024年02月12日 07:45撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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2/12 7:45
橋渡った先のトンネル入口が塩の道だった。迷い20分ロス
取付、ほぼ積雪なし。幹とヤブを掴んで強引に突破
2024年02月12日 08:03撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
2/12 8:03
取付、ほぼ積雪なし。幹とヤブを掴んで強引に突破
塩の道で尾根に乗り上げるまで40分かかった(汗
2024年02月12日 08:21撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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2/12 8:21
塩の道で尾根に乗り上げるまで40分かかった(汗
ツボ足の跡を発見と思ったが、カモシカ君かな
2024年02月12日 08:29撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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2/12 8:29
ツボ足の跡を発見と思ったが、カモシカ君かな
森の中に突如、古い石垣の段々が。棚田っぽい
2024年02月12日 08:37撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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2/12 8:37
森の中に突如、古い石垣の段々が。棚田っぽい
ヤブい所もあるので登り利用(時計回り)がおすすめ
2024年02月12日 09:05撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
2/12 9:05
ヤブい所もあるので登り利用(時計回り)がおすすめ
雪は急に深くなった。2時間ほど膝ラッセル
2024年02月12日 09:07撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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2/12 9:07
雪は急に深くなった。2時間ほど膝ラッセル
林道に出た
2024年02月12日 09:11撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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2/12 9:11
林道に出た
所々林道使いつつ、尾根を忠実に上がった
2024年02月12日 09:22撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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2/12 9:22
所々林道使いつつ、尾根を忠実に上がった
また林道。広尾根で複雑な所もあって面白い
2024年02月12日 09:31撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
2/12 9:31
また林道。広尾根で複雑な所もあって面白い
今思うとこの辺で滑走回してても良かった。日陰で軽パウ
2024年02月12日 09:43撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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2/12 9:43
今思うとこの辺で滑走回してても良かった。日陰で軽パウ
1004m三角点が近い。尾根を越すと紙すき山牧場に出た
2024年02月12日 09:57撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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2/12 9:57
1004m三角点が近い。尾根を越すと紙すき山牧場に出た
一瞬晴れた。高温。うぅー雪質があっという間に…
2024年02月12日 10:20撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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2/12 10:20
一瞬晴れた。高温。うぅー雪質があっという間に…
トレースに出くわした
2024年02月12日 10:26撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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2/12 10:26
トレースに出くわした
1040mの池
2024年02月12日 10:40撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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2/12 10:40
1040mの池
1160m二重山稜
2024年02月12日 11:21撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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2/12 11:21
1160m二重山稜
酷い団子になった(笑
2024年02月12日 11:41撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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2/12 11:41
酷い団子になった(笑
トレースに感謝
2024年02月12日 12:11撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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2/12 12:11
トレースに感謝
尾根に出ると風で消えてしまった。ラッセル
2024年02月12日 12:53撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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2/12 12:53
尾根に出ると風で消えてしまった。ラッセル
13時半。ようやく蒲原山登頂?のはずだけど
2024年02月12日 13:29撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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2/12 13:29
13時半。ようやく蒲原山登頂?のはずだけど
平原。どこもかしこも山頂に見えるw
2024年02月12日 13:34撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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2/12 13:34
平原。どこもかしこも山頂に見えるw
景色はない代わりに、オオシラビソが立派だった
2024年02月12日 13:34撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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2/12 13:34
景色はない代わりに、オオシラビソが立派だった
トロールが住んでいそうな、独特の雰囲気ある山頂
2024年02月12日 13:36撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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2/12 13:36
トロールが住んでいそうな、独特の雰囲気ある山頂
蔵王とか吾妻とは違う系。でも樹氷モンスター
2024年02月12日 13:36撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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2/12 13:36
蔵王とか吾妻とは違う系。でも樹氷モンスター
だだっ広いので下りラッセルしてから滑走モードに
2024年02月12日 13:40撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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2/12 13:40
だだっ広いので下りラッセルしてから滑走モードに
この深雪エグい。斜度あってもズリ落ちて止まるだけ
2024年02月12日 13:55撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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2/12 13:55
この深雪エグい。斜度あってもズリ落ちて止まるだけ
最大斜度を直滑降して沢割れで沼る、ってシナリオが確定
2024年02月12日 14:04撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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2/12 14:04
最大斜度を直滑降して沢割れで沼る、ってシナリオが確定
湯原からの登りトレースの助けを借りる他に、手立てがない
2024年02月12日 14:30撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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2/12 14:30
湯原からの登りトレースの助けを借りる他に、手立てがない
板に乗っかる雪が超重くて
2024年02月12日 14:36撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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2/12 14:36
板に乗っかる雪が超重くて
加速しても ) を描いただけで止まる
2024年02月12日 14:59撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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加速しても ) を描いただけで止まる
1100mで雪が沈降してきた。板が走り出した
2024年02月12日 15:08撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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2/12 15:08
1100mで雪が沈降してきた。板が走り出した
おおおおお!
2024年02月12日 15:09撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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2/12 15:09
おおおおお!
湯原まで続く広大な斜面。自由自在に滑れる疎林帯だった
2024年02月12日 15:12撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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2/12 15:12
湯原まで続く広大な斜面。自由自在に滑れる疎林帯だった
藪フリー!今年の里山ツリーラン、やっと当たり引いた
2024年02月12日 15:14撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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2/12 15:14
藪フリー!今年の里山ツリーラン、やっと当たり引いた
ウェット。でも自ずと板が走り出す。北東向き
2024年02月12日 15:17撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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2/12 15:17
ウェット。でも自ずと板が走り出す。北東向き
家から近ければこの斜面だけ回したい
2024年02月12日 15:19撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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2/12 15:19
家から近ければこの斜面だけ回したい
林道終点より下、杉林の末端まで滑り込めた
2024年02月12日 15:30撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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2/12 15:30
林道終点より下、杉林の末端まで滑り込めた
滑走ゴール。周回は楽しい
2024年02月12日 15:33撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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2/12 15:33
滑走ゴール。周回は楽しい

装備

個人装備
Volkl Blaze 94 2020-2021 G3 ZED 12 contour hybrid pure

感想

10日からの+60cm新雪を求めて小谷へ直行。この時点で既に、焼山で失ったはずのスーパーファット浮力の幻惑を罹っていた。

周回したくてトンネル尾根へ。案内看板が堰堤の方に見えたので橋渡らず林道上がったら、どうも違う。引き返して20分ロス。そうして登り出した塩の道、どうしたことか。数cmしか雪が付いていなくてシールがズルズル、ヤブを掴んで身体を引っ張り上げる。しかしその後、古い石垣が出てきてからは何故か、急激に新雪が増えてきて膝ラッセルに。雨雪の境目だろうけどもギャップが凄かった。

紙すき山牧場まで膝上ラッセルは続き10時半、道の駅からと思われるトレースに出くわして解放された。広い牧場にて青空がのぞく。気温が高いのと昨晩の雪が水分たっぷりっぽく、シールが下駄になった。一度削り落としてもすぐ下駄復活。やがてガスに包まれた。トレースを拝借し牧場を抜ける。

ジグザグして行って尾根に乗るとトレースが風で消え再びラッセル。また現れてはを繰り返す。結局誰にも会わず、1570m付近でトレースは湯原の方へ折れた。駐車スペースに1台入ってきて挨拶したパーティが恐らく、湯原から紙すき山牧場に抜けたのだろう。自分は逆コースだったということになる。

蒲原山頂上へ。少しガスが薄くなって、雪を纏った巨大なオオシラビソの森が広がる。所謂スノモンではないのだけども、トロールの森。それ以外の表現がしっくりこないので、やっぱり樹氷モンスターってことにしておきたい。笑

山頂から早くも下りラッセルとなった。斜度が出てきた所で滑走モードにするも、直滑降姿勢とっただけでは微動だにせず、ジャンプしてもすぐ止まる。単に深過ぎもあるけど、1月の黒姫で腰ラッセルで板が走るのを経験したので、これはもう雪が超絶重いとしか。125のラプターなら行けたかも、、と思うと悔しい。

コース状況に書いたとおり、1420高点の肩から前沢に落とし、1000mラインで小尾根を巻いてからスキーヤーズレフトの尾根に登り返すつもりでいた。しかしこの状況でドロップしたら、自然と最大斜度に吸い寄せられて直滑降していって沢割れで沼るってシナリオがほぼ確定。仕方なく尾根を滑走した。所々トレースを拝借することで加速して何とか落とす。

すると後半、運が味方についてくれた。標高を落とすと雪が落ち着いてきて、沈降したしっとりパウダーに。板が自ずと走り出す。そして湯原へ落とす大斜面がブナ疎林じゃありませんか。ヤブも完全に埋まっていて最高だ。今年はコンディション難ありの里山ツリーラン、小谷まで来てやっと当たりを引いた。標高差500mを爽快に飛ばして下山。ホント、山って最後の最後まで分からない。ドパウのチェイスと絶景ハントに限らず、色んなBC山行を経験したいと思った。

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