モミソ沢~ソグラ沢~水無川
- GPS
- 07:07
- 距離
- 4.4km
- 登り
- 621m
- 下り
- 637m
コースタイム
- 山行
- 6:59
- 休憩
- 0:07
- 合計
- 7:06
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・水量: 平水~少なめ ・他パーティ: なし ・参考遡行図: 「丹沢の谷200ルート」P.22-23 (モミソ沢、ソグラ沢共に1級上) ・携帯電話:docomo/SoftBank共に駐車場~遡行中ほぼ電波なし ・ソール:CL/SL 共にラバーソール ・登山届:滝沢園登山ポスト 懸垂で有名なモミソ岩の横を流れるモミソ沢へ。 当初「モミソ沢(大棚上まで)~ソグラ沢左岸尾根を経てソグラ沢入渓(標高600mあたりの堰堤上狙い)~堀山で休憩~ナガレノ沢下降」という、1日で沢3本を満喫してしまう欲張りセットな計画。 1番の目的はモミソ沢~ソグラ沢へのトラバースを地形図読み訓練のために設定。 しかし計画した時刻より押したことと雪のため「モミソ沢~ソグラ沢~ソグラ沢左岸尾根下山~水無川」のルートに変更。 以下、沢や滝の詳細など 【モミソ沢】 ・落ち葉、倒木多め。小滝やゴルジュなど細いところにも倒木が詰まっている箇所が多かった ・沢は全体的に水が少ない ・滑り多め ・大棚12mのみロープ使用。それ以外はフリー ■575m二俣、右の4段12m(Ⅲ~Ⅲ+)。1~3段目は階段状でホールドも明瞭。4段目、CLはスタンスの細かい湿った右側を、SLは乾いた左側を登ったがどちらもそこそこ悪かった。高度感あり。初級者は要ロープ ■大棚12m(Ⅳ)。残置ハーケンが何個かあるがどれも古く潰れているものもある。中央から登り始め、3分の2くらい登ると残置スリングがあり、そこから右側を登る。上部左側は外傾していて厳しい 【ソグラ沢】 ・沢は全体的に水が少なく涸れているところが多い。枝沢も涸れている ・モミソ沢よりも岩や土が脆い印象 ■ゴルジュ入り口の二つ目の滝、6m(右Ⅲ+)。CLが水流右を登ったが上部で行き詰まってセミになった。SLが右側を高巻いて上からロープで救助してくれたが、高巻きも急な斜面の一枚岩、その上に落ち葉が重なっているような状態で滑りやすく悪い。帰宅後確認したところ、水流中央と左側が登れたようだ。完全にCLのミス。高巻いたところからさらに少し上がり、ゴルジュ内2m(Ⅲ)の上あたりに懸垂下降で復帰 ■ゴルジュ内ラスト、7m。SLがフリーで。スタンスが細かい。CLは滝の右側、木の根っこを利用して巻いた ■740m付近、右スラブ状7m。SLがフリーで。左岸に鹿避けの柵があり、CLはそこに沿って巻いた ・右スラブ状7m滝上は雪が多くなり、時間的にも厳しいと判断し左岸から脱渓。植林地帯で鹿避けの柵沿いにソグラ沢左岸尾根へ向けて登った。10分ほど登ると柵越え用の脚立があったので利用させていただく 【ソグラ沢左岸尾根】 ・ピンクテープが沢山ありわかりやすい ・落ち葉で多少滑りやすい箇所があるので注意 ・登山道ほどではないが、踏み跡もわかりやすいので迷うことはなさそう ・尾根を降っていけばそのまま自然に水無川へ合流できると思うが、我々は水無川が見えてきたところで10mほど懸垂で降りた 【水無川】 ・上流(戸沢出合駐車場方面)へ向かって川に沿って歩いた。川はそれほど深くなく(ふくらはぎが浸かる程度の深さ)、岩場も歩きやすい ・水の流れはそこまで速くなく、この時期でも沢靴+沢靴下+ウエットスーツで水もそこまで冷たくなかったので渡渉しても平気 ・登れる小滝が適度に出てきて、腰まで浸かる釜もたまにあり楽しめる。夏に初心者さんを連れて来るのにピッタリだと思った ・堰堤は登るのは無理そうだが、堰堤左側の凹角壁が登れそう(登った記録あるのでしょうか) ・堰堤左岸から詰める。ゴミが多く、割れた瓶なども沢山捨てられているので危険。なるべく手をつかずに登った |
その他周辺情報 | 日帰り温泉:湯花楽 秦野店 |
写真
装備
共同装備 |
ロープ(8mm30m)
予備ロープ(8mm30m)
カム
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感想
2024年、沢始め!(と言っても去年の沢納めは12月だったが…)
本当は1月に計画してた山行だったけど、色々あり、2月になってしまったやつ。
アイスはやらないので冬でも沢低温トレできる丹沢はありがたい限り。
今回は、モミソの楽しいところをやって脱渓、そのままソグラの楽しいところをやって詰め、という欲張り山行。
計画ではソグラを大倉尾根まで詰めて少し登ってナガレノ沢を下降する予定だった(ので戸沢に駐車)が、時間が意外にかかったこともあり、めぼしいところまでソグラ遡行後、脱渓して中間尾根を降り、目についた水無川を戸沢まで遡行する山行になった。
計画通りのルートをやることも大事だけど、沢登りの楽しさはその場で見つけた面白い方に行ってみるところにもあると思うので、そういった楽しさがあり良かったと思う。
モミソ・ソグラ共に水量は少ないが、登れる渋めの小滝が多く地味に楽しめた。
CLのリード経験を積むのが主旨の山行なので、自分はSLとして基本的にフォローで。山行中のルートや判断などはすべてお任せした。
ソグラ道中の滝で、地上4〜5mほどのところでCLがセミ(登るのも降りるのもできなくなること)になってしまったので、自分が高巻きして上からロープを出さないといけなくなったハプニングもあったが、登攀力のあるCLにとっては初めての貴重な経験だったと思う。フリーは常にクライムダウンできるかを考えながら登ろう!
最後に遊びながら遡行した水無川が、渓相よし、水量多し、小滝あり、で意外に面白く、真夏に初心者連れでウォーターウォーキングが楽しめそうだったのは良かった。秋冬は地味な沢ばかりになるのでCLと「そうそう、沢ってこういうのだよ!」と言いながらのワイワイ遡行になったw
前回から1ヶ月以上ぶりの沢になったが、やっぱり初級者向けの沢でも沢は楽しいのを改めて思い出せて良かったです。今年もたくさん登るぞ!
2024年沢はじめ。
2月とは思えない暖かさと快晴の中行ってきました。
少し歩くとすぐにポカポカしてきて沢日和!
今回は地形図読みの訓練と、CL練習として計画させてもらいました。
現地へ行き実際の景色と地形図を照らし合わせるとなかなかに厳しい。事前に地形図を見てソグラ沢600m付近はゴルジュがあると知っていたものの、その周りの岩の多さ、切り立った崖、懸垂下降してもいいがもう少し斜度を殺して入渓したい、と探しているうちに計画よりもだいぶ標高を下げてしまいました。予定では堰堤の上に出たかったけれど、実際入渓しやすかったのは堰堤下。
地形図読み、なかなか難しい。
歩く距離が増えてしまいましたが良い経験になりました。
また、遡行時間も予定よりもかなりかかってしまったのと、ソグラ沢の上部に雪が多く残っていたことから計画変更してソグラ沢を750mあたりで脱渓し、エスケープルートに設定していたソグラ沢左岸尾根で下山。
下山しながらSLとモミソ、ソグラはそこまで滝も多くなかったから少し物足りなかったねと話していましたが、水無川へ辿り着くと、なんと良い川・良い景色!
そのまま水無川を駐車場まで遡行することに。
水量もほどほどあり、登れる小滝がたくさんあって深めの釜もある。これだ!!沢登りとはこういうことだ!!!!と二人で大はしゃぎ。
秋~冬にかけて涸れた沢にばかり行っていたので忘れかけていた夏の沢の楽しさを思い出せました。
ありがとう水無川。
ただやっぱり水は冷たかった。
駐車場下の堰堤まで行き、そこから左岸を上がって駐車場へと戻りました。
計画していた予定時刻はだいぶ押してしまいましたが、全体通してゴルジュや滝など地形図と景色の照らし合わせがもっと経験積めるようにしていきたいと思います。
あと、ソグラ沢の滝でセミになりました。
SLが高巻きしてロープで救出してくれたので事なきを得ましたが、その節は申し訳ありませんでした…ありがとうありがとう。
原因はCLの舐め腐った行動、これに限ります。反省…
かっこ悪い実績解除をしてしまいました……「セミ」(涙)
今年は気を引き締めて行きたいと思います。
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