早月尾根・標高2200m（丸山）まで

2024年02月17日(土) [日帰り]

• GPS: 13:27
• 距離: 28.6km
• 登り: 1,850m
• 下り: 1,847m

コースタイム

日帰り

• 山行: 11:22
• 休憩: 2:06
• 合計: 13:28

2:45 スタート地点
4:57 4:57 中山馬場島橋登山口
5:05 5:05 馬場島荘
5:24 5:29 馬場島
8:24 8:35 早月尾根標高1600m標識
9:55 9:58 1920.9m三角点
11:43 12:54 丸山
13:01 13:01 1920.9m三角点
13:10 13:10 早月尾根標高1600m標識
13:56 14:26 馬場島
14:48 14:54 馬場島荘
14:54 14:54 馬場島
14:55 14:55 中山馬場島橋登山口
16:13 ゴール地点

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

2/17 2:48

伊折

2/17 5:05

暗闇の番場島

2/17 6:30

いかしたボルダー

2/17 6:23

歩いていく

2/17 6:36

日が昇る

2/17 6:55

クラストで歩きにくい

2/17 7:12

雪は安定

2/17 7:23

登りやすいところをつなぐ

2/17 8:46

休憩

2/17 8:47

表面霜

2/17 9:16

富山湾とWataru

2/17 9:18

YD

2/17 9:20

室堂乗越

2/17 9:25

終盤の登り

2/17 9:44

もう少しで小屋

2/17 9:49

左が赤谷山で手前が小窓尾根？

2/17 9:51

トレースを伸ばす

2/17 9:54

1960m地点に雪洞を発見

2/17 10:10

ヤドカリしたい

2/17 10:37

雲が出ている

2/17 10:48

もう少し行くことに

2/17 11:02

ヒコーキ雲

2/17 11:16

毛勝方面

2/17 11:19

振り返る

2/17 11:25

カガミ谷

2/17 11:26

沢が出てる...

2/17 11:26

丸山にキャンプあり

2/17 11:29

丸山到着

2/17 11:29

下りてきている

2/17 11:32

小屋はやや埋まり

2/17 12:02

世間話タイム

2/17 12:04

下山を決断

2/17 12:13

シールがわや

2/17 12:31

記念撮影

2/17 12:43

板だけ版

2/17 13:57

駐在所へ

2/17 15:29

なんだこれ

2/17 15:43

ゲートのあたり

2/17 16:10

伊折に到着

撮影機器：

PENTAX K-70 ボディ ペンタックス

OPPO Reno9 A SIMフリー OPPO

感想

Tomahawk

その時は正しいと思っていた判断も、下りてくると悔いが残ることもある。関東から伊折までの往復は車で12時間、伊折から番場島までの林道歩きは往復16km、伊折から早月小屋まで1800mの標高差、それだけの労力をかけて、あれほどあっけなく諦めたのはどういうわけだったのか、と考える。そういう山だった。

Wataru宅で快適に前泊させてもらい、1時半起床、3時前に歩き出す。伊折は車で入れなくらい雪はあるが、かなり少ない。暗闇の中、YDと話しながらひたすら歩く。番場島でもまだ暗く、県警の方々も寝ているだろうから、休憩してそのまま行く。この日は登山道を避け、白萩川の林道を少し歩いてから台地に登り上げる。2箇所板を抜いだ。

レインクラスト層の上に10cmくらいの軽い雪が載っており、踏んで角付けしないとスキーが滑り落ちてしまうため、脚力を使う。途中からクトーを付けると、少しマシになった。大学山岳部パーティが付けたトレースがあったため、部分的に利用して板を担いで直登した。それでも、ツボ足だとたまに沈む。

1960mで大学山岳部が雨をしのぐために作った雪洞を見つける。今回はツェルトのみできたので、これをこのまま利用させてもらおうかとも思ったが、明日以降の行程を考えれば、少なくとも小屋までは標高を上げておきたい。小屋の標高まで登ってみて、レインクラスト層が残っていれば、目的の完全な達成は難しいため、「今回は断念かな」とメンバー間で話し合う。

2200m、小屋の手前のピーク（丸山というらしい）に到着。ここに大学山岳部パーティのテントがあり、戻ってきたメンバーと少し話す。レインクラストは、2500mまであったとのこと。この層が解消しなかったために滑りへの希望が持てなかったこと、また、登ってくる途中に見たカガミ谷の沢割れが追い打ちをかけ、それ以上登る気力が失せてしまった。丸山に着いた時点で、YDに「これは早月尾根下山だね」と伝えていた。

今後の行動について、3人で話し合う。一晩泊まって、翌日山頂を往復することもできたが、それならもう下りてしまおう、ということになった。そうなると、帰りは早い。ゆっくりとモードチェンジをしてから、ピッチを切りながら尾根を滑り降りた。上の方は、アイスバーンの上に載った新雪が気持ちよかったが、下部は重い雪やストップスノーも出た。

番場島の派出所に寄り、お茶をいただきながら世間話をしてから帰路へ。相変わらずアップダウンがあって長く、途中ビーニーを落としてしまったが、耐えて下山。Wataru亭でシャワーを浴び、少しお酒を飲んで、泥のように眠った（その後、ビーニーは拾っていただいた）。